作品一覧

  • 古代中国の性生活 先史から明代まで
    値引きあり
    -
    「一夜で十人と愛を交わすべし」―― 性愛とは〈道(タオ)〉であり、男性および女性の原理の均衡こそ生命力の源である――。性のマニュアル、後宮への務めから、纏足の風習、妓女との付き合い方まで。儒教・道教・仏教がせめぎ合うなかで出来しためくるめくエピソードを渉猟しつつ、先史より貫く中国文化不変の根幹を抉り出す。鬼才による中国性愛史研究「最初の完成」の書! カラー口絵つき。 解説は『古代中国の24時間』の柿沼陽平氏。 【目次】 序文 ■第一部 封建王国――殷・周時代 前一五〇〇年~前二二二年 性と社会についての中国人の基本的な考え方 第一章 創始期と西周王朝――前一五〇〇年頃~前七七一年頃 第二章 東周王朝――前七七〇年~前二二二年 ■第二部 帝国伸長期――秦・漢・六朝時代 前二二一年~後五八九年 性と儒・道・仏三教 第三章 秦と前漢王朝――前二二一年~後二四年 第四章 後漢王朝――二五年~二二〇年 第五章 三国と六朝――二二一年~五九〇年 ■第三部 帝国の最盛期――隋・唐・宋時代 五九〇年~一二七九年 性の手引書、その盛行と衰勢 第六章 隋王朝――五九〇年~六一八年 第七章 唐王朝――六一八年~九〇七年 第八章 五代と宋王朝――九〇八年~一二七九年 ■第四部 モンゴル支配と明の再興――元・明時代 一二八〇年~一六四四年 文学・芸術のなかの性 第九章 モンゴルもしくは元王朝――一二七九年~一三六七年 第十章 明王朝――一三六八~一六四四年 ■補遺 インドおよび中国の性的神秘主義 原注 図版一覧 ファン・フーリック学術関係主要著作目録一覧 訳者あとがき 解説 中国性愛史研究の先駆者 柿沼陽平 【本書の主なトピック】 [周]女性は寝所の偉大な導師、性の秘密の護持者である [前漢]儒教の厳格な教義の裏で、諸侯も皇帝も性のモラル崩壊! [後漢]挿絵入り「性の手引書」が教える"究極の技法" [六朝]妻妾を満足させられなければ、家長の信望失墜・地位喪失 [唐]家での肉体的愛から逃れ、娼妓とのプラトニックな交際へ [元]「性愛画を秘蔵」-10点、「女性の面前で猥談」-20点……家長の「道徳成績計算表」 [明]性が抑圧されず、すこやかな歓楽だった最後の時代 (*本書の原本は1998年にせりか書房より刊行されたものです。)
  • イラスト図解 中華後宮事典 中華風ファンタジー創作のための
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国風の架空世界を舞台とした創作作品が人気を博している。その元ネタとなっている中国の宮廷世界の基礎知識(生活習慣、制度、ファッション、建築…)をイラスト満載で解説。オールカラー。
  • 古代中国の裏社会
    4.7
    1巻990円 (税込)
    義に厚い一方で、贋金づくりや殺人などの犯罪行為を繰り返す任侠。前漢時代の大任侠・郭解の生涯を辿りながら、彼らの実態に迫る。
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで
    4.2
    1巻1,056円 (税込)
    始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ……。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。
  • 劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』
    4.0
    三国志の英雄は全員悪人!? 気鋭の歴史学者が歴史学の知見をふまえて、これまでの常識をくつがえす! 小説、映画、マンガ、ゲームを通じて幅広い世代に受け入れられている三国志。 多くの場合、主人公は劉備で、きまって「つねに民を思いやる仁君」として描かれる。 その脇には彼を支え続けた天才的軍師、諸葛孔明がひかえている。 ところが歴史学の手法を駆使すると、まったく違う姿が浮かびあがる。 本書で示される驚愕の事実とは・・・ ・劉備は競馬好き、学歴詐称で、親不孝なボンボン。 ・劉備はヒゲがないことがコンプレックスだった。 ・諸葛亮は軍略をたてるのが苦手。 ・関羽・張飛は劉備にカネでスカウトされた。 物語では美化されてきた二人だが、彼らの家柄や「財布の中身」に着目すると、本当の姿が見えてくる。 また本書では他の群雄にもスポットをあてている。 ・呂布の赤兎馬はポニーなみに小さかった ・三国志の英雄たちはいつも資金繰りに悩んでいた ・董卓は暴君だったのか? ・袁術、袁紹の「二袁児」は声望を集めながら、滅びたのはなぜか? ・曹操はどのようにして財源を確保したのか? あなたの知らない「三国志」がここにある!

ユーザーレビュー

  • 古代中国の裏社会

    Posted by ブクログ

    タイトルが惹かれるものでしたが、なかなか面白く読めました。
    中国は歴史のある国だからこそしっかり記録があるけど、当時の事情や記録方法で表記の理由があると知ることができた。

    さて任侠の世界、時代は変わっても人殺を請負う人が居たんだね、その対価も状況も興味深い。
    当時の死刑の方法はかなり残酷なものだったよう。

    0
    2025年05月14日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    中国秦~漢時代の生活史を24時間で区切って紹介する。同じく24時間で区切って生活史を紹介する本はすでにローマ・エジプト・ギリシャがあるようだ。本書は中国版。
    古代人の生活に現代の私達と驚く程似ているパーツがある。2000年前の人も同じ人間なんだと身近に感じる。同じアジア人であるし。
    古代から顔採用は有りハゲは嫌われ口臭問題がありナンパをし酒を飲んで酔っ払い二日酔いで苦しんでいる。

    0
    2025年05月05日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    秦漢期を想定した古代中国の一日を体験する形式をとり、衣食住から性愛にいたるまで当時の日常生活を再現する内容。読むことで間違いなく古代中国についての解像度が上がる。典拠も巻末注にまとめられているので非常に有用な一冊。

    0
    2022年12月08日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    官吏はルックス採用が多く美男子の要素の一つは髭であり、髭を剃っているものは宦官や犯罪者とみなされた。
    髭を剃る刑罰があった

    庶民の多くが氏を持つようになったのは紀元前前後
    気軽に名字を変えた
    家族などの親密でない他人を名で呼んではいけなかった、特に皇帝の場合は公文書にも使ってはいけなかった
    姓+官職・役職名

    地図は北が下、南が上
    郡>県>郷>里
    中国北部は人口密集地帯、南部は過疎
    普通語や共通語の概念がなかった
    長江流域は鬱蒼とした森林に覆われて今とは生態系が異なっており、象が生息していた。また在任や民がそこに逃げ込めば捕まえるのは難しかった
    毛先から魂が抜けてゆくと信じて毛先を隠していた

    0
    2022年09月16日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    古代中国で、人々がどう暮らしていたのか。
    膨大な資料から生活習慣に絞って集大成した十年がかりの労作。
    古代にタイムスリップして一日を過ごしてみたら?
    といった体裁でまとめられていて、ユーモアもあり、読みやすいです。

    秦や漢という大国がすでにあった頃、何百年にも及びますが、ほぼ紀元前という。
    ドラマでは現代感覚も加味してあるので、いや、ここまで豪勢じゃないでしょ、精巧じゃないでしょ?と思う面もあるけれど、既に多くの書物があり、法律があり、文化があったことも事実。
    で、日々の暮らしの実態は?

    皇帝は早朝に起き、えんえんと案件を審査する。
    朝起きたら口は漱ぐが、歯を磨くというところまではない。

    0
    2022年09月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!