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1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。
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「アフター・ザ・クエイク」
2025年10月3日公開 出演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知
「地震のあとで」
2025年4月5日~ NHK総合 出演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知
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Posted by ブクログ
阪神大震災に間接的にかかわった人たちのストーリー。収録されているすべての作品が面白かった。タイランドは一読しただけでは疑問が解けず、ネットで研究文をみてなるほど理解できました。当時自分はまだ19歳、遠い昔で震災の記憶は朧げです。
全編好きだったな。 テーマの1つは、阪神・淡路大震災であるが、直接的な被害などは書かれていない。地震大国の日本で生きていくということは地震と付き合っていくことだが、直接的な被災をしなくても地震からは何らかの影響は受けるし、忘れてはいけない。
村上春樹の本は、ちょっと詩的で哲学的で、ファンタジーで、とても面白いです❗️ めちゃめちゃ良かったです。
6編の短編からなる短編集。文庫本の最後に、各短篇の「初出」が書いてあるが、その全体が 連作『地震のあとで』その一~その六 と紹介されている。 この「地震」は、阪神淡路大震災であるが、地震が起こったのが、1995年の1月であったのに対して、6編の短編のうちの5編が「新潮」に掲載されたのは、1999...続きを読む年8月号から、12月号までであり、地震から4年が経過している。このタイムラグが何を意味するのかは私には分からない。 「地震のあとで」という連作であるが、6編の短編小説に、阪神淡路大震災はメインのモチーフとして登場しているわけではない。むしろ、たいていの作品の中では、「どこかに出てくる」といった程度の扱いである。そういう扱いになっている理由も私には分からない。あれだけのことがあったけれども、それでも、時間は流れているのだということを示したかったのかもしれない。 この短編集は、これまで読んだ村上春樹の短編集の中で最も好きになった。特に「タイランド」と「蜂蜜パイ」が好きだ。 「蜂蜜パイ」の最後の部分は下記のようなものだ。 【引用】 これまでと違う小説を書こう、と淳平は思う。夜が明けてあたりが明るくなり、その光の中で愛する人々をしっかりと抱きしめることを、誰かが夢見て待ちわびているような、そんな小説を。でも今はとりあえずここにいて、二人の女を護らなくてはならない。相手が誰であろうと、わけのわからない箱に入れさせたりはしない。たとえ空が落ちてきても、大地が音を立てて裂けても。 【引用終わり】 ここに書いてあることの意味は、少し補足しなければ分かりにくいとは思うが、補足をして中身が分かるようになることが大事なことではない。 「大地が音を立てて裂けても」は地震を示すのだろう。たとえ地震が起きて大地が裂けても自分は愛する人を護るし、夜明けの光の中でその愛する人をしっかりと抱きしめることがもうすぐ出来るのだという希望を持ち続けている人がいることを小説で示そう、という決意なのだろうか。 この部分は、とても美しい。
村上春樹の不気味な短編が好き。性にこだわり過ぎてるところは鬱陶しいが。 どれもよかったが、UFOが釧路に降りる、アイロンのある風景がとりわけ印象深い。箱の中身、気になる。
阪神淡路大震災のあとの様々な人々の暮らしを集めた短編集。最後の「蜂蜜パイ」の淳平の生き方がたまらなく心地よい。
「本読むふたり」という小説での、話のキックオフになった作品。そこから興味を持って読んでみた。また、映画アフターザクエイクが公開されて、気になっていたが、りかいできるかがわからなかったので、チャレンジ。 ・UFOが釧路 ・アイロンのある風景 ・神の子どもたちはみな踊る ・タイランド ・かえるくん、東...続きを読む京を救う ・はちみつパイ 尻上がりによくなっていった。 村上春樹苦手意識あったけど、読みやすかった。 必要なのか、不必要なのか、急にくる性描写や、下ネタがある。 阪神淡路大震災を受けての短編集。
⭐️神の子どもたちはみな踊る 阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件をモチーフにしているという。全体的に暗いトーンだが、連作短篇の終わりにいくほど救いがあるように感じる。「アイロンのある風景」「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」 が好み。焚火に癒され、光と闇の闘いに翻弄され、まさきちととんきちにほ...続きを読むっこりする。村上春樹ワールドにハマりそうだ!
映画アフターザクエイクを見て2周目 蜂蜜パイと釧路〜が最高 失うことで、失う理由を知ることでしか学べない辛さが印象的。 蜂蜜パイで、小夜子は淳也と結婚するのでしょうか。教えてください。
1995年は阪神大震災と地下鉄サリン事件が起こった年。地震と宗教、共通点があるはずはないのですが、同じ年にこの二つの出来事が起きたということは、この世には人の手の届かない何か大きなものがあるのでは?そしてその大きなものを村上春樹は知っているのでは?などと思わせるような不思議な短編集。 登場人物は、...続きを読む被災者や被害者ではないけれど、この2つの出来事が心に小さな余波を残している人たち。独特な文体を取り混ぜて、言葉を話すカエルや天の光の中でひたすら踊る若者など不思議なキャラクターも登場します。彼らが何を抱えているのか、何をしたいのかはさっぱりわからず、ただ淡々と流れるように物語が進み、結局謎のまま終わり。でも心に何かが残ります。メッセージがあるとすれば、「静まり返った心のいちばん深い場所でそれは起こった。生きること、死ぬこと、そして眠ること。」という一節か。
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神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)
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村上春樹
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