遠い太鼓

遠い太鼓

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ――。40歳になろうとしていた著者は、ある思いに駆られて日本を後にし、ギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書き上げ、作家としての転換期となった、三年間の異国生活のスケッチブック。

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遠い太鼓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ぼくはこの3年間分にわたるヨーロッパ紀行文を読んで、なぜこんなに村上春樹が他の作家と異なり、簡単なのに難解で、愛されているのと同じぐらい批判され、独自の確固たるスタイルを確立しているのにも関わらず寛容であるのかを理解できた気がする。理屈ではなく、乾いた夏の風を感じる時のような肌感覚として。

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    旅行記を読むことは時々あるが、あえて定番のイタリアやギリシャについて、それほど突飛な旅路ではない内容を手に取るのは初めてだった。きっかけは、前作で「街とその不確かな壁」を読んで、村上春樹の文章に改めて興味を持ったからだ。繊細で儚い文章を書く村上春樹であれば、同じ旅行であってもどのように感じるか率直に

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんのエッセイが好きなのを再確認しました。イタリアのお話が特に面白かったです。旅に出て、実際に体験しているからこそのリアリティに胸が躍りました。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    自分はもともと春樹の文体や日常パート(ファンタジーとかジブリじみてない部分)が好きなんだけど、本書がまさにその良さが出ていた

    内容は彼が37歳から3年間、ヨーロッパで長く暮らした時に起きたアレコレ、酷い目に会ったり、新しい世界を見たり、人の優しさに触れたり、やれやれと言った感じで読んでてついニコニ

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    再読中
    面白すぎる。声出して笑うエッセイは春樹さんくらい。笑 すごおおおおおおく、面白い。笑 スペッツェス島。ゾルバ系ギリシャ人。ミコノス。27歳の時に読んだあの時の記憶が蘇る。夢中になって読んだなあ。ノルウェイの森とタンスダンスダンスが書かれた期間のスケッチたち。これを読んでからローマに行ったよう

    0
    2026年03月04日

    Posted by ブクログ

    20年前、アメリカ留学のお供に連れて行った本。本が出版されたのはそれより更に10年前なので、読んでいると20年前の自分と30年前の空気が一緒に降ってくる。
    あー どこか行きたいな

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    端的に言って期待以上にめちゃめちゃ面白い分厚いエッセイで、「ノルウェイの森」「ダンスダンスダンス」の副読本というと言い過ぎかもだが、脂の乗ってる30代春樹さん特有の文章(太字の使い方とか)を堪能できるエッセイはこれしかないはず。

    特に序盤のギリシャパートは初期作の雰囲気がぷんぷんで、地図を描いても

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の本はダンス・ダンス・ダンスしか読んだことがなかったけど、彼は彼の文体、彼の言葉を持っている作家だとその時に感じた記憶があった。この遠い太鼓は旅行記なのに、村上春樹の文体で、彼の言葉で書かれていて、ただの旅行記じゃなくて小説を読んでいるみたいでとても面白かった。
    ただ事実を綴っているだけでは

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の中で一番好き。海外の乾いた空気が伝わってくるような、遠い記憶が呼び覚まされるような、そんな感覚がとても好き。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて耳読。20年ぶり(!)くらい前に読んでいたが、久しぶりに。いつの間にかこの本を執筆していたときの村上さんの歳を超えていた。私も3年間海外で暮らしていたのだが、こんなにも鮮明に、濃い日々を送ってもいないし覚えてもいない…。ギリシア、イタリアでの生活の様子が生き生きと描かれている。「ダ

    0
    2024年12月08日

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