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夏の芝生、雨の午後。その手触りは決して褪せることがない―― 〈これが記念すべき、安西水丸さんとの初仕事〉 村上春樹の最初の短編小説集を当時の装幀のまま単行本で復刻。 復刊に寄せて、著者による序文を新たに収録。
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Posted by ブクログ
すでに読んでいた短編もあったけど、安西水丸さん復刻版なのでやっぱり買ってよかった。 そして、最後のシドニーグリーンストリートは初読みで、羊男が出てきてにんまり。 羊男が出てくる話は、どれも本当に好き。
長編は好きで読んでますが、今まで短編がわりと苦手意識ありましたが、今作(彼の初期作品)はとても好きだった。特に、という必要がないくらい、全て良かった。長編だと何かが始まりそうな不思議な前章、異世界との継ぎ目が見えてくるあたり、の感じがずっと心地よく続いていた。あなたが結末を求めていない時、これはとて...続きを読むもしっくりくると思います。
懐かしいです
電子化されていなかったのでしょうか… とても大切な一冊です 多感な時期に読んで欲しいです 私も読み返します(*^^*) 表紙は紙と同じ…? 懐かしいです🐸🌿
#深い #シュール #共感する
中国行きのスロウ・ボート 2025.08.09 主人公が出会う3人の中国人。彼らはみな淡々と語り、どこか寂しく感じるようなふるまいをしている。ゆっくり読まないと気付かないようなさりげない空気感で描写していた。物語の最後には居場所のない中国人と自分を重ね合わせ、現状から抜け出して居場所を求めたいとい...続きを読むう気持ちがうかがえるものの、逃げようというよりは受け入れざるを得ないような仕方のない状況にあることを表現。「スロウ・ボート」によって示し、なんともいえない状況に陥っている様子が感じられる。 居場所のなさがこんなにも淡々とした虚しい世界を生み出してしまうのかと怖くなった。同じ境遇の中国人たちと自分で新たな居場所をつくったら少しは良い方向へ向かいそう。
村上春樹が初めて出した短編集である。 80年代の春樹の短編たちは、どこか 今と違い瑞々しい印象を受けました。 言い回しがキザなのは今も昔も変わらないです。どこか抽象的な文章もたまらないです。 オススメは「シドニーのグリーン・ストリート」で、オーストラリアなシドニーにあるグリーン・ストリートで私立探偵...続きを読むを営む男性のもとにある 依頼者が現れるのですが、その依頼者の正体と 依頼内容に村上春樹の世界観が爆裂して、とても 好きになりました。 初めて短編を読む方にオススメしたいし、村上春樹を初めて読む方にもオススメしたいです。
短編7作 受け止める自分によって捉え方は変化する 行間に隠れているものを探した頃もあったけど スッと消えてもモヤモヤ残りでも納得いかなくても それはそれ 本を手に取り、読む それでいいのだと思ったことを、思い出した
新装版だというので20数年ぶりに再読。 「村上春樹が好き」というより「村上春樹を読む自分が好き」だった若い頃を思い出して、なんだかもぞもぞゾワゾワした。そういう時代があった人きっとわたしだけじゃないはず。文体も雰囲気も今の自分にはもう合わない。でも懐かしかった。 この本の装丁はほんとに大好きで文庫版...続きを読むをしばらく本棚に飾っていた。単行本になってもすこーんとしていてよい。安西水丸はおしゃれだ。村上作品との相性がすごくいい。わたしはなぜか文庫版の佇まいのほうが好きだな。
村上氏初期の短編集。タッチがとても軽くて、1日で読んでしまった。 もちろん、ところどころに村上氏でなくては書けない描写は健在であるが、それほど村上くさくはない。彼の小説にありがちだが、ここの短編はすべて日本人の青年の一人称で語られる。 最後のシドニーの作品が良かった。設定がばかげているのだけれど、妙...続きを読むにリアルで楽しかった。
今年、復刻版の作品。久々の村上春樹氏。久々に読むとやっぱキザと言うかおしゃれと言うか。文章が綺麗です。比喩なのかそのまま鵜呑みにしていいのか、相変わらず迷うけど、そこまた村上春樹氏の良いところ。最後のシドニーグリーンストリートが1番好きかな。
著者の初期の短編集。自由に書いているなあ。恐れを知らない感じがした。 それぞれ全く違うタイプの作品で読み応えはあった。
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