藤原多伽夫の作品一覧

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2023/06/28更新

ユーザーレビュー

  • ヒトは〈家畜化〉して進化した 私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか
    進化の本かなと思って読んだけど、徐々に差別や分断の話へと変わっていった。
    最後の謝辞に『(二〇一六年の)大統領選の後、第一稿の半分を没にした』とある。政治に疎い私でも前後の文から、トランプ大統領が当選したときの話だと分かった。

    人間は『ずっと子供のまま』というのは、何かのテレビで見た気がする。これ...続きを読む
  • 昆虫は最強の生物である 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略
    現在に至る昆虫誕生の歴史を書いた本。カンブリア大爆発から白亜紀までの記述でページ数の大半が埋まっている。イモムシに卵を産み付けるカリバチが社会性を獲得する過程や翅のソーラーパネル説など他で聞いたことのない説に触れられてよかった。
    また、難しい話だけでなくナショナルジオグラフィックを小馬鹿にしたり、過...続きを読む
  • ヒトは〈家畜化〉して進化した 私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか
    ヒトが他の人類と違って繁栄できたのは、自己家畜化によって進化した協力的コミュニケーションという友好性を有していたから。一方でこの友好性は他者を非人間化し残虐に扱うことができるという負の側面もある。
    協力的コミュニケーションの能力はイヌにはあるがチンパンジーにはない。友好的なキツネだけを交配すると認知...続きを読む
  • ヒトは〈家畜化〉して進化した 私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか
    ヒトの家畜化?誰に家畜化された?と思いながら読み始めた。
    なるほど、サブテーマに書かれているように「なぜ寛容でありながら残酷な生き物に進化した」かが、自己家畜化と言うヒトを捕食者の頂点に押し上げ文明をつくらせた進化圧が、同時に他者に対しての残虐さにもつながっていることが、とても分かりやすく書かれてお...続きを読む
  • 「協力」の生命全史―進化と淘汰がもたらした集団の力学
    まず、読み始めて最初に思ったのは、日本語のタイトルがミスリードかもしれない、ということ。『「協力」の生命全史」』とあるから、社会学や人類学のような視点かと思うと、筆者の専門は進化論や行動学のような生物学寄り。(「生命全史」という箇所からそれを読み取らないといけなかったかも。)

    とはいえ、第4部など...続きを読む

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