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「アン・ナポリターノ」の「エドワードへの手紙」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アン・ナポリターノ」の「エドワードへの手紙」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
飛行機墜落事故で唯一生き残ったエドワードが、事故と向き合い大人へと成長していく物語。
一見有り得ないような設定でご都合主義だと思う人もいるが、実際に起こった墜落事故で一人だけ生き残った少年のニュースを見て感化されて作家さんは書いている。
取材の元、機内での実際のやり取りも使用していて、事故に関わる全ての人に敬意を持って書かれていることを理解して読むと深みが変わるかと思います。
遺族からのたくさんのエドワードへの手紙は正直身勝手だと感じる。
小さな少年に死んだ者への代わりになって欲しいなんて本当に遺族が思うのだろうかと驚きはした。
しかしここでのテーマは傷ついたエドワードの心の再生であり、新しいエドワードの成長だと思う。
エドワードが作中に自分は残された側の人間であり、残された側の人にしかわからない感情があると感じる。
そして身内が事故で死んでしまって手紙をよこす人々を同じ残された側だと思い、救いを求める気持ちに寄り添うことで自分が救われる側にもなっていく。
悪くいうと傷の舐め合いにもなるが、エドワードが自身を心配して気遣い、手紙の存在を内緒にしていた叔父に言うセリフに心をうたれる。
そしてずっと側にいてくれるシェイがとにかく素敵な女性であり、シェイがエドワードに最後に愛を語る場面はこの本の一番書きたかったところだと思う。
辛いときや悲しいとき人はあれこれ考えすぎてしまうことがある。ふさぎこんで前に進めなくなったときシンプルに考えることも大切だと。
今があるのはラッキーだったと。
そう割り切ることも必要じゃないかと思える作品です。