神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

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  • ドラマ化

    「地震のあとで」

    2025年4月5日~ NHK総合
    出演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知

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神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    6編の短編からなる短編集。文庫本の最後に、各短篇の「初出」が書いてあるが、その全体が

    連作『地震のあとで』その一~その六

    と紹介されている。
    この「地震」は、阪神淡路大震災であるが、地震が起こったのが、1995年の1月であったのに対して、6編の短編のうちの5編が「新潮」に掲載されたのは、1999

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の不気味な短編が好き。性にこだわり過ぎてるところは鬱陶しいが。
    どれもよかったが、UFOが釧路に降りる、アイロンのある風景がとりわけ印象深い。箱の中身、気になる。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    NHKのドラマで村上春樹作品は?なんだろうと調べてみたら『地震のあとに』だった。
    阪神淡路大震災後に神戸出身の村上春樹さんが著した短編集『神の子どもたちはみな踊る』をドラマ化するという。
    地震をキーワードに紡がれる6つの物語。
    地震をきっかけに無意識に潜む不安が夢となって顕れてくる。現実と非現実の中

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    「地震のあとで」震災から30年を迎える節目のドラマ化、
    手持ちの本書を再読する。

    1995年に発生した阪神淡路大震災の後、書かれたうちの4つの短編がドラマ化されるようです。

    つまり 1995年2月というのはそのふたつの大事件にはさみこまれた月なのだ。不安定な、そして不吉な月だ。僕はその時期に人々

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    かえるくんと、蜂蜜が好きでした。村上春樹さんの本は久しぶりで、短編は初めて読みますが、同じく不思議ワールド、そして実は奥深く考えさせられます…。でも、そこが好きなのですがねσ^_^;

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

     一つ一つの話の背景に流れている、阪神・淡路大震災。抵抗しようにも抵抗しきれない強い力。その力で、人びとが震災以前から抱えていたのかもしれないものが表に出てきて、重くのしかかってくる。でも、重いものの中にあって、光や夢といったものを探ろうとしている。
     読み進めていくうちに胸が重苦しくなったのだが、

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    阪神淡路大震災への想いがそれぞれの短編に著されている。
    あれから、まだまだの災害を経ても私達はまたいろんな感情を抱えて生きてゆかなければならないんだ。
    文章がとても洗練されていて文学を味わうということ身も心も満たされる思い。

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    6作品の中でも特に『蜂蜜パイ』がよかった。
    「人生の歯車がかちりという乾いた音を立ててひとつ前に進み、もう元には戻らないことが確認されたのだ」この一文を前向きに捉えるか否か。
    きっと気付いていないだけで、人生は歯車だらけなんだろうな。

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    映画『めくらやなぎと眠る女』が良かったので、『螢・納屋を焼く・その他の短編』と合わせて再読。
    これは大分昔に読んでいたが、『かえるくん、東京を救う』以外はほとんど覚えていなかった。
    阪神・淡路大震災後に書かれた短編集ということで、すべての短編になんらかのかたちで震災が描かれる。
    震災について直截描く

    0
    2024年09月19日

    Posted by ブクログ

    阪神淡路大震災にまつわる物語。
    村上短編集の中では珍しく、相性の悪い作品がなくどれも楽しんで聴けた。
    「蜂蜜パイ」は熊のお伽話がとにかく記憶に残った。村上春樹作品の中ではかなり好き。
    「タイランド」も静謐な空気が流れていて好み。

    0
    2024年07月26日

神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫) の詳細情報

  • ドラマ化

    「地震のあとで」

    2025年4月5日~ NHK総合
    出演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知

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