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  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    平安時代の公家で、故実に通じ「賢人右府」と称賛された藤原実資。彼の日記『小右記』は、藤原道長が詠んだとされる「此の世をば我世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」が載ることでも著名である。63年にわたり書き続けられた現存5463条の膨大な記事のなかから、男性貴族によって宮廷で執り行なわれた政務や儀式など、初心者にも面白い内容を精選。原文・訓読文・現代語訳を収録した、研究の第一人者による決定版。

ユーザーレビュー

  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    実資の日記を倉本一宏氏の解説付で読める。
    もちろん膨大な日記のごく一部ではあるが、年を追って、実資がその出来事をどのように捉えていたかが伺えて本当に興味深い。
    小説等にあるエピソードも元はここだったのかと言う気付きがあったり、今の公務員と同じように前例調べたりしてたんだなと、千年前を身近に感じる。
    初めは本の分厚さに驚いたが、解説も軽妙で長さを感じなかった。

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    2024年02月04日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    光る君へをきっかけに実資に興味を持った。
    宮廷行事や出来事が細かく書かれていて、これを60年間も続けるとはよっぽどの筆マメだったのだろうと想像できる。その中から平安時代の貴族の生活も垣間見えて興味深く読めた。
    有名な道長の句、この世をばーも出てくる。
    淡々と日々の出来事を綴る中にぼそっとつぶやく皮肉や愚痴が今も昔も変わらないなぁと感じた。
    今から1000年も昔なのに、日記の中に近代の人は自分の考えを先例としていると愚痴っているところがクスッと笑えた。

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    2025年05月08日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマ「光る君へ」でロバート秋山が演じた藤原実資の日記。朝廷儀式や政務に精通し、その博学と見識で一目置かれた実資。風格あり、胆力ありの人となりが伝わってくる。時々ハメを外したり、コワイコワイと恐れたり、人間らしさにもあふれていて微笑ましい。実資が見聞した内裏の内外のさまざまな出来事。中でもやはり望月の歌の日記は、ドラマのシーンと重ねて読んで、イメージが大きく膨らんだ。平安貴族は遊んでばかりいるわけではなく、深夜までの激務を続けていたと編者の言葉にあるように、具体的に彼らが何をしていたのか知ることで、苦悩や喜びにも触れられ親近感を持つことができた。一方、事細かに綴られた、さまざまな平安の世の

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    2025年01月10日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    20240607 〜0619今大河で光る君を放送しているから、流行りにのって。やはり原典が一番。ただ、藤原実資がどうしてもロバート秋山で再生されるわあ。儀式や参議の並び順など事細かに記録。日記を書く事で先例が積み重なっていく。今現在の自分の仕事とも通じるものがあるなあ。サクサク読めた。きっと亡くなるまで現役だったのだろう。全部読んでみたい。

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    2024年06月09日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ「光る君へ」で秋山竜次さん演じる藤原実資の記した「小右記」。平安の事務取扱要項(?)日記は家の財産とされ、膨大な日記を残した実資の有能ぶりが分かる。編者の倉本氏の解説が素晴らしい。大河が一層楽しくなりそうです。

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    2024年04月24日

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