作品一覧

  • 危険犯の研究 新装版
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    1巻6,380円 (税込)
    最高裁判事を務めるなど、法曹実務においても主導的役割を果たしてきた刑法学の泰斗の古典的名著を、新たに「復刊によせて」を収録し待望の復刊。古くて新しい問題である「危険」の概念を深く掘り下げ、往来危険罪や放火罪をはじめとする危険犯の理論的問題について解決の糸口を導き出す。 【主要目次】 第一章 問題の所在と本稿の目的 第一節 従来の判例・学説 第一款 序 第二款 具体的危険をめぐる問題状況 第三款 抽象的危険をめぐる問題状況 第二節 本稿の目的 第二章 刑法における危険の概念――予備的考察 第一節 法益侵容の危険 第一款 危険判断の構造 第二款 結果としての危険 第二節 危険判断の方法 第一款 危険判断の基準 第二款 危険判断の基礎 第三章 具体的危険犯の処罰根拠 第一節 従来の学説の検討 第一款 一般的危険説 第二款 具体的危険説――「事前判断」の立場 第三款 客観的危険説――「事後判断」の立揚 第二節 具体的危険とその判断 第一款 我が国の判例の若干の検討 第二款 「事後的」危険判断 第四章 抽象的危険犯の処罰根拠 第一節 従来の学説の検討 第一款 純粋不服従説と批判 第二款 抽象的危険説 第二節 抽象的危険犯の解釈の試み 第一款 抽象的危険の意義 第二款 危険の「推定」について 第三款 「準抽象的危険」の概念 終章 危険犯の類型 復刊によせて
  • 刑法入門
    4.1
    1巻902円 (税込)
    犯罪とは何であり、なぜ犯罪者には刑罰が科せられるのであろうか。また、「罪が犯された」と言うためには、どのような条件が必要なのか。刑事裁判に市民が参加する裁判員制度が導入されるなど、私たちも刑法の基本を理解することがこれまで以上に求められている。刑法学の第一人者が、犯罪と刑罰をめぐる考え方を解説する。

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  • 刑法(第3版)
    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    刑法総論・各論を1冊にまとめた、刑法の第一人者によるテキスト。判例を基礎とした客観的な姿を示すことにより、刑法の解釈と構造の理解が深まる。第3版では最新の裁判例を織り込むと共に、平成25年の自動車運転死傷行為処罰法の制定などの法改正に対応。
  • 刑法入門

    Posted by ブクログ

    この本をひと通り読むだけで刑法の総則の大枠が掴めることができ、非常に読んで良かったと思います。

    大学の講義なんかを受けて、刑法総論はすごい哲学的な要素が多いな... と感じ、詳しく理解せずに終わってしまった感じがありました。今回、この本をゼミで勧められて読んでみたのですが、消化不良だったところもすごく分かりやすく説明されていました。
    特に、違法性阻却事由の基準なんかは、期末試験の答案を書く際には困ったらとりあえず書いとけばいいや!のノリで書いていたのですが、本書を読んでスッキリ理解できました。

    先述のとおり、刑法は哲学的な要素(「刑罰とは?」「故意とは?」といった定義を考えるだけでなく、「

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    2021年08月28日
  • 刑法入門

    Posted by ブクログ

    書名通りの内容ではあるのだが、読んでて楽しい入門書だった。入門でシンプル故に、論理を追う楽しさがあるというか。塾講的な入門書も良いのだが、それではこうは書けなかっただろう。
    山口厚の刑法総論・各論に取り組む前に読んでおけばよかった。

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    2017年09月07日
  • 刑法入門

    Posted by ブクログ

    法学部の1、2年生向けの副読本として、あるいは教養科目として授業を行う場合ならテキストとしても活用できそうに思います。

    筆者は実務家というよりは学者畑の方なので、必ずしも過去の判例や有力説の見解に絞って記述しているわけではありません。
    それだけに、裁判の判決が正解か否かという先入観が強い初学者には、少々戸惑いがあるかもしれません。
    同じ事例であっても幅広い解釈が必要なのが、法律の世界であると感じるには十分な一冊だと思いました。

    あとがきの一言ですが
    「刑法について、犯罪について考えるというのは、そうした問題を、それぞれの世界の論理に従って考えることであり、単に事実を条文に当てはめるというに

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    2016年03月05日
  • 刑法入門

    Posted by ブクログ

    まさに入門書としてふさわしい内容。
    これまで何となく聞きかじったことのある専門用語について丁寧な言葉で教えてくれる。
    ただし刑法の性質上どうしても説明が難解である。
    刑法って最高の屁理屈じゃないのかと思った次第です。
    所詮は人間が決めたもんだし、最高裁判所の決定もイマイチ信頼できなかったり学説も諸説あって見解もわかれていたりして結構いい加減ですね。

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    2014年03月23日
  • 刑法入門

    Posted by ブクログ

    すごくわかりやすかった。
    法学部の人は刑法を授業でやる前に読んでおくと理解が深まるかもしれないと思った。レベル的には一般人にも理解できるくらいで言葉も噛み砕いてありまさに入門にはうってつけ。

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    2013年01月05日

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