劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』

劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』

968円 (税込)

4pt

4.0

三国志の英雄は全員悪人!?
気鋭の歴史学者が歴史学の知見をふまえて、これまでの常識をくつがえす!

小説、映画、マンガ、ゲームを通じて幅広い世代に受け入れられている三国志。
多くの場合、主人公は劉備で、きまって「つねに民を思いやる仁君」として描かれる。
その脇には彼を支え続けた天才的軍師、諸葛孔明がひかえている。

ところが歴史学の手法を駆使すると、まったく違う姿が浮かびあがる。
本書で示される驚愕の事実とは・・・

・劉備は競馬好き、学歴詐称で、親不孝なボンボン。
・劉備はヒゲがないことがコンプレックスだった。
・諸葛亮は軍略をたてるのが苦手。
・関羽・張飛は劉備にカネでスカウトされた。

物語では美化されてきた二人だが、彼らの家柄や「財布の中身」に着目すると、本当の姿が見えてくる。

また本書では他の群雄にもスポットをあてている。

・呂布の赤兎馬はポニーなみに小さかった
・三国志の英雄たちはいつも資金繰りに悩んでいた
・董卓は暴君だったのか?
・袁術、袁紹の「二袁児」は声望を集めながら、滅びたのはなぜか?
・曹操はどのようにして財源を確保したのか?

あなたの知らない「三国志」がここにある!

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劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    経済を軸に見た三国志。劉備と諸葛亮に焦点を当て、その実像に文献史料のみならず出土史料等の数多くの史料から迫っている。古い研究から直近の研究までが参考にされていて、端々に誰の何年の研究に基づいてそう言えるのか典拠が示されているのも良い。こうした新しい劉備・諸葛亮像で物語を描いても画になる気がした。ただ

    0
    2021年12月26日

    Posted by ブクログ

    三国志のメイン登場人物である劉備と諸葛亮を物語的な英雄としてではなく、国家と経済の運営者として分析する。

    三国志の良心として語られる劉備だが、実際は聖人君子どころか、資金難に追いかけられ、関羽や張飛などの部下にも満足な報奨を払えない。その土地の有力者に借金を重ねて、なんとかやりくり。ときには諸葛亮

    0
    2018年07月27日

    Posted by ブクログ

    『三国志演義』に描かれる劉備や諸葛亮、その他の登場人物のイメージと、歴史学の知見から見た実際の姿のギャップを明らかにする一冊です。この本を読むことで、劉備や諸葛亮が必ずしも理想的な人物ではなかったことが分かりました。
    さらに、三国志の時代の武将たちがどのように財源を確保し、それが国の強さに直結してい

    0
    2024年07月12日

    Posted by ブクログ

    経済面から見た劉備と諸葛亮の三国志。

    これまであまり語られてなかった荊州時代の話などは非常に勉強になった。

    0
    2022年08月07日

    Posted by ブクログ

     三国志に登場する劉備といえば民おもいの名君で、諸葛亮は天才軍師・・・ところが最新の研究では、こうした「常識」に疑問が生じている。本書では単なる物語ではなく、史実にもとづき、さらには彼らのカネの動きを追うことで、英雄たちの実像にせまる。あなたの知らない三国志がここにある。(2018年刊)
    ・序 章

    0
    2018年06月23日

    Posted by ブクログ

    著者の古代中国の本が面白かったし、カネ勘定からの三国志とあったので期待したが、あまり新しい知見はなかった。
    劉備が信義を看板にしているがそうでないことは周知だと思っていたが。
    諸葛亮の野心家説も、わざわざ劉備のところに行く時点で明らか。董卓と袁術の見方は勉強になった。
    資料の無い時代だが、推論でもも

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    三国志好きだったため、リアルな面がどんな風だったのか興味があって読んだ。魏や蜀の経済面について書かれている。民衆が苦労しただろうということもよくわかる。漢の全盛期の1割程度に人口が減っていた。疲弊しただろう。英雄同士の血湧き肉躍る戦いの根っこには、民衆がいた。個人的には長坂橋の戦いについて、疑問があ

    0
    2018年05月31日

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