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「聖書は信仰をもつ人が読むものだ」。世界一のベストセラーとは聞いても、どこか近寄りがたさを感じてしまう書物『聖書』。本書はその聖書を、広く人びとに開かれた一冊の本として読む案内書である。特定の教派によらず、自主独立で読む。聖書学者である著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。
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Posted by ブクログ
読み応えのある本だった。私は子供の頃、教会に通ったこともあるし、近親者にキリスト教の信者もいる。信者ではないが、キリスト教は宗教として身近な存在であるであることは確かだ。クリスマスしかり。この本の中で、著者は「聖書」を「全て正しいことを書いてある本」として盲目的に受動的に読むのではなく、能動的に一つ...続きを読むの書物として読むべきである、と主張している。中でも私が印象的であったのは、「声」それも「多声性(ポリフォニー)」ということについて書かれていたことだ。「多声性」が個々に十分に認識されることが「交響性(シュンフォニー)」となり、「一体性」となる、というくだりが一番心に残る。
聖書はなぜ読みにくいのか。そもそも通読を前提として作られていない。文書ごとに読んでいけばよい。特定の教派の読み方に縛られる必要はない。 聖書の基本事項が分かりやすくまとめられている。
聖書をしっかり読みたい人にはうってつけのガイドだと思う。西洋史の授業で紹介されていたんだけど、この内容をどうやってレポートへ繋げようか。
聖書は読みにくい。 私は旧約聖書も新約聖書も頭から読もうとして、それぞれ出エジプトと使徒行伝で挫折しました。 別にキリスト教徒というわけではなく、文学理解の補助線として読んだので、何とか通読できた創世記や四福音書でさえ、かなり苦行だった覚えがあります。 本書の第一部では、学生アンケートをもとに聖書...続きを読むの読みにくさを整理しているのですが、共感すること頻りでした。 聖書を読むのに挫折した人が読めば、あるあるばかりでしょう。 第二部、第三部は、そもそも読み通せない聖書を読むための考え方や聖書の成立などについての解説。 キリスト教徒視点よりも研究者視点の方が強いので、信者でない人にとって神父や牧師の説教集よりは読みやすいと思います。 聖書は分かりにくい。だから分かりたいという人のための補助線としての本です。 読みにくい聖書が急に読みやすくなったりはしないので、悪しからず。
想像していた以上に良かった。 題名的に初心者向けに書いてある様に思ってしまうけれど、実際にはある程度聖書を読んで少なくとも聖書物語で筋が追える位でないとここに書かれている内容をしっかりと理解するには難しいと思う。 この本を読みながら思いを強くした。是非とも「聖書を読まずに聖書に強くなる講座」を開...続きを読む催したいと。
本書の主な対象者は,「聖書は読みづらい」というテーマに思うところがある,さらにいうなら聖書を読もうとして挫折した人々だと思う。Ⅱ章「聖書をどう読むか」からが本書の本領発揮で,ここでの解説はむしろ精読へのポイントというくらいには詳しい(なので読んだことがない人には厳しい)。
ヨハネによる福音書、五・六章入れ替えた方が自然 >W・イーザーの「行為としての読書――美的作用の理論」(田収訳、岩波書店、一九八二年)が大変参考になる。これは文学作品を著者がそれに仕組んでいる戦略の側面からと同時に、その作品を初めから終りに向かって読んでいく読者の読み行為の側面からも分析する研究であ...続きを読むる。 本文の前での新しい自己理解(P・リクール)
聖書はなぜ読みにくいのか、という問いを立て、答えていく。 第一に単独で通読して理解できるように作っていない。預言書は複数のテキストを貼り合わせたものだから時代の違う記述が途中で混ざってくる。長いものを先に、短いものを後に配列しているので、文脈が異なる。 第二に、神を主語にして書いてあるから、...続きを読むなじみのない人には意味がわからない。 第三に、キリスト教会の伝統的な読み方が一般の人にも影響しており、それ以外の読み方をするべきではないという規範になってしまっている。 聖書は自分本位に読むとよい。そうすることで、自己と世界を新しく了解することができよう。 「真の経験は遅れてやってくる。」
聖書に挑戦しようとする読者が疑問に思う点、躓く点と、その原因の分析から始まり、聖書への向き合い方を提示する一冊。 この本を読んで、聖書読破に挑戦してみたいと思った。
[ 内容 ] 聖書は信仰をもつ人だけが読むものなのか?本書は聖書を、広く人びとに開かれた書物として読むための入門書である。 特定の教派によらず、自主独立で読む。 聖書学者の著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。 キリスト教に関心がある人はもちろん、西洋思想を学ぶ人にも格好の手引き...続きを読むとなる。 [ 目次 ] 1 聖書の読みづらさ―青年たちの声と私の経験(「正典」と「古典」であるがゆえの宿命;聖書そのものの文書配列の不自然;異質な古代的世界像;神の行動の不可解) 2 聖書をどう読むか―私の提案(キリスト教という名の電車―降りる勇気と乗る勇気;目次を無視して、文書ごとに読む;異質なものを尊重し、その「心」を読む;当事者の労苦と経験に肉薄する;即答を求めない。真の経験は遅れてやってくる) 3 聖書の読書案内(旧約聖書;新約聖書;グノーシス主義文書) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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