【感想・ネタバレ】マザーのレビュー

あらすじ

5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末!
あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。

「母という禍、家庭という地獄。
ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」
ーー中島京子(小説家)

<崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!>
セメタリー
ワンピース
ビースト
エスケープ
アフェア

<書評家も絶賛>
「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」ーーマライ・メントライン
「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子

母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。

アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

母と言う立場の女性の5つの短編集
嫁や姑と言う立場にもなる。
怖いけどわかる気がする。
女は母になると強くなる(◞‿◟)
続編が出たら是非読みたい!

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

短編でスラスラ読める。
アフェアー、定年後に離婚をされた男性が住み込み管理人になって過ごす一年間の話が好き。

この短編集を読んで思ったこと。(あまり本筋とストーリーには関係ない)

管理人さんなどにもできるだけ一個人として接しよう。
時には自分の思いと振る舞いが一致しているかどうか振り返ろう(反省しよう)
もう大人なんだから、幻想的なヒューマンストーリーに現実を落とし込むのはやめよう。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

こんなに一気に読み終えた本は初めてかもしれません。どの話も、全く展開が想像できず、ハラハラドキドキしながら読みました。新感覚ホラー?って感じですね。個人的には1番最初の話が1番怖かったです。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

とても久しぶりの作家さん。
以前はたくさんの長編物を読んだ。

タイトルからして、「母親」をテーマにした短編集。

「セメタリー」
「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん一家」は架空の理想の家族。
太陽である、母親がどんなに頑張ったか、地方の後取りの嫁はどんなに大変か・・・・わかる~

「ワンピース」
ひきこもりがたくさん増えている現在に、まさにあり得る話。

「ビースト」
見捨てられない母親の気持ちはよくわかる、けど、いうべきことはちゃんと言わないと!
最後があまりにも悲惨すぎる・・・

「エスケープ」
なんとも、薄気味悪さが残った。

「アフェア」
離婚した女性の生き方と、離婚した男性の生き方、
その対比が面白い。
女性の最後はあまりにもホラー。

どんなに理不尽な目に会おうと、女性蔑視を受けようと、人間としてしっかり生きなくちゃ、と考えさせられる。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乃南さん、久しぶりな気がするなぁ。

母が出てくる話5つの短編。
◆セメタリー
ちびまる子ちゃんのお母さんをイメージしながら読みました。
なんとなく想像のつく展開で、その通りの結末だったけれど、読後はすっきり。お母さんガンバレ。

◆ワンピース
離れて暮らす引きこもりの兄から再婚の連絡。
怖い怖い、気持ち悪い、兄も再婚相手も人の心があるとは思えない気持ち悪さ。
とっとと逃げ出して、2度と関わりあいたくない。

◆ビースト
出戻ってきたシングルマザーと二人の孫に振り回される、母親。イライラしながら読みました。そしてあんな最後とは・・・

◆エスケープ
胎児、子ども目線の話。あんまり好きじゃない。

◆アフェア
子供が巣立ったあと一人でマンションに暮らす佐野さん。どんどん素敵になっていき・・・

セメタリーやアフェアの母親。
最後は解放されて自由に自分の人生を取り戻していく感じ。
いやもっと早く、我慢せずに主張すればいいのに・・・とワタシは思ってしまうけれど、その年代や土地の風習とかでいろいろ難しいんだろうな。
これからの世の中、世代が変わり、価値観が変わり、いろんな母親が自由に楽しく生きられる世の中になるといいなって、思う。

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2025年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母と言う呪縛という言葉がピタリとはまる。
5つの短編はどれも面白い。
母親とは全てを受け入れ家族や子供たちに尽くすことが当然とされ、自己の犠牲により差し出したものに感謝の一つも与えられない。母というだけでジワジワと首が締められているような息苦しさを感じる。
ラストの短編の佐野さんがやっと一人になり、人生を楽しむことができて良かった。佐野さんの最期の顔は微笑んでいたようにおもえた。

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2025年01月07日

Posted by ブクログ

読んでいて何か違和感を感じるのはどうしてだろうと思った。書評を読んで気がついた。『母親』という言葉からイメージされるものと、この話に出てくる母親たちがかけ離れているからだと。
母親は献身的で優しいものだというイメージが自分の中にあって、腹黒かったり、適当だったり、無責任だったり、自由奔放だったりする女性が母親と一致しなかったのだ。もしこれが独身女性だったり、男性だったりしたら、そういう人もいる、そういう生き方もある、と思ったような気がする。でも母親という役割がついたとたんに、そういう色メガネで見てしまうのはなぜなのだろう。
「母親だから」という先入観が自分にいかに影響しているか、母親であっても女性、母親であっても人間、という当たり前のことに気づかされた。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

お話し自体は凄く面白いけれど人間不信のなりそうな鬱展開、特に「ワンピース」はホラーかと思った。
その中で最終話の「アフェア」は、鈍感な夫側だった滝本さんが、抑圧された妻側の佐野さんの新たな人生の最後の輝きを見届けて、何らかの気づきを持って新バージョンの老後を歩みだす、な感じの前向さが心地よくてホッとさせられた。

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

母、妻、そして女。男である私にとって5篇それぞれに考えさせられた。父、夫の私の人生と同じ時間を生きていても、こうまで内実の違いを知らされると唖然とする。特にリアルに読んだのは、「セメタリー」、「ビースト」、「アフェア」。
乃南アサ氏の作品には本当に教えられるものが多い。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

母親にまつわる5つの短編集です。小説に出てくる母親たちはどこか普通ではない、異常なようにみえる描写もあるのですが、私にも母がいて、私自身も母だからかもしれませんが、どのお話も本当にありえるよなぁと思ったのが正直な感想です。一歩何かが違ってくると小説の中の母親たちのようになる可能性が私にもあるなと身をつままれる思いでした。読後感がいいとは言えないのですが、不思議と読む手がとまらない本でした。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

マザーはつらいよ。母といってもその前に人間。なのに「母」という肩書のまあ重たいこと。「世話して当たり前」と思われる母のまあ不憫なこと。そんな鎧を振り払うかのようなイヤミステイストな短編集。①『セメタリー』→うちの母は太陽です。笑いの絶えない家庭です。②『ワンピース』→苦労ばかりの母が亡くなった。新しい母となったのは。③『ビースト』→出戻りの娘と孫とで団らんしたかったのに...④『エスケープ』→私は不倫した母親の胎児です。⑤『アフェア』→子どもが独立した途端エロババアになりました。お気に入りは①と③。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

母親は母親にしかなれないの?夫の妻でなくて母親なの?母親=女性=人間だよ。近い話は、現実に確かにありそう。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

それぞれの事情を抱えた母親たちが繰り広げる壮絶なドラマ。自分が知っている母親は、ほんの一面だけなのかもしれませんね。

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

私にとって30年ぶりくらいの乃南アサ作品。『凍える牙』を読んで、「やっぱり直木賞受賞作っておもしろいなぁ」と思った記憶がある。
そして今回、短編ではあるが、やはり「うまいな」と思った。ベテランならではの、テンポのよい文章のなかの過不足ない表現はさすが。

この本は、ちょっとしたホラー感もある。
読んでいくうちに、「あぁ、この人はホントはこんな人だったのか……」という予感がするのだけど、その答え合わせをするのが怖くて、毎話、一瞬ひと息入れてしまった。

結局いちばん怖いのは、見知らぬ人じゃなくて、よく知っているはずの人の見知らぬ姿。
でも、それは当たり前なのかもしれない。家族とはいえ、他人なのだから。




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2025年02月13日

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こんな極端な話はないだろうと思いつつ、でもどの話も実際にも起こりそうな怖さを含んだ展開が気になって手が止まらなかった。
怖いけど面白かった!

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『セメタリー』
どういう意味なのかな?と思って調べたら
お墓とか墓場という意味があるらしいのだけれど
この作品については後者が当てはまるのだろう。
結婚は人生の墓場、なんて昔の人はよく言ったもんだ…

『ワンピース』
…うぇぇ?そこで終わり?
というくらい唐突に終わる。
冴子の気持ちはわからなくはないけれど、
『そっとしておいた方がいい』という建前で
(そういう意図はなくとも)放置してた以上、
寂しさに漬け込んでくる人間がいたとしても、
どうしようもないんだよなぁ…

『ビースト』
あつかましいな、とは思う。
ただ…こういうの実は多いんじゃなかろうか。
離婚してなくても、保育園の送り迎えとか
食事のこととか、金銭面とか。
自分だけは違う、なんてことはないんだよな。
気を付けないと。

『エスケープ』
所謂胎児記憶の話?
ママさんの自業自得な面もあるとはいえ、
娘さん結構怖い。

『アフェア』
主人公の管理人さんにまつわる何かの話と思いきや、
彼は完全なる傍観者で真の主人公は佐野さんだった。
子どもも巣立っちゃって、しかも遠方で
自分一人でこれからどうやって生きていこうって思ったとき、
こういう終わり方を選ぶ人のことを本当に責められるだろうか。
ビーストの話みたいに寄りかかられるのも嫌かもだけど、
それよりないよりいないものみたいになる方が寂しいかもなぁ…
鳥の巣症候群にならないように、
今のうちになんか趣味見つけておいた方がいいのかな。
あ、それが読書なのか。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

母としての顔 妻としての顔
でもやっぱり女は女
一人の人間としても認めてほしい
雑に扱われるとこうなるんだよなぁ…
「ビースト」はほんとに可哀想だった

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2025年01月11日

Posted by ブクログ

どれもなくはなさそうな話 日常に潜む怖い話で、ありそうな話なのに何故か既視感がなく、グイグイ引き込まれる。後味が正直全部良くないけれど、上手い文章を読んだ満足感はあった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

「母」をめぐる五編の物語
一番近くで生まれてきた時から身近にいた「母」がどういう人間か、一番分かっていなかったかもしれない…という物語。
中の一編「エスケープ」は知りすぎていた「母」との物語。ある意味恐ろしい物語である。
母子は分かっているようで分かっていない。一番近い他人なのである。

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2024年12月14日

Posted by ブクログ

セメタリー、ワンピース、ビースト、エスケープ、アフェア
5編の短編集。

いつの世も、母は強い。
「セメタリー」が好きだなー。さすが乃南さん。この後味よ。

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2024年12月12日

Posted by ブクログ

オール読物などでは読んでいるが、単行本としては初読みの作家。推理小説のイメージがあったが違ったようだ。
5つの短編。内容が暗く、何度も途中で挫折しそうになった。
題名の通り、母と子供の物語。離婚や死別で独り暮らしとなった母親が主人公。
いつも小さい頃から笑って暮らしていた母親が、実は胸の中に鬱憤が溜まっていて、ある日息子が訪ねて見ると、義父母を殺していたり、父親(夫)を見殺しにしていたり。ぞっとする。
父親と離婚した母親が、息子と娘がマンションを出て生活し始めると生活が一変。化粧と派手な服装。マンション中の男達と噂になる。ある日、連絡が取れなくなって子供達が訪ねて見た部屋の凄惨な風景に悲しくなる。等々、軽く読めない内容が続く。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

様々な家庭の母親を軸にした、5つの短編を収録。

先日とある講演会で、乃南アサさんの話を聞く機会があった。ゆったりとした口調と雰囲気とは裏腹に、子ども時代にいじめられていたこと、毒親ともいえるような母親に育てられたことの苦しみを赤裸々に、しかも淡々と語られていて、正直なところ驚いた。
そこにきてこの『マザー』、母親と死とが絡みあい、全体的にホラーにも近い印象を受けたのだが、講演会のあとに読んだだけに母親の闇や子との関係など、余計に考えさせられるものがあった。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

短編5篇。
後味は悪いが、、、
色んなマザーがあるのだなと思った。どの人も、表に出ている部分以外の方が多いということを感じるこの頃だが、まさにこの5篇はそれが書かれているように思えた。怖いな。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書はエンタメ派の私にとっては、何でこの本読もうと思ったんだっけ⁈と思いながらも、何故か最後までページをめくる手が止められなかった
決して後味の良い訳ではない、いやむしろ何かもやもや不穏な空気が拭えない短編集だったのに
流れ込むように読み進められる文体とリアリティ溢れる怖いもの見たさみたいなものがあって、他の作品も読んでみたい作家さんではある
とは言え、う〜ん…次は楽しい本が読みたい

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

マザーと言う題名の小説はないけど、マザーが登場する短編5編。どれも不気味で面白い。特にセメタリー(墓地)いつも笑顔だった母の衝撃の行動と告白。嫁は辛い。本当に切ないけれど怖い話し。どれも子供はたまらん。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

母にまつわる短編集。
「セメタリー」・・・展開が読めるけど、それでも描き方の嫌〜な感じが良い。
「ワンピース」・・・これはツラい。。他のマザーエピソードとは少し異なる。
「ビースト」・・・不快からの幸福を感じた瞬間があったのに、最後は滑稽。
「エスケープ」・・・これが実は一番恐ろしい話だった。
「アフェア」・・・セメタリーに戻るかと思った。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

うーむ、プロの作家は上手いなあ。かなり極端なストーリーなのにリアリティがきっちり感じられる。桐野夏生みもちょっとある。

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

5話の短編集。
視点の違うそれぞれの立場からの母親を描いていた。
(「ビースト」はどっちだろう、、母本人かな、母となった娘を見たその母かな、、)

「セメタリー」なんか、題名だけで不穏だし不安感を誘うし、この息子の頭の花畑をどうひっくり返すのか、予想はできたもののきっちり落とす最後を読めたのはよかった。

この息子や、ほかの作品に出てくる娘は善良だとは思うけど、あまりに呑気。
気づかせないよう、“いい子”に育つようにしたのはその母親なんだから、なんとも皮肉。

こういう、“家族神話”がとっくに崩壊してる小説、このところ多くなったと思う。
いつもそうそう、そうだよなんで気づかないの?と思いながら読んでいる。

この短編集も、描くところは家族あるあるの話だと思うのだけど、乃南アサさんの文体が緊張感があり、全体のバランスがよいので読み続けてもしんどくならない。綺麗な文体だと思う。プロだなぁ。

乃南アサさん、やっぱりいい。昔、『凍える牙』を読んで揺さぶられた。内容覚えてないけど。ほかのも読まなくちゃ。

・セメタリー 息子視点
・ワンピース 娘視点
・ビースト 母親?その娘?
・エスケープ 娘視点
・アフェア 管理人視点

視点が違うとなにもかも、ぜんぜん変わるということをわかりやすく読ませてもらった。

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2025年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初作家さん 
「マザー」という題名に 芦田愛菜ちゃんが小さくて、泣いているイメージが浮かんだのだが・・・・

母親だけど老親の娘として葛藤したり、
子を宿して妻の座を勝ち取ったのに子にうけいられなかったり、
我が家はいい家庭と子供は信じてたけど それは母の我慢のもとに作られていたり。
「母親として」とひとくくりにされてはたまったもんじゃない ブラックな立場
様々な母の有り様と事情が重すぎて ちょっと咀嚼できない話もあるけど
短編集なので乗り切れる。
元気な時に読んだ方がイイかも。

直木賞作家さんなので、次は受賞作の「凍える牙」読もうかな。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

母として色々な生き様。他人には見せない顔があるということだ。え、うちの母は? と不安に。自分の人生だもの、役割に縛られることはない。

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2025年02月22日

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