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Posted by ブクログ
何も実りが無いと、諦めていた主人公が犬のちゃっけとの交流で少しずつ変わっていく話。
もうこれはある意味、現代社会問題も大きく関わっていて(と個人的にはそう思う)、他人事とは思えない人もたくさんいそう。
基本、ちゃっけとのやり取りが可愛くて癒される。
実も少しずつ変わっていくのが分かる。
分かりやすく食べる物が変わっていって「生きる為に食べるってこういう事なのかも。」って読んでて思った。
利用者さんたちとのやり取りも、ちゃっけや本を通して交流するシーンもあり良かった。
それでいて読んでて、所々苦しいところもあった。
母親との電話や、利用者や館長とのやり取りが辛辣な気がして。
自分ではどうする事も出来ないことってたくさんあるし。
でも、実自身が変わって、態度や感じ方が変わっていって母親の態度も柔和になっていく過程は少しずつだが安心できた。
同僚の佐藤さんと和田さん。
和田さん癒し。周りを見てフォローを入れてくれたり、方言?が可愛い。
個人的には佐藤さんみたいなタイプは苦手だな。笑
でも最後にはカッコいいところを見せてくれたし、状況も変えてくれるかも!って思わせてくれた。
Posted by ブクログ
読後感が良い物語。やさしくて強くて爽やか。
個人的には「リラの花咲くけものみち」を読み終えた感覚に近い。(物語自体はまったく違う。)
小田桐実さん、こういう真面目で自分に淡々と向き合ってる人にはなぜかちょっと厄介な人物が近づきがちだから心配だったけど、最終的に本当に悪い人は誰も居ないって感じで安心した。
そして、ちゃっけがとにかく可愛い。仕草や動きなどの描写がリアルで鮮明。著者は犬と暮らしていた経験があるのかな。ちょっと気になってGoogleさんに聞いてみたら、著者の高森美由紀さんと思われる方のX(旧Twitter)がヒットして、そのアイコンがちゃっけみたいな犬だった(笑)いや、ちゃっけみたいなというか、ちゃっけという名前が付いてそうな犬。めちゃ可愛い。ご興味ある方はぜひ検索してみて。
ちゃっけと出会い共に日々を過ごすことで実さんの人生・生活が彩る。でもそれはちゃっけがプレゼントしてくれたとかじゃなくて、すべてに素直で全力で生きてるちゃっけを見て、実さんが自身に向き合い彩りを手に入れていく。小さなことにも喜びを感じ、自分を甘やかすこと、それを喜びと感じることを知る。
良い、とても良い。いい本を読んだなぁ。
P38 「お気に入り登録している狂犬病予防接種会場の犬たちに特化したチャンネル」
→これはたぶんアレだな(笑)わたしもお気に入り登録してる(笑)
P75 “生に前のめり”
→とてもいい表現。まさにって感じ。
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