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Posted by ブクログ
今となっては知っていることも多かったが、地方創生や過疎過密解消問題に取り組むすべての方の基礎となる知識。
稼ぐことと同じくらい、お金が地元で回ることが大事。田中優さんはこれを、資本量✖️地域内回転率と表現していた。
枝廣さんは漏れバケツ理論、地域内乗数効果、産業連関表、LM3などを紹介しながら、国の無料ツールRESASを紹介。使いこなすには難しいが概要であればすぐに地方自治体単位でデータがわかる。
地方自治体の産業振興課は企業誘致などを指標にするが、基本地域内乗数効果をあげていくほうが正しい方向。
最大の盛れバケツをエネルギー(電気、熱、移動)とし、エネルギーの地消地産を解く。
そのほか千葉大倉阪先生の永続地帯やローカル インベストメント、スロー・マネー.ピアツーピア融資など様々な概念を紹介。
海士町、下川町、トットネスなど国内外の事例もふんだんに掲載。
新書なのでいずれもさわりになるが、調べる術が多数ある現在、入門編としてとても良い内容に思う。
Posted by ブクログ
タイトル通り、地元経済を活性化させるためのコンセプトや取り組みを紹介する一冊。地域からカネが流出することを「漏れバケツ」に例え、いかに漏れを少なくするのか考える、という発想は面白い。
最大の流出源がエネルギーというのは盲点だった。再生可能エネルギーでカネの流出を阻止できるなら、それに如くは無いだろう。再生可能エネルギーが自給自足できて、電気自動車も導入できれば、地域の姿は一変するかもしれない。
カネの循環については、地元の信用金庫の活用なども紹介していて、地域に根ざした金融のあり方を考えるヒントになる。その点では、頼母子や無尽のような地域の相互扶助金融が脚光を浴びる時も来るかもしれない。
一方、地域にカネを蓄積するには本書冒頭でも触れている「地産外商」が欠かせないと思う。カネの流出を防ぐのは当然として、カネの流入を増やす必要もあるはず。その点についてはあまり触れられておらず、詳しく知りたかった。
Posted by ブクログ
人は生活をする上で安くて便利なものを選択したがる、世の中もテクノロジーの発展によりどんどん便利になってくる中で、人も合理的にその流れに則って流動していく。そもそもこのままの将来を辿った時にどんな問題が生じていくかの問題認識や危機感を持つことが大事であると感じる。そういう意味では国策としての対応が必要。一方で地域に貢献したい、地元を助けたい、活性化させていきたいと考える人も少なからずいる、そういった人達の地道な地域貢献が影響を及ぼし、地方分散型の地域経済モデルを復興させていくことに繋がる。
地域経済の課題とそれに対する解決策の事例が紹介されており、参考になった。
・人口減少→消費力低下→地域経済の縮小→人工現象の悪循環
・人口減少を止めるためには地域経済を土台として強くすること、流入ではなく流出をどう食い止めるかが重要。
・地域の外に出てしまっている消費やお金の流れに注目する、どこが問題になっているか原因を特定する、分析がまず必要。
・ローカルインベストメント
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