山口厚のレビュー一覧

  • 刑法入門

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    犯罪とは何であり、なぜ犯罪者には刑罰が科せられるのであろうか。
    また、「罪が犯された」と言うためには、どのような条件が必要なのか。
    刑事裁判に市民が参加する裁判員制度が導入されるなど、私たちも刑法の基本を理解することがこれまで以上に求められている。
    刑法学の第一人者が、犯罪と刑罰をめぐる考え方を解説する。

    [ 目次 ]
    はしがき
    第1章 犯罪と刑罰とは何なのか(1 罪と罰 2 刑事手続のあらまし 3 法的な禁止の対象―犯罪 4 法的な禁止の手段―刑罰)
    第2章 犯罪は法律で作られる(1 罪刑法定主義とは 2 法律で罰則を定める 3 罰則は制定前に遡って適用できない 4 許されな

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    2011年04月24日
  • 刑法入門

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    『刑法入門』(山口厚、2008年、岩波新書)

    本書は刑法をわかりやすく解説した入門書です。やわらかい文章で、専門用語もわかりやすい説明がされており、読みやすく理解もしやすいと思います。

    犯罪とは何か。どういう時に犯罪になるのか。また、どういう時に犯罪にならないのでしょうか。たとえば、人殺しは殺人ですが、Aさんとけんかをしてけがをさせ、救急車で病院に運ばれている途中に救急車が事故にあって、その事故によってAさんが死んだ場合、けんかをした人は殺人をしたことになるのでしょうか。またならないとすればなぜならないのでしょうか。

    またBを殺そうとして発砲したところ、実はBではなくCを殺してしまった場

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    2009年10月07日
  • 刑法入門

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    2008/12
    刑法とはどのような法律なのか。条文の解説ではなく、法というものはどんな意味を成しているのか、丁寧に書かれている。刑法だけでなく、法律を学ぶ上でまず読んだほうがいいと思われる一冊。

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    2009年10月04日
  • 刑法入門

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    一言で言うと‘犯罪とは何か’が書かれている著書。色々な具体例を出し、犯罪とは何なのかについて、読者は考えさせられる。具体例が多かったので、イメージしやすかったので、堅苦しくなく読める。刑法だけに法律に寄っているいる著書なので、法律に興味のある人には良いと思う。

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    2009年10月07日
  • 刑法入門

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    前半は用語の説明に偏っていて、分かりやすいもののあまりおもしろくなかった。
    3,4章は何を犯罪とするかの考え方を解説しているので面白かったが、具体的な事例の割合が多かった感じがする。

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    2014年06月12日
  • 刑法入門

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    刑法の考え方の入門。

    構成要件、違法性阻却事由など。
    著名な判例をわかりやすく引用していて、読みやすい。

    法律の初学者のとっかかりによい本だと思う。

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    2013年02月17日
  • 刑法入門

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    難しい、というか慣れない法学の文章に手こずった。

    感想としては、まず法学と文学はやはり肌に合わないなということと、よくこんな勉強を4年も6年もできるよなあということかな。

    好きな人は好きなのかしら。

    でも逆に、確かにすごく役に立つ知識ばかりだったなあと思う。
    特に後半。犯罪の成立要件やら正当防衛やら、いや本当に身近だしすぐ使えそう。

    ただ、僕は苦手だなあ、と…笑

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    2012年06月20日
  • 刑法入門

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    2008年の新書大賞で宮崎哲弥氏が推薦していたので読んでみました。犯罪とは何かといった前半の一般的議論はたいへん面白く読めました。後半は各論的な部分は事例がどうも学問的すぎるからか少し退屈でした。こういう問題にエンターテイメント性を求めるのもアレですけれど。
    売春は法律で禁止されているけれども、その行為自体には罰則が無いのは何故かといったところ目からウロコでした。

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    2010年04月12日
  • 刑法入門

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    どう考えても,裁判院制度の発足を前にして,一般市民向けに刑法の基礎を普及すべく企画され,書かれた本である。刑法の本だから,必然的に犯罪とは何かということがテーマとなっている。大学の講義で言う刑法総論の入門といってよい。

    刑法入門としてはとても分かりやすかった。実際に本人の講義を受けたことがあるけど,その理解にはかなり役立った(当然か)。ただ,一般市民向けとういことを意識するなら,実定法だけでなく手続法についても説明される必要があろう。ぜひ岩波書店からは,『刑事手続入門』なるものを出していただきたいものである。

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    2009年10月04日