作品一覧

  • 古代中国の裏社会
    NEW
    -
    1巻990円 (税込)
    義に厚い一方で、贋金づくりや殺人などの犯罪行為を繰り返す任侠。前漢時代の大任侠・郭解の生涯を辿りながら、彼らの実態に迫る。
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで
    4.2
    1巻1,056円 (税込)
    始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ……。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。
  • 劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』
    4.0
    三国志の英雄は全員悪人!? 気鋭の歴史学者が歴史学の知見をふまえて、これまでの常識をくつがえす! 小説、映画、マンガ、ゲームを通じて幅広い世代に受け入れられている三国志。 多くの場合、主人公は劉備で、きまって「つねに民を思いやる仁君」として描かれる。 その脇には彼を支え続けた天才的軍師、諸葛孔明がひかえている。 ところが歴史学の手法を駆使すると、まったく違う姿が浮かびあがる。 本書で示される驚愕の事実とは・・・ ・劉備は競馬好き、学歴詐称で、親不孝なボンボン。 ・劉備はヒゲがないことがコンプレックスだった。 ・諸葛亮は軍略をたてるのが苦手。 ・関羽・張飛は劉備にカネでスカウトされた。 物語では美化されてきた二人だが、彼らの家柄や「財布の中身」に着目すると、本当の姿が見えてくる。 また本書では他の群雄にもスポットをあてている。 ・呂布の赤兎馬はポニーなみに小さかった ・三国志の英雄たちはいつも資金繰りに悩んでいた ・董卓は暴君だったのか? ・袁術、袁紹の「二袁児」は声望を集めながら、滅びたのはなぜか? ・曹操はどのようにして財源を確保したのか? あなたの知らない「三国志」がここにある!
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

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    秦漢期を想定した古代中国の一日を体験する形式をとり、衣食住から性愛にいたるまで当時の日常生活を再現する内容。読むことで間違いなく古代中国についての解像度が上がる。典拠も巻末注にまとめられているので非常に有用な一冊。

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    2022年12月08日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    官吏はルックス採用が多く美男子の要素の一つは髭であり、髭を剃っているものは宦官や犯罪者とみなされた。
    髭を剃る刑罰があった

    庶民の多くが氏を持つようになったのは紀元前前後
    気軽に名字を変えた
    家族などの親密でない他人を名で呼んではいけなかった、特に皇帝の場合は公文書にも使ってはいけなかった
    姓+官職・役職名

    地図は北が下、南が上
    郡>県>郷>里
    中国北部は人口密集地帯、南部は過疎
    普通語や共通語の概念がなかった
    長江流域は鬱蒼とした森林に覆われて今とは生態系が異なっており、象が生息していた。また在任や民がそこに逃げ込めば捕まえるのは難しかった
    毛先から魂が抜けてゆくと信じて毛先を隠していた

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    2022年09月16日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    古代中国で、人々がどう暮らしていたのか。
    膨大な資料から生活習慣に絞って集大成した十年がかりの労作。
    古代にタイムスリップして一日を過ごしてみたら?
    といった体裁でまとめられていて、ユーモアもあり、読みやすいです。

    秦や漢という大国がすでにあった頃、何百年にも及びますが、ほぼ紀元前という。
    ドラマでは現代感覚も加味してあるので、いや、ここまで豪勢じゃないでしょ、精巧じゃないでしょ?と思う面もあるけれど、既に多くの書物があり、法律があり、文化があったことも事実。
    で、日々の暮らしの実態は?

    皇帝は早朝に起き、えんえんと案件を審査する。
    朝起きたら口は漱ぐが、歯を磨くというところまではない。

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    2022年09月16日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    タイムスリップ形式で読みやすかった。
    一日の生活を通して、政治・経済・文化…いろんな側面が見えるんだなって実感できた。
    文化史導入として「一日」を知ることから始めるの、なかなかいいかもしれない

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    2022年08月18日
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ともかくすごい。あっちこっちから引っ張ってきてこれだけみっちり再現してしまう。カンセキならでは。よく拾ってきたよなあ。漢代あたりが中心なんだが、読んでたら陶淵明がどんなに暮らしてたのかとかふわふわと気になってきた。悠然として東の垣根の下の菊をとるときの格好とか、彼は大金持ちの貴族で落魄してるんだから食べ物は問題なかったろうとか、四合院すでにあったのねとか。明器とか。見事なはりがたとか。

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    2022年06月07日

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