作品一覧 2020/02/28更新 この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 試し読み フォロー 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ルイス・ダートネルの作品をすべて見る
ユーザーレビュー この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル / 東郷えりか 今ではDr.STONE巻末の参考文献としても知られる本作。世界滅亡のあと生き残っても、数年ならがんばれそうな気がしてくる。文明すごい。木もすごい 人参のオレンジとか、時計が時計回りなのは北半球だったから、など随所にはさまれる雑学も楽しい Posted by ブクログ この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル / 東郷えりか 医学について ・もっとも基本的な感染対策は、手洗いとうがい。 飲料水が排泄物で汚染されないように対応すること。 ・腸管感染症に対する治療の基本は、水分補給。 塩大さじ1杯+砂糖大さじ3杯→1リットルの水でかき混ぜる。 ・単純な顕微鏡:透明なガラスを温めて引き延ばす→細いひも状にする→熱い炎でこの先端を溶か...続きを読むし、垂れさせる→ ガラスの滴は落ちる間に冷え、球形の極小のガラスビーズに→金属の薄片か、厚紙の真ん中に穴→ この穴に球形のレンズを乗せたものを作る→それを試料の上にかざす。 ・難産の時に赤ん坊を取りだす、手術によらない方法:産科鉗子を産道まで差し入れる→ 胎児の頭蓋骨をしっかり注意深くつかむ→頭の位置を直すか、静かに赤ん坊を引っ張りだす。 ・即席の保育器:シールドビームやヘッドライト、ドアチャイム、小型扇風機、バッテリーで出来る。 ・聴診器は、体の内部の音を明らかにする。心拍音の異常や肺の病気(ゼイゼイ、パチパチ、プクプク)、 腸の閉塞部(無音)、胎児のかすかな心音までわかる。 ・真空ポンプ+二枚の金属板+高圧電流→電子+エックス線。 エックス線は、体の内部の状況を見せてくれる。使用者は、鉛の衝立の後ろで保護される必要あり。 ・人体には、構造上で動物とは重要な相違点がある。 ・疾患は、全身に及ぶ問題よりも、特定の臓器の問題によってしばしば起きている。 ・鎮痛効果:柳の樹皮、トウガラシ、ミント、ケシ。 ・消毒剤、消炎剤:ラベンダー。 ・抗マラリア薬:キナの木の樹皮。 ・臨床試験を成功させるには、被験者を無作為にグループ分けして偏りを無くすこと、 そしてニ重盲検法を利用すること。 ・手術をする際の前提条件:正しい解剖学的知識、無菌状態、麻酔。 ・無菌状態:ヨウ素、70%エタノール、高温殺菌した手術室。 ・麻酔:笑気ガス、ジエチルエーテル。 ・医学の再発展の過程では、秩序だった緻密な研究を省く近道は無いだろう。 人間の苦しみを緩和するためには、動物実験のような望ましくないことも実践しなければならないだろう。 ・抗生物質ペニシリン。 ・必要な科学を理解していても、大破局後の文明は一定レベルの高度さを再び確保しなければ、 社会一般に影響を及ぼすほど、充分な抗生物質を生産できるようにはならないだろう。 mac この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル / 東郷えりか 現文明が消えた後。 抱かれし遺構により再構築される新世界。 破壊という愚かしさまで継承されるのか。 数百年で9割もの生物種を絶滅させたもの。 それは人類。 サピエンスって何? 質の悪い冗談にしか思えない。 絶望の囁きは、渇きの風になる。 南無。 Posted by ブクログ この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル / 東郷えりか 自分の知識を超える表現は多々あったが、総じて面白い本。当たり前が当たり前じゃないことを感じさせてくれる。、 Posted by ブクログ この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた ルイス・ダートネル / 東郷えりか この世が大破局を迎えたあと。 ”生存者が乏しくなった資源をめぐって熾烈な争いを始める”シナリオではなく、著者が着眼したのはその逆。人類の大半が抹消され物質的インフラだけが残されている状態というシナリオにおいて、人類が文明を再建する方法は? あくまで思考実験なのだが、妙に具体的でとても面白い。 ひたす...続きを読むらつらつらつらつらと文章が連なる本で全然Howtoではないのだが、なぜかこの文庫本を防災リュックに入れておこうかなーと思っている。 Posted by ブクログ ルイス・ダートネルのレビューをもっと見る