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ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。
東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事の向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。
直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた彼は、彼女の後ろ姿を追いかける。
辿り着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがあり――「星空のキャッチボール」
桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。
しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。
駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐると――「森の箱舟」
……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた6つの物語。
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Posted by ブクログ
共働きが珍しくない現在。我が家も共働き、何故か食事を作るのは私???我が家は成人した大人しかいないのに何で私が食事の支度をしないといけないんだ?「各自で好きなもの食べてくれー」と言いたくなる。本当、毎日クタクタ(。-_-。)
家族の為責任ある仕事を頑張る 米川恵理子 疲れた時のズル休みも良いもんだ。
桐人の父への思い。眠れぬ日々プラネタリウムで亡き父との無言のキャッチボールの夢をみる。仕事の悩み誰に認められたいのか?俺はちゃんとやれてるのかな?ズシン力強い重みが返ってきた 父の優しい微笑み 桐人への愛おしさが伝わる。
引きこもりの圭太 ボクシングに出会えて良かった!何かキッカケがあれば少しずつ前進できると思う。そのキッカケを見つけることが中々難しい…。私も含め世の中他人に構っている余裕がなくなってきている…悲しいかな…
Posted by ブクログ
都会で頑張る人達それぞれのハイダウェイ=隠れ家。不器用だけど頑張るその人達の言葉に共感したり、励まされたりと、私には力になる素晴らしい小説だった。さすが「マカン・マラン」をかいた古内さんの作品だと思った!
中でも「タイギシン」と「惑いの星」が良かった!
いじめられていた圭太にとって、清美の守護神ヴァルキリーのような姿は救いの存在となった。「心技体というけれど、本当は体技心。まずは身体を動かす。そこから技術、最後に心。要するに、スポーツは精神論じゃないの。できる、できないは関係ない。とりあえず、やってみるのがスタートってわけ」。深く納得。スポーツに問わず、まず動くことで心がついていく、やる気が出ると、脳科学でよく言っている。
隠れ家は、決して逃げ場所ではない。密かに力を蓄えるためのものだにも共感。いま情報かあふれていろいろな面で生きにくく、心身ともにきつい時代。時には立ち止まって、力を蓄えて、焦らず頑張っていくのか大事と思う。
「惑いの星」
昔見知らぬ男に無理やり車に引きずり込まれそうになった璃子。男性に恐怖を感じるトラウマを持ってしまった。しかし、その底にずっと人に言えなかった気持ちがあった。頑張って生きてきたからこそその璃子の姿を見て励みとし尊敬していた桐人。その桐人に本当の気持ちを言えて心の浄化ができていく。やはり人が人を救うんだな。まじめに生きる人に幸あれと願うばかりだ‼️
Posted by ブクログ
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
『東京ハイダウェイ』を読んで、身近な場所がたくさん登場することに驚きました。
みなと科学館は通っている整形外科のすぐ近くにあるし、東京国立近代美術館は普段からその横を走っているのに、これまで足を踏み入れたことはありませんでした。ほんと、新しい発見につながりました。
読後、さっそく夢の島を訪れて第五福竜丸展示館を観てきました。土曜日にもかかわらず、公園は暑さのせいか人が少なく、展示館も植物園も静かで落ち着いた雰囲気でした。「隠れ家」のようにひっそりと佇む場所に、自分だけの時間を持てた気がします。
この作品の中には、思わずドキッとする言葉がいくつもありました。
「自分が生きている世界は、理不尽で、汚くて、惨い。」
「期待すれば裏切られる。頑張れば挫折する。努力すれば損をする。流れに逆らえば孤立する。」
生きていく中で辛いことは避けられません。それでも、今の若い世代は守られていて、恵まれた環境にいると感じることが多いです。けれど、心の中ではそれを「当たり前」と認めることに、どこか抵抗もあります。
そんなとき、ふと戦争のあった時代を思い浮かべます。あの頃に比べれば、私自身も守られている。社会は少しずつ改善され、より生きやすい方向に進んでいるのだと改めて気づかされました。人は楽を求める存在だからこそ、社会もまた「楽な場所」へと形を変えていくのでしょうね。
/_/ あらすじ _/_/_/_/_/
連作短編集です。
悩みを持った主人公たちが、悩み、もがき、前へ進んでいきます。
それぞれのハイダウェイ
矢作桐人
みなと科学館 プラネタリウム
米川恵理子
ゆめのしま
大森圭太
ボクシングジム
植田久乃
東京国立近代美術館
瀬名光彦
しながわ水族館
神林璃子
上野恩賜公園
/_/ 主な登場人物 _/_/_/
矢作桐人 やはぎきりと
寺嶋直也 桐人同期、できる男
米川恵理子 マネージャー、46歳
米川雅彦 夫
米川優斗 長男、小3
米川健斗 次男、小2
神林璃子 システムチーム、桐人同期
伊藤友花 30代、美人、派遣、退職
植田久乃 恵理子友達、同級生、カフェ店長
大森智子 恵理子友達、同級生
大森圭太 ボクシングジムはじめる、いじめられっこ
小野寺康 いじめっこ、いじめられっこ
堂本清美 ボクシングジムトレーナー
瀬名光彦 恵理子の会社に中途入社、久乃の店の常連
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