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  • 協力と罰の生物学
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    排水溝のヌメリにアリのコロニー、花と昆虫、そしてヒトの助け合い。この世界はうるわしき協力であふれている。容赦ない生存競争の中で、生きものたちはなぜ自己犠牲的になれるのか。ダーウィン以来、この謎に果敢に挑んできた研究者たちの軌跡と、協力の裏にひそむ、ちょっと怖い「罰」の世界を生き生きと描く。

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ユーザーレビュー

  • 協力と罰の生物学

    Posted by ブクログ

    とあるラジオ番組で筆者がフリーライダーの話をしていたのが私的に興味深いトピックだったので、すぐに書店に行き購入した。ヒト以外の生物の世界における協力的、懲罰的行動、とっても面白いテーマを面白く解説してくれている。ただ、わかりやすく説明してくれているのだけれど、少し説明が噛み砕きすぎているかな、と感じる部分もあった。また、私の勉強不足もあろうが、それは本当に「罰」と解釈していいのかな?と思うところもあった。例えば接着物質をつくれないキイロタマホコリカビが村八分を受ける話。そのようなキイロタマホコリカビは何も選択的に接着物質をつくらない手段をとったわけではなくて、つくることができない、つまり「裏切

    0
    2014年09月04日
  • 協力と罰の生物学

    Posted by ブクログ

    面白かった。古本屋で110円回収。
    協力は人間だけの専売特許ではない。
    協力といって、1番先に思い出すのがエナガなんかの
    ”ヘルパー”さん、子育て中にツガイ以外の個体が子育てを手伝うもの。
    エナガだけでなく、ヘルパーを採用している鳥種はいる。
    個人的に1番よく見るというので、エナガが思い出されるんだが、
    他にも昆虫だとアリとアリマキとか、
    哺乳類なんかだとそれこそいっぱい思いつくし、
    植物になったら、いちいち書くのもめんどくさい(笑)
    同種間、異種間の協力もあり
    そんな人間の目に見えるものだけでなく、細菌とか
    ウイルスとか、なんならミトコンドリアとか、、
    って、本書からズレてきた。
    本書では、

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    2025年12月24日
  • 協力と罰の生物学

    Posted by ブクログ

    生物の協力/互恵関係について書かれたものは見たことがあるが、罰にフォーカスしたものはこれまでなかったように思う。平易に書かれておりなかなか面白かった。

    P84 AならばBが成り立っているかどうかを調べるためにはAであるのにBでない場合があるかどうかを調べる必要があります。そこでコスデミスはこの問題に社会的文脈を添えて被験者に解かせることを試みました。【中略】文脈が与えられるとこの問題は簡単になったように感じられます。事実被験者の正答率も格段に上昇しました。ヒトは裏切り者検知の問題が得意であることを示していると言えるのです。

    P100 (人はあまり公共財に投資しない人を罰するが)しかし同時に

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    2018年11月11日
  • 協力と罰の生物学

    Posted by ブクログ

    菌類、昆虫、動物、人間、どの生物もDNAレベルでプログラムされている所作や「社会」の均衡を保つためのルールが備わっています。
    生物は皆、種を残すために種同士、あるいは種を越えて「協力」というかたちで共生します。しかし同時に、協力行動に“ただ乗り”して楽して種を残そうとする非協力者(フリーライダー)も一定数いるもので、そういったフリーライダーが幅を利かせるのを食い止めるために様々なかたちの「罰」が存在します。
    果てしなく長い過程のなかで、「協力」と「罰」の双方が絡み合いバランスが保たれている『自然の摂理』。その一片を垣間見ることができる1冊。

    血を口移しで分け合うコウモリ、クマノミとイソギンチ

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    2015年07月11日
  • 協力と罰の生物学

    Posted by ブクログ

    人間の協力志向を説明するのに、他人からの評判を気にするとのことだが、納得できる説だ.また人間は村八分のような罰を相手に与えることがあるが、他の生物も同様な罰を与えている由.豊富な事例をもとに分かりやすく解説している.

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    2014年08月08日

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