作品一覧 2020/07/31更新 うず潮のひと 試し読み フォロー 男波 女波 放浪一本釣り 試し読み フォロー 風の盆恋歌 完結 試し読み フォロー 紺青の鈴 試し読み フォロー さすらい波太郎 再会遠州灘 試し読み フォロー さすらい波太郎 相模湾慕情 試し読み フォロー さすらい波太郎 房州沖純情 試し読み フォロー 古典シリーズ 試し読み フォロー 春朧 試し読み フォロー 秘伝 試し読み フォロー 星の衣 試し読み フォロー 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 試し読み フォロー 夜光貝岬 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 高橋治の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 松浦寿輝 / 辻原登 / 長谷川櫂 / 丸谷才一 / 大岡信 / 高橋治 芭蕉、蕪村、一茶、余りに有名かつ定番の俳人であるが、本格的に比較して鑑賞したのは恥ずかしながら初めてであった。 中でも、蕪村は他の2名と比べて写実的、と云われていると思うのだが、どうしてどうして非常に心理描写を巧みに取り入れた作品が多く、あらためて感銘を受けた次第である。俳諧というものは、素人の私が...続きを読む云うのもおこがましいが、深いものだと感じた。 Posted by ブクログ 栗本薫の里見八犬伝 シリーズ古典(8) 栗本薫 すっごく面白かった!!! 「"伏"を読む前に!」 と思って手に取った 作品だったが 本当に手にとってよかったと思っている。 最初の伏姫の物語は有り得ないことの連続に圧倒されながらあっという間に終わってしまった。 その後始まる八犬士の物語は偶然のような 必然の出来事が積み重なり綴られていく…。 全...続きを読むて書いてあると思っていたら書いてなかった…!それが残念でした。 なのでサラッと導入部だけ読みたい人にはおすすめかも…。でもしっかり読みたい人にはおすすめしないです。 Posted by ブクログ 秘伝 高橋治 第90回直木賞。 足の不自由な2人の漁師が、毎年5月に現われる巨大魚を釣り上げる話。 舞台は長崎県。県の南北にいるという伝説の漁師は、釣り人たちの間で名ライバルとして話題になっていた(本人たちは会ったこともなければ戦うつもりもないのだが)。セリフはすべて長崎弁。 2人の釣りについての姿勢、みずから編...続きを読むみ出したあるいは親から受け継いだ釣りの技法、足を失ったいきさつなどのエピソードが挿し込まれつつ、数年かけて巨大魚に挑む2人は、境遇が似ていることから(年齢は14違うが)お互いを尊敬しあい信頼している。 Posted by ブクログ 秘伝 高橋治 1983年の直木賞受賞作品「秘伝」と中編「赤い海」収録。釣りや漁業に関して知識ゼロの自分がコーフンして読み終えた。筆力と構成! Posted by ブクログ 高橋治のおくのほそ道ほか シリーズ古典(6) 高橋治 奥の細道は江戸時代に松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文です。芭蕉は1683年、門人である曾良と共に江戸を出発し、関東・東北・北陸を経て大垣に至るまで旅を続けました。各地でよんだ句は50句にもなります。旅程は600里、5ヶ月あまりの旅でした。この奥の細道は芭蕉円熟期の代表作と賞されています。 ...続きを読む メインである奥の細道も大変おもしろかったけれど、私が一番おもしろいと思ったのは歌仙でした。場面が次から次に移り変わり、それでいて繋がりがあるからバラバラにはならない、なんとも素敵な世界でした。歌仙は作る人たちの発想次第で世界をいくらでも広げられます。思わず自分でも作ってみたくなりました。 俳句は世界でも稀な文芸です。1句1句の短い中で読み手に様子がわかるように伝えるのは至難の業です。芭蕉の俳句には音や光が存在し、情緒に溢れています。時々芭蕉の無常観が見え隠れすることもありました。曾良の俳句は芭蕉に比べると親しみやすいものでした。さすが画家と感じさせたのは与謝蕪村で彼の俳句は色鮮やかで物の対比が上手く、浮かび上がる映像がとても綺麗でした。俳句の素晴らしさに触れることのできる1冊だと思います。 Posted by ブクログ 高橋治のレビューをもっと見る