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Posted by ブクログ
全3巻の内の最終巻。
今作は、わりとシリアス成分が多めか。
これまでの章でちょびちょび出ていた、
各ご家庭の問題が、いよいよ一ヵ所に集結する。
並行して、仁の京都行きだとか、
山田に求愛し続けるおじさん問題も(^ ^;
そして、おじさんにも大きな転機が訪れる。
これをきっかけに、山田の心も微妙に揺れ動くが...
最終巻で初めて語られる、主人公山田の過去。
でも、それまでにあちこちで片鱗は見えていたので、
後出し感は全くなし。
皆それぞれに歩んできた道があって、
それぞれの選択肢でそれぞれの決断をして...
時に間違え、道を踏み外しかけたりする人も。
かなり強引ではあるが、関係者を一同に集めて
ばっさりと切って捨てる「魔女」鈴子の活躍が、
端から見ていると心地よい(^ ^
最後の最後、まぁ、こうまとめるしかないよなぁ...
という感じの、ふわっとしたハッピーエンド...かな(^ ^
本作品のテーマを勝手に拾い上げると、
・時の流れ
・大人の心のずるさ弱さ
・でもみんな幸せになりたいのよね
みたいな感じでしょうか(^ ^;
全くの個人的な感想ですが(^ ^;
最後に一言。
本作では、悪人はあくまで悪人として描かれる。
中途半端にみんなはっぴー、わーい、となるより、
それがリアルだし、心地よい。
それぞれの「悪人」を主人公にしても、
作品が書けそうなくらい実在感がある(^ ^
ただし、読後感は、ほっくりゆったりした感じ。
ふんわりと温かい余韻が残り、宿題は残りつつも
「きっと山田はもう大丈夫だろう」と思える。
いやぁ、素晴らしい作品を読ませていただきました(^ ^
Posted by ブクログ
『出張料理・おりおり堂 卯月~長月』
『出張料理・おりおり堂 神無月~弥生』
二冊の単行本を、加筆・修正・解題し、三分割したものの三冊目。
…ということを知らなかったので、単行本二冊がそれぞれ文庫になって、この本は新作なのかと思ってしまいました。
なので、再読ではありますが、シリーズ全体が、いばら姫と魔女の呪いの話だったのだなあ、とあらためて。
お互いの気持ちを確かめて、自分の足で歩き始めたことは、甘いハッピーエンドではないものの、呪いから解き放たれた清々しさが感じられました。
とはいえ、まだまだ先が気になる感じ。
続編がほしいです。
*師走*聖なる朝のミルクがゆ
*睦月*新年祝いのお重詰め
*如月*バレンタインのこぼれ梅
*弥生*目覚めの時の春御膳
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小説・文芸
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