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  • 名もなき子

    名もなき子

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    テレビ局に在籍し、ドキュメンタリー番組の制作を手がける美貴。ある日、高齢者施設で不審死が相次いでいるとの週刊誌の記事が目に留まる。その後、主要メディアや官邸に犯行声明が届く。書面には「何も生み出さない高齢者は『社会悪』だ」などと書かれていた。取材を進める美貴は、偶然の出来事から悟と名乗る青年とかかわるようになる。悟の生きてきた道程を知った美貴は、この国が抱える深い闇の存在に強い衝撃を受ける--。
  • 任侠ショコラティエ

    任侠ショコラティエ

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    歌舞伎町でボンボンショコラの専門店「ちょこれーと屋さん」を営む星咲直美は、かつて「歌舞伎町の王」と呼ばれた伝説の元極道。傍若無人な振る舞いと破天荒な言動に舎弟の譲二はいつもきりきり舞いだが、なぜか女たちと年寄りには人気がある。そして、きょうも店では騒動が巻き起こり……
  • 空を切り裂いた

    空を切り裂いた

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    徴兵されながらも戦争を生き抜き、戦後、文壇の寵児としてもてはやされた孤高の作家・堀永彩雲。しかしその後半生は、絶望と狂気に彩られていた。昭和四九年に享年五〇で自害した作家の作品は、世間からは忘れ去られたが、一部で狂乱の読者を生み育んだ。そして今、彩雲の子らは真の目覚めを迎え、世紀末日本で覚醒する!
  • 亡命者

    亡命者

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    夫と死別し、神とは何かを求めてパリに飛び立った私。極限の信仰を求めてプスチニアと呼ばれる、貧しい小さな部屋に辿り着くが、そこは日常の生活に必要なもの一切を捨て切った荒涼とした砂漠のような部屋。個人としての「亡命」とは、神とは、宗教とは何か。異邦人として暮らし、神の沈黙と深く向きあう魂の巡礼、天路歴程の静謐な旅。 著者を敬愛する芥川賞作家石沢麻依による解説を巻末収録。 "……私は、内部からパアッと照らしだす光の中にいた。生まれて以来、何処にいても、居場所でないと感じつづけた、わけが、わかった。わかった、わかった。と、何かが叫んでいた。逆なのです、わたしたちすべて、人間すべて、あちらからこちらへ亡命してきているのです。あちらへと亡命するのではなく、この亡命地からあちらへ帰っていくのです。かつて、そこに居たのですから。”──本文より 芥川賞作家石沢麻依さん大推薦! 待望の文芸文庫化。 「『亡命者』は私にとっても思い入れの深い作品です。初めて読んだ時は、それまでの作風との違いに困惑したものの、最後のページにたどり着く頃には、深い白と青の光景に言葉を失くしました。入れ子構造の巡礼世界に、こんな領域まで言葉がたどり着けるのか、と畏れも感じた覚えがあります。そして、現在、自分がドイツにいることにより、個人としての「亡命」とは何なのかを考えさせられています。」
  • 青春とシリアルキラー

    青春とシリアルキラー

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    この本は、なんだかわからないうちに人生をしくじった僕と、その周辺について書いたものである。青春が終わっても人生は続く。若さゆえの生きづらさを描いてきた小説家が、新たな苦しみに直面した三十八歳から四十歳までの日々。「青春とシリアルキラー」と「ドグマ34」を収録。
  • 宗歩の角行

    宗歩の角行

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    江戸末期に活躍した天才棋士、天野宗歩。五歳にして非凡な才能をもてはやされた幼少期。酒に溺れ、賭け将棋に明け暮れた上方時代。命を懸けた大橋宗珉との苛烈な対局。浮世も御城将棋にも見切りをつけ、興行三昧する奥州行脚。実力十三段、のちに棋聖と呼ばれた孤高の勝負師は、何を追い求め彷徨っていたのだろうか。近代将棋の定跡の基礎を築き、今も棋界から無二の存在と一目置かれる男の孤独と絶望に迫る、新たな盤上小説。
  • 闇の余白

    闇の余白

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    覚醒剤の密輸現場で逮捕された暴力団員・雨夜。“いい刑事”にしか話さないと黙秘していたが、やけに身なりのいい警視庁捜査一課の刑事・滝田に会ったとたん、自供を始める。そして雨夜は、覚醒剤密輸で逃亡した人間に加え、品川で起こった暴力団幹部殺害の犯人を教えるという闇の“司法取引”で不起訴にしろと持ちかけてきた。彼が明かした殺人犯に戸惑いを隠せない滝田。しかし、それは迷走する捜査の始まりに過ぎなかった……。
  • 抹茶ミルク

    抹茶ミルク

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    コロナ禍で発足したZoomを使ったオンラインの「YAMI大学」。その中の「深呼吸学部」(橘川幸夫・学部長)では、さまざまな活動と交流を産み、「深呼吸BOOKS」として、オリジナル出版を開始した。 第一弾となる『抹茶ミルク』は、滝和子による書き下ろし小説。描かれる家族との不条理な出来事と、愛すべき人々の織りなす掌小説は、多くのサポーターに支援され、見事にクラウドファンディングを成立させ、より幅広い読者が手にする機会を得た。 推薦の言葉 これは、機能不全家族の物語だ。核家族の闇が噴出してくる。健全な家族と機能不全家族との境界は限りなくあいまいだから、読者は封印していた家族問題を掘り起こされ、痛みと癒しのプロセスを進めることになる。 田原真人(参加型社会学会会長 社会活動家) 滝和子さんがご家族や僕ら友だちのことも思い、手紙のような気持ちで小説を書いていることはかねてより知っていた。ある日「平野さんのために最終章を書き足した。書かなければならないと思ったから。」と最終稿が送られてきた。その瞬間から僕の中で小説を書く・読むという行為の意味が根本的に変わってしまった。商品でも文学でもない、全く新しい参加型小説なるジャンルが突然目の前に現れたことに、僕は心底驚いたのだった。であれば次に来るのは返歌であり、アンサーソングだ。僕もこの「抹茶ミルク」を機に小説を書くことになるのだろう。これはそういうムーブメントの始まりだと思うので、何だか少しピンときた人はぜひ参加されたし。 平野友康(情報経営イノベーション専門職大学 超客員教授 ZoomとVR 旅芸人の一座 座長) 滝さんとは、お仕事経由で知り合いました。イラストレーターとしてご指名してくださり、ご縁が続いております。 とても気さくな印象の方でとてもリラックスしてご一緒に仕事させてもらっていますが、小説は実体験が元になってることも相まって、ギャップがすごいです! 和遥キナ(イラストレーター) (※本書は2021/10/5に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 敵は家康

    敵は家康

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    アルファポリス第6回歴史・時代小説大賞特別賞受賞作! 礫投げが得意な若者・弥七は陰(ほと)と呼ばれる貧しい集落で、夢も希望もなく、地を這うように生きてきた。あるとき、図らずも自らの礫で他人の命を奪ってしまったことで、元盗賊のねずみという男とともに外の世界へ飛び出す。やがて二人は、作事集団の黒鍬衆(くろくわしゅう)の一員として、尾張国の砦造りに関わるようになる。それは弥七にとって、人生で初めての充実した時間だった。だが、尾張を狙う今川義元が領主・織田信長に戦を仕掛けたことで、そんな日々は終わりを告げる。弥七のいた織田領の丸根砦に、大軍が攻めてきたのだ。弥七は織田の兵とともに、戦うことを決意する。しかし、その大軍を率いるのは松平元康、のちの天下人・徳川家康で――。桶狭間の合戦前夜、名もなき青年が戦国の世を駆け抜ける!
  • 鈴波アミを待っています

    鈴波アミを待っています

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「鈴波アミ」というVtuberがデビュー1周年を迎えた夜。しかし、待望の配信は始まらなかった。鈴波アミは突如失踪してしまったのだ。視聴者たちは彼女の復帰を信じ、1年間の配信アーカイブを同時視聴して待ち続けるが……ネット文化が生んだ感動のストーリー
  • 和らぎの国 小説・推古天皇

    和らぎの国 小説・推古天皇

    小説・文芸
    4.8
    1巻1,980円 (税込)
    『利生の人 尊氏と正成』で日経小説大賞を受賞した天津佳之氏の受賞第一作は6世紀末に即位した史上初の女性天皇、第33代、推古天皇を主人公に、この国の精神のなりたちに迫る野心的な作品。神代から始まる『古事記』はこの推古天皇の時代で終わっており、まさに日本が神話から歴史に移る時代の物語です。「和を以て貴しと為す」初の成文法・十七条の憲法、「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」との国書を中国の皇帝に捧げた初の遣隋使、氏姓によらない朝廷内の官僚の序列を初めて示した「冠位十二階」……朝廷が次々と国家体制を整える改革を断行したのは、推古天皇の御代でした。摂政・聖徳太子が主導し、政治を安定させるべく仏教の興隆を進めるなか、激動する東アジアとの関係を巡って生じた軋轢をも融和させる女帝の祈りに、人々は神代の昔から続く、この国に在る真心を見ました。和らぎの国とは、はたして――奇しくも昨年2021年は聖徳太子の1400年忌にあたり、この作品にも登場する聖徳太子創建の法隆寺はじめゆかりの寺院で盛大な法要が営まれ、大阪と東京の美術館・博物館では聖徳太子をめぐる特別展覧会が開かれたばかり。本作には、聖徳太子の伝説をめぐる、あっと驚く仕掛けも隠されています。
  • VRChatガイドブック~ゼロからはじめるメタバース

    VRChatガイドブック~ゼロからはじめるメタバース

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「ゲーム」じゃなくて「メタバース」!! 今日から現実と仮想の二拠点生活はじまります。話題のソーシャルVRアプリを徹底解説! お気に入りのアバターをまといVR空間でコミュケーションできる話題のアプリ「VRChat」。その楽しさの秘密はもちろん、操作方法などのチュートリアルを丁寧に解説。また、すでに楽しんでいるユーザーたちの取材を通して、その魅力に迫ります。「自分の好きな姿で、なりたい自分になる」ための1冊! Chapter1 VRChatの基本操作と基本概念 Chapter2 VRChatの楽しみ方 Chapter3 VRChatを楽しむキーパーソンたち Chapter4 ヘビーユーザーの高度な楽しみ方 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 願いの始まり 神神化身

    願いの始まり 神神化身

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「もう一度聞く。お前の本願は何だ?」 この世界では “カミ”に優れた歌と踊り――「舞奏」を奉じれば、どんな願いでも叶うという。 六原三言(むつはら・みこと)には叶えたい願いがなかった。 類まれなる才能に恵まれ、それ故に孤独でもあったが、ただ“カミ”のために舞奏を極められればそれで良かった。 しかし、皋所縁(さつき・ゆかり)はその違和感を見逃さない。探偵を辞め、とある願いを叶えるため必死に舞奏に喰らいついてきた皋は、三言のような人間を理解できなかった――。 斜線堂有紀が挑む「ライフワーク」であり壮大な伝奇ミステリ。 Twitterで話題の連載小説が待望の書籍化。 謎を秘めた青年達の才能と業、願いをめぐる物語が幕を開ける。
  • 明日のフリル

    明日のフリル

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,980円 (税込)
    上野の森に佇む、夜だけオープンする洋服屋。そこには一点モノの服が並ぶ。仕立てるのはファッションデザイナーの梓振流。ある日、アパレル販売員の五福あやめがお店を訪れた。仕事に忙殺される彼女だったが、振流のアイテムに心動かされ、日常が変わっていく。彼と同じ時を過ごす中であやめは知る。天才デザイナーの服への想い、そして隠された秘密まで。その一着を、もっと気楽に。笑顔をもたらすハピネス・エンタテインメント!
  • 花盛りの椅子

    花盛りの椅子

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    傷ついた古家具には、無数の命が仕舞われている。緑生い茂る山の中、ぽつんと佇む「森野古家具店」。そこには、過去の沁みこんだ被災家具たちが、各々の物語をたずさえ集まってくるのだった――。職人見習いの「鴻池さん」が、家具に秘められた当時の記憶に触れる、感性ゆたかな連作短編集。
  • 人生の成就

    人生の成就

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    この国はユートピアか、究極のディストピアか。北海道新聞文学賞受賞作家が、閉塞を深める今の世に問う渾身の長篇小説。清潔にとりすました社会が隠蔽する限りない闇。汚れた仕事を押しつけられ周縁に排除される人々。近未来のこの国は私たちの国の合わせ鏡である。「至福の死」に抗う老人・結城紘一郎は、脳内空間の向こうになにを求めたのか……。
  • すきもの

    すきもの

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    令和版 阿部定伝説! !女は、愛した男を殺し、その局部を切断し逃亡した。セックスをしないと、私は生きていけないのです。女性器をもつ者たちの苦痛と苦悩を描いた長編怪作
  • 焼け跡から立ち上がった10人の男たち

    焼け跡から立ち上がった10人の男たち

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和20年8月15日敗戦―焦土と化した祖国日本の明日に向かって雄々しく立ち上がった男たちの物語。 (※本書は2013/7/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 死刑囚の命を救った歌―渡辺はま子「あゝモンテンルパの夜は更けて」

    死刑囚の命を救った歌―渡辺はま子「あゝモンテンルパの夜は更けて」

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和20年8月終戦―はるかフィリピン・モンテンルパの刑務所に収容された死刑囚を含むBC級戦犯たち100余名。彼らの命を救ったのは「気骨の歌姫」渡辺はま子のたった一曲の歌だった。全員、無事日本に帰国するまでの苦難を描く感動の物語!! (※本書は2015/7/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • ひび割れから漏れる

    ひび割れから漏れる

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    「私、雷に打たれたいんだよね」 僕の隣で、千歳さんがそう呟いた。 いつも制服の下にハイネックのシャツを着ている風変わりなクラスメイト。 彼女に頼み込まれてこの夏、雷を“落とす”ための避雷針作りを手伝わされることに。何でもなかったはずの僕の日常が、彼女によって少しずつ彩られていく。 きっと、千歳さんは何かを隠している。 それでも千歳さんと一緒にいたくて、ずっとこんな日が続けばいいのにと思っていた。 彼女の“ひび割れ”にも気づけないまま……。 トゥーファイブクリエイターアワード《小説部門賞》受賞作。 ゆっくりと進む恋と痛み。少年と少女が“心”を見つけるひと夏の物語。
  • 黒白の一族

    黒白の一族

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    この一族は救世主なのか? それとも――。古くからの住宅街に総勢10人の大家族が越してきた。オーラを放つ60代の女性を筆頭に、3人の娘とその連れ合い、孫の少女3人という女系家族だ。平安時代から神に仕える仕事をしてきたという一族は、不思議な磁力でたちまち地域の住民たちを取りこんでゆく。警戒心を抱く隣家に住む榊可南はそのルーツを探ろうとするが、蔓延し始めた感染症が思わぬ事態を引き起こしてゆく――。
  • 往復書簡 『遠くからの声』『言葉の兆し』

    往復書簡 『遠くからの声』『言葉の兆し』

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    1997年から1999年、オスロ・仙台と東京間で交わされた、『遠くからの声』。東日本大震災直後の喪失感の中で文学・人生・世紀末に思いを巡らせた『言葉の兆し』。
  • 「ウルトラセブン」の帰還

    「ウルトラセブン」の帰還

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    放送開始50年! かくてヒーローは去った。新事実多数の決定的ドキュメンタリー。圧倒的分析力で「そのとき何があったのか」を再構築する迫真のドキュメント。新発見の資料を総合することから見えてくる“歴史的事実”…。著者にしか書けない驚異の一冊。「ウルトラマン」から半年を経た1967年10月1日、待望の「ウルトラセブン」がテレビに姿を現した。子供達は大喝采で迎え、金城哲夫をはじめとする若きスタッフも自信満々であった。しかし、ある人物が作品の先行きに危惧を抱いていた…。前作2冊でファンの度肝を抜いた著者が、ついにシリーズ最高の人気作に挑む第3弾。豊富な一次資料を駆使し、あくまで同時代の視点で、制作過程を再構築する。かくて「ウルトラセブン」は朝焼けの空へ飛び去った……!
  • 「怪奇大作戦」の挑戦

    「怪奇大作戦」の挑戦

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    放送50年、若き才能と時代が生んだ奇跡の名特撮ドラマ、決定的ドキュメンタリー登場。前作『「ウルトラセブン」の帰還』で絶賛された驚異の分析力で定説に挑む! 1968年9月15日、第1話「壁ぬけ男」の放送で円谷プロの新シリーズ「怪奇大作戦」は幕を開けた。怪獣も宇宙人も登場しない新路線に戸惑っていたのは、視聴者だけでなく、金城哲夫をはじめとするスタッフも同様だった。一方で「マイティジャック」の失敗が、若き才能が集う〝梁山泊〟の先行きに暗い影を落としていた。それでも彼らは、切磋琢磨の中から、テレビ史に残る珠玉の傑作を送り出していく…。金城哲夫、上原正三、実相寺昭雄、円谷一、飯島敏宏…60年代後半、夢の映像工房に集った若き才能の角逐と光芒。その足取りを丹念に分析し、「そのとき何があったのか」を再構築する。前3作で圧倒的評価を得た著者が挑む、待望のドキュメンタリー第4弾。今回も史料と証言から、名作の歴史的事実に迫る。
  • リズム・マム・キル

    リズム・マム・キル

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    「お前さ、本当はママ、嫌いなんだろう。殺してやろうか」。中学受験生、殺し屋、弁護士、フリーター。出会うはずのなかった〈虐げられた子供たち〉が出会い、烈しく歪な〈母を殺す〉戦いがはじまる。「十二歳の少女・壊れた殺し屋・血の鎖。ごりごりハードな物語なのに、思わず号泣!」と書評家・吉田伸子氏も評した、書評家・書店員を熱くしたノンストップ・エンターテイメント!
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。 ※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。 65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。 「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。 電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。
  • 四月の岸辺

    四月の岸辺

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    群像新人文学賞から現れた、揺らぐ時代の表現者。第63回群像新人文学賞優秀作を受賞した「四月の岸辺」と、それに連なる飛躍作「導くひと」を収録する第一作品集。 「四月の岸辺」評より―― 「この小説でしか表せなかったなにかが読まれてほしい、この先を書いてほしいと思った」柴崎友香氏  「マイノリティであっても非マイノリティと同様に平穏な日常生活もある様子を丁寧に描きつつ、マイノリティ同士でもどちらかが加害者になってしまう瞬間を厳しく捉えた、たいへん頼もしい小説」松浦理英子氏  「導くひと」評より―― 「信心とは洗脳の牢なのか、篤信と狂信の境は。入れ子構造を折々に反転させる語りが固定観念を揺さぶる。デビュー作からの大脱皮だ」鴻巣友季子氏(朝日新聞「文芸時評」2021年4月28日) これは、つづきの物語。 「四月の岸辺」:三人の従姉妹たちと暮らす「私」は、スカートをはいて通った小学校を卒業し、ぶかぶかの詰襟を着て中学校に通い始めた。みずからを「森の子ども」と呼ぶクラスメイトの少女と、ささやかな交流が始まるが――。 「導くひと」:テロ事件を起こした教団を離れ、東京からひとり山梨の集落に移住した男は、子ども時代を「森の共同体」で過ごしたという青年と出会う。彼の眼はあまりに澄んでいた――。
  • 神様たち

    神様たち

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    寺社巡りが趣味の高校生カップル、律と祈里。律には思いを寄せられている幼馴染がいた。彼女はある日、二人のデート現場に現れ……「デイドリーム・デイ」/エッセイストの誠は、ふと立ち寄った「縁切榎」で入院中の父の絵馬を見つける。美貌の父が晩年に願ったのは……「チャーミング・マン」/親友と恋人の板挟み、いびつな親子の愛憎、あぶり出された過去、ままならない人間関係……女性のあるがままを肯定する5つの作品集。
  • 鳥獣戯画/我が人生最悪の時

    鳥獣戯画/我が人生最悪の時

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    「凡庸さは金になる。それがいけない。何とかそれを変えてやりたいと思い悩みながら、何世紀もの時間が無駄に過ぎてしまった」――28年間の会社員生活を終え自由の身となった小説家。並外れた美貌を持ちながら結婚に破れた女優。「鳥獣戯画」を今に伝える高山寺を興した高僧明恵。父親になる三十歳の私。恋をする十七歳の私。時を超え、主体を超え、物語は旋回していく。語りの力で何者にもなりえ、何処へでも行くことができる小説の可能性を、極限まで追い求めた谷崎賞作家最大級の野心作「鳥獣戯画」。単行本未収録の傑作短篇「我が人生最悪の時」を併録。自筆年譜付きの決定版。
  • 「帰ってきたウルトラマン」の復活

    「帰ってきたウルトラマン」の復活

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    『怪奇大作戦』の終了から2年。 栄光の〝タケダアワー〟からの脱落、金城哲夫の不在、円谷英二の死… 逆風が吹きすさぶ中、円谷一以下のスタッフは、もがき苦しみながら新番組の制作に挑んだ。 そして1971年4月2日、ついにウルトラマンが復活した。 『帰ってきたウルトラマン』第1話「怪獣総進撃」は、巨匠・本多猪四郎を監督に迎え、充実したドラマと特撮で26.4%の高視聴率を獲得した。 円谷プロが、夢の映像工房としての輝きを取り戻した瞬間だった。 だが、それはさらなる苦闘の始まりに過ぎなかった…。
  • むーさんの自転車

    むーさんの自転車

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    高円寺の商店街で育った正雄は、実家の和菓子屋が倒産したため、米屋のむーさんと、長野へ移り住む。小林一茶を愛するむーさんとの暮らしと別れを経て、高円寺へと戻る正雄の成長を描く人情溢れる「平成版・純情商店街」。夏井いつきさん推薦!
  • 道化むさぼる揚羽の夢の

    道化むさぼる揚羽の夢の

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    広大な地下工場で蛹に拘束され、羽化=自由を夢見る男。異様な労働、模造の蝶、監督官による殴打、地中の街。理不尽な状況から逃れるため、命懸けで道化を演じるが――。不条理な世界で人間に本当に必要なものは何か。そこで人はどう生き延びるのか。注目の新人作家が圧倒的力量で放つ、コロナ禍の現実と響き合う傑作長篇。
  • 孤高の人(上下)合本版(新潮文庫)

    孤高の人(上下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.7
    1巻1,980円 (税込)
    昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。 ※当電子版は新潮文庫版『孤高の人』上下巻をまとめた合本版です。
  • 骨を撫でる

    骨を撫でる

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「きょう日、みな金、金、金や。けったくそ悪い」どの家にもそれぞれ汚点となる人間がいた。そこから家族にがたがくるのか、家族にがたがきているから勝手をする人間が出てくるのか。わりを食うのは優しく、弱い立場の人間だ――。土地と血縁に縛られ、しぶとく、したたかに生きる人間の姿を描き出す表題作ほか一篇収録。
  • シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集

    シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集

    意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。 お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。 米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。 【本書で再話される物語】 人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン /美女と野獣/親指姫ほか 「なぜ長い間、男たちに女性の物語を書かせてきたのか? 彼らは私たちを塔に閉じ込めたり、家を掃除させたり、とても眠くさせたりしたのです。この本は遂にそれを正した!」 ――ローレン・アダムス(女優) 「ウィットに富んだ、今求められているおとぎ話のリブートだ。私たちがこれまで子供たちに何を教えてきたのか、考えさせられる」 ――ジョー・ファイアストン(コメディアン) 「グリム兄弟もローラ・レーンとエレン・ホーンにはかなわない」 ――ジェニファー・ライト(作家) 「時代は変わりました。物語も変わるべきでしょう」 ――著者まえがきより
  • 柳家さん喬一門本 ~世にも奇妙なお弟子たち~

    柳家さん喬一門本 ~世にも奇妙なお弟子たち~

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    艶のある声と柔らかな物腰で幅広い年代にファンを持つ噺家、柳家さん喬。本書は、いま最も人気のある噺家の一人、柳家喬太郎を総領に、令和三年に真打昇進する柳家㐂三郎、柳家さん花など、個性と才能にあふれたさん喬一門の14名が弟子入りの秘話を短編の私小説として書き上げました。声をかけられずに師匠を何ヶ月もストーカーした者、緊張のあまり奇妙な行動をとる者など、ドキドキ、ドタバタの弟子入り志願物語をお楽しみください。
  • いつかたどりつく空の下

    いつかたどりつく空の下

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    葬儀社「せせらぎ典礼」で「湯灌・納棺師」として働く綾乃は、幼いころから母親の愛を十分に受けずに育った。そんな綾乃が、働くことを通して、徐々に生の意味を感じ取っていく感動作。
  • 境内ではお静かに 神盗みの事件帖

    境内ではお静かに

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    兄が宮司の源神社で働きながら、巫女の久遠雫と様々な事件やトラブルを解決してきた坂本壮馬は、ついに雫に想いの告白を決意。しかし告白直前、雫はカレシだと、人気アイドル清宮聖哉を連れてきた! 大ショックの壮馬だが、雫は何か隠している様子。そんな中、大事な御神体・今剣が盗まれた! 壮馬は雫と事件の解明に乗り出すが、何故か清宮も一緒に!? 恋と事件の行方を追う人気のラブコメミステリ『境内ではお静かに』第3弾!
  • 東京物語考

    東京物語考

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    2020年に逝去した作家・古井由吉が、明治、大正、昭和の「東京」を描いた徳田秋聲、正宗白鳥、葛西善蔵、宇野浩二、嘉村磯多、谷崎潤一郎、永井荷風らの私小説作品をひもとき、浮遊する現代人の出自をたどる傑作長篇エッセイ。長らく入手困難となっていた名作を文芸文庫で。解説・松浦寿輝。
  • あなたがはいというから

    あなたがはいというから

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    37年ぶりに同窓会で再会した、かつての恋人・亮と瞳子。出会った瞬間、二人は今も思いが変わらないことに気づく。だが各々の私生活での嘘が二人を追いつめる。還暦の恋を描く長編小説。
  • 蝶の眠る場所

    蝶の眠る場所

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    「私は事件には一切関係していません。真犯人は別にいます」そう言い残して絞首台を登っていった男。時は巡り、小学生が学校の屋上から落ちて亡くなるという事故が起きる。いじめによる自殺の線で取材を進めていたテレビ局社会部の女性記者は、少年の母親が、冤罪が疑われる事件の加害者として極刑となった男の娘だと知る。果たして二つの事件と事故に関連はあるのか!? 警察権力との暗闘の果てに、女性記者が辿りついた真実とは
  • 宝塚シリーズ 【全3冊 合本版 電子特典付き】『男役』『娘役』『銀橋』

    宝塚シリーズ 【全3冊 合本版 電子特典付き】『男役』『娘役』『銀橋』

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    宝塚の希有な芸への熱いオマージュを込めて、愛と運命の業を情感豊かに描いた、悲しく切ない恋愛幻想譚『男役』。 新人娘役と、ひそかに彼女を見守り続ける孤独なヤクザの組長。決して交わるはずのない二人の人生の奇縁を描いた『娘役』。 芸達者なスペシャリスト集団「専科」に憧れて入団したえり子が、音楽学校時代からの特別な先輩・レオンのお披露目公演を見届ける魂の絆の物語『銀橋』。 ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を描いた魅惑の宝塚シリーズ、全3冊をあわせた電子合本版!特別書き下ろしの合本版あとがき特典も収録。
  • われらの世紀~真藤順丈作品集~

    われらの世紀~真藤順丈作品集~

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    日本を訪れたドイツ軍人とある“侍”が熾烈な戦いを繰りひろげる「一九三九年の帝国ホテル」。北の大地で使命を負った女性たちの矜持と運命を活写する「レディ・フォックス」。芸に打ちこむあまり加速度的に心身を崩壊させる漫才師を描いた「終末芸人」など、洋の東西を問わず、昭和、平成、令和の百年をつらぬいて生き抜くひとびと=「われら」の人生模様を、『宝島』で直木賞を受賞した真藤順丈が凄まじい熱量で描きだす作品集。
  • 【電子版】俺の家の話

    【電子版】俺の家の話

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    宮藤官九郎のオリジナルシナリオ最新作。 長瀬智也×宮藤官九郎。 令和初タッグで描く“濃すぎる家族が織りなす王道ホームドラマ”のシナリオ全10話分を完全収録! ピークを過ぎたレスラー・寿一の元に、20年以上音信不通だった父で人間国宝寿三郎危篤の知らせが飛び込んできた。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、介護ヘルパーのさくらと婚約して遺産もすべてさくらに譲ると宣言。介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴り響く!! 【本電子書籍は電子書籍化にあたり、紙本に含まれていた次の要素は掲載されておりません。・キャスト&スタッフアンケート】 ・第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、第10話シナリオ完全オリジナル版 <巻末特典> ・あとがき 宮藤官九郎 ・教養としての「能」演目編 ・教養としての「プロレス」コスチューム編 ・キャストリスト、スタッフリスト
  • 前夜

    前夜

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    〈蛭鬼〉の血が目覚める条件は、本当の恋に落ちること。〈蛭鬼〉になれば人として死に吸血鬼として復活する――。密室の別荘で、若き映画スター・比留間稔流が殺された。稔流は弟の真斗に、自分たちは〈蛭鬼〉の血統だと言っていた。真斗は、稔流の復活を信じて、謎を探っていく。本当の恋を求めながら――。犯人は誰なのか、兄弟は真に〈蛭鬼〉の血統なのか。本格ミステリ、幻想小説、青春小説の要素を融合した力作長編。
  • 夜想曲……別れ

    夜想曲……別れ

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    長く勤めた大学の職を離れ、専業作家になった直後、突然の病魔が作家を襲う。不自由な身体が、次第に穏やかだった作家の心を蝕む。妻は、悩み、苦しみ、そして生命の尊厳を自問しながら、夫の介護に懸命に努めるのだが(「夜想曲」)。作家・内田康夫の妻でもある著者が、実体験をもとに、夫婦のあり方を問う表題作を始め、老いとともに変貌していく夫婦、家族の姿を描いた短編集!
  • ゼロエフ

    ゼロエフ

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    そうか、「復興五輪」も消えるのか。 歩こう、と思った。話を聞きたい、と思った。 福島のシイタケ生産業者の家に生まれ育った著者が初めて出自を語り、18歳であとにした故郷に全身で向き合った。 生者たちに、そして死者たちに取材をするために。 中通りと浜通りを縦断した。いつしか360キロを歩き抜いた。報道からこぼれ落ちる現実を目にした。ひたすらに考えた。 NHK「目撃!にっぽん」で放送! あの日から10年。小説家が肉体と思考で挑む、初のノンフィクション 目次 福島のちいさな森 4号線と6号線と 国家・ゼロエフ・浄土 長い後書き
  • 奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

    奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    奇蹟のピアニスト、フジコ・ヘミング。幼い頃から才能を発揮し、高く評価されていたにもかかわらず、不遇の時代をすごしてきた天才ピアニスト。1969年、リサイタル直前に風邪で聴力を失い、やむなくすべてのコンサートをキャンセル。その後、耳の治療に専念する傍ら、ピアノ教師として生計を立て、演奏活動を行ってきた。1999年、そんなフジコを取り上げた『フジコ~あるピアニストの軌跡~』(NHK)が放送されたことがきっかけでブレイク。多くの苦難を乗り越えたフジコの演奏は視聴者の魂を揺さぶり、大反響を巻き起こした。ピアノと共に壮絶な人生を歩んできたフジコ。本書では「うまくいかないほうが当たり前」「じぶんらしく生きる」という、偉才ならではの人生観や死生観、生活観に迫った気持ちが軽くなるエッセイです。フジコに密着し続けてきた写真家・中嶌英雄氏の貴重写真も多数掲載。
  • ウィーン近郊

    ウィーン近郊

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    恐れていたことがとうとう起こった。関空に向かうはずの飛行機に兄は乗らず、四半世紀を暮らしたウィーンで自死を選んだ。報せを受け、葬儀とさまざまな手続きのために渡墺した妹。彼女に寄り添う、兄の同僚、教会の女性たち、そして大使館の領事。居場所を探し、孤独を抱えながら生きたある生涯を鎮魂を込めて描きだす中篇小説。
  • 空の轍と大地の雲と

    空の轍と大地の雲と

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    自衛官だった伯父に憧れ陸上自衛隊に入隊した道畑直也。自衛隊の現実に幻滅し除隊を決めた直後、東日本大震災が起きる。何も出来ずに除隊した後ろめたさを抱える直也は、かつて伯父と交流のあった風間という男を訪ねて北海道へと向かう。未曾有の大震災で災害派遣に行けなかった元自衛官の成長を描く長編青春小説。
  • 芭蕉
    値引きあり

    芭蕉

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    芭蕉は、俳諧の大成者であるとともに、日本美の極限を生きた。著者が心血をそそいだ、読売文学賞受賞作の『芭蕉』は、必読の座右の書として、不朽の光を放っている。そのほかに、著者の芭蕉に関する重要評論も収録した全集版。
  • 人生は驚きに充ちている

    人生は驚きに充ちている

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    キラびやかな才能を思い切り無駄遣いしてもう50歳。「私の体験した、希有な心霊現象を記す術」を探求する小説、古井由吉氏との文学問答、3・11後の福島で廃墟の声を聴き、コロナ禍で都市封鎖寸前のフランスにて無観客ライブ……多彩な顔を持つミュージシャン/作家が非情の国々を疾走し、世界を脱臼させつつ放つテキストの遊園地!
  • いのちとかたち 天際の借景
    値引きあり

    いのちとかたち 天際の借景

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    日本美の根源を求めて極めた、美論の成果。源氏物語や枕草子などの古典文学、肖像画・絵巻・茶・花などの伝統芸術、日本人の自然観・芸術観などについて、綜合的な思索を展開。古典、詩、文芸批評の果てに、著者が行きついたのは、日本美への源流であった。『いのちとかたち』は著者50年の文業の結論であり、日本文化研究の輝かしい達成であった。野間文芸賞受賞作品。
  • さのよいよい

    さのよいよい

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    ロケットマンがロス五輪の会場に降り立ち、「未来」が「現実」となった一九八四年の夏、世田谷では僧侶が伴侶を日本刀で斬りつけ、火が放たれ、盆踊りの終わった夜空を真っ赤に染めていた。三十二年前の放火殺人事件を探るうち、わたしは家族の秘めごとやおのれの不甲斐なさを思い知らされる。シリアスで、ちょっと熱めの長篇小説。
  • 昭和を紡いだ東洋一のナイトクラブ 実録 赤坂「ニューラテンクォーター」物語

    昭和を紡いだ東洋一のナイトクラブ 実録 赤坂「ニューラテンクォーター」物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    “伝説のクラブ”といわれる「ニューラテンクォーター」が誕生したのは1959年。海外のトップアーティストたちの華麗なるステージと一流のサービスが話題を呼び、芸能界、スポーツ界、財界、政界、そしてヤクザのトップも集まる東洋一の社交場となる。そこで起きた「30年間に及ぶ日本の夜の昭和史」を、同クラブの山本信太郎社長の目を通して語っていく実録小説。力道山刺殺事件の真相から、ホテルニュージャパン火災の真実など、今だからこそ語れるエピソードが満載。
  • 奇跡の村 木頭と柚子と命の物語
    完結

    奇跡の村 木頭と柚子と命の物語

    小説・文芸
    -
    全1巻1,980円 (税込)
    昭和35年、徳島県の山深き寒村・木頭に赴任した一人の青年農業技師が、村人の暮らしを守るために驚愕の挑戦に着手した。植えっぱなしで見捨てられた杉の密植林を開墾し、柚子の栽培を始めたのである。桃栗三年、柿八年、柚子の大馬鹿十八年と言われるほど困難な事業であった。誰もが白眼視するなか、青年たちは粘り強い説得で少しずつ仲間を増やし、一筋の希望を見事な黄金色の「木頭柚子」というブランドに結実させる。 しかし、一度は明るい未来に手をかけたはずの村人たちを、ダム建設という過酷な現実が容赦なく呑み込んでゆく。そして、村を分断する激しい対立の果てには、予想もしなかった悲劇が待ち受けていた。 過疎高齢化、産業崩壊、自然破壊……四国の美しい自然を舞台に、地方社会の危機的未来を塗り変えようとする人々の営みを描く感動の実話小説。 山奥は“過疎”ではなく“適疎”。 時代の評価軸が回るとき、逆転の扉が開く。 藻谷浩介(地域エコノミスト)
  • 誘拐ファミリー

    誘拐ファミリー

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    誘拐が七十年続く浅井家の家業。固い絆で結ばれる一家六人だったが、跡目を巡って長兄、次兄が反目しあっていた。家長は決着をつけようと、二人を競わせる課題を出す。それは、ある巨大教団の幹部二人を誘拐し身代金をせしめることだった。この課題が浅井家を二分する争いに発展する――。長編犯罪小説。
  • 結局、何を教えればいいかがスッキリわかる! 小学校 はじめてのプログラミング授業

    結局、何を教えればいいかがスッキリわかる! 小学校 はじめてのプログラミング授業

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    2020年度から必修として全面実施される「プログラミング教育」の指導の不安や悩み、疑問を解消していくべく、とくにそのベースとなる「プログラミング的思考」に焦点を当て、各教科での取り組み方や導入の仕方など、授業の中で無理なく指導していくためのヒントとアイデアを盛りだくさんに紹介! 同時に、「いま、どうして、何のためのプログラミング必修化なのか?」「そもそもプログラミングとは何なのか?」、そして、「まず、はじめに何から教えればいいのか?」に分かりやすく答えながら、小学校の現場で楽しく子どもたちを指導していくためのコツを解説!

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  • 霊能者たち

    霊能者たち

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    霊能者・長谷川裕子は、悩んでいる若い夫婦を紹介された。夫婦の二人の幼い娘たちが車に撥ねられ、姉が亡くなったという。その後生き残った妹が変なことを言い出した。「あたし、鏡に映らない。きっと吸血鬼になったんだ」(「鳥は涙を流さない」)霊を巡るさまざまなトラブルの解決のために、人知れず命まで懸ける霊能師たちの活躍を、ときに優しく、ときにシニカルに、ときにユーモラスに活き活きと描く『霊能ミステリー』登場!
  • 数奇伝

    数奇伝

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    著作のほとんどが発禁となったことで知られる叛骨の思想家。思わぬ病で歩行の自由を失い、余命の長からぬことを悟った彼が「生きながらの屍の上に自ら撰せる一種の墓誌」として語る生い立ちは、まさに「数奇」というほかない。幼少期に見た土佐の民権運動、大阪や東京での勉学の日々、作州津山での灼熱の恋と別れ、ジャーナリズムの夜明けと大陸への渡航、従軍、筆禍での下獄……。近代日本人の自叙伝中の白眉。
  • 子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校高学年

    子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校高学年

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ○新学習指導要領に対応した新しい通知表所見文例集!    3観点の新しい学習評価の在り方に基づいた文例を多数収録したほか、「特別の教科 道徳」の評価も掲載。さまざまな子どもの様子に合った文例が必ずみつかる!

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  • テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること

    テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    大学卒業後に就職するも一念発起して刀鍛冶を目指し。長野県坂城町の宮入小左衛門行平氏に弟子入り。だが入門早々破門宣告を受け……。その後再入門を許された著者の五年間の修業時代の裏話や独立時の苦労話、現代の刀剣ブームとその未来を見据えながら、刀剣の世界と刀鍛冶の生き方を綴ったエッセイ集。
  • 小説の神様 3冊合本版

    小説の神様 3冊合本版

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    【2020年10月2日(金)映画公開!】 W主演佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)&橋本環奈 「小説の神様」シリーズ3冊合本版。 小説は、好きですか――? いつか誰かが泣かないですむように、今は君のために物語を綴ろう。 僕は小説の主人公になり得ない人間だ。学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……。 物語を紡ぐ意味を見失った僕の前に現れた、同い年の人気作家・小余綾詩凪。二人で小説を合作するうち、僕は彼女の秘密に気がつく。彼女の言う“小説の神様”とは? そして合作の行方は? 書くことでしか進めない、不器用な僕たちの先の見えない青春! 【収録作品】 『小説の神様』 『小説の神様 あなたを読む物語(上)』 『小説の神様 あなたを読む物語(下)』
  • 地唄・三婆 有吉佐和子作品集

    地唄・三婆 有吉佐和子作品集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    伝統芸能に生きる父娘の葛藤と和解を描き、著者の文壇登場作となった「地唄」、ある男の正妻・愛人・実妹の3人の女が繰り広げる壮絶な同居生活と、等しく忍び寄る老いを見据えた「三婆」、田舎の静かな尼寺に若い男女が滞在したことで起こる波風を温かい筆致で描く「美っつい庵主さん」など、5作品を収録。無類の劇的構成力を発揮する著者が、小説の面白さを余すところなく示す精選作品集。
  • 子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校中学年

    子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校中学年

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    新学習指導要領に対応した新しい通知表所見文例集! 3観点の新しい学習評価の在り方に基づいた文例を多数収録したほか、「特別の教科 道徳」の評価も掲載。さまざまな子どもの様子に合った文例が必ずみつかる!

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  • 子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校低学年

    子ども・保護者にしっかり伝わる 通知表所見 文例と書き方 小学校低学年

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    新学習指導要領に対応した新しい通知表所見文例集! 3観点の新しい学習評価の在り方に基づいた文例を多数収録したほか、「特別の教科 道徳」の評価も掲載。さまざまな子どもの様子に合った文例が必ずみつかる!

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  • 食王

    食王

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    大手外食チェーンのオーナー社長・梅森大介は、築地の仲卸「桶増」社長から中古ビルを購入した。麻布の一等地だが裏通りに面し、飲食店は死屍累々の立地だった。そんな悪所を引き受けたのは、かつて銀行に騙され死を覚悟した梅森を、資金援助で救ってくれた社長の大恩に報いるため。とはいえ買ったからには、ここで商売を成功させたい。全社員にアイディアを募るが、しかし反応は皆無だった。次第に梅森の無謀を咎める声も出始めたそんな折、ビルを丸ごと貸してほしいという人物が現われ、梅森の夢もここまでかと思われたが……
  • 私たちの望むものは

    私たちの望むものは

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    NYで亡くなった美しい叔母・千波瑠。謎を残した彼女の人生にはたった一つの秘められた恋があった――激しく切ない恋の結末。涙なくして読めない、著者7年ぶりの渾身の恋愛小説!
  • 新訳『ドラえもん』

    新訳『ドラえもん』

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 映画『スタンドバイミードラえもん』原作! 2020年8月8日に全国東宝系にて公開されるドラえもん初の3DCG映画『STAND BY MEドラえもん』の「原作本」です。映画脚本のもととなった藤子・F・不二雄先生の『ドラえもん』作品7本を完全収録しています。 「未来の国からはるばると」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら、ドラえもん」「帰ってきたドラえもん」。どれも名作の誉れ高い、読み応え十分な作品ばかり。 各作品の間には、ドラえもんがのび太くんには話せなかったことを文章で綴ります。文章を書くのは映画の宣伝プロデューサー・佐々木宏さん。トヨタ自動車のドラえもんCMを手がけ、ドラえもんの大ファンでもある佐々木さんの思い入れたっぷりの文章も読みごたえ十分です。映画を観た人も、これから観る人も楽しめる一冊です。 ※この作品はカラー版です。
  • 魂の痕(きずあと)

    魂の痕(きずあと)

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    在日コリアン一世の父をモデルにした代表作『血と骨』と対をなす済州島にうまれ過酷な結婚から逃げて大坂に渡ったある女の苛烈な半生を描く。梁石日の新たな代表作。
  • うめももさくら

    うめももさくら

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    運送会社の事務で働くママは結婚するも、その後離婚。14万円の給料で借金をしながら娘を育てている。余裕のない生活の中で、ふと楽になるのは同僚の何げない会話や娘のタフさ。期待の新人作家による、切なさとおかしみをたたえた物語。
  • あふれる家

    あふれる家

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    明日実の家には、つねに人があふれている。バンドマンのトキオ、薬剤師のアキちゃんら両親の友達だけでなく、見知らぬ大人が平気で寝泊まりする家だ。父は放浪中、母は入院中。小4の明日実は、一風変わった大人たちに彩られ、奇妙でファンタスティックな夏休みを過ごす。
  • コミックス作家 川村リリカ

    コミックス作家 川村リリカ

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    三十歳の美しいコミックス作家・川村リリカと、同い年の敏腕編集者・野崎百合子。「俺」「お前」と呼び合う可憐な二人が、喫茶店で、イタリアンで、カツカレーの店で、新作の打ち合わせをする。「それはそのままタイトルになるね」「なるね。メモしとこう」。物語はどのように生まれるのか。創作の秘密が垣間見える連作集。 〈挿画〉牛久保雅美 【目次】 きみはミステリーだよ いまのような密会の時間 荒野は誘惑する スクランブルド・エッグス二個をかきこむ 苦手なものはありますか 豆腐とケチャップで微笑する 梨を切ろうとしたとき オーガズムと自分の現在 裸でプッタネスカ 青い色にからめ捕られて フレンチフライドポテト 雨のコカコーラ
  • 一人と千三百人/二人の中尉 平沢計七先駆作品集

    一人と千三百人/二人の中尉 平沢計七先駆作品集

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    関東大震災の混乱のなか亀戸事件で惨殺された若き労働運動家は瑞々しくも鮮烈な先駆的文芸作品を遺していた。 知られざる作家、再発見 関東大震災の混乱のなか亀戸事件によってわずか三十四歳で非業の死を遂げた労働運動家・平沢計七。 彼は少年時から鉄道会社の大工場で労働現場に立ち、やがて労働組合活動に入っていったが、その短い生涯で、瑞々しくも鮮烈な文芸作品を遺していた。 短篇小説十三篇、戯曲七篇と評論・エッセイ七篇を精選し、知られざる先駆的作家に再び光をあてる。 祖国の手で打砕かるゝか、 民衆の手で打砕かるゝか 死を予想しえた若き労働運動家、 その知られざる文学的航跡。 大和田 茂 平沢は日々の労働運動や社会運動の中で、数々の軋轢、暗闘、分裂をいやというほど味わってきた。なぜ、人々は階級的憎悪をもってテロリズムに走るのか、なぜ思想のちがいや意見対立、すなわち小異を捨てて大同団結できないのか。彼にとって、革命は遼遠の彼方であった。(中略)平沢はさらに労働者の意識に下降しようとしていた。彼は指導者意識が強かったが、一方では小説、戯曲、講談などで人々の内面にわかりやすく訴えかけていこうとした。「解説」より
  • 精神科とは無縁と思っていたあなたが困ったときに精神科を味方につけるための本 こころの病への適切な対応がわかる14の短編小説集

    精神科とは無縁と思っていたあなたが困ったときに精神科を味方につけるための本

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    精神疾患とは、精神科医療とはどのようなものか? 本書は豊富な臨床経験を有する4名の精神科医が、自身の経験から構築し書き下ろした短編集である。統合失調症、うつ病、アルコール依存症、認知症など様々な精神疾患の発症から受診、診断・治療、リハビリ、社会復帰に至る過程を14編の小説としてわかりやすく示す。本書はきっと “精神科”のハードルを下げる一助となり、受診の契機や回復への道程を照らす希望の灯となるだろう。
  • 弟は躁うつ病 双極性障害四十年の記録

    弟は躁うつ病

    小説・文芸
    4.7
    1巻1,980円 (税込)
    弟が二十歳のときに躁うつ病(双極性障害)を発症。その病がもたらす騒動に、次第に家族が巻き込まれてゆく。兄は、弟の困ったふるまいや次々と引き起こす問題になんとか対処しようと格闘するが、その行方は果たして……? 弟の躁うつ病に巻き込まれた兄による、実話に基づく物語。躁うつ病をもつ弟の長年の経過をたどっていくとき、躁うつ病の実像が浮かび上がってくる。

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  • レームダックの村

    レームダックの村

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    弱者排除主義や社会的怨嗟を動機とした犯罪が多発する、階級制が確立した近未来の日本──。〈地球の意思〉による世界同時多発テロでネット環境が破壊され、金融システムも崩壊し、人類社会はゆっくりと死に始めていた──。
  • 藁の王

    藁の王

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    小説家としてデビューしたが著書は一冊だけ、しかも絶版。そんな私が巨大私立大学で創作を教えることになった。だが自身の執筆は行き詰まり、教え子たちも苦悩し隘路へとはまり込んでいく。なぜ私たちは小説を志すのか――自身の経験を元に、文学の迷宮、小説の樹海を彷徨う人々を描いた表題作を初めとした渾身の作品集。
  • 狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集

    狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    蘇える木枯しの文士“どうで死ぬ身の一踊り”を実践し、自ら破滅へと向かった大正・昭和初期の私小説家。その生涯を賭した、不屈の「負」の結晶。藤澤清造生誕一三〇周年貧苦と怨嗟を戯作精神で彩った作品群から歿後弟子・西村賢太が精選し、校訂を施す。新発見原稿を併せ、不屈を貫いた私小説家の“負”の意地の真髄を照射する。芝公園で狂凍死するまでの、藤澤清造の創作活動は十年に及んだ。貧苦と怨嗟を戯作精神で彩ったその作品群から歿後弟子・西村賢太が十九篇を精選、校訂を施す。不遇作家の意地と矜恃のあわいの諦観を描く「狼の吐息」、内妻への暴力に至る過程が遣る瀬ない「愛憎一念」、新発見原稿「乳首を見る」、関東大震災直後の惨状のルポルタージュ等、不屈を貫いた私小説作家の“負”の真髄を照射する。西村賢太登場時すでにして古めかしいと評され、冷笑視されてもいたその文体だが、当然、小説が日記やレポートの類と違うのは、それが読者に読ませるものでなければならない点にある。その上では何んと云っても文体がモノを言ってくるわけだが、清造の場合、自らの古風、かつ独自の文体をより強固に支えるに戯作者の精神を持ってきた。そこが良くも悪くも、凡百の自然主義作品とは大きく異なるところである。「解説」より
  • ディスタント

    ディスタント

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    僕をあなたの部屋に連れていってほしい。そして、あなたと僕、ふたりの写真を撮らせてほしい。まるで、僕たちふたりが恋人同士であるかのような―イメージがつなぎとめる記憶、ポップカルチャーの引用、海の向こうに見た風景…気鋭の現代美術作家が描く、まったく新しい“青春小説”。
  • 崖っぷちパラダイス

    崖っぷちパラダイス

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    崖っぷちの女たちのサバイバル。 ライターの翔子、コーディネイターの恵、カメラマンのルミ、スタイリストの友美。この4人は、女性誌「クワランタ」のフリーランススタッフだ。充実した仕事に追われているうちに約40歳になった4人は、気がつくと人生の崖っぷちに立っている。こじれた不倫、見合いの失敗、昔の男の接近、仕事のトラブル、親の介護、自分の健康。男の謎の失踪や犯罪への関与、はてはスパイ疑惑までが舞い込んで来て、女たちは右往左往する。 アラフォー・シングル・フリーランスの「三重苦」を抱え、それでも必死にサバイバルする女たちと、その周りの少なからず問題のある男たちを描く、笑えて泣ける連作小説。
  • 明夫と良二

    明夫と良二

    小説・文芸
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひととき--。著者没後10年。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた家族小説の傑作、初文庫化
  • 愉楽にて

    愉楽にて

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    美と恋に生きる名家の男たちは、 書物を愛でるように、女と情を交わし、 自由になるために、女から愛を求める。 東京・京都・シンガポールを舞台に、家柄にも資産にも恵まれた50代の男たちが、甘美な情事を重ねていく、その果てに―― 日経朝刊連載時から話題沸騰! 絢爛たる贅沢な官能美の世界を描く傑作長編 大手医薬品メーカー九代目、久坂隆之は53歳。副会長という役職と途方もない額の資産を与えられた素性正しい大金持ちで、シンガポールと東京を行き来し、偏愛する古今東西の書物を愛でるように女と情事を重ねる。スタンフォード留学中に知り合った友人、田口靖彦は老舗製糖会社の三男。子会社社長という飼い殺しの身が、急逝した妻の莫大な遺産により一変。家の軛から自由になるために、女からの愛を求め、京都で運命の出逢いを果たす。時代の波に流されず、優雅で退嬰的な人生をたゆたう男たちが辿り着いたのは――
  • 竹林精舎

    竹林精舎

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    福島在住の芥川賞受賞の僧侶作家が7年かけて取り組んだ長篇小説。両親を震災で失った秋内圭は出家し、学生時代の仲間と再会しとまどいながら、故郷の竹林寺での暮らしをはじめる。フクシマに何が生まれたのか? 現代に生きる気弱なブッダの弟子たちの恋と煩悩を描く力作。
  • 【改訂新版】 ファンタジーのつくり方 クリエイターのためのファンタジー系統図

    【改訂新版】 ファンタジーのつくり方 クリエイターのためのファンタジー系統図

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ロボット・AI(人工知能)、西洋神秘物語、日本の神話と民話――この3つの系統からジャンルを横断するファンタジーの遺伝子を抽出。その遺伝子を追跡し、アニメ、コミック、映画、小説、ゲームなどにまたがる古今東西の「ファンタジー」作品を系譜化。エンターテインメントの創造に不可欠な知識満載。
  • くわえ煙草とカレーライス

    くわえ煙草とカレーライス

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    昭和の喫茶店に誘われるように出会う男と女、漂う音楽、そして本と珈琲とカレーライス……滝口悠生氏推薦!奇跡のような「日常」がここにはある。片岡義男が贈る、至極の7篇。
  • 名もなき王国

    名もなき王国

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    「あの時以来、僕は伯母の『王国』の住人でありつづけているのです」 売れない小説家の私が若手作家の集まりで出会った、聡明な青年・澤田瞬。 彼の伯母が、敬愛する幻想小説家・沢渡晶だと知った私は、瞬の数奇な人生と、伯母が隠遁していた古い屋敷を巡る不可思議な物語に魅了されていく。 なぜ、この物語は語られるのか。謎が明かされるラストで、世界は一変する。深い感動が胸を打つ、至高の“愛”の物語。
  • 帰れぬ人びと

    帰れぬ人びと

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    父が女性と暮らす家へ続く川べりの道を、ひとり歩く少年。かつての仄暗い賑わいの記憶を底深く秘めて佇む町――帰るべき場所を持たない喪失感と哀しみを抱きながら、それでも前を向いて行きようとする人びとに、年齢に似合わぬ静謐なまなざしを著者は注ぎ続けた。大人になる直前の老成。どうしようもない人生への諦観。あまりにも早熟な十八歳の才能を示す、最初期作品集。
  • 立原正秋 電子全集1 『冬の旅…水仙』

    立原正秋 電子全集

    小説・文芸
    -
    1~26巻1,980円 (税込)
    強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。立原初の新聞小説で代表作の一つ。 「冬の旅」美しく優しい母を、義兄修一郎が凌辱しようとした現場を目撃した行助は、母を助けようと誤って修一郎の腿を刺して少年院に送られる……。母への愛惜の念と義兄への復讐を胸に、孤独に満ちた少年院での生活を送る行助を中心に、社会復帰を希う非行少年たちの暖かい友情と苛烈な自己格闘を描き、強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。無常としかいえない世界で健全な目を持ちながら、どんどん死に惹かれてゆく行助の宿命的な生き方に注目。「冬の旅」は立原初の新聞小説で、1968年5月から1969年4月にかけ「読売新聞」夕刊に連載され評判を呼び、立原正秋の名を一般に広めることとなった作者の代表作のひとつ。他に作者が愛した花・水仙を表題とした自伝的な作品「水仙」と、その続編もいえる「空蝉」。また作者が眠る瑞泉寺(鎌倉十刹の筆頭格。また「花の寺」として知られ、特に水仙の花の名所である)が作中に登場する「ちぎれ雲」を収容。 付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像」など関連エッセイ5作収録。特別寄稿として立原ファンを自認する吉本ばなな氏の「立原正秋と私」を掲載。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 花のお江戸で粗茶一服

    花のお江戸で粗茶一服

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    弓、剣、茶の「三道」を伝える〈坂東巴流〉の嫡男・友衛遊馬、二十歳。 家出先の京都から帰還するも、家元でさえ副業しなければ家族を養えない貧乏流派ゆえ、働き口を探してこいと言われてしまう。 建造が始まったスカイツリーの警備員に収まるが、「あそこの跡継ぎはダメだ」と後ろ指を指され、ガールフレンドとの仲も“行き止まり”。 曲者ぞろいの茶人武人にやりこめられながら、遊馬は自分の進むべき道をぐるぐると探しつづける。
  • アベラシオン 完全版

    アベラシオン 完全版

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    冬のヴェネツィア。華やかなパーティのさなかに起きた殺人事件。目撃者の藍川芹は、事件関係者の招待で、北イタリアの山中にそびえる〈聖天使宮〉を訪れる。その正五角形の宮殿で凄惨な殺人事件が……。「建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ」にもリンクする、ミステリの大伽藍。デジタル完全版!
  • かがみの孤城

    かがみの孤城

    小説・文芸
    4.8
    1巻1,980円 (税込)
    学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
  • 我らがパラダイス

    我らがパラダイス

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    細川邦子(48)は兄・三樹男(53)に憤っている。父・滋(82)の面倒をみるというから、兄夫婦に実家を明け渡したのに、父のぼけがはじまった途端、兄嫁・登喜子(56)が家出をしたというのだ。嫁にガツンと言えない頼りない兄に父を任せるわけにいかない……期せずして、邦子の介護の日々が始まった。 田代朝子(54)は看護師の仕事を辞し、寝たきりの母・チヅ(78)の介護中。そこに、リストラされた弟・慎一(53)が転がり込んできた。職探しもしない弟のために家計は逼迫、朝子は広尾にある高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」で働きはじめる。 丹羽さつき(52)はセブンスター・タウンの従業員。80間近の父・貢と、母・ヨシ子はともに元気で、周囲にうらやましがられるほどだったが、父にがんが見つかり、闘病むなしく死去。母の老いもにわかに進み、さつきの平穏な日々は終わりを告げた……。 坂道を転げ落ちるように悪化する父の認知症。より時給のいいパートを探し、セブンスター・タウンで働きはじめた邦子が目にしたのは、入居費8000万円をやすやすと支払い、ホテル並みの施設で悠々と暮らす豊かな老人たち。母を手頃な施設に入れることに決めた朝子も、老いた母と困窮していくさつきも、自らの状況と、セブンスター・タウンの住人たちとの「格差」に愕然とする。いつしか3人は力を合わせ、親を空き部屋に住まわせたり、ぼけた入居者と自分の親をすりかえたり、それぞれの危機を乗り越えるため、一世一代の「計画」を企てる! はたして「貧者の逆転劇」の結末は??
  • ひょうすべの国 植民人喰い条約

    ひょうすべの国 植民人喰い条約

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ひょうすべに支配され、暴力と抑圧が加速する世界で、詩歌は生き延びることができるのか……腐敗した現代社会に亀裂を穿つ、笙野頼子の新たなる地平! 【あらすじ】 「NPOひょうげんがすべて(ひょうすべ)」と「知と感性の野党労働者党(知感野郎)」が政権を握った国・にっほん。そこでは人殺しの〈自由〉、弱者を殴る〈平等〉、餓死と痴漢強姦の偏りなき〈博愛〉がまかり通っていた――。 千葉県S倉市に住む埴輪詩歌は、「指導教授」でもある最愛の祖母・豊子をひょうすべに殺される。母が営む花屋は世界企業に潰され、父は「少女遊郭」に入り浸り死んだ。やむなく詩歌は少女遊郭の「ヤリテ」見習いに入るがたちまち馘、そこで出会った夫も、人喰いの餌食に。時は流れ、権力者からの求愛、世界を揺るがす手紙がもたらされたのだが……詩歌の〈生〉とは何であったのか!?地に堕ちた自由と民主主義を問い直す、予言的物語。
  • 苦心の学友 少年倶楽部名作選

    苦心の学友 少年倶楽部名作選

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    読書青年が熱狂し、数十万部を発行した雑誌『少年倶楽部』に昭和二年から連載され、絶大な人気を博した長篇小説。伯爵家の三男の学友に選ばれた普通の家の少年が、上流家庭の生活に面くらい、とまどい、苦労を重ねる日々をユーモラスに描く。当時の世相を自然主義やプロレタリア文学とは一線を画した視点から鮮やかに描いた「社会小説」の傑作であり、ユーモア文学の最高峰。
  • 魂の歌手【HOPPAライブラリー】

    魂の歌手【HOPPAライブラリー】

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    北海道文学館監修。焼身自殺をはかった息子を巡る家族の思いや、使い古されたマフラーに固執する夫の胸中など、日常の中に潜む出来事からあぶりだされる人間の心理を描く、北海道を舞台にした渾身の小説集。

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  • 尻尾と心臓

    尻尾と心臓

    小説・文芸
    3.2
    1巻1,980円 (税込)
    回り道をしなければ、見えないことがある。仕事にも、人生にも。――未知の経験を求めて経営コンサルタントから転職した笹島彩夏は、社命を帯びて子会社に出向してきた乾紀実彦とともに、新しい営業補助システムの開発に携わる。しかし強烈な個性を持つ社長の岩佐が支配する子会社の中で、余所者の二人は周囲からの反発と見えない壁に翻弄されて……。「会社」という闇の中で、二人が見出したものとは?
  • デビュー小説論 新時代を創った作家たち

    デビュー小説論 新時代を創った作家たち

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    デビュー小説にはその作家のすべてが詰まっている! 村上龍、村上春樹、笙野頼子、高橋源一郎、山田詠美、多和田葉子、川上弘美、町田康。1970年代~1990年代に鮮烈なデビューを果たし、新しい日本文学の時代をひらいた8人の人気作家の原点とは。デビュー作を読み解き、当時の背景や意外な評価をまじえて語る、文学案内。
  • 酒と戦後派 人物随想集

    酒と戦後派 人物随想集

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「近代文学」創刊同人(荒正人、平野謙、佐々木基一、小田切秀雄、山室静、本多秋五)、藤枝静男、野間宏、原民喜、堀辰雄、椎名麟三、梅崎春生、高橋和巳、三島由紀夫、大江健三郎、安岡章太郎、辻邦生、石川淳、中村真一郎、武田泰淳・百合子、竹内好、丸山真男、渡辺一夫、大岡昇平他。20世紀日本を代表する文学者をユーモラスに、時に感動的に素描する。戦後派屈指の文章の上手さ、描写の確かさ、知的センスに舌を巻くはず。
  • 飛魂

    飛魂

    小説・文芸
    4.6
    1巻1,980円 (税込)
    虎使いとなるため、師とともに人里離れた森の中の寄宿舎で修行を続ける女性達の深遠なる精神の触れ合いを描いた作品。表題作ほか、「盗み読み」「胞子」「裸足の拝観者」「光とゼラチンのライプチッヒ」を収録。

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