作品一覧

  • ザ・ルーム・ネクスト・ドア
    3.6
    1巻2,420円 (税込)
    若い頃の友人に再会した作家は、「最期の時間を一緒に過ごしてほしい」と頼まれる。友人は末期がんだった。そして、心の準備ができたら薬を飲んで死を選ぶという。思いがけぬ日々のなかで作家が見たものは──。全米図書賞受賞作家による感動作。ペドロ・アルモドバル監督映画原作。
  • 川が流れるように
    4.0
    1巻3,080円 (税込)
    1948年、コロラド州アイオラ。ヴィクトリアは17年間、家と農園の外にほとんど出たことがなかった。母を早くに亡くし、桃農家の父と叔父、弟のために家事をこなすだけで日々は過ぎていく。そんな彼女の人生が突然変わる。謎めいた青年ウィルと出会ったのだ。ウィルは故郷をもたず、各地を放浪しているという。自由な彼といるとき、ヴィクトリアは自分も変わったように感じた。だが、町の人々はよそ者を疎んだ。それでも、ヴィクトリアはウィルを選ぶ。初めて父に嘘をついてまで、逢瀬を重ねる。だが、背後には悲劇が迫っていた――。大切なものを失いながらも、自分の道を進み、再生を遂げる女性の姿を描く感動作。アメリカ、イギリス、ドイツなどで続々とベストセラーリスト入りした米国作家のデビュー長篇小説
  • エドワードへの手紙
    4.0
    1巻2,475円 (税込)
    旅客機墜落事故の唯一の生存者である12歳の少年エドワード。両親と兄を失い、生きる気力を失っていた少年の6年に及ぶ成長の日々が、事故が起きる直前の機内の状況と交互に語られる。
  • ティアリングの女王(上)
    3.0
    〈跡継ぎの石〉をもつケルシーはティアリングの女王の一人娘。人里離れた森で存在を隠されて育てられていたが、19歳になった日、騎馬の近衛隊が彼女を迎えにきてすべてが変わる。都へと向かい、亡き母の跡を継いで女王の座につくのだ。だが、堕落した叔父の摂政や隣国の支配者〈赤の女王〉が旅を始めた彼女の命を狙っていた……。国を救う過酷な試練を課せられた気高き少女を描いた、華麗なファンタジイシリーズ第一弾!
  • 星影の娘と真紅の帝国(上)
    3.0
    カルーがひとりの天使を愛し、“裏切られた”ため、家族と慕う異形のキメラたちが、異世界エレツで宿敵である天使の軍団の手で虐殺されることに! 罪をあがなおうと、カルーはモロッコの人里離れた城塞で蘇生の魔法に取り組む……。過酷な運命に抗うふたりの恋人たちを描いた傑作ファンタジイ・シリーズ第二弾/掲出の書影は底本のものです
  • 煙と骨の魔法少女
    3.5
    古都プラハの扉の向こうにある“どこかの国”。歯や牙と引き換えに、願いを叶える魔法……。カルーはプラハで芸術を学び、美しく奇怪な生き物の絵を描く。だが誰もが想像の産物だと思うその題材は、みな真実だった。学校から帰ると、彼女は魔法の通路の先にある“願い事屋”に行く。獣と人の混じった姿のキメラ、ブリムストーンの、歯や牙と引き換えに願いを叶える店を手伝っているのだ。しかしある日、カルーの前に“天使”の男が現われ、すべてが変わった――彼女の希望と愛が、世界の運命を変えていく――運命の出会いを描く話題のファンタジイ三部作開幕!

ユーザーレビュー

  • 川が流れるように

    Posted by ブクログ

    1940年代のアメリカ、コロラド州が舞台。
    美しい森の木漏れ日、川の流れ、鳥の鳴き声、
    地域で評判の桃の香りが、読みながら堪能できた。
    母を事故で亡くし、家事を一身にこなす、17歳のビクトリアが、流れ者のウィルと出会い、恋に落ちる。
    でも、インディアンである彼は、周囲から差別の中で隠れて会うことしかできない。

    悲恋物語、と思いきや、
    妊娠して、家族に隠れて山の中で出産するシーンは、ものすごい。
    息をしていない産まれた子を蘇生させる場面は感動的。
    食べ物がつき、どうしようもなくなった時、その決断はその後の人生の流れを変えた。
    ウィルの「川がながれるように」の言葉が常に道標。

    母親の死や、粗暴

    0
    2024年08月07日
  • エドワードへの手紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『奇跡の少年が奏でる、とまどいと再生の鎮魂歌』

    飛行機事故でただ一人生き残り、両親と兄を失った12歳のエドワード。変貌した環境にとまどい、周りの人達と右往左往しながらも再生の道を歩んでいく。特別な力はなかったけど、これも運命だったのかな…

    0
    2022年08月28日
  • ザ・ルーム・ネクスト・ドア

    Posted by ブクログ

    短めの長編なのに、ずっしりとした読み応えの作品だった。あらすじを書くと、小説家の主人公の女性が、病に伏し余命幾ばくもない若かりし日の友人に呼び出され、自分は薬で安楽死をするつもりなので最後の日々に隣の部屋にいてほしいと頼まれるというもの。

    だが、長くない作品なのに最初の100ページ以上はストーリーが動かない。主人公のとりとめもない思考、回想が脈絡もなく続く。友人が娘と折り合いが悪いこと、ある美しい女性にとっては年を取ることがとても残酷な状況をもたらすこと、良かれと思って認知症気味の隣人の女性との交流を買って出るもののやがてやめたいと後悔したこと、などなど。多くは女性が人生において経験する感覚

    0
    2026年01月31日
  • エドワードへの手紙

    Posted by ブクログ

    飛行機墜落事故で唯一生き残ったエドワードが、事故と向き合い大人へと成長していく物語。

    一見有り得ないような設定でご都合主義だと思う人もいるが、実際に起こった墜落事故で一人だけ生き残った少年のニュースを見て感化されて作家さんは書いている。
    取材の元、機内での実際のやり取りも使用していて、事故に関わる全ての人に敬意を持って書かれていることを理解して読むと深みが変わるかと思います。

    遺族からのたくさんのエドワードへの手紙は正直身勝手だと感じる。
    小さな少年に死んだ者への代わりになって欲しいなんて本当に遺族が思うのだろうかと驚きはした。
    しかしここでのテーマは傷ついたエドワードの心の再生であり、新

    0
    2026年01月27日
  • ザ・ルーム・ネクスト・ドア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原題『What Are You Going Through』。
    邦題も英語という中々ないタイプの訳出。
    と思ったら、映画化されたときのタイトルを取っているのね。
    今、この時に何を想い、どう未来と向き合おうとするのか。
    旅立たんとする者とかたわらで寄り添う者、各々を象徴するかのようなタイトルの意味にそこここで思いが向く。

    癌を患い闘病中の友人を見舞う語り手。
    たまたま訪れた地の民泊で紹介されていた元恋人の講演会をきっかけに、にぶい胸の痛みを伴う思索ばかりが紙面を通じて読者に伝えられる。
    気付かぬふりをしながら分かりきった崩壊に向かってじり進む世界、人生の終焉に対する岐路を迎えてもなお距離が埋ま

    0
    2026年01月17日

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