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『東京バンドワゴン』シリーズの著者が贈る
住むと幸せになれる不思議な〈場所〉?
30年居つく教授、空手の有段者、DV夫から逃げたシングルマザー。
ワケあり住人と強面の管理人で繰り広げられる心温まる人間ドラマ!
小説家になった羽見晃が入居を決めたのは、墨田区鐘ヶ渕にある築60年、
2階建ての〈マンション フォンティーヌ〉だった。
真っ白いアーチの入口、中庭には噴水と少女像、花壇もあって、フランスにありそうな建物。
管理人の嶌谷さんの腕には本物の入れ墨があったり、大家のリア―ヌさんは78歳のフランス人だったり色々変わっている。
30年もいる教授や生まれた国を追われたハーフの男性とかワケありの人が多く住んでいるけれど、みんな優しくて仲がいい。
ガーデンパーティ中、3号室の三科さんが元DV夫から追われていることを知り、
住人たちで役割分担して守ることに。
でも同時に、思わぬ人物がマンションを訪れていて……。
Posted by ブクログ 2024年02月18日
いやぁ、良かった。
設定からしてとても好きだったけど、それぞれの短編が全体に繋がっているようで自分もその中で過ごしているかのような感覚になった。
こんなマンション、一人暮らしの時に住んでみたかったなぁ。
共用の門を入れば、住人たちのみの共用スペースで、さらに底からそれぞれの部屋はしっかりある。
シェ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月11日
p,256「そもそも俺たちはひとつ屋根の下に暮らしているんじゃん。もう皆友人だし、遠くの親戚より近くの他人じゃん」
とても面白かった。ワケありな人たちが多く住む“マンション・フォンティーヌ”。
住人たちだけでなく出てくる関係者も、皆“いい人”ばかり。単なる優しいだけの“いい人”ではない。それぞれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月02日
色んな事情を抱えた人が住んでいる「マンションフォンティーヌ」。住人はみんな何かしらの糸で繋がっていて、読みながらそう繋がるのか!と驚きながら読みました。
アーチをくぐれば、中庭に噴水があり、まるでパリにいるみたいな「マンションフォンティーヌ」を想像しましたが、パリは愚かヨーロッパに行ったことがないの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月26日
パリのアパルトマンを模して作られた、マンションフォンティーヌは築六十年。
大家さんはフランス人のリアーヌさん。その人生は、ワケありな住人たちの誰よりも波乱に満ちていた。
だから、運命から逃れられず世間に背を向けたり、息をひそめながら生きるしかない良き人たちのために居場所を作りたいと思う。
ドアがみん...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月04日
先の大戦後国家に追われたフランス人母娘の安住の地として建てられた、中庭付きアパートメント「マンション・フォンティーヌ」。
60年たった今も避難先を求める人々のシェルターとなり、大家、管理人を含む住人たちが大家族のように暮らしている。
おとぎ話のような本書で登場人物たちが過去からの繋がりを持つのは...続きを読む
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