高橋治のレビュー一覧

  • 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙

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    芭蕉、蕪村、一茶、余りに有名かつ定番の俳人であるが、本格的に比較して鑑賞したのは恥ずかしながら初めてであった。
    中でも、蕪村は他の2名と比べて写実的、と云われていると思うのだが、どうしてどうして非常に心理描写を巧みに取り入れた作品が多く、あらためて感銘を受けた次第である。俳諧というものは、素人の私が云うのもおこがましいが、深いものだと感じた。

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    2016年07月14日
  • 秘伝

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    第90回直木賞。
    足の不自由な2人の漁師が、毎年5月に現われる巨大魚を釣り上げる話。
    舞台は長崎県。県の南北にいるという伝説の漁師は、釣り人たちの間で名ライバルとして話題になっていた(本人たちは会ったこともなければ戦うつもりもないのだが)。セリフはすべて長崎弁。
    2人の釣りについての姿勢、みずから編み出したあるいは親から受け継いだ釣りの技法、足を失ったいきさつなどのエピソードが挿し込まれつつ、数年かけて巨大魚に挑む2人は、境遇が似ていることから(年齢は14違うが)お互いを尊敬しあい信頼している。

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    2010年07月19日
  • 秘伝

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    1983年の直木賞受賞作品「秘伝」と中編「赤い海」収録。釣りや漁業に関して知識ゼロの自分がコーフンして読み終えた。筆力と構成!

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    2024年03月24日
  • 高橋治のおくのほそ道ほか シリーズ古典(6)

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      奥の細道は江戸時代に松尾芭蕉によって書かれた俳諧紀行文です。芭蕉は1683年、門人である曾良と共に江戸を出発し、関東・東北・北陸を経て大垣に至るまで旅を続けました。各地でよんだ句は50句にもなります。旅程は600里、5ヶ月あまりの旅でした。この奥の細道は芭蕉円熟期の代表作と賞されています。

      メインである奥の細道も大変おもしろかったけれど、私が一番おもしろいと思ったのは歌仙でした。場面が次から次に移り変わり、それでいて繋がりがあるからバラバラにはならない、なんとも素敵な世界でした。歌仙は作る人たちの発想次第で世界をいくらでも広げられます。思わず自分でも作ってみたくなりました。

      俳

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    2011年07月17日
  • 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙

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    今回は俳句。
    松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶
    芭蕉の奥の細道の句を初めて全部読みました。
    小林一茶の句がわかりやすく面白い
    露の世は露の世ながらさりながら

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    2017年11月22日
  • 秘伝

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    90回 1983年(S58)下 直木賞受賞作。長崎の漁港を舞台とする釣り名人二人の腕比べと友情を描いた作品。海男の生き様を満喫できるおすすめ。
    収録作)『秘伝』、『赤い海』

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    2013年09月29日
  • 風の盆恋歌

    絵が

    横顔が酷すぎます。
    まず表紙から絵柄がおかしくビックリしました。
    内容が全く入ってこないぐらいです。

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    2016年02月24日