東京ハイダウェイ

東京ハイダウェイ

1,980円 (税込)

9pt

ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。

東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事の向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。
直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた彼は、彼女の後ろ姿を追いかける。
辿り着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがあり――「星空のキャッチボール」

桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。
しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。
駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐると――「森の箱舟」

……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた6つの物語。

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東京ハイダウェイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    六話の短編、それぞれの登場人物が少しずつ被っている。
    タイギシンが一番好きだったな。自分に自信を持てない少年がボクシングで道を見出す話。パンチを打つ音が聞こえてくるかのような鮮やかさで良かった。
    他も、会社なり学校なりで味わう閉塞感をどうにかやり過ごす感じで少し救われたように思う。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    みんな、色々悩みはあるけど、悩みながらも
    頑張って進んで行くお話で面白かった。同僚の嫌な奴の心の中も知りたかったな。なんで自信満々に人を蹴落としていけるのか…バチが当たっても、全然気にせずに復活しているのがびっくりした。

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    『東京ハイダウェイ』を読んで、身近な場所がたくさん登場することに驚きました。

    みなと科学館は通っている整形外科のすぐ近くにあるし、東京国立近代美術館は普段からその横を走っているのに、これまで足を踏み入れたことはありませんでした。ほんと

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    古内さんの本を他のもの読んでみたい!
    と思い 読ませていただきました。

    古内さんのファンになりました。
    どの話もわかるーー!となりました笑
    見えないところでみんな色々抱えて
    戸惑いながら頑張ってる。

    私も毎日不安なこともたくさんあるけど
    がんばろっと思えました。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    古内さんは3作目。大衆小説で読みやすい。承認欲求とか、多様性とか、現代らしいテーマだった。

    哲学の本でも読んだけど、現代人は孤独を感じやすくて、関わりを持つために承認されたいのかな、って感じた。自分と社会を結びつけたいという欲求。

    東京は1人でも楽しい場所っていうのは本当にそうです、大共感。でも

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    「ハイダウェイ」とはどういう意味だろうと調べたら、隠れ家・秘密の場所ということだった。この本出てくるそれぞれの主人公はハイダウェイを見つけて気持ちをリセットさせていつもの雑踏に紛れた空間へと戻っていく。でもハイダウェイがあるから頑張れる。そして、前向きに次のステップを踏める。とても素敵なお話ばかりで

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ好きな系統のお話でした。
    主人公の異なる6話の連作短編。

    40代女性管理職の世間からのラベリングに苦しむ「森の箱舟」
    同じく40代女性、あえて1人を選択しているのに都合の良いラベリングに辟易している「眺めのよい部屋」
    この二つが特に好きで、この二つに共感している時点で自分も大なり小なりそん

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

     既に懐かしいコロナ禍。当時のIT企業で働く人々が、それぞれの隠れ家で癒されながら日々奮闘する物語。著者の描き出す世界観がとても好きだが、今作は特別良かった。お昼休みに無料で観れるプラネタリウムなんて私も行きたい。東京はストレスが多く溜まりそうだが、その分癒されスポットも充実していて羨ましい。いじめ

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    色々な事にぶつかりながら生きている人達が、ふと現実から離れて逃げ込める場所がある。
    一つの会社を舞台にそこで働く人達や関係する人達の連作。
    心の切ない部分に触れられながらも、そこから立ちあがろうとする人達の気持ちが心地よい。
    矢作桐人君、良いねぇ〜

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    惑いの星に住む人間たちの、まっすぐさ、誠実さ、愚かさ、強さ…どれもが感じられる。まさに人間という生物が抱えるものは不完全であり完全な人間はいない。
    初めて古内一絵さんの小説を読んだけど、これは心の抗不安薬だ。
    心休まる場所が誰しもには必要であり、それを意識しているかいないかは、わからない。
    私も誰か

    0
    2025年04月24日

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