山口厚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2008年6月が第1刷発行で、私が手にしたのは、2024年4月の第19刷発行でした。
刑法は犯罪についての法律です。犯罪とは何で、どんな時に人は犯罪を犯したことになるのか。
法律の難しい用語がたくさんでてきて、難しかったですが、なんとなく、法律の考え方のようなものは理解できました。法律はコンピューターのプログラム言語に似ていると思いました。
AとBは喧嘩をして、その仲裁に入ったCをBが突きとばし〜〜などいろいろ複雑な状況が描写されるので、プログラミングするときのフローチャートのような図を自分で描きながら読むと理解がしやすいかなと思いました。 -
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毎年度、様々な法改正がなされる刑法。その時事的な変化を追うことは別として、共通する根底の考え方を手早く学びたいと思い購入。
本書の特徴としては、イメージを膨らませやすい場面設定に加え、著者の「刑法を理解させてやろう」と随所から感じる文章力が相乗して、初学者でも読みやすいということが挙げられるだろう。新書の「入門」というタイトルは、(新書という形態をとる以上、仕方がないことだが)あまり信用できないことが多い。一方、本書は、前提となる知識を必要とせず、難解な解釈論に深く入りすぎず、それでいて一定の学問的満足感を得られる絶妙な塩梅の文章となっているため、意欲的な中高生でも読み解くことができると思 -
Posted by ブクログ
この本をひと通り読むだけで刑法の総則の大枠が掴めることができ、非常に読んで良かったと思います。
大学の講義なんかを受けて、刑法総論は哲学的な要素がとても多いな... と感じ、詳しく理解せずに終わってしまった感じがありました。今回、この本をゼミで勧められて読んでみたのですが、消化不良だったところもすごく分かりやすく説明されていました。
特に、違法性阻却事由の基準なんかは、期末試験の答案を書く際には困ったらとりあえず書いとけばいいや!のノリで書いていたのですが、本書を読んでスッキリ理解できました。
先述のとおり、刑法は哲学的な要素(「刑罰とは?」「故意とは?」といった定義を考えるだけでなく、「 -
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法学部の1、2年生向けの副読本として、あるいは教養科目として授業を行う場合ならテキストとしても活用できそうに思います。
筆者は実務家というよりは学者畑の方なので、必ずしも過去の判例や有力説の見解に絞って記述しているわけではありません。
それだけに、裁判の判決が正解か否かという先入観が強い初学者には、少々戸惑いがあるかもしれません。
同じ事例であっても幅広い解釈が必要なのが、法律の世界であると感じるには十分な一冊だと思いました。
あとがきの一言ですが
「刑法について、犯罪について考えるというのは、そうした問題を、それぞれの世界の論理に従って考えることであり、単に事実を条文に当てはめるというに -
Posted by ブクログ
東京大学法学部教授(刑法学)の山口厚による刑法入門書
【構成】
第1章 犯罪と刑罰とは何なのか
1 罪と罰
2 刑事手続きのあらまし
3 法的な禁止の対象-犯罪
4 法的な禁止の手段-刑罰
第2章 犯罪は法律で作られる
1 罪刑法定主義
2 法律で罰則を定める
3 罰則は制定前に遡って適用できない
4 許されない罰則-内容の適正さ
第3章 犯罪はどんなときに成立するのか
1 犯罪の成り立ち
2 犯罪被害-結果
3 行為と結果の結び付き-因果関係
4 犯人の行為とは
5 犯人の意志-故意・過失
6 犯罪のかたち-未遂と共犯
第4章 犯罪はどんなときに成立しないか