マザー

マザー

1,881円 (税込)

9pt

5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末!
あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。

「母という禍、家庭という地獄。
ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」
ーー中島京子(小説家)

<崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!>
セメタリー
ワンピース
ビースト
エスケープ
アフェア

<書評家も絶賛>
「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」ーーマライ・メントライン
「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子

母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。

アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2024年08月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    6MB

閲覧環境

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マザー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母としての顔 妻としての顔
    でもやっぱり女は女
    一人の人間としても認めてほしい
    雑に扱われるとこうなるんだよなぁ…
    「ビースト」はほんとに可哀想だった

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    「母」をめぐる五編の物語
    一番近くで生まれてきた時から身近にいた「母」がどういう人間か、一番分かっていなかったかもしれない…という物語。
    中の一編「エスケープ」は知りすぎていた「母」との物語。ある意味恐ろしい物語である。
    母子は分かっているようで分かっていない。一番近い他人なのである。

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    セメタリー、ワンピース、ビースト、エスケープ、アフェア
    5編の短編集。

    いつの世も、母は強い。
    「セメタリー」が好きだなー。さすが乃南さん。この後味よ。

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    そういえばかなり久々の乃南アサさんの作品。短編集だから読みやすそうと手にしてみた。
    どれもとても面白く、一気読み。
    母親の物語だとは知っていたが、最近よくある毒親の話かと思いきや、そうでもなく、、
    特別な家庭での特別な話でもなさそうな、でも確かにありそうでなさそうな不穏な物語。
    特に「ワンピース」と

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

    母親をいろんな視点から。
    短編5作。

    ・セメタリー
    ・ワンピース
    ・ビースト
    ・エスケープ
    ・アフェア

    母親というと皆が美化し、強い存在のイメージに作り上げるが、タガが外れた時、母も一人の人間として渦巻く感情や、欲望を発散していく様を描く。

    乃南さんの描く女性はほんとリアリティあり、ゾクッとし

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    怖かったし、悲しかった。
    私自身は40代で20代の息子娘がいるので、母という立場でも子どもという立場でもどちらでも話に入り込める感じの短編集だった。

    我慢して我慢して夫に鬱憤を溜めている母の姿をみてきたからこそ、自己主張もするし強くもなった私世代の話も、そしてその子どもの世代から私世代を窮屈な思い

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    「母という禍、家庭という地獄」という中島京子さんの帯の言葉が的を得ていて…。
    「セメタリー」や「アフェア」には共感。でもそこまでがんばって耐えていきなければ…。
    母親が先に立ってしまい、一人の人間として生きるのは難しいと痛感しました。でもこれを読むと、自分の人生もまだこれからかもという気持ちにはなり

    0
    2024年10月24日

    Posted by ブクログ

    初期の乃南作品を彷彿とさせる切れ味鋭い短編集。

    「セメタリー」「ワンピース」
    「ビースト」「エスケープ」
    「アフェア」の五話収録。
    まず各話のタイトルが秀逸。
    読後これらのタイトルがストンと腑に落ちる。

    全編に共通するテーマは母親。
    母性神話を闇雲に信じる人は読まない方がいいかもと思える辛辣さ。

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    母の凄さや怖さや強さ…ありとあらゆるものを見たという感じだ。
    家族を作るのも壊すのも母なのか⁇母次第なのか?と思ってしまう。
    そんなことはないと誰かに否定してほしいと思うほど圧倒的にな存在を感じる「母」の短編集である。


    「セメタリー」〜田舎町の「ちびまる子ちゃん」に似た家で育った青年が、コロナ禍

    0
    2024年09月24日

    Posted by ブクログ

    あたりまえのように母親の母性を無条件に享受してきた人々に対する母親の反乱。
    母親が母親ではなく1人の人間として持つ「人間性」を、周囲は目を逸らし母親役として押しつけていた。
    母親だって無条件に愛せるものと愛せないものがあると、綺麗事では済まない本音を描いたエスプリの効いた小説でした。
    所々で刺さって

    0
    2024年09月17日

マザー の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2024年08月27日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    6MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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