日比野豆腐店

日比野豆腐店

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

ベストセラー『ひと』の著者による
じんわりと心に染みる家族小説

東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。
店主の清道を亡くした日比野家は、
厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。

店を終わらせようとしている祖母の初。
亡くなった夫の代わりに店を続けたい母の咲子。
店を継ぎたいのかどうか、将来に悩む令哉。
そして、「ある人」と一緒に三人を見守る飼い猫の福。

「日々の豆腐」という意味も込められた豆腐屋で、
ひたむきに生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説。


●著者より●

『日比野豆腐店』。僕自身の主食とも言える豆腐を扱った作品です。
何というか、もう、書くこと自体が楽しい小説でした。
つらいことも起きますが、それでも楽しいのだから不思議です。
そしてそれは僕にとってとても大事なことです。
その楽しさは読んでくださるかたがたにちゃんと伝わるでしょうから。
皆好きななかで特に好きな登場人物(?)は日比野福です。
家族に豆腐に福。すべてを楽しんでいただけたらうれしいです。


●目次●

日比野初
-断章 日比野福-
日比野咲子
-断章 日比野福-
神田七太
-断章 日比野福-
日比野令哉
-断章 日比野福-

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    徳間書店
  • タイトル
    :
    日比野豆腐店
  • タイトルID
    :
    1715241
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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日比野豆腐店 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の小野寺史宜さんの世界観が好き。登場人物は、基本的に穏やかで優しく、心温かい人たち。
    よくある日常や会話に、ホッコリした気持ちになる。

    また、小野寺さんの別の本に出てきた人物が、どこかで触れられたりしてるのも好き。今回も1人出てきた。

    続きの巻はないけど、また別の本で、続きが少しでも垣間見れる部分があったらいいなぁと思います!

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    なんとなく惹かれて手に取ったが、とても良かった。登場人物一人ひとりに感情移入ができる。登場する人に意味がある、意味があるように思える。そして豆腐が食べたくなる。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    久々の小野寺先生。相変わらずのんびりで日常すぎて好きすぎる。途中で日比野福(猫)の話があるのがおもろすぎる。豆腐が食べたくなって、猫を撫でたくなる本でした。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    たまたま舞台が近所だった。
    親近感もあり、今でも商店街が残るまちの豆腐屋のお話。
    今どき商店街が残っていると言うだけでも珍しいのに、この地域には3つ4つ小さな通りの商店街があり、毎日毎日通る道の中にも2つの豆腐屋がある。
    商店街が残っている、ということが何を意味するのか。
    個人で店を続けていくには何が必要なのか。ましてや豆腐というスーパーで並ぶ商品とは価格帯が違いすぎて競合にもならない商品でどう残していくのか。
    そんな現実の厳しさとも向き合いながらも、この店をいやこの豆腐を作りたいという気持ちが文章の節々から伝わってくるようで人情味溢れた暖かい作品だった。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    ほっこりでした、
    お豆腐屋さんのお豆腐、食べたい
    というか、今度行きます

    最後の一文だけちょっと想定外だったけど...!

    猫ちゃんが出てくる本は問答無用で好きなのに、猫ちゃん視点の断章まで!癒されたぁ


    「悲しみと喜びはまったく別のこと。悲しみで喜びが帳消しになったりはしないのだ。」(p.40)
    これ大事だなぁ、と。私どうしても悲しみと喜びを同じ入れ物内の増減で考えがちなんだけど、入れ物自体がまったく別なんだって、意識の中に落とし込めるようになりたいなぁ。


    いつか、『ひと』も読むぞー!

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    日比野豆腐店を取り巻く穏やかで素敵な人たちが織りなす物語。劇的に物語が動くわけではなく、ほのぼのした日常。
    豆腐屋さんの豆腐が食べたくなる。

    0
    2026年06月30日

    Posted by ブクログ

    私の小さい頃はおじさんが自転車でラッパを鳴らして売りに来た
    鍋だの ボールだのを持っておじさんの所へ(昭和の時代!(笑))
    小さな町にその頃は2軒もあったが今はありません
    高けりゃ悪かろう 安けりゃよかろ
    じゃあ ない やっぱり 高くても美味しいのが一番
    嫁姑の中がとても いい関係
    家族愛ですよね

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    子供の頃、近所に豆腐屋さんあったなぁ…
    日比野豆腐店の家族はみな、とても穏やかで素敵な人たち。生きていると悲しいことにも出くわすけれど、一生懸命、生きている。
    久しぶりに豆腐屋さんの豆腐が食べたくなった。

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ

    馴染みのある地がモデルであり、そこに小野寺先生の優しいタッチが重なり合って、とても心地よい優しい物語だった。

    日比野豆腐店を切り盛りする日比野初は、夫勇吉をがんで亡くし、その後息子の清道とともにがんばってきたものの彼もコロナで突然この世を去ってしまう。そんな豆腐店に遺された初と清道の妻咲子、そして息子令哉の物語が淡々と柔らかい日常が展開されていく本作。初が豆腐屋を切り盛りしながら咲子や令哉を見守ったり、咲子がお店だけでなく様々なところに豆腐を卸せるように努力したり、令哉が高校生ながらに自分の気持ちに迷いながらも豆腐屋の将来を考えたり…そんな一生懸命生きている人々を亡き清道と同じように上から覗かせてもらった私は、たくさんの勇気と想いのつながりを本作から教えてもらった。ただ個人店を切り盛りという話だけだと現実的になってしまいそうだが、それを堀切菖蒲園や荒川の下町情緒溢れるスポットが柔らかく包み込んでくれていて、とても心地よく読み続けることができた。

    特に好きなシーンは、初が咲子に店主を託すシーン。
    初は自分が年配であり体力の心配面もあったが、それ以上に咲子を信頼して豆腐屋の将来を彼女に託す。そのときに咲子は心中でこう言う。

    「お義母さん。もうお母さんでいい。」

    この言葉は泣けたなぁ。仕事を辞めて、豆腐屋に嫁いでたくさんの苦労をするなかで、それでも近くに清道がいて彼の支えがあったからここまでこれたのだと思う。その支えがなくなっても初が咲子を見守って2人がお互いを思い合い、二人三脚でがんばってきた。だからこそ咲子にとって初は、お義母さんではなくお母さんであり、この言葉の深い意味を知ったとき、とても尊く美しい関係だなと思った。

    個人豆腐店を切り盛りしていくのはとてつもなく大変なことだけれど、本作を読んで個人店こそ無くなっていけないものでかけがえのないものだと強く思う。スーパーに行けば安くてそこそこに美味しいものは手に入る。でも個人店にしかない商品へのこだわりや想い、人との繋がりや温かさはそこでしか育むことのできないものだ。昔葛飾に住んでいたから、殊更そんな個人店の温かさに救われたなぁとしみじみと思う。

    いつも人の優しさを掬って紡いでくれる小野寺先生の作品に、今回も勇気づけられてしまった!
    次はどんな下町が登場するのか、どんな人の優しさに触れられるのかとても楽しみだ。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    日比野豆腐店を舞台とした親子3代の物語が飾らずに静かに語られます。途中、悲しいことや嬉しいことも起こりますが、語り口は不思議なほど穏やか。たとえば家族の死なんかがポンっと置かれた感じで、それだけにじんわりと感情が伝わってきます。読み終わると日比野家の人々をグッと近しく感じ、木綿豆腐を買いに行きたくなります。

    舞台となる日比野豆腐店は葛飾区の堀切菖蒲園の近く。菖蒲園も何度も登場します。今年の菖蒲まつりは5月25日かららしい。ついでにご近所を散歩したら本当に日比野豆腐店が見つかるかも。そんな日常感あふれる、普通の人々の生活を切り取ったような作品でした。

    ちなみに、長いスパンのお話なので、登場人物も多く、「覚えておくの大変だなぁ」と思いながら読みましたが、ほとんどの人々は通り過ぎていくだけなので、あまり細かいことは気にせず、その場その場の出来事や会話を楽しんで読んで大丈夫です。

    0
    2026年05月07日

日比野豆腐店 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    徳間書店
  • タイトル
    :
    日比野豆腐店
  • タイトルID
    :
    1715241
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年11月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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