藤原実資のレビュー一覧

  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    実資の日記を倉本一宏氏の解説付で読める。
    もちろん膨大な日記のごく一部ではあるが、年を追って、実資がその出来事をどのように捉えていたかが伺えて本当に興味深い。
    小説等にあるエピソードも元はここだったのかと言う気付きがあったり、今の公務員と同じように前例調べたりしてたんだなと、千年前を身近に感じる。
    初めは本の分厚さに驚いたが、解説も軽妙で長さを感じなかった。

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    2024年02月04日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    光る君へをきっかけに実資に興味を持った。
    宮廷行事や出来事が細かく書かれていて、これを60年間も続けるとはよっぽどの筆マメだったのだろうと想像できる。その中から平安時代の貴族の生活も垣間見えて興味深く読めた。
    有名な道長の句、この世をばーも出てくる。
    淡々と日々の出来事を綴る中にぼそっとつぶやく皮肉や愚痴が今も昔も変わらないなぁと感じた。
    今から1000年も昔なのに、日記の中に近代の人は自分の考えを先例としていると愚痴っているところがクスッと笑えた。

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    2025年05月08日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマ「光る君へ」でロバート秋山が演じた藤原実資の日記。朝廷儀式や政務に精通し、その博学と見識で一目置かれた実資。風格あり、胆力ありの人となりが伝わってくる。時々ハメを外したり、コワイコワイと恐れたり、人間らしさにもあふれていて微笑ましい。実資が見聞した内裏の内外のさまざまな出来事。中でもやはり望月の歌の日記は、ドラマのシーンと重ねて読んで、イメージが大きく膨らんだ。平安貴族は遊んでばかりいるわけではなく、深夜までの激務を続けていたと編者の言葉にあるように、具体的に彼らが何をしていたのか知ることで、苦悩や喜びにも触れられ親近感を持つことができた。一方、事細かに綴られた、さまざまな平安の世の

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    2025年01月10日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    20240607 〜0619今大河で光る君を放送しているから、流行りにのって。やはり原典が一番。ただ、藤原実資がどうしてもロバート秋山で再生されるわあ。儀式や参議の並び順など事細かに記録。日記を書く事で先例が積み重なっていく。今現在の自分の仕事とも通じるものがあるなあ。サクサク読めた。きっと亡くなるまで現役だったのだろう。全部読んでみたい。

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    2024年06月09日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    大河ドラマ「光る君へ」で秋山竜次さん演じる藤原実資の記した「小右記」。平安の事務取扱要項(?)日記は家の財産とされ、膨大な日記を残した実資の有能ぶりが分かる。編者の倉本氏の解説が素晴らしい。大河が一層楽しくなりそうです。

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    2024年04月24日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    平安時代の虎の巻。

    大河ドラマ「光る君へ」でもお馴染みの藤原実資の日記。道長の『御堂関白記』に比べると、儀式など公に伝えるべきことの記録のように感じられる。几帳面な性格というより、自分が儀式関係の権威だという自負を感じるところも。

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    2024年09月16日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    朝廷実務の官僚として極めて優秀かつ長寿であった藤原実資(さねすけ)が遺した小右記。儀礼関連の記事や、事件、人間模様(藤原道長と三条天皇の不仲等)が詳らかにかかれた書籍。特に著名な「この世をば我が世と思う…」という望月の歌についてもこの本に明記されているが故に知られているものであり、平安時代の官僚を取り巻く実情が知れる興味深いものだった。

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    2023年11月17日
  • 小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    こんなに分厚くなるほど長い日記をつけて、それが現代に残されるのがすごい。平安時代は寿命が短いはずなのに道長が689/757ページあたりまでずっと存在を示していて62歳で長寿で亡くなったなと思ったら、著者の藤原実資は90歳で死去していてびっくり。確かに健康にも気を遣ってそうな生真面目な文体でした。

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    2023年09月27日