作品一覧

  • この身体がつくってきた文明の本質
    4.6
    1巻3,190円 (税込)
    身体を持った生物としての人間が、いかに文明をつくってきたかを壮大なスケールで描く大作。『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』と『世界の起源』に続く3部作の終巻。 「肉体」をもった「生物」としての人類の壮大な歴史! 人間には肉体的な壁があるからこそ歴史はつくられた。 「身体」から初めて世界史を総合的に解き明かした名著!  ベストセラー『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』で始まる3部作の最新作。 疫病、人口問題、遺伝的変異、アルコール・カフェイン・薬物、長子相続、認知バイアス……。 歴史を動かした身体性! 本書「はじめに」より 本書では、人類の歴史の奥深くまで潜り、文化や社会、文明に人間の根本的な特徴がどのように現われていたかを探ることにする。ヒトの遺伝子や生化学、解剖学、生理学、心理学上の奇妙な癖がどのように発露してきたか、そして一度の重大な出来事という観点だけでなく、世界の歴史で終始一貫して長期に見られた傾向の結果や波及効果が何であったかを探究したい。……ヒトの体の特徴は、僕らが互いに学ぶ慣習や行動、技能などの人間の文化的発展に、もっと微妙な方法でも影響をおよぼしてきた。
  • 世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史
    3.3
    1巻2,640円 (税込)
    究極の「起源」の物語。惑星としての地球のどんなプロセスが人類の進化を促したのか?大陸移動など、地球の地質学的な歴史をたどりながら、人類をはじめとするすべての生物が、いかに地球環境の産物であるかを語る!
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた
    3.9
    1巻1,078円 (税込)
    ゼロからどうすれば文明を再建できるのか?穀物の栽培や紡績、製鉄、発電、電気通信など、生活を取り巻く科学技術について知り、 「科学とは何か?」を考える、世界15カ国で刊行のベストセラー!

ユーザーレビュー

  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    全然知らないことがたくさん。
    今が西暦何年か分からなくなっても、星を見ればわかるのか。。
    必要最小限(むしろ不足)の図示にとどめているので、補足情報のネット検索は必須。

    疫病大流行で世界が滅びたときにもし生き残ったら、
    この本を握りしめて頑張ろう。

    0
    2025年11月24日
  • この身体がつくってきた文明の本質

    Posted by ブクログ

    都市は人間が「こうしたい」と思って自然を上手くコントロールするために作り上げてきたもの。養老孟司の唯脳論にも近い主張だが、都市だけでなく、人類の営為そのものが突き詰めればそうした人間身体によるのであり、その身体要求に合わせて最適化して作られてきたのが文明である。

    こうした切り口で、身体欲求や制約による歴史の転換点に着目し、文明論を述べるのが本書。非常に面白かった。ジャレドダイヤモンドの進化生物学的なアプローチにも近い。

    例えば、自らの遺伝子を残したいという欲求。進化生物学者のホールデンは「兄弟二人を救うためなら命の危険を冒して川に飛び込むが、一人の場合はダメ。いとこなら七人ではダメで、八人

    0
    2025年05月24日
  • この身体がつくってきた文明の本質

    Posted by ブクログ

    疫病、人口問題、遺伝的変異、アルコール・カフェイン・薬物、長子相続、認知バイアスなどが及ぼした世界の歴史で終始一貫して長期に見られた傾向の結果や波及効果について探求した本。著者は宇宙生物学が専門だが科学を通して見た歴史書という感じ。特に風土病・感染症の観点からの植民地に関する分析が秀逸。

    BEING HUMAN: HOW OUR BIOLOGY SHAPED WORLD HISTORY
    【目次】
    はじめに
    第1章 文明をつくるソフトウェア
    第2章 家族
    第3章 エンデミック――風土病
    第4章 エピデミック――流行病
    第5章 人口統計
    第6章 気分を変える
    第7章 コーディング・エラー
    第8章

    0
    2024年12月02日
  • この身体がつくってきた文明の本質

    Posted by ブクログ

    人間の身体的な側面(遺伝子、病気に対する抵抗、人口増加・減少の原因、薬物、認知バイアス等々)に焦点を合わせた『銃・病原菌・鉄』とも言うべき著作で、ものすごい説得力がある。『銃・病原菌・鉄』がまだまだ文明というものを脳内の機能が発揮されたものと過大解釈してんじゃねーのという印象を読み手にもたらすというか、世界史の見方を根本的なところから修正する必要あるんじゃという印象を持った。陸地がつながってるあいだにアフリカからユーラシアに出てきたサルの一部が、家畜と農耕とで人口を増やし、病気も増やしたけど免疫も得た。海がまたつながって遮断されたアフリカとアメリカ大陸では、家畜由来の病気とは無縁だった。ヨーロ

    0
    2024年11月02日
  • この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

    Posted by ブクログ

    今ではDr.STONE巻末の参考文献としても知られる本作。世界滅亡のあと生き残っても、数年ならがんばれそうな気がしてくる。文明すごい。木もすごい

    人参のオレンジとか、時計が時計回りなのは北半球だったから、など随所にはさまれる雑学も楽しい

    1
    2023年11月23日

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