血を分けた子ども

血を分けた子ども

ジャネル・モネイやN・K・ジェミシンらが崇拝するブラックフェミニズムの伝説的SF作家による、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠に輝いた表題作を含む唯一の作品集。

知っているでしょう? 人類は、私たちの卵を宿すことで、生き延びたの――
強大な力と知性を持つ節足動物「トリク」が支配する地で、トリクの保護を受けて暮らす人間たち。人間は、トリクの卵を男性の体内に宿し、育て上げるという役割を担っていた。

ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠に輝いた究極の「男性妊娠小説」である「血を分けた子ども」。
言語を失い、文明が荒廃し人々が憎しみ合う世界の愛を描き、ヒューゴー賞を受賞した「話す音」。
ある日突然神が現れ、人類を救うという務めを任された女性をめぐる、著者の集大成的短篇「マーサ記」。

7つの小説と2つのエッセイを収録する、著者唯一の作品集が待望の邦訳。

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血を分けた子ども のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み始めて数行
    海外SFってこういう感じか…意味がわからんぞ…
    と挫折しそうになったけど、終盤には夢中で読んでいた。
    短編小説+エッセイなので、私のような初心者には最適だったと思う。

    しかも、有難いことに話のひとつひとつに作者あとがきがある!
    作者の尽きない興味とそこから物語を生み出す力に脱帽しな

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    「血を分けた子ども」kawade.co.jp/sp/isbn/978430… 前情報ゼロで読んだら想定外のジャンルだった(何回目) 知ってたら手に取らなかったからうっかり読めて良かった!社会問題や実際の事件に想起した作品もあるそうだけどとにかく想像力が爆発してる。トーンはディストピアなのに不思議と愛

    0
    2023年05月14日

    Posted by ブクログ

    SF。短編集。
    SFでない純文学的な作品やエッセイもあり。
    地球外生命体と人類の奇妙な関係を描いた2作品、表題作と「恩赦」のインパクトが凄まじい。世界観に圧倒された。
    「夕方と、朝と、夜と」も雰囲気は違うが、とても面白い。
    エッセイも良い。
    傑作。今年読んだ小説のベスト3には入る。
    アフリカ系女性の

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    一貫して語られるのは、愛と暴力の二律背反性だ。
    両立しえないように見えるその2つが奇妙に同居している状態にある。
    さらに多くの場合、あるひとつの関係が愛であり同時に暴力であるもの、人生に対する救済であると同時に著しく尊厳を踏みにじるものとして描かれる。
    そしてそれらは決して平衡状態に至らず、二項のあ

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    全体としてとても面白かったけど、どれかピックアップして読むなら『血を分けた子ども』と『恩赦』がスリリング。

    以下はいくつか作品のまとめと感想。

    ●血を分けた子ども
    テラン(人間?)が、トリクというでっかい虫みたいな生き物に、奴隷的に囲われながら暮らしいている世界の話。過去は一方的な支配だったらし

    0
    2022年09月29日

    Posted by ブクログ

    短編集5編、エッセイ2編、新作短編2編
    表題作のゾッとするような生理的に無理と感じる宇宙人との共存、生殖。そしてそこに生じる理解と絆のようなもの。人間に似た宇宙人ではなく全く思いがけない形で現れるバトラーの宇宙生命体に驚き、そのコンタクト相互理解の不毛と少しの希望が絶望感を救ってくれた。
    SFとして

    0
    2022年09月08日

    Posted by ブクログ

    SL 2023.3.18-2023.3.20
    SFは自分で世界を創り出せるからなんでもアリだなと思っていたけど、この短編集では、その創り上げた世界は作者の考え、主張、訴えたいことが根底にあり、しかも今の時代の出来事を下敷きにしているんだと気づいた。
    地球外生命体や遺伝性疾患、伝染病によって、極限状態

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    途中まで読みました。SFをしばらく読んでない身としてはなかなかハードな一冊でしたが、久々に空想の世界に旅立つことができました。またここに戻ってきたい。

    0
    2023年03月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    素晴らしい………
    短編集の構成がいい。作家の世界がよくわかるし、短編ごとにあとがきがついていて制作背景を教えてもらえるからいろんな視点から何度も味わえる。
    挟まれるエッセイもグッとくる。著者のように生きたい
    短編それぞれも最高〜〜〜。全ては語られないから、地球外生命体や病によって変容してしまった世界

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『筆者の解説付きで二度おいしいSF短編集』

    筆者の様々な体験、問題意識を主題として描かれたSF短編集。テーマは多岐に渡り、全体的に暗い雰囲気の中にも温かさが感じられる、経験したことのない様々なSFの世界が楽しめた。

    0
    2022年09月18日

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