【感想・ネタバレ】日比野豆腐店のレビュー

あらすじ

ベストセラー『ひと』の著者による
じんわりと心に染みる家族小説

東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。
店主の清道を亡くした日比野家は、
厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。

店を終わらせようとしている祖母の初。
亡くなった夫の代わりに店を続けたい母の咲子。
店を継ぎたいのかどうか、将来に悩む令哉。
そして、「ある人」と一緒に三人を見守る飼い猫の福。

「日々の豆腐」という意味も込められた豆腐屋で、
ひたむきに生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説。


●著者より●

『日比野豆腐店』。僕自身の主食とも言える豆腐を扱った作品です。
何というか、もう、書くこと自体が楽しい小説でした。
つらいことも起きますが、それでも楽しいのだから不思議です。
そしてそれは僕にとってとても大事なことです。
その楽しさは読んでくださるかたがたにちゃんと伝わるでしょうから。
皆好きななかで特に好きな登場人物(?)は日比野福です。
家族に豆腐に福。すべてを楽しんでいただけたらうれしいです。


●目次●

日比野初
-断章 日比野福-
日比野咲子
-断章 日比野福-
神田七太
-断章 日比野福-
日比野令哉
-断章 日比野福-

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者の小野寺史宜さんの世界観が好き。登場人物は、基本的に穏やかで優しく、心温かい人たち。
よくある日常や会話に、ホッコリした気持ちになる。

また、小野寺さんの別の本に出てきた人物が、どこかで触れられたりしてるのも好き。今回も1人出てきた。

続きの巻はないけど、また別の本で、続きが少しでも垣間見れる部分があったらいいなぁと思います!

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

なんとなく惹かれて手に取ったが、とても良かった。登場人物一人ひとりに感情移入ができる。登場する人に意味がある、意味があるように思える。そして豆腐が食べたくなる。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

久々の小野寺先生。相変わらずのんびりで日常すぎて好きすぎる。途中で日比野福(猫)の話があるのがおもろすぎる。豆腐が食べたくなって、猫を撫でたくなる本でした。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

心温まる説ないけど優しいお話。
強く優しく生きてく家庭と、周りの人がすごく暖かくて。
死は本当に悲しいけれど、残されたものの、生き方は残されたものが決めなければならなくて。
最後の選択は、なんだか嬉しかったな。
豆腐、食べたくなった。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

もう表紙の絵のタッチが大好き、日比野初さん(たぶん)可愛くて仕方ない…こんなお店にだったら少々高くても絶対お豆腐と五目がんもを買いに通う!
小野寺史宜さんの作品が好きなので『みつば』でない堀切菖蒲園近辺も知らない所だけど好き。
スルっと読めてお豆腐屋さんの現状もわかって読後感相変わらず良し、令哉頑張れ!続編希望。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

日比野豆腐店を取り巻く穏やかで素敵な人たちが織りなす物語。劇的に物語が動くわけではなく、ほのぼのした日常。
豆腐屋さんの豆腐が食べたくなる。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

私の小さい頃はおじさんが自転車でラッパを鳴らして売りに来た
鍋だの ボールだのを持っておじさんの所へ(昭和の時代!(笑))
小さな町にその頃は2軒もあったが今はありません
高けりゃ悪かろう 安けりゃよかろ
じゃあ ない やっぱり 高くても美味しいのが一番
嫁姑の中がとても いい関係
家族愛ですよね

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

子供の頃、近所に豆腐屋さんあったなぁ…
日比野豆腐店の家族はみな、とても穏やかで素敵な人たち。生きていると悲しいことにも出くわすけれど、一生懸命、生きている。
久しぶりに豆腐屋さんの豆腐が食べたくなった。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

馴染みのある地がモデルであり、そこに小野寺先生の優しいタッチが重なり合って、とても心地よい優しい物語だった。

日比野豆腐店を切り盛りする日比野初は、夫勇吉をがんで亡くし、その後息子の清道とともにがんばってきたものの彼もコロナで突然この世を去ってしまう。そんな豆腐店に遺された初と清道の妻咲子、そして息子令哉の物語が淡々と柔らかい日常が展開されていく本作。初が豆腐屋を切り盛りしながら咲子や令哉を見守ったり、咲子がお店だけでなく様々なところに豆腐を卸せるように努力したり、令哉が高校生ながらに自分の気持ちに迷いながらも豆腐屋の将来を考えたり…そんな一生懸命生きている人々を亡き清道と同じように上から覗かせてもらった私は、たくさんの勇気と想いのつながりを本作から教えてもらった。ただ個人店を切り盛りという話だけだと現実的になってしまいそうだが、それを堀切菖蒲園や荒川の下町情緒溢れるスポットが柔らかく包み込んでくれていて、とても心地よく読み続けることができた。

特に好きなシーンは、初が咲子に店主を託すシーン。
初は自分が年配であり体力の心配面もあったが、それ以上に咲子を信頼して豆腐屋の将来を彼女に託す。そのときに咲子は心中でこう言う。

「お義母さん。もうお母さんでいい。」

この言葉は泣けたなぁ。仕事を辞めて、豆腐屋に嫁いでたくさんの苦労をするなかで、それでも近くに清道がいて彼の支えがあったからここまでこれたのだと思う。その支えがなくなっても初が咲子を見守って2人がお互いを思い合い、二人三脚でがんばってきた。だからこそ咲子にとって初は、お義母さんではなくお母さんであり、この言葉の深い意味を知ったとき、とても尊く美しい関係だなと思った。

個人豆腐店を切り盛りしていくのはとてつもなく大変なことだけれど、本作を読んで個人店こそ無くなっていけないものでかけがえのないものだと強く思う。スーパーに行けば安くてそこそこに美味しいものは手に入る。でも個人店にしかない商品へのこだわりや想い、人との繋がりや温かさはそこでしか育むことのできないものだ。昔葛飾に住んでいたから、殊更そんな個人店の温かさに救われたなぁとしみじみと思う。

いつも人の優しさを掬って紡いでくれる小野寺先生の作品に、今回も勇気づけられてしまった!
次はどんな下町が登場するのか、どんな人の優しさに触れられるのかとても楽しみだ。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

日比野豆腐店を舞台とした親子3代の物語が飾らずに静かに語られます。途中、悲しいことや嬉しいことも起こりますが、語り口は不思議なほど穏やか。たとえば家族の死なんかがポンっと置かれた感じで、それだけにじんわりと感情が伝わってきます。読み終わると日比野家の人々をグッと近しく感じ、木綿豆腐を買いに行きたくなります。

舞台となる日比野豆腐店は葛飾区の堀切菖蒲園の近く。菖蒲園も何度も登場します。今年の菖蒲まつりは5月25日かららしい。ついでにご近所を散歩したら本当に日比野豆腐店が見つかるかも。そんな日常感あふれる、普通の人々の生活を切り取ったような作品でした。

ちなみに、長いスパンのお話なので、登場人物も多く、「覚えておくの大変だなぁ」と思いながら読みましたが、ほとんどの人々は通り過ぎていくだけなので、あまり細かいことは気にせず、その場その場の出来事や会話を楽しんで読んで大丈夫です。

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

小野寺先生らしい優しい文章でゆっくり本を読みたい日にぴったりでした。

お豆腐が好きなので食べたくなります。
個人のお店を継続することの難しさありますね。
物語はコロナ窩真っ最中だったので特に。

日比野豆腐店続くと良いなと思いました。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

やはり小野寺。
 哲学的というか、心理学的というか気持ちが良いな。
 豆腐屋さんという設定。散歩。家族の誰かの不在。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

東京、葛飾区で豆腐店を営む家族の物語。
小野寺史宜さんの小説独特の語り口で物語がすすむ。
こちらも葛飾区に本当にあるお店の家族の話に感じてしまう。
じんわりと心が温かくなる物語。葛飾区に行けば日比野豆腐店の純木綿や青絹が食べられる気にさえなってくる。
初おばあちゃんにも会いたいなー。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

職種は違えど自営業育ちなので
部分的に共感したり
ほのぼのしたり
東京と言っても下町感がよいなぁ
実際お豆腐屋さん大変だなぁ
おいしい豆腐食べたいなぁ
七太くんかわいいなぁ
令哉も大学行けるなら行って視野を広げてほしいなぁ
清道さん安心したのかなぁ

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナを経た世界の話は初めてかも知れない。
新鮮。

初おばあちゃんと、息子嫁である咲子、孫の令哉が見つめる、「日比野豆腐屋」の今後。
初の息子で店主だった清道が、コロナで唐突に亡くなった今、時間が進むなかでの、3人それぞれの胸の内が丁寧に柔らかく描写されている。
3人が互いを思い合って生活する優しい雰囲気が伝わってきて、とても良かった。

飼い猫、福の目線で、3人を見つめた様子も面白い。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

良かった。気を衒ったところがなくて良い。

OL時代、京成線を使って通勤していた時期があるので、駅名が懐かしかった。

日比野豆腐店は初婆さんと、お嫁さんの咲子さん、高校生の令哉君が営んでいる。初さんは元気で明るくて良いし、お嫁さんの咲子さんは義母を労って穏やかな性格なのが良い。令哉くんは今時の高校生らしく、少しちゃらんぽらんなところが可愛い。

贅沢をせず真面目に生きている感じが素敵だった。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

小野寺さんらしいとても穏やかな表現で心温まりました。家族経営の豆腐屋のコロナが奪っていった日常をみんなで乗り越えていくところがとてもよかった。猫の福の目線で描かれているのもよかったです。令哉が少しずつ成長していく姿が感動しました。
なによりも、美味しい豆腐食べたくなりました。

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2026年01月01日

Posted by ブクログ

会話の応酬が多くてテレビドラマを見ているみたいだった。そこがすごくいい。
寅さんのドラマが…って時々出てくるんだけど、ほんとに事件やらそういった大きなことは出てこないホームドラマ。もちろんそこに至るまでにとんでもなく大きな事が起こってるんだけど、そこらへんを乗り越えての一家を描いていて、自分でもよく分からないけど最後の一文が泣けた。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

葛飾で美味しい豆腐が食べたくなった。
出てくる人たちが皆優しい人で癒されるけど、逆に心配になってしまう。
またしばらくしてから読み直してみたい。
コロナの時は身の回りで亡くなった人がいなかったので、とっくに忘れていたけど、こういう突然の不幸が実際に来た人にはどう感じるのだろう?

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

個人のお豆腐屋さんの物語。

やっぱり、みんなお豆腐が好きで、その味とお店を繋げていく。

ずっと日比野豆腐店のお豆腐を応援してます。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

おのでラッシュが続いており、もうこれで何冊目の小野寺さんだろう(勝手にダサすぎるネーミング閃いてしまった…失礼しました)
表紙のかわいいおばあちゃんからあたかささが溢れてて絶対この本わたし好きだな…と確信を持って借りたけど、やっぱり合ってた!
福の章が挟まれてて、家族からめちゃくちゃ愛されてる猫さんなのに意外と渋めの語り手。いい^^
コロナは私たちからたくさんの楽しい時間や未来を奪った…もう戻ってこないものもあるけど、前に進む主人公たちを見て未来は明るいでしかないんだなって思えた。清道さんも天国で見守ってるよー!

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

「いいものをつくる仕事が、必要ないわけじゃない。なくなっていいわけない」。そういえば豆腐ってスーパーでしか買ったことない。そもそも普段食べないなあと。一生懸命にやっている個人商店を応援せねば

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

こういう個人のお店は儲けではないのよね

やはりなくなってほしくない 
咲子が会社をやめて 義母さんとやっていく決意をしていて 応援したくなる

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

日々をていねいに織りなす物語は豆腐のよう。主役ではないけれど、いつもそこにあって、共存しているようで、自立している…やさしさ感じる豆腐のような一冊。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お豆腐屋さんのお豆腐、食べたい〜!と思わされる作品。
友人の祖母が個人商店の豆腐屋さんだったけど、数年前に閉店したと聞いたし、本当に豆腐屋さんは減っているんだろうなと感じます。

日々野豆腐店のこれからを、まだまだ見守っていたいなと思わされました。

おばあちゃんの初さんのエピソードでは、おじいちゃんとの思い出を振り返るシーンが多く、自分の老後を想像して泣きそうになりました。
女性の方が長生きするから、自分も残される側になる可能性高いよなーと。
また、悲しみと喜びはまったく別のこと。悲しみで喜びが帳消しになったりはしないのだ。と言う言葉が印象的でした。
息子がコロナで突然亡くなり、「絶望の淵に落とされた。いいことなど何もない、とその時は思った。これまでにあったよかったこと、うれしあったこと。全て帳消しになってしまった。そう思ってた。
そんなこともないと、今は思ってる。
ー喜びは、結構ある。」
時間の経過とともに、死を受け入れ前向きになっていく心の変化に胸を打たれました。

嫁の咲子のパートでは、夫の死後、会社員を辞めて豆腐店を一緒に経営すると決断したところに感動しました。自分なら、子供もいて、安定を選ぶに違いないと思います。
亡くなった人の意思を思いつつ、自分の思いを貫く強さが素敵でした。あちこち営業をかけて、ようやく福祉施設に豆腐を卸せるようになった時にはこちらも嬉しくなりました。
最後に初さんが咲子に店主を任せると伝えた時の言葉、「ここは今いる者の意思を尊重していあんだと思うよ」は、先代や夫を見送った者同士の絆を感じました。

子供たちパートも、恋の話や進路選択、母親の新たな恋人の話など楽しく読めました。
でもいちばん印象に残ったのはやはり歳の近い女性たちのパートでした。

猫の福ももちろん良かったけど、なくても良かったかな〜という感じ。

ほのぼの、ほっこりしたい人におすすめの一冊です。

うたう に引き続き、登場人物がよく散歩していました。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

昔ながらのひいじいちゃんからの日比野豆腐店、4代目になる息子が継ごうと思う。ほのぼのして、こころが温まります。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

豆腐屋の店主とその顧客とが織りなすほのぼの物語なのだろうと扉を開く。そういう要素がなくはないけど、どうやらまちの豆腐屋を営むにはまことに厳しい環境下で、しかも頼りの店主がコロナで逝ったという不幸も重なる中、残された家族(猫の福を含む)の生活が紡がれる。たしかになかなか将来を見据えることが難しい、それどころか今を凌ぐのさえ難しい商売でしょう。我がまちにも豆腐屋はもう見ない。だけど日比野家は悲壮感がなくて、事業承継に前向きなんだよね。高校生の令哉までその気だもの。とはいえ豆腐みたいにフニャっとした決意だけど。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

安定のストーリーの良さ。すごいなぁ、一文字一文字を大事に綴っている気がする。会話も多いが、スムーズな会話、雑談。 豆腐は大好きだ!

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

日比野豆腐店を切り盛りする祖母の初、嫁の咲子、孫の令哉、近所の小学生の七太、それぞれの目線で描かれる豆腐店を取り巻くささやかな日常。彼らを見守る飼い猫・福ともう一人の“人”。

全体的に起伏がなく、心を揺さぶられるというほどではないんだけど、初と金髪の元ホストのやり取りや、令哉と七太のやり取りなど何気ない会話がこの作品の魅力かな。
みんな一生懸命生きてるって感じが小野寺作品ならでは。

ただ、毒の強すぎる作品の後に読んだのが失敗でした。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

東京の堀切二丁目にある日比野豆腐店。日々の豆腐とも読めるのが、親近感がわきました。こういうお店で売られているおとうふは、とてもおいしいんだろうな。(お値段は高いけれど。)木綿と絹の作り方の違いなど、ちょっとした知識も書かれていました。

亡くした家族の思い出、コロナ禍での出来事、日々の豆腐店の様子などをそれぞれの家族が語りつつ、物語は進んでいきました。あいだにある、ねこの福の断章が、見守っているひとの様子を伝えてくれ、暖かい気持ちになれました。

近くに日比野豆腐店のようなお店があれば、楽しみがひとつ増えそうな気がしました。家族がつないでいくものがあるのは、いいなと思いました。こんなふうに生きている家族がどこかにいそうな感じがした、穏やかな物語でした。


〈目次〉
日比野初
断章 日比野福
日比野咲子
断章 日比野福
神田七太
断章 日比野福
日比野令哉
断章 日比野福

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2026年06月18日

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