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5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末!
あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。
「母という禍、家庭という地獄。
ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」
ーー中島京子(小説家)
<崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!>
セメタリー
ワンピース
ビースト
エスケープ
アフェア
<書評家も絶賛>
「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」ーーマライ・メントライン
「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子
母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。
アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説!
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Posted by ブクログ
とても久しぶりの作家さん。
以前はたくさんの長編物を読んだ。
タイトルからして、「母親」をテーマにした短編集。
「セメタリー」
「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん一家」は架空の理想の家族。
太陽である、母親がどんなに頑張ったか、地方の後取りの嫁はどんなに大変か・・・・わかる~
「ワンピース」
ひきこもりがたくさん増えている現在に、まさにあり得る話。
「ビースト」
見捨てられない母親の気持ちはよくわかる、けど、いうべきことはちゃんと言わないと!
最後があまりにも悲惨すぎる・・・
「エスケープ」
なんとも、薄気味悪さが残った。
「アフェア」
離婚した女性の生き方と、離婚した男性の生き方、
その対比が面白い。
女性の最後はあまりにもホラー。
どんなに理不尽な目に会おうと、女性蔑視を受けようと、人間としてしっかり生きなくちゃ、と考えさせられる。
Posted by ブクログ
読んでいて何か違和感を感じるのはどうしてだろうと思った。書評を読んで気がついた。『母親』という言葉からイメージされるものと、この話に出てくる母親たちがかけ離れているからだと。
母親は献身的で優しいものだというイメージが自分の中にあって、腹黒かったり、適当だったり、無責任だったり、自由奔放だったりする女性が母親と一致しなかったのだ。もしこれが独身女性だったり、男性だったりしたら、そういう人もいる、そういう生き方もある、と思ったような気がする。でも母親という役割がついたとたんに、そういう色メガネで見てしまうのはなぜなのだろう。
「母親だから」という先入観が自分にいかに影響しているか、母親であっても女性、母親であっても人間、という当たり前のことに気づかされた。
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