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Posted by ブクログ
多様性がテーマの物語。
母親によって「女はこうあるべき」という枠に押し込められ、周りが求める自分と本当の自分とのギャップに苦しむ沙保。「やさしい死に方」を求めて「待合室」にやってきて、明るく大らかな律と、ジェンダーに悩みやってきたミナトと、三人で暮らしていく。
律が本当に素敵で、なんとなく、シャールさんとか、これまでに読んだおせっかいで優しいオカマさんを思い起こさせる(律さんは女性なんだけど、最初性別不明だったのもあり)。
律はヒサエさんに出会えてよかったのだろうし(ヒサエさんもきっと素敵なおばあさんなんだろうな)、沙保とミナトは、ここで律に出会えて、本当によかったよね。
対照的に、沙保のママは、時代錯誤が過ぎるというか、この人もある意味病気なんじゃないかな。もう縁を切ればいいと思う。
ラストは穏やかな終わり方で、ほっとした。
多様性、まだまだ不勉強だなぁ。
性のことに限らず、いろんな人間が生きやすい世の中になるといい。
Posted by ブクログ
女として、男として生きにくさを感じて死を望む沙保とミナトと、完璧な尊厳死を望む律との、希死念慮をもつ3人の不思議な生活。物語後半は結末にドキドキしたけど、辛さを抱えながらも生き続ける決断をした結末に少し安心。おそらくほんの少し前まで(今でも)「女だから」というしがらみは世の中にたくさん当たり前にあったこと。多少は良くなってる部分もあるかもしれないが、「普通の人」の枠に当てはまらなければ、行きにくい世の中。沙保のコラムのように、現実でも多くの人たちが自分の辛さや経験をSNSで共有していて、皆持つ悩みは異なるけど、似た経験をした仲間とたまたますれ違って気が合う人が見つけられる社会だったらいいなと思う
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小説・文芸
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