河出書房新社作品一覧

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  • 星の時
    4.2
    地方からリオのスラム街にやってきた、コーラとホットドッグが好きなタイピストは、自分が不幸であることを知らなかった――。「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」による、ある女への大いなる祈りの物語。
  • シティポップとは何か
    3.0
    国内外で空前のブームに湧くシティポップ。それはどんな音楽/文化現象なのか? リバイバルの理由は? 隠れ潜む問題とは? 充実のゲスト寄稿も交え、あらゆる角度から紐解く決定版論考!
  • 世界を舞台に輝く100人の女の子の物語 グッドナイトストーリーフォーレベルガールズ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「今と違う場所で生きてみたいって思ったことない?」 夢に近づきたい、世の中をよくしたい、知らない世界を見たい…海をわたり、自分の道を切り拓いた100通りの人生の物語を収録。
  • 影犬は時間の約束を破らない
    4.0
    ソウル、釜山、沖縄、旭川。治療としての〈冬眠〉が普及した世界の、眠る者と見守る者。やがて犬たちが、人々を外へと導いてーー。世界とはぐれた心を結び直す冬眠小説集。 すべての疲れた人たちへーー。 未踏の文学を切り拓く作家による、 韓国と日本を舞台にした冬眠小説集の誕生! ・冬眠は、健康診断とカウンセリングを経て開始する。 ・万一に備えて冬眠者を見守るガイドが必要になる。 ・ガイドは、信頼できる人にしか任せられない。 ・冬眠者の多くが、はっきり記憶に残る夢を見る。
  • K-POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか クィアとアイドルの交差するところ
    3.0
    ファンダム、推し活、BL、ジェンダー……。世界中を席巻するK-POPの魅力を、「クィア」という切り口で読み解く画期的評論集。小説家、研究者、活動家など、さまざまな書き手が結集。
  • 「若者」とは誰か アイデンティティの社会学
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    なぜこんなにも「若者」を語りたがるのか、「世代」とは何か――若者たちのリアルと大人たちの視線とが交わってはズレてゆく、1980年代からの軌跡。この10年の動向を増補した決定版。
  • 死体と話す NY死体調査官が見た5000の死
    3.4
    「古典となる運命にある一冊」パトリシア・コーンウェル(『検屍官』シリーズ)激賞! 2023年Amazonベストブック選出! Netflix「殺人事件ファイルニューヨーク」原案! バーバラ・ブッチャー――職業・死体調査官。 ニューヨーク市検死局に勤務した23年間、 5,000を超える死体を担当してきた。 シリアルキラー、孤独死、自殺、そして9・11―― 10代の頃から苦しんだアルコール依存症を乗り越えた彼女は、 死体の中に、その人の生の痕跡を読みとり、 自分自身の苦悩を重ね合わせ、死体と向かい合い続けた。 各紙誌絶賛、衝撃のノンフィクション! ニューヨークの死体通りを知り尽くした者だけが書ける一冊。バーバラは生と死を直視し、視線をそらさない。――パトリシア・コーンウェル ブッチャーは、死体に対するのと同じ鋭敏さと好奇心をもって、自分自身の弱さとも闘った。胸を打つほど美しい回顧録だ。――カーカス・レビュー ダークなユーモアと個人的な苦悩を巧みに統合し、医療調査官という仕事の内側を描き出している。――パブリッシャーズ・ウィークリー
  • メトーデ 健康監視国家
    3.3
    ドイツで110万部超のベストセラー! 健康が義務とされ、科学最優先の健康維持システム<メトーデ>が国民の生活を管理。体という究極の個人情報がすべて筒抜けの近未来ディストピア小説。
  • ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝
    4.6
    いま最も注目される科学者、待望の決定版自伝! 共産圏に生まれた「ふつうの生徒」が科学に魅せられ、世界を救う大発見へ――。数々の逆境にも負けず信念を貫いた、不屈の物語! 「ふつうの生徒」だった研究者が、世界を救う大発見へ――。 新型コロナワクチン開発の立役者が贈る、未来へのメッセージ。 自分が特に優秀だと思ったことはない。 これまで、写真のように正確に記憶し、 苦もなく知識を身につけられる人をたくさんみてきた。 初等学校の同級生にも、何でも一度きいたら 忘れないという人がいた。 わたしはちがった。 そんな経験はしたことがない。 しかし、幼いころから、 とても大切なことを知っていた。 ――本文より ●各界のトップランナーから絶賛の声! 山中伸弥氏 2012年ノーベル生理学・医学賞受賞/京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授 「どんな困難や理不尽なことが起こっても屈せず、自身の信念を貫き通してきたカリコ先生を心から尊敬しています」 ジェニファー・ダウドナ氏 2020年ノーベル化学賞受賞/ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」開発者 「逆境を乗りこえる力とゆるぎない信念の力を証明する、心奪われる本」 ボニー・ガルマス氏 『化学の授業をはじめます。』著者/ドラマ『レッスン in ケミストリー』原作者 「けっして諦めることなく、だれにも屈しなかった、すばらしい生化学者の真実の物語」 ビル・ゲイツ氏 マイクロソフト社共同創業者 「科学やイノベーションや不屈の精神が世界を変えるなんて、と疑ったことがある人は全員この本を読むべき」 ●原題 BREAKING THROUGH: My Life in Science(2023年刊)
  • 食パンを極める! 誰も教えてくれなかった プロに近づくためのパンの教科書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 食パンとひと口に言っても重さ/軽さや食感の違いなど種類は無限大!粉の種類や配合、発酵、製法、焼成、型の種類などでその差が生まれます。パン作りの疑問に答え最高の食パンを作ります。
  • それでも、生きてゆく
    4.7
    1巻2,640円 (税込)
    2011年のドラマ「それでも、生きてゆく」シナリオ全11話と、著者あとがき、製作陣座談会も収録した決定版! 14歳の夏、友人の文哉に妹を殺された洋貴。一方、兄の文哉が殺人を犯したことで、以降、名前を変え住む場所を転々とする日々をおくる妹・双葉。 事件から15年後、ある思いを抱え洋貴のもとを訪れた双葉は、洋貴の父から兄が8年前に医療少年院を出たと聞かされる。ともに文哉を追い、事件に向き合ううち、やがて二人は互いに惹かれあってゆくのだが――。 被害者遺族と加害者家族の双方を丁寧に描きながら、彼らの日常を掬い上げることで究極のラブストーリーとして多くの視聴者の胸を打った傑作ドラマ「それでも、生きてゆく」。全11話のシナリオ完全版と、脚本・坂元裕二×プロデューサー・石井浩二×演出・永山耕三×主演・永山瑛太&満島ひかりによる録りおろしの座談会、書き下ろしあとがき、ドラマの初期の企画書まで収録した、決定版。
  • 奏で手のヌフレツン
    4.5
    太陽に抗った聚落の子孫ヌフレツンは、運命に導かれてバイオンリの奏で手を目指す。迫る太陽消失。響け、祖先の遺した禁忌の音。日本SF大賞2度受賞の異形の天才がおくる書き下ろし長編。
  • 氷室冴子とその時代 増補版
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    80~90年代、少女小説を中心に活躍し、再評価の機運も高まる作家・氷室冴子。少女小説研究の第一人者が丹念な調査と取材から、その全貌に迫る。作家や編集者に追加取材を行い増補刊行! 少女小説の革新、「女性作家」としての活躍と葛藤、新たなジャンルへの挑戦―― 80~90年代、エンタメ小説の最前線で戦い続けた、 いま、最も再評価すべき作家の全貌に迫る。 『クララ白書』『雑居時代』『なぎさボーイ』『なんて素敵にジャパネスク』などの少女小説、ジブリアニメにもなった青春小説『海がきこえる』、エッセイ『いっぱしの女』『冴子の母娘草』などで絶大な支持を得、今も人気女性作家たちがその影響を公言する作家・氷室冴子(1957-2008)。少女小説研究の第一人者が丹念な資料調査と取材から、その功績と志に迫る。 若木未生氏、桑原水菜氏や各社担当編集者のインタビューを増補。 未完の傑作『銀の海 金の大地』第二部についての証言も収録!
  • ギケイキ③ 不滅の滅び
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    「やっぱ、てめぇら、すげーわ。最高の敵だよ」。日本史上、屈指のヒーロー源義経を描いた古典『義経記』を、小説として現代に甦らせた超絶技巧・抱腹絶倒のシリーズ第3弾。
  • アルビノを生きる 新装版
    -
    白い髪に白い肌。弱視で紫外線に弱い「アルビノ」。彼らの多くは学校や地域社会、そして親族からも除け者にされてきた。「見た目」から来る差別に晒され続けた人々の葛藤に寄り添ったルポ。
  • 露出せよ、と現代文明は言う 「心の闇」の喪失と精神分析
    3.8
    凶悪犯罪のたびにメディアで語られてきた「心の闇」。 しかし現代の犯罪者は、ほんとうに「心の闇」をもっているのだろうか。 むしろ彼らの心に「闇」がないことが問題なのではないか。 私たちの心から「闇」が失われつつある。 それこそが、現代の危機、心の危機をもたらしているとしたら? “心の露出"を強いる文明をラカン派の俊英が問う、 亀山郁夫、市川真人氏絶賛、衝撃の評論! 《露出》の強制、それこそは、21世紀グローバル化時代の〈人間学〉が立ち向かう究極のテーマだ。 人間は、すでに新しい歴史ステージにある。……亀山郁夫 80年代ニューアカを愛したひとに。90年代に育ったひとに。 そして00年代にもの足りなかったひとに----つまりこれは僕たちのための本だ。……市川真人
  • 雨の島
    4.3
    1巻2,640円 (税込)
    ごく近い未来を舞台に、ウイルスプログラム「裂け目」から送られる親しい人々の記憶と、台湾の自然、動植物をモチーフとして描かれる美しい6つの短篇集。著者自作のカラー博物画6点収録。
  • アニメディスクガイド80’s レコード針の音が聴こえる
    -
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アイドル、ロックバンドの起用、イメージアルバムや漫画家、声優によるレコードなど、混沌と隆盛を極めた80年代アニメ関連ヴァイナル200タイトル以上を紹介するディスクガイド。
  • 作詩の技法
    4.0
    天才作詩家が初めて説き明かす、作詩術の奥義と秘儀!数々の大ヒットを生み出した著者が、波乱万丈の人生を描きつつ、数多の流行歌を取り上げ、作詩の極めて実践的かつ至高の技を披露する!
  • 眠りがもたらす奇怪な出来事 脳と心の深淵に迫る
    4.0
    不眠症、ナルコレプシー(居眠り病)、夢遊病……。睡眠の病はなぜ起きるのか?健康な睡眠には何が必要か?睡眠の専門家が、にわかに信じがたい驚きの症例から、脳の深淵に迫る!
  • サピエンス前戯 長編小説集
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    身長、寿命、インターネット、XVideos―21世紀、ピークに達した人間の能力と文化。だが、それはまだ人類史にとって前戯にすぎなかった。壮大なシンギュラリティSF含む長編3編。
  • 文明が不幸をもたらす 病んだ社会の起源
    4.0
    文明化による「進歩」は人類を幸福にするどころか、先史時代にはない不平等・暴力・病をもたらした。健康、家族、性、労働などをめぐり、最新データと鋭い思考で人間本来の生き方を問う!
  • 暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて ル=グウィンのエッセイ
    4.0
    美しい自然や動植物、文学、音楽から、軍服、罵り言葉、愛猫パードまで。「アメリカSFの女王」が、自らの人生経験をふまえて繊細かつ奔放に綴った2010年代のエッセイを集成。
  • 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史
    3.3
    究極の「起源」の物語。惑星としての地球のどんなプロセスが人類の進化を促したのか?大陸移動など、地球の地質学的な歴史をたどりながら、人類をはじめとするすべての生物が、いかに地球環境の産物であるかを語る!
  • 湖

    3.3
    まだ、いけにえが足りないんだよ――湖から戻らなくなった祖父。そして少年ナミは母を探し旅立つ。気鋭のチェコ女性作家が描く現代の黙示録!マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞。
  • イタリア料理のあたらしい教科書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 業界内外から注目の佐藤シェフの独立後初の著著。伝統的でベーシックな料理とそこから展開した料理を、1セットで紹介。イタリア料理の基本と人気シェフのレシピの発想の仕方が学べる一冊。
  • むずかしい女たち
    -
    DV、レイプ、性虐待、性の痛みと性への怒り……女として生きる先には、いつも困難が待ち受けている。ベストセラー『バッド・フェミニスト』のロクサーヌ・ゲイが描く、21の女たちの物語。
  • 半分のぼった黄色い太陽
    4.5
    犠牲者数百万といわれるナイジェリアのビアフラ戦争。この内戦の悲劇をスリリングなラブストーリーを軸に、心ゆさぶられる人間ドラマとして描く。最年少オレンジ賞受賞。映画化。
  • 近現代詩歌
    3.7
    近代以降、変革と共に多様な形で展開してきた詩歌の世界。明治から平成までの詩を池澤夏樹、短歌を穂村弘、俳句を小澤實が精選、その魅力と真髄を紹介する。 解説=池澤夏樹 月報=北村薫、アーサー・ビナード
  • 大岡昇平
    3.5
    対照的な二組の夫婦と復員兵の愛をめぐる心理小説の傑作『武蔵野夫人』とその創作過程に関する「『武蔵野夫人』ノート」、南方での戦争体験を元にした思索的小説『俘虜記』から「捉まるまで」等三篇、ユーモア溢れるおとぎ話の続編「一寸法師後日譚」、花柳小説の佳品「黒髪」、神話と文学の起源をさぐる評論「母と妹と犯し」、昭和天皇重篤に際して心情を綴った「二極対立の時代を生き続けたいたわしさ」など、戦争と人間の真実を、理性と知性に基づいて希求した戦後文学最高峰の多面的な魅力を示す。 解説=池澤夏樹 月報=青山七恵・大林宣彦
  • 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙
    4.0
    東北・北陸の各地を旅し、数々の名句や研ぎ澄まされた散文による夢幻的紀行「おくのほそ道」(新訳・松浦寿輝)をはじめ、「閑(しづか)さや岩にしみ入(いる)蝉(せみ)の声」(芭蕉)、「夏河を越すうれしさよ手に草履(ざうり)」(蕪村)、「白魚(しらうを)のどつと生(うま)るゝおぼろ哉(かな)」(一茶)といった名句の数々と、連句「鳶(とび)の羽のの巻」、長詩「春風馬堤曲(しゅんぷうばていきょく)」など、江戸期俳諧三人の巨星の名句・連句を精選し、新たに評釈を付す。俳諧の文学的・詩的魅力を味わい尽くす最良の入門書。他に、鼎談形式で歌仙を愉しむ『とくとく歌仙』より「加賀暖簾の巻」なども収録。 解説=池澤夏樹 月報=:藤野可織・堀本裕樹
  • 口訳万葉集/百人一首/新々百人一首
    4.2
    小池昌代の訳詩と鑑賞で和歌の世界へと誘う新訳「百人一首」を中心に、折口信夫の個性が光る「口訳万葉集」と丸谷才一の豊かな和歌の解釈を楽しむ「新々百人一首」をそれぞれ厳選し収録。 解題 口訳万葉集 岡野弘彦 解題 百人一首  渡部泰明 解説 池澤夏樹 月報 穂村弘 今日マチ子
  • カルテット 合本版
    -
    1巻2,640円 (税込)
    夢叶わなかった30代の男女4人が、ある日偶然出会い、カルテットを組んだ。だがその偶然には大きな秘密が……。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本。 ※本電子書籍は、「カルテット1・2」の合本版です。
  • 白蓮自叙伝 荊棘の実
    4.5
    「花子とアン」で注目の白蓮が自らを語る、波瀾の半生!!伯爵令嬢として生まれ、望まぬ結婚、そして破婚。東洋英和で村岡花子と友情を育んだ日々、25歳年上の大富豪との再婚。ついに白蓮はすべてを、道ならぬ恋!に焼きつくそうと決心した!!帳の蔭の悲劇の半生。
  • アシェット・デセールのパーツと組み立て 皿盛りデザート 増補版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 出来たてを食べる美しい皿盛りデザートレシピ。中・上級者からプロまでが作れるよう、すべてのメニューのパーツ、組立て手順を工程写真で丁寧に紹介。パーツプロフィールを追加した増補版。 アシェット・デセールとは、皿盛りのデザートのこと。 フルーツやコンフィチュール、アイスクリームやムース、 ソースやクリームなど、趣向を凝らした一つ一つのパーツを 美しく皿に盛りつけて仕上げるデザートです。 冷たさや温かさといった温度、食感や香り、繊細なパーツやフォルムなど できたてならではの美味しさを堪能する贅沢な楽しみ方ができます。 本書では26のアシェット・デセールを例に、 魅力あるデザートをいかに構成していくか メニューのパーツ、組立て手順を工程写真とともに紹介しています。 また、巻末のパーツ・プロフィールから、気になるパーツを探せます。 パーツの組み合わせ次第で多様な広がりを見せる アシェット・デセールの世界をお楽しみください。 ◆りんごのタタン風 燻製アーモンドの香り ◆柿とバナナとラム酒のミルフィーユ仕立て ◆スフレ・フロマージュとフリュイ・ルージュ タイムの香り ◆洋梨とアールグレイとオリーブのコンポジション ◆グリオットとローズマリーのソルベ、  ショコラ・ブランのムース 赤紫蘇の香り ◆みかんのコンポートとカモミールと白ワインのムース  ベルガモットの香り ◆いちじくとフロマージュのクレープ ◆豆とバナナとはと麦茶のコンビネゾン ◆いちごとバジルとフロマージュのコンポジション ◆メロンと抹茶のスープ仕立て ◆グレープフルーツのわらびもちと加賀棒茶のソルベ ◆白桃とわさびのソルベ ライムとバニラの香り ◆ショコラのコンポジション ◆マンゴーとショコラ トロピカル風 ◆ぶどうと発酵乳のコンビネゾン ◆フォンダン・ショコラ ラベンダーの香り ◆トマトとオレンジの冷製スープ ◆レモンのソルベとプラリネのアイスクリーム ◆ティラミス アマレットの香り ◆いちじくのファルシとパン・ペルデュ スペキュロススパイスの香り ◆オレンジとグレープフルーツとはっさくのサヴァラン ◆アボカドとオレンジとしょうがのコンビネゾン ◆黄桃のロティ クローブの香り ◆野菜とフルーツのマリアージュ ◆栗のフォンダン  秋のマリアージュ ◆ゆずと山椒のショコラ ごまの香り
  • 死について! 上下合本版 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。
    -
    “普通の人々”から泉のようによどみなく溢れ出す、強烈な言葉たち――「口述の歴史(オーラル・ヒストリー)」の名手による伝説的インタビュー集、待望の復刊! 救急救命士・元死刑冤罪者・原爆被爆者・退役軍人・物理学者・歌手・HIV感染者・医師・葬儀屋・女優・画家……驚くほど多様な人々が「死」そして「生」について生々しく、切なく、いとおしく語る。 本国2014年刊の新版に寄せられた序文を追加し訳文・注釈を見直した全面改訂版。 「どこまでも読み手の心に突き刺さってくる言葉、言葉、言葉! 人の発する言葉というのは、これほどまでに強烈で、痛烈で、鮮烈で、感動的で、切ないものだったのか」――金原瑞人氏による訳者解説を更新して収録。 ※本電子書籍は、「死について! 上・下」の合本版です。
  • 血を分けた子ども
    4.1
    ジャネル・モネイやN・K・ジェミシンらが崇拝するブラックフェミニズムの伝説的SF作家による、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠に輝いた表題作を含む唯一の作品集。 知っているでしょう? 人類は、私たちの卵を宿すことで、生き延びたの―― 強大な力と知性を持つ節足動物「トリク」が支配する地で、トリクの保護を受けて暮らす人間たち。人間は、トリクの卵を男性の体内に宿し、育て上げるという役割を担っていた。 ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠に輝いた究極の「男性妊娠小説」である「血を分けた子ども」。 言語を失い、文明が荒廃し人々が憎しみ合う世界の愛を描き、ヒューゴー賞を受賞した「話す音」。 ある日突然神が現れ、人類を救うという務めを任された女性をめぐる、著者の集大成的短篇「マーサ記」。 7つの小説と2つのエッセイを収録する、著者唯一の作品集が待望の邦訳。
  • 税金の世界史
    3.3
    なぜ我々は税金を納めるのか? 誰でも知っている歴史的な事件の裏にはよく税金が関係しているという驚くべき事実などを紹介しながら、ユーモアに満ちた語り口で人類と税金の歴史を語る。
  • たけだかおる洋菓子研究室のマニアックレッスン
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 薄力粉と準強力粉で作り比べると? バターをゆるめてor冷たいまま作った場合の差は? ジェノワーズ生地は湯煎なしでOK?……こだわりの基本レシピと様々な疑問の検証を豊富なビジュアルで詳説。
  • とてつもない嘘の世界史
    3.8
    話題のフェイクニュースから、デマ、国家の嘘、商業上の嘘、集団妄想まで、歴史上の真実でないものをとことん追究。『とてつもない失敗の世界史』の著者が贈るメガトン級の「嘘」列伝!
  • 世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え
    4.0
    だれもが答えにつまる子どもたちが投げかけた質問への、世界の第一人者による素晴らしい答えの数々!ベストセラー『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』が魅力を増して帰ってきた!
  • 人類の祖先はヨーロッパで進化した
    -
    ヨーロッパからアフリカへ逆戻りして、人類が誕生した!人類の特徴は、いつ、どのように進化したのか?人類誕生以前の、3000万年にわたる知られざる類人猿の進化を明かす!
  • 札幌誕生
    4.2
    すべてはここからはじまった――幕末から大正にかけて、未知の土地・北海道にわたり、近代都市・札幌を作った、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉の熱き物語!
  • 生きる演技
    3.8
    1巻2,475円 (税込)
    家族も友達もこの国も、みんな演技だろ――元「天才」子役と「炎上系」俳優。高1男子ふたりが、文化祭で演じた本気の舞台は、戦争の惨劇。芥川賞作家による圧巻の最高到達点。 かれはこの場のぜんぶを呪っている。 それを才能といってもいい。 そして演じるちからに変えている。 「最高に読み応えがあり、かつ唯一無二の印象がある。時代のフロンティアに刺さっている。」――古川日出男(朝日新聞文芸時評) 「間違いなく、作家・町屋良平のキーとなる作品」―山﨑修平(週刊読書人文芸時評) 本心を隠した元「天才」子役・生崎(きざき)と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡(ささおか)。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――? 「今この国の空気」を生きるすべての人へ問う衝撃作! 「デビューから7年のすべてを投じました」――町屋良平
  • Woman
    -
    1巻2,475円 (税込)
    事故で夫を失い、二人の幼い子を抱えたった独りで奮闘するシングルマザーの小春。しかし貧しくも強く生きる彼女に病魔が迫り――。シナリオの完全版、製作陣による座談会、著者の語りおろしあとがき収録。
  • Mother
    4.0
    1巻2,475円 (税込)
    真冬の室蘭で母に虐待され捨てられた少女と彼女を守るため誘拐した担任教師の逃避行の行方は。カンヌ映画祭脚本賞の著者による伝説のドラマシナリオ完全収録。あとがき&著者と製作陣による座談会も収録。
  • 一神教全史 上下合本版
    -
    そもそも宗教とは何かと問いつつ、一神教の歩みを辿る宗教思想史講義。複雑な宗教史を鮮やかに解き明かす、決定的書物の登場。 上巻:古代ユダヤ社会における一神教発生から、キリスト教の展開、ローマ帝国の興亡、イスラム教の形成、十字軍まで 下巻:スコラ学から、宗教改革、近代国家の形成、アメリカ合衆国成立、ナチズムの世界観、イスラム主義の興隆まで 宗教とは何か? それは、共同体を作り上げるために必要とされる「フィクション」である。 そして世界史は、一神教的な信仰を基盤として築かれた共同体が、 段階的に構造を変化させることによって形成されてきた。 宗教の基礎を的確に捉えた上で、一神教の思想史を縦横に語る圧巻の講義録。 まず上巻では、ユダヤ民族が困難な境遇のなかから唯一神の信仰を案出した過程、 世界宗教としてのキリスト教の成立、ローマ帝国やゲルマン系諸族との関係性、 イスラム教の出現と拡大、カトリック的教皇主権体制の確立について論じられる。 下巻では、中世末期のキリスト教世界に花開いた、スコラ学から話が始まる。 学問の隆盛は、従来の信仰を内破させる作用をももたらし、宗教改革の運動が勃発。 その混乱を抑止するため、人工的な国家に主権を付与するという思想が提唱される。 こうして誕生した主権国家という「新たな神」は、急速に成長し、 近代の最強国アメリカを成立させる一方、ナチズムの惨劇をも生み出す。 そして中東では、ユダヤ人国家が再建されるが、イスラム主義の抵抗を招き寄せる――。 「「一神教は共同体を作り上げるためのフィクション」という一貫した観点によって描かれた観念の興亡史。 古代宗教に端を発するこの基本設定は、曲折を経て現代にも引き継がれている。 「信教の自由」と「政教分離」の関係もこの認識を踏まえなければ理解できないだろう。」 ――宮崎哲弥(評論家) ※本電子書籍は、「一神教全史 上・下」の合本版です。
  • 無用の効用
    4.0
    「役立たず」は「役に立つ」。自分を磨きたければ、無用の「知」に挑め。世界32カ国22言語で翻訳出版されたベストセラー。実用主義・効率主義がまかり通る現代への痛烈な批判。 無益さにこそ価値がある! 役に立たない文学や芸術を愛せる人間になるために! グローバル経済、利益中心、効率優先……大切なものはどこへ行った? 錚々たる古の文人・思想家の言葉をたどり、生きる意志を再発見する。 世界32カ国で刊行された大ベストセラー! ——過去の記憶、人文科学、古典語、教育、自由な研究、想像力、芸術、批判的思考など、人間のあらゆる活動を後押ししてきた文明の息吹が、徐々に根絶やしにされようとしている。 ――食事や呼吸を必要とするのと同じように、わたしたちは「無駄(役に立たないこと)」を必要としている。 ――真に美しいものは、なんの役にも立たないものだけである。役に立つものはすべて醜い。 ……わたしは余計なものを必要とする人間だ。
  • 完本 チャンバラ時代劇講座 1・2合本版
    -
    原稿枚数1400枚に及ぶ渾身の大著が遂に文庫化!文学、メディア、芸能等の歴史を横断する、橋本治にしか書けないアクロバティックなチャンバラ映画論にして、優れた近代日本大衆史。 ※本電子書籍は、「完本 チャンバラ時代劇講座 1・2」の合本版です。
  • エドワードへの手紙
    4.0
    旅客機墜落事故の唯一の生存者である12歳の少年エドワード。両親と兄を失い、生きる気力を失っていた少年の6年に及ぶ成長の日々が、事故が起きる直前の機内の状況と交互に語られる。
  • アウシュヴィッツのお針子
    4.4
    針と糸、そしてミシンが私たちの命を救った——アウシュヴィッツに収容されながら、ナチス幹部たちやその家族の衣服を仕立てることで、地獄を生き抜いた女性たちの衝撃の記録。
  • 二千億の果実
    3.5
    1巻2,475円 (税込)
    津原泰水氏、斉藤壮馬氏絶賛……耳を澄ますと聞こえてくる、二千億の魂の叫び。「見つけて、わたしを見つけて!」――閉塞した世界に木霊する、宮内文学の新たな挑戦!
  • ジュリアン・バトラーの真実の生涯
    4.3
    1巻2,475円 (税込)
    佐藤亜紀氏・高遠弘美氏・伏見憲明氏・富士川義之氏・柳下毅一郎氏、推薦。もうひとつの20世紀アメリカ文学史を描く壮大なデビュー長編小説! ジュリアン・バトラー。 トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称されたアメリカを代表する小説家。バトラーの生涯は長きにわたって夥しい伝説的なゴシップの靄に包まれていた。しかし、2017 年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。 今、もうひとつの20世紀アメリカ文学史が幕を開ける。
  • ヒトはなぜ「がん」になるのか 進化が生んだ怪物
    4.5
    「がん」は現代人特有の病ではなく、生物システムに最初から組みこまれたバグである。がん細胞が体内で文字通り「進化」するという、驚きの事実を解明。未来の治療の可能性に迫る!英『タイムズ紙』 年間ベストブック選出。
  • 摩利と新吾 完全版 1
    5.0
    1~5巻2,475~2,585円 (税込)
    雑誌掲載時のカラーを完全再現。青春マンガの金字塔が鮮やかに蘇る!木原敏江が自ら振り返る『摩利と新吾』「新録:木原敏江インタビュー(前編・1万字)」を収録。&期間限定公認FC「雪月花」会報より貴重原稿を抜粋掲載。
  • サトシ・ナカモトはだれだ? 世界を変えたビットコイン発明者の正体に迫る
    3.0
    今世紀最大の謎を暴け! ブロック・チェーンを世に放ち、ビットコインを生み出した謎の天才「サトシ・ナカモト」。 “彼”はなぜ、決して人前に姿を現さないのか? そしてビットコイン誕生の裏に潜む、ある“思想”とは? 受賞歴を持つ敏腕ジャーナリストが、15年の歳月をかけて現代社会最大の謎に挑む! 各紙誌絶賛の《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー、待望の邦訳刊行! 「『創造主』の謎。次々と現れる奇人変人。ビットコインがたどった数奇な運命―― ミステリーのように面白い」 ――橘玲(作家) 「すべてが謎に包まれたビットコインの誕生。その核心に迫る、極上のノンフィクション」 ――中島聡(エンジニア、起業家) 「過去20年で最高のミステリー・ノンフィクション」 ――ジェイムズ・パタースン(エドガー賞受賞作家) 「その答えが何を意味するのか、私は不安を抱いていた。ビットコインの世界は、この種のプロジェクトに対して敵対的だった。しかし、それが私の主な懸念ではなかった。私がナカモトの本当の正体にたどり着いたとき、それがお馴染みの容疑者ではなかったことに驚いた。彼は正体を暴かれないよう、多大な努力をしてきた人物だった。 私がつかんだ彼に関する情報は、憂慮すべきものだった。彼は、人々が想像していたサトシ・ナカモトとはまったく違っていた。彼は自らを「危険」だと繰り返し表現していた。彼は銃を持っていた——」(第1章 「彼よ」)
  • 昭和100年 今日は何の日
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和元年から令和まで、その日に起きたエポックメイキングな出来事が一目でわかる。歴史的事件から、政治経済、スポーツ、新商品、懐かしの世相まで、楽しみながら近現代史をひもとく一冊。
  • 資本主義で解決する再生可能エネルギー 排出ゼロをめぐるグローバル競争の現在進行形
    -
    ビル・ゲイツ絶賛! 気候変動と温暖化の「危機」は回避できる。気候資本主義という最も現実的な解決法によって、私たちは繁栄を続けていける。クリーンエネルギーの急速な発展を全報告。 世界を壊すよりも救う方が安くあがる! ビル・ゲイツ絶賛! 非凡な才能とアイデア、新テクノロジーによる競争の時代が始まった。 5000兆円規模のクリーンエネルギー産業の最前線。 このまま二酸化炭素を排出し続ける経済成長を目指すよりも、資本主義のなかで、新しいテクノロジーで新しい市場を作る方がはるかに合理的だ。 「楽観主義が必要な人にとって重要な一冊!」ビル・ゲイツ 「目もくらむような意義深い報告」デイヴィッド・ウォレス・ウェルズ(『地球に住めなくなる日』著者) 「彼は、力強く希望に満ちたメッセージを中身のあるスタイルで伝え、経済を再構築するうえで、優れたストーリーテリングが果たす役割が非常に重要であることを思い出させてくれる」ポール・ポールマン(『ネットポジティブ』共著者/ユニリーバ元CEO) 「排出量削減の努力は、現在広く認識されているよりもはるかに大きく成功していると気づかせてくれる、読み応えのある一冊だ」ピリタ・クラーク(「FT」紙ビジネス/コラムニスト) 「大胆な新刊だ。気候変動は喫緊の行動を必要とする危機だが、著者は資本主義を活用してそれに取り組む方法を示している。あなたの人生の破滅論者に贈ろう」ジョン・シュワルツ(UTオースティン校教授/NYT記者) 「著者ほど、気候変動に対処するための我々の現在の取り組みを説明し、評価するのに適した人物はほとんどいない。そして私たちがうまくいくかもしれないという希望を与えてくれる。感動的な本だ」キム・スタンリー・ロビンスン(『レッド・マーズ』著者) 世界の平均気温が産業革命前と比べて1.5℃ではなく2℃上昇すると、世界規模で100兆ドルの経済損失が生じる。2050年に二酸化炭素排出量ゼロどころか、さらに意欲的な目標の達成が求められる。 現代文明を支えるエネルギーシステムを再構築し、地球上の80億人を養う農業システムを再考し、人類とこの惑星の関係を作り変えるのに、残された時間は30年足らずだ。 大気中に過剰な温室効果ガスが放出される一因は野放しの資本主義なので、同じ轍を踏むわけにはいかない。だが、そのうえでゼロ・エミッション〔環境汚染物質の排出をゼロに近づけること〕を短期間に実現するには、資本主義の刷新が唯一の現実的な方法かもしれない。 本書では、資本主義の力を利用して気候問題に取り組むことが、なぜ可能なのかを明らかにする。そして、すでにその動きがどのように始まっているかも明らかにする。 本書では、世界で優勢にある経済システムの下で、進歩の流れを止めたり、間違っても逆行したりせずに、いかに気候変動に取り組むかを述べる。……なぜこのような事態に陥ったのか、将来の世代が必ずよりよい生活を送るにはどのような手段があり、私たちはすでにその手段の一部をどう講じているのかを理解するために、枠組みを提供するのが本書の目的だ。この枠組みは、テクノロジー、政策、人という3つの大きな要素から成る。 気候目標を達成しようとする努力によって、私たちの文明は再建されていく。本書で取り上げるのは、後世に、ゼロ・エミッションを目指す競争の時代、と定義される時代だ。世界の経済システムの手直しには、あらゆるものの根本的な変化が必然的にともなう。どう暮らすか、どう移動するか、何を食べ、何を着るか、といったことが、すべて変化する。つまり、私たちのあり方が変わるのだ。 ―――――本書「第1章」より
  • アラベスケ 遠藤周作初期エッセイ
    4.0
    遠藤周作21歳。遠藤文学史上、最も若き日に執筆された表題作、初の単行本化。他、フランス留学中に家族へ宛てた新発見書簡も初公開。文学への瑞々しい情熱にあふれる美しき貴重な作品集。
  • 沈黙の声 遠藤周作初期エッセイ
    3.0
    『沈黙』の原点と言える発掘原稿『沈黙の声』。『白い人・黄色い人』で描いた悪と赦しの問題をさらに掘り下げ、神の声を考察した重要作、初の単行本化! 他貴重なエッセイ全33作収録。
  • 偽情報と独裁者 SNS時代の危機に立ち向かう
    4.3
    ノーベル平和賞のジャーナリストがついに語る、闘いの記録! SNS時代の情報戦争にいかに立ち向かうか? フェイクや憎悪から世界を救うための熱き提言! 序文:アマル・クルーニー。 「私の国で起きていることは、いずれ世界のほかの国でも起きる」 ノーベル賞ジャーナリストの警告!! ●本文より 「ノーベル賞授賞式から三か月も経たないうちに、ロシアがウクライナを侵略した。二〇一四年にクリミア半島に侵攻し、ウクライナからこれを奪って併合し、傀儡政府をねじ込んで以来、オンラインでばらまいてきたメタナラティブを利用して。その戦術とは? 情報を隠蔽して、噓と交換する。(中略)ロシアは、架空のネットアカウントを作り、ボット軍団を展開し、ソーシャルメディア・プラットフォームの脆弱性につけ込んで生身の人間を欺いた。世界のあらたな情報の門番(ゲートキーパー)となった、アメリカ人が所有するプラットフォームにとって、こうした活動はさらに多くのエンゲージメントを作り出し、さらに多くの金をもたらした。門番と偽情報工作員の目標が合致した。  このときはじめて、私たちは情報戦争の戦術に気づいた。その戦術はすぐに世界中で展開されるようになる。フィリピンのドゥテルテ、イギリスのEU離脱、カタルーニャ州の独立運動、「選挙泥棒を止めろ(ストップ・ザ・スティール)」。八年後の二〇二二年二月二四日、クリミアを併合したときと同じ手口、同じメタナラティブを使って、ウラジーミル・プーチンはウクライナそのものを侵略した。このように偽情報は、ボトムアップとトップダウンで、まったくあたらしい現実を製造できる」 ●各界著名人・各紙誌絶賛! 「私の個人的なヒーロー」 ――ヒラリー・クリントン 「じつに卓越していて、変革をもたらしてくれる」 ――ショシャナ・ズボフ(ハーバード・ビジネススクール名誉教授、『監視資本主義』著者) 「レッサは私たちすべての支えを必要としている」 ――英国『ガーディアン』紙 「彼女には未来が見えていた」 ――英国『オブザーバー』紙 ●原題 How to Stand Up to a Dictator: The Fight for Our Future(2022年刊)
  • 滅ぼす 上
    3.7
    謎の国際テロが多発するなか、2027年フランス大統領選が行われ、経済大臣ブリュノと秘書官ポールはテレビタレントを擁立する。社会の分断と個人の幸福。フランス発の大ベストセラー。
  • 世界を支えるすごい数学 CGから気候変動まで
    3.5
    ケーキ分割問題×選挙、フェルマー×暗号、四元数×CG、フラクタル×気候変動……。現代数学と日常世界の知られざる接点を紹介。もう数学が役に立たないなんて言わせない!
  • タワー
    3.8
    674階建巨大タワー国家――。地上からの脅威が迫り、下層階を軍隊、上層階を富裕層が占める〈ビーンスターク〉の人々は、不完全で、優しい。 犬の俳優Pの謎、愛国の低所恐怖症、デモ隊vs.インド象、大陸間弾道ミサイル、テロリストの葛藤…… チョン・セラン、パク・チャヌク激賞!! 韓国SFの金字塔にして、笑いと涙の摩天楼エンタテインメントが、ついに日本上陸!
  • 「幸せの列車」に乗せられた少年
    4.1
    南部の困窮家庭の子を、一時受入れ先の北部の裕福な家庭へと連れていく列車。故郷の母への思いと新しい家族との生活で揺れ動く7歳の少年時代の物語と大人になってからの視点が心を打つ。
  • 美しい日本料理の教科書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 包丁細工の名手で京料理の名店「宮川町水簾」総料理長が著す日本料理の教科書。四季の献立例を美しい写真で紹介、基本技法を解説。五感で美味しさを追求する日本料理の考え方を伝える。
  • 百歳の哲学者が語る人生のこと
    3.0
    100歳の哲学者、人生を語る――戦争のリアル、パンデミック……激動の一世紀を振り返り、歴史と人生の奥深さをシンプルな言葉で綴った、いまを生きるすべての人へ贈るメッセージ。
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
    4.1
    アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰!? 女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する21世紀の経済本。20カ国で翻訳、アトウッド絶賛。
  • 宇宙を解く唯一の科学 熱力学
    4.0
    原子から、生命、機械、コンピュータ、宇宙そのものまで、あらゆる仕組みを説明する「熱力学」。この物理学の最重要分野を切り開き、世界を一変させた科学者たちの知の格闘を熱く物語る!
  • 古事記はなぜ富士を記述しなかったのか 藤原氏の禁忌
    -
    1巻2,420円 (税込)
    富士山は、古代から信仰の巨大な対象であり、日本のシンボルのような存在であるのに、古事記にも日本書紀にもまったく記述がない。その謎と秘密の核心にまっすぐに迫る。増補新装復刊。
  • 誰も教えてくれなかった プロに近づくためのパンの教科書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こねたほうがいい?こね過ぎてはいけない?パン作りの数々の疑問に答える一冊。小麦粉・酵母・水等材料ごとの役割と選び方、工程の意味を理解しながら、基本10種のパンを詳細にレッスン。
  • 世界を変えた100人の女の子の物語
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Rebel Girl〈反骨心を持った、勇敢な女の子〉。世界各国で活躍した100人の女性の物語を美しい肖像画と共に紹介。世界を席巻したとびっきりのポジティブストーリーが日本上陸!
  • ハウスキーピング
    3.5
    両親のいない姉妹と、放浪生活を営んできた奔放な叔母との奇妙な三人暮らし。拠り所となる家(ハウス)の喪失の悲しみを詩情豊かにつづる、ピュリツァー賞・全米批評家賞作家のデビュー作。
  • 2084 世界の終わり
    3.7
    2084年、核爆弾が世界を滅ぼした後、偉大な神への服従を強いられる国で、役人アティは様々な人と出会い謎の国境を目指す。アカデミーフランセーズ大賞受賞のディストピア長篇。
  • 「文藝」戦後文学史
    -
    戦後派作家たちの後退とともに忘れられたかのように見えた〈戦後〉という主題は、しかし現代まで繋がっていた。雑誌「文藝」から浮かび上がるその激動なる軌跡を鮮やかに描き出す。 その時、〈文学〉の現場では、何が起きていたのか!? 1933年に改造社で創刊された「文藝」は、言論統制による改造社解散後の1944年、河出書房に引き継がれた。空襲で社屋が焼かれてもなお雑誌の刊行は続き、そして戦後へ――奔流にのまれながら数奇な運命を辿った出版社と、時代と格闘する作家・編集者たちの姿を峻烈に描く、「新たなる文学史」の誕生!
  • 骨董・怪談
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    定評ある名訳の全面改訂版と半数以上の新訳作品とで贈る個人完訳・決定版。その訳文は、ハーンが基にした怪談・奇談の原拠に出てくる日本語表現や固有名詞の表記をハーンの英文に即して巧みに活かしながら、最新のハーン研究の成果を反映。従来、ほぼ割愛されてきたハーンによる原註をすべて訳出。詳細な訳註・解説を巻末に付す。
  • 風配図 WIND ROSE
    3.3
    1巻2,398円 (税込)
    第34回紫式部文学賞受賞 皆川博子 新たな代表作、誕生。 自らの道を求め交易商人を志した二人の少女の物語。 少年の日に夢見た「本物の文学」という幻に、今日、出逢ってしまいました。 パンドラの匣に残された最後の希望のような言葉の冒険。 ――穂村弘 記録に決して残らない「が、あったはず!」の歴史的瞬間。 虐げられし者たちが織り成す、魂の生存を賭けた「智」の連鎖。 時を超えて掘り出されるその昏き光彩、まさに圧巻! ――マライ・メントライン 1160年5月、バルト海交易の要衝ゴットランド島。 流れ着いた難破船の積荷をめぐり、生存者であるドイツ商人と島民の間で決闘裁判が行われることとなった。重傷を負った商人の代闘に立ったのは、15歳の少女ヘルガ。 義妹アグネが見守る中、裁判の幕が開き、運命が動き出す―― ドイツ商人が北へ進出し、ロシア・ノヴゴロドでは政争が頻発するなど動乱の時代を生きた人々を詩歌や戯曲形式も交えて紡ぐ、小説の新たな可能性を拓く傑作長篇!
  • 改訂最新版 ネイリスト技能検定1級・2級・3級完全対策バイブル
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 合格めざすなら本書はマスト! ネイリスト技能検定対策の決定版ロングセラー。新しく始まったJNEC認定モデルハンド受験に対応した最新改訂版。安心の日本ネイリスト協会監修。 ※本書で解説している技術内容は、原則として2023年8月時点の情報がベースになっています。  試験内容などの一部が変更になる場合もありますので、最新の情報はJNECのホームページ(https://www.nail-kentei.or.jp/)でかならず確認してください。
  • 完全版 ブラック・マシン・ミュージック ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ 上下合本版
    NEW
    -
    1巻2,310円 (税込)
    すべてはアンダーグラウンドから始まった――1970年代ニューヨークの猥雑なゲイ・コミュニティで生まれたディスコから、喧騒と混乱に満ちた80年代のシカゴ・ハウスへと展開したブラック・ミュージックの熱い奔流は、ポスト・フォーディズム期の荒廃した都市デトロイトでアフロ・フューチャリズムと出会い、テクノという新たな音楽/思想を生んだ。ビルヴィレ三人衆(スリー)の活躍と、URら次世代が切り拓いた抵抗文化という新たなフロンティアへ。公民権運動以後の変容するアメリカ社会で、ヒップ・ホップとパラレルに展開した黒人音楽の変遷を辿り、はかりしれない感動を呼んだ歴史的名著。文庫化にあたり大幅な増補改稿を施した決定版。 ◎カバー装画=Abdul Qadim Haqq/カバーデザイン=SKATE THING ※本電子書籍は、「完全版 ブラック・マシン・ミュージック 上・下」の合本版です。
  • アラハバキ・まつろわぬ神 古代東国王権は消されたか
    -
    氷川神社の実態を追い、アラハバキにまとわりつく虚像をひきはがし、各地の神社に残された記紀以前の痕跡を解釈することで、ヤマトの覇王スサノヲに消された東国海人族の覇者の実像に迫る。
  • フランネルの紐
    4.1
    1巻2,310円 (税込)
    温かな手により紡ぎ出される「喪失と再生」の物語。ほのかな寂しさと静かな優しさが織りなす、服飾にまつわるオムニバス短篇集。
  • 無意識の正体 「自分」とは何か 「自由」とは何か
    -
    人間の行動や思考の多くは無意識的なものである。そのメカニズムを解明しようとする研究も少なくないが、そもそも無意識は私たちの生にとってどんな意味を持つのか、その本質を探究する。
  • 父の革命日誌
    4.5
    パルチザンとして闘争に身を捧げた父の突然の死。喪主として帰郷した娘だが、その葬儀には思いもよらない弔問客たちが次々と訪れる。人生の複雑さをユーモラスにたたえた、傑作長篇。
  • これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー
    4.4
    「男性は重い鞄を手で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」というジェンダー観が、車輪付きスーツケースという単純な技術革新を阻害した-新たな視点の画期的イノベーション史!
  • 共感の正体 つながりを生むのか、苦しみをもたらすのか
    4.0
    いまや共感の時代。だが、そもそも共感とは何か。哲学史・心理学史に精通する著者が、自然科学の知見も参照しつつ、共感をめぐる思想の系譜を概説。成熟した共感のありようをも探究する。
  • あなたがあなたであることの科学 人の個性とはなんだろうか
    4.0
    ある人はなぜ他の人と違うのか。記憶、性的指向、食べ物の好き嫌い、睡眠時間、人種……興味深いエピソードと多様な実験シーンをふんだんに盛り込みながら、「個性」という謎に迫る。
  • カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か
    3.5
    地球が宙を浮いていることを最初に見抜き、初めて地図を描き、世界を始まりも終わりも無限だと想定した古代ギリシャの世界初の科学者アナクシマンドロス。科学的思考の本質をえぐり出す。
  • ウラミズモ奴隷選挙
    3.0
    1巻2,310円 (税込)
    男尊国にっほんで側室奴隷の子として生まれ、女尊国ウラミズモに移民した市川房代は、男性保護牧場歴史資料館の責任者となり、館内で「保護」する性犯罪者たちの生死を委ねられていた。請願、要求も房代に集中する激務の中、警視総監、法務大臣を輩出する白梅高等学院の少女たちに銃で脅され、にっほんの少女遊廓からの訴えをきき、死者のメールに耐え…。そんなある日、齢数千年の石の女神が訪れ…。自由か、死か―女性たちの存亡を賭けた闘いが、いま幕を開ける!
  • マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ アート、アーティスト、そして人生について
    5.0
    1964年にデュシャン宅で行われた伝説のインタビュー、その全貌が初めて公に。終始リラックスした雰囲気で交わされる3つの対話篇は、彼の生き方のまったき新しさを明らかにする。
  • 昆虫は最強の生物である 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略
    3.8
    なぜ昆虫は地球上でもっとも繁栄しているのか?擬態や変態、社会性など、驚くべき形態や生態をもつ理由とは?脊椎動物中心の生命史では見えてこなかった、かつてない進化の物語!
  • 白村江の戦い 天智天皇の野望
    3.0
    大化改新後、戦乱の時代を生き抜いた中大兄(天智天皇)の白村江(はくすきのえ)の戦いとは何だったのか?負け戦も覚悟で戦いに挑んでいった中大兄の強靭な意志の力と挫折を描く。
  • 医者は患者をこう診ている 10分間の診察で医師が考えていること
    5.0
    あなたの健康のために、医者は日々どんなことを考え、どのように診断をくだしているのか?イギリスの家庭医・総合診療専門医の思考過程を通して、医療制度のあるべき姿を考える。
  • 金閣寺の首
    4.0
    妖かしにより滅亡した足利将軍十五代を描く「ぬっへっほふ」、京の都の蠱惑に取り憑かれた一族を描いた「『西の京』戀幻戯」……国内ホラー作家の第一人者が贈る、極上の室町伝奇傑作集!
  • インターネットガバナンス 世界を決める見えざる戦い
    -
    インターネットで繰り広げられる壮絶な覇権争い。私たちの未来を決めるこの見えざる争いについて、技術的な仕組みや権力構造を踏まえわかりやすく解説する。知らずには済まないネットの今。 津田大介氏(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)推薦! 「新聞を読んでも決して見えてこない世界の「現実」がそこにある。 今後、本書で示された100以上の論点を踏まえない我流のネット論が 相手にされることはないだろう。」
  • 京都浪漫紀行
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 春の中にも小さな夏の兆しが、秋の中にも小さな冬の兆しが。繊細で色彩豊かな季節の移ろいを追い求め、京都の四季を撮り続けるSNSで注目の写真家、稲田大樹の写真紀行。
  • クリスマス・イヴの聖徳太子
    NEW
    5.0
    わたしの言葉を奪いにくるならわたしはお前の命を奪う──。三島由紀夫、穂村弘、BL、タワマン文学、木嶋佳苗etc. 稀代の歌人にして天性の批評家による言葉のレジスタンス。 『はつなつみずうみ分光器』の編者であり 『をとめよ素晴らしき人生を得よ』が話題の 稀代の歌人・天性の批評家 過剰な言葉と繊細なレトリックで オンリーワンの文体を持つ著者による エッセイ、小説、批評、書評を収録 いまを生きるための 言葉のレジスタンス 【目次】 まえがき 1 don’t call my name 「フェイクニュースは私だ」 我々は既にエミリー・ディキンソンではない 「ファン」の美学と倫理について 少女小説家になりたかったあなたへ  2 終焉は祝福している スタンダード・ナンバー ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?――小説 名誉男性だから 3 一千年後のジャンヌ・ダルク 超資本主義社会における恋愛至上主義について MINE――小説 4 奇蹟は燃えている パーフェクト・スター――左川ちかについて 誘惑のために うつしかえされた悲劇――三島由紀夫『豊饒の海』について 原型――小説 5 don’t sing for us ふたたびの、聖書――穂村弘『ラインマーカーズ』文庫版解説 デフォルトを解除する鍵――短歌とBLについて 生という謀反――『馬場あき子全歌集』書評 凄いままでいてもらわないと困る――水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』書評 これからの批評のための3冊
  • 細長い場所
    NEW
    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    個であることをやめるとき――名前も記憶も肉体も失って、気配や残存となったわたしたちの心は最後に誰と、どんな旅をするのか。生と死のあわいに見る、懐かしいのに不思議な風景。
  • 闇の奥 頽廃する権力とメディア、そして仄かな光をめぐるルポ・時評集
    NEW
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    大川原化工機冤罪事件から統一教会問題や裏金問題、さらに抵抗を忘れたメディアまで。「闘うジャーナリスト」が絡み合う権力の最暗部に踏み込み、腐蝕の核心を白日の下に晒す決定的な一閃。
  • ラバウルの迷宮
    4.2
    1巻2,200円 (税込)
    〈戦後最大の“捕虜収容所×忠臣蔵”サスペンス〉 終戦直後、ラバウル。 10万の日本兵がひしめく捕虜収容所で、元情報将校に下された密命はただ一つ――「禁じられた忠臣蔵を上演せよ」。 暴動の火種がくすぶる舞台に、紙の雪は降るのか。 ・ ・ 【読みどころ】 ●実在した〈ラバウル捕虜収容所での忠臣蔵上演〉がモデルの歴史サスペンス。 ●ジャングルに舞う“雪”が暴く、戦争VS芸術の衝突。 ●密林の奥と、地下迷路に封印された〈戦中の極秘事件〉――衝撃の真相ミステリー。 ●かつて殺し合った日本兵と豪州軍人。そこに芽生える、希望の絆。 ●戦後80年、日本人の「生き方」を問う壮絶なスペクタクル。 ・ ・ 【推薦コメント】 「手に汗握る反乱劇。映画化を熱望!」 ――鴻上尚史(作家・演出家) ・ 「異色の舞台と題材、謎を呼ぶストーリー、熱い人間ドラマ。 どれもが面白く、読みどころが多すぎる」 ――細谷正充(文芸評論家・アンソロジスト) ・ ・ 戦争が終わった時、いかに生きるかの戦いがはじまった。 エンターテインメントで描く〈慟哭〉と〈感動〉の物語。
  • 鎮魂の花火「白菊」 長岡の花火がつなぐシベリアと真珠湾
    3.7
    長岡花火の夜空に咲く「白菊」は、戦友への献花として作られた。「白菊」を生んだ伝説の花火師が辿ったシベリア抑留の過酷な運命と、戦後70年の真珠湾での打ち上げまでを描く感動のノンフィクション。 「おらは、戦後、シベリア抑留されたんです。 帰って来られなかった仲間のために、鎮魂の花火を上げたい」 長岡の伝説の花火師が戦友たちに捧げた花火を巡る感動のノンフィクション! 純白の花火「白菊」は、なぜ観る者の涙を誘うのか――。その答えは、長岡の伝説の花火師・嘉瀬誠次が亡き戦友たちに捧げたハバロフスクでの打ち上げにあった。 1922年、長岡の花火師の家に生まれた嘉瀬誠次は、徴兵され、戦中そして戦後のシベリア抑留下での過酷な生活を送った。多くの戦友が死んでいく日々。そんな絶望の中でもシベリアに住む現地住民の優しさに触れたと語っている。 戦後生き延びて帰国し伝説の花火師と言われる存在となった嘉瀬は、1984年にはロス五輪の閉会式で初の花火の打ち上げも行った。1990年、嘉瀬は念願だったアムール川(ロシア・ハバロフスク)で、亡き仲間たちに捧げる特別な花火である「白菊」を打ち上げる機会を得た。ペレストロイカで混乱する政情下でのプロジェクトの実現に向け、NHK新潟や民間企業、地元自治体など多くの人々の協力を得て、さまざまな困難を乗り越えて打ち上げられた仲間たちへの鎮魂を込めた「白菊」は、現地市民の心を震わせ、日本とロシアの間の新たな交流の架け橋となった。2015年、戦後70年の節目に「白菊」がハバロフスクから真珠湾へと渡り、三発の「白菊」が打ち上げられた。一発目は「米国の戦没者への慰霊」。二発目は「日本の戦没者への慰霊」、三発目は「世界の恒久平和を願って」。 嘉瀬の花火は国境を越え、時代を超え、今も人々の胸に深く訴えかけている。本書は、花火を通じた鎮魂と祈りの物語であり、嘉瀬誠次というひとりの職人が捧げた平和の祈りの記録である。 (本書は2014年7月に小学館から刊行された『白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花』を大幅改訂および増補の上、改題したものです) プロローグ 長岡花火と伝説の花火師 第一章 アムール川に咲いた「鎮魂の花」 一九九〇年、ハバロフスク 第二章 花火師とシベリア抑留 一九四五年、極寒のシベリア 第三章 嘉瀬の偉業を追って 二〇一三年冬、ハバロフスク 第四章 伝説の花火師・嘉瀬誠次の仕事 一九四九年~二〇一二年、盛夏の長岡 第五章 それからの花火「白菊」 二〇一五年(戦後七十年)、真珠湾 エピローグ 嘉瀬さんと私

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