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実資の日記を倉本一宏氏の解説付で読める。
もちろん膨大な日記のごく一部ではあるが、年を追って、実資がその出来事をどのように捉えていたかが伺えて本当に興味深い。
小説等にあるエピソードも元はここだったのかと言う気付きがあったり、今の公務員と同じように前例調べたりしてたんだなと、千年前を身近に感じる。
初めは本の分厚さに驚いたが、解説も軽妙で長さを感じなかった。
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大河ドラマ「光る君へ」で秋山竜次さん演じる藤原実資の記した「小右記」。平安の事務取扱要項(?)日記は家の財産とされ、膨大な日記を残した実資の有能ぶりが分かる。編者の倉本氏の解説が素晴らしい。大河が一層楽しくなりそうです。
Posted by ブクログ
朝廷実務の官僚として極めて優秀かつ長寿であった藤原実資(さねすけ)が遺した小右記。儀礼関連の記事や、事件、人間模様(藤原道長と三条天皇の不仲等)が詳らかにかかれた書籍。特に著名な「この世をば我が世と思う…」という望月の歌についてもこの本に明記されているが故に知られているものであり、平安時代の官僚を取り巻く実情が知れる興味深いものだった。