深い作品一覧

非表示の作品があります

  • 屋根裏の聖母
    3.0
    「結婚も子供も無用」と公言する、放蕩富豪を愛した代償は……。 「その結婚に異議あり!」突如響いた声に、エリンは戦慄した。式場に飛びこんできたのは――ディミトリ・マカロフ!かつてのボスで、今をときめく世界的な大富豪だ。7年前、エリンは秘書の身でボスと一夜を過ごし、身ごもった。だが放蕩者として悪名高い彼は、完全な独身主義者……エリンは彼の前から姿を消し、ひとりで出産したのだった。カフェの屋根裏に住み込みで働き、なんとか暮らしていたが、裕福なゲイの友人に頼まれ、形式だけの結婚を決めた矢先だった。ディミトリは息子の存在を知ったのね……一体どうするつもり? ■妊娠を告げに行ったとき、愛するボスが裸の女性とベッドにいたら?それが、エリンが愛を失った夜でした。幼い息子をひとり屋根裏で懸命に育てる彼女に、突如現れたディミトリがつきつけたものとは――? S・ケンドリックが贈るシークレットベビーの物語です。
  • 屋根裏の魔女
    完結
    3.8
    全1巻792円 (税込)
    その瞬間、少女の中の「魔女」が目を覚ます――。『本屋の森のあかり』の磯谷友紀が新境地を拓いたオムニバス集! 高校の文化祭に向けて準備が進む演劇部の舞台、「魔女リリト」。脚本担当の明日実(あすみ)は、ふとした瞬間、自分の中に眠っていた「魔女」の存在に気づく――。大人になる直前、不安定に交錯する恋と揺れ動く心模様を鮮やかに、そして残酷に描き出すオムニバス・ストーリー。
  • 屋根をかける人
    4.4
    明治末期にキリスト教布教のために来日したアメリカ人建築家、メレル・ヴォーリズ。彼は日本人として生きることを選び、 終戦後、昭和天皇を守るために戦った――。彼を突き動かした「日本」への思いとは。
  • 矢の家
    4.0
    フランスのディジョンに住む資産家ハーロウ夫人の死は、養女ベティによる毒殺である――夫人の義弟ワベルスキーがそう警察に告発したとの報が、ロンドンにある夫人の法律事務所に届く。事務所の若き弁護士フロビッシャーは事態を収拾すべく、事件を担当するパリ警視庁の名探偵アノーと接触してから現地に赴き、ベティとその友人アン、ふたりの可憐な女性と出会うのだった。“矢の家”グルネル荘で繰り広げられた名探偵と真犯人との見えざる闘いに、読者は解決編において驚嘆するであろう。文豪・福永武彦による翻訳で贈る、メースンの代表長編。/解説=杉江松恋
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-1巻
    完結
    4.1
    【ぼっちは最強なんだよ! (震え声)】 ぼっちな高校生・八幡は、美少女・雪乃と「奉仕部」で活動することに。だが孤高のぼっちである八幡に、ラブコメ展開などできるはずもなく……。残念な青春模様で大人気のラノベ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ版コミカライズ!! (C)2013 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。 (C)2012-2013 Rechi Kazuki
  • やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学
    3.6
    社長は一体、どんな生活をしているのか? 仕事量、稼ぎ、女性関係は? 出世する男の共通点とは? そして、名経営者と呼ばれる社長は何が違うのか? 「東洋経済」「GQ」で300人以上の経営者を取材してきた著者が、知られざる社長の生態を、「大企業」「同族系企業」「外資系企業」「中小企業」「ベンチャー企業」に分けて徹底分析。それでもあなたは社長を目指しますか?

    試し読み

    フォロー
  • ヤバい生き霊
    4.7
    “幽霊や生き霊が見える”特殊能力が話題を呼んでいる、吉本興業所属芸人・シークエンスはやともの心霊エッセイ集。「女性自身」連載中の人気連載「ポップな心霊論」を再編集して構成。「幼いころから霊を見すぎて霊が全然怖くない」という著者が、これまでの人生、霊視して見えた芸能人たちの素顔、そして自身の経験から覆す世の“心霊常識”の数々、たま~に本気で怖かった心霊体験まで、“おもしろ怖~く”語りつくす1冊。
  • ヤバい会社の餌食にならないための労働法
    3.8
    会社の不当な扱いに、社員はどこまで対抗できるか。「パワハラには手書きの実録が証拠になる」「サービス残業代は簡単に取り戻せる」「有給休暇は当日の電話連絡だけでOK」「不利にならない退職の仕方がある」……。職場の理不尽な圧力に屈せずに、反撃できる法的秘策が満載。再起不能になる前に知っておきたいサラリーマンの護身術。
  • ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実
    3.8
    欧州No.1ビジネススクールの人気若手教授による初の著書。世界で行われている、経営のおかしなこと、間違っていることを痛快に解き明かす。余談たっぷりで読み口は軽いものの、内容はすべてアカデミックでの知見や、豊富な企業の調査やコンサルティングの経験から得た事実に基づいて記述されている。常識を裏切る内容の数々、読み物として面白さと新しい視点の気づき・発見の多さは『ヤバい経済学』にも匹敵する。紹介するトピックは、M&A、リストラ、成果主義、イノベーション、経営戦略、組織改革など。
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    3.8
    「相撲に八百長なんてないとはとても言い張れない」 データが示す八百長の証拠とは? 新聞・テレビ・ラジオ・雑誌で話題沸騰。 悪ガキ教授が日常生活から裏社会まで、 ユニークな分析で通念をひっくり返します。 不動産広告の「環境良好」の隠された意味って? 90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ? 勉強ができる子の親ってどんな人? 銃とプール、危ないのはどっち? 相撲の力士は八百長なんてしない? 学校の先生はインチキなんてしない? ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ? 出会い系サイトの自己紹介はウソ? ウィキペディアは信頼できる? アメリカに経済学ブームを巻き起こし、 400万部のベストセラーとなった話題の書が ついに映画化され、日本でも公開。 映画も原作もお楽しみください。 【主な内容】 序 章 あらゆるものの裏側 第1章 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ? 第2章 ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ? 第3章 ヤクの売人はどうしてママと住んでるの? 第4章 犯罪者はみんなどこへ消えた? 第5章 完璧な子育てとは? 第6章 完璧な子育て、その2―あるいは、ロシャンダは他の名前でも甘い香り? 終 章 ハーヴァードへ続く道二つ オマケ 『ヤバい経済学』増補改訂版での追加
  • ヤバい決算書
    4.4
    ある日突然表面化する経営危機や粉飾決算。 企業の存亡に関わるリスクを事前に察知する方法を、 ケースをもとにわかりやすく解説! ◆東芝、シャープ、三菱自動車、三井物産・三菱商事など、いずれも大きなニュースとなったものを取り上げます。スカイマークと破綻前後のJALなど、似たタイプの企業を比較することで、「危ない会社」と「危なくない会社」のちがいが理解できます。 ◆「資金繰りが安定しているか」といったベーシックな経営分析にとどまらず、「粉飾」「不祥事などの経営リスク」「巨額買収の影響」など、類書ではあまり触れられないポイントについても解説をしているのが特徴です。 ◆初心者にもわかるよう、図表を使いながら決算書の基本をやさしく解説。さらに本書では、つきあいたい/投資したい会社を見分けるために、財務3表以外の決算書の情報を読み解く技術についても丁寧に伝授します。 本書で取り上げる企業……東芝、シャープ、三菱自動車、三井物産、三菱商事、任天堂、ソフトバンク、オリンパス、スカイマーク、日本航空、サントリー、江守グループ、アーバンコーポレイション、VWなど。
  • やばい源氏物語
    4.1
    あなたは知っていましたか? 源氏物語の〇〇がやばいことを……! 「物語の舞台は当時、幽霊屋敷とされていた事故物件」「日本初の生き霊物語だった!?」「尻切れトンボと言われるラストの謎」など…… 紫式部が革命を起こした異端の書『源氏物語』、その知られざる魅力をユーモラスに紹介!
  • ヤバい行動経済学
    値引きあり
    4.3
    1巻385円 (税込)
    日常の人間の性質や行動に基づく買い物・投資などの経済活動について解き明かす「行動経済学」をわかりやすく解説。一般的なシチュエーションに置き換えて、売り手側の思惑と買い手側の心理などを知っておくことで、その商品は本当に必要なものなのか、正しい価値があるのか、といった本質が見えてきます。ヤバい行動経済学で、絶対に損をしない感覚を手に入れましょう。
  • 「やばいこと」を伝える技術 修羅場を乗り越え相手を動かすリスクコミュニケーション
    3.7
    難しくて伝えづらい。相手にとってうれしくない。そんな話題や情報、ニュースを相手に正しく理解してもらう方法がわかる1冊。 「言ったつもりが伝わらない」「このくらいわかるはずと思ったのに、相手は適当に理解していた」「伝えた内容を相手が誤解してトラブルになった」上司VS部下、企業VS消費者・マスコミ、学校VS保護者、PTAの役員VS他の保護者、マンションの理事会VS住民……。あらゆる場でコミュニケーションは発生し、伝える、伝わる関係が生まれます。 じつのところ、相手にとってうれしいニュースであれば、伝えるのはさほど難しくないもの。ですが、もしもそれが相手にとっては聞きたくないような「やばいこと」であったら、どう伝えればいいのか? 例えば、仕事の不備を部下に指摘する、製品の事故や不具合とその発生経緯を発表、説明する、マンションの修繕費積み立て費を急遽増額しないとまずいことを伝える等……。そもそも、正確に伝わらない(伝えられない)原因は何か、それによって起きる不具合とはどんなものか? 以上を踏まえたうえで、相手に誤解なく伝わるコミュニケーションの具体的な方法を、リスクコミュニケーションの専門家である西澤真理子氏が一般人向けに日常(ビジネス/プライベート問わず)のさまざまな場面で応用できる形で解説する。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
    値引きあり
    4.0
    7万部突破『最高の体調』著者最新作! 最新の科学的エビデンスによって導かれた「1日中アタマが冴えわたる神ライフハック」を収録。 もしあなたに仕事の先延ばし癖があったとしても、 その原因は怠け者だからでも才能がないからでもありません。 ただ人間の心のメカニズムを理解していないだけで、 どんな人のなかにも「ヤバい集中力」は眠っているからです。 本当に必要なのは、ヒトの心のしくみを知り、その正確な運用法を学ぶことだけ。 いったんこの知識が身につけば、どんなトラブルが起きても、 あなたは集中力を高いレベルで維持し続けられるはずです。 ★あなたの脳には2つの力がある 「獣」:本能。超パワー。省エネ。難しいのが嫌い。いにしえの力。 「調教師」:理性。非力。大飯食らい。論理的。最近できた力。 ★ありがちな集中力の悩みの構造 「やるべきことに取りかかれない! すぐ誘惑に負けてしまう!」 →獣の力が強すぎて、調教師が負けている 「疲れやすい、集中が続かない」 →獣の力を使えておらず、調教師だけで頑張っている ★本書を読むと「ヤバいほど」集中力が上がる 1.獣の力を使いこなし、超集中状態でやるべきことがドンドン片付くようになる 2.調教師が鍛えられて、やるべきことをストレスなく計画的に進められるようになる ★紹介するライフハック一例 「コーヒーやカフェインを、緑茶に含まれるリラックス成分“テアニン”と一緒に飲む」<ペラデニヤ大学による実験> テアニンと一緒に飲むと、カフェインだけのときよりも4%ほど集中力アップ →カフェインの副作用の焦燥感を、テアニンのリラックス成分で相殺。覚醒感だけ得られる! 他、全45のエビデンス付きの即効ライフハックが満載。
  • ヤバい出世学
    3.0
    会社で駆け上がるには、才能なんていらない。求められるのは、たった一つ―。「評価されるルール」を知っているかどうか。 ●上司とソリが合わずにつらい ●同期との昇進レースに疲れた ●生意気な後輩になめられたくない 対人心理術のプロが伝授する、闘わずに「敵」を消す秘密!
  • ヤバいぜっ! デジタル日本――ハイブリッド・スタイルのススメ
    4.0
    ヤバいとはvery badとvery coolのWミーニング。世界各地を飛び回る著者が、情報最先端の事象を紹介しつつ日本人の知らない日本と日本人を論じる。世界から取り残されてしまったIT戦略をこのままにしていいのか? 国家ブランド戦略をきちんと立てなくていいのか? 日本が世界に広めたハイブリッド車のように、異なる要素を組み合わせて新しいスタイルを創ろう、それこそが日本人の得意分野で、世界から「クールでヤバい」と評価されるはずじゃないか? 日本への憂慮と愛が溢れる、元気の出る本。今後10年間のデジタル社会の変化を予言する書でもある。【目次】はじめに/第1章 ITとデジタルの終焉――インターネットの現在、過去、未来/第2章 ブランド「日本」――国家ブランディングとしてのコンテンツ戦略/第3章 ハイブリッド日本人の提案――スタイル・クリエイティブの時代/とても長いあとがきを最後に――この本をまずあとがきから読む人のために/あとがきのあとがき/付録 高城式次世代キーワード33
  • ヤバイぞ日本 中国の「侵略」を直視せよ!
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 「静かな侵略」どころではない 中国が今、日本のあらゆる分野に巣くっている! 中国共産党支配下の在日中国人が84万人も 毎年約3500人の中国人が「日本国籍」を取得している 中国共産党への忠誠を誓う中国留学生が累計1万人以上も!? このままだと日本は中国に呑み込まれてしまう! ・政界に侵食する中国のワナ ・日本社会の混乱を狙う中国・人民解放軍 ・中国人に買われるニッポン ・反習近平勢力が暗躍中? ・日本人を救い出すことができない日本政府に喝! “役に立つバカ”になるな! 中国は自分たちにとって都合の良い「役に立つバカ」な日本人をリクルートして親中派として育て、国防動員法が発動された際に世論の分断工作などの攪乱工作に従事するはずだ。 「役に立つバカ」とは、無邪気にも自分では良かれと思ってやっていることが実は、特定の政治勢力に利用されている人物や勢力を意味する。ウイグルや香港、チベットなどでの人権弾圧には目をつぶり、ただひたすら日中の友好親善に注力している自分は世のためになっていると勘違いしている御仁らのことだ。
  • ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのか(集英社シリーズ・コモン)
    3.3
    【絶賛!】 政策はAI(人工知能)では作れないことを、徹底的にわからせてくれる。 ――藻谷浩介氏(『里山資本主義』) その数字は、つくり笑いかもしれないし、ウソ泣きかもしれない。 データの表面を信じてはいけない。その隠された素顔を知るための一冊! ――泉房穂氏(前・兵庫県明石市長) 【データの“罠”が国家戦略を迷走させる!? ビッグデータ時代の必読書!】 「データ」や「エビデンス」に基づいてさえいれば、その政策や意思決定は正しく、信用できると言えるのか? 私たちは政府統計を信頼しきっているが、その調査の過程やデータが生み出されるまでの裏側を覗けば、あまりにも人間臭いドタバタ劇が繰り広げられていて驚くはずだ。本書は英国国家統計局にも関わり、政府統計の世界を知りつくす著者が、ユーモア溢れる筆致でその舞台裏を紹介した一冊である。 扱われるのは、英国の移民政策、人口、教育、犯罪数、失業者数から飲酒量まで、実に多彩な事例。それぞれの分野で「ヤバい統計」が混乱をもたらした一部始終が解説される。いずれも、日本でも同じことが起こっているのではないかと思うような話ばかりだ。 現在、この国では「根拠(エビデンス)に基づいた政策決定(EBPM)」が流行り言葉のようになっている。人工知能の発達も急速に進みつつあり、アルゴリズムに意思決定や判断を任せようとの動きも見られる。「無意識データ民主主義」といった言葉も脚光を浴びつつある。しかし本書を読めば、数字やデータだけを頼りに物事を決めることの危うさが理解できるはずだ。 数学や統計学の予備知識はいっさい不要。楽しみながらデータリテラシーが身に着く、いま注目の集英社シリーズ・コモン第3弾! 【目次】 第一章 人々 第二章 質問する 第三章 概念 第四章 変化 第五章 データなし 第六章 モデル 第七章 不確かさ
  • ヤバい日本経済―常識を疑え!金融・経済、本当の話
    3.7
    バブルか暴落か? 脱デフレ後の日本経済と世界の行方を 今一番ヤバい面々が大胆に読み解く! 人生が変わる経済の読み方 ★本書の主な内容 アベノミクスはバブルを起こせないと失敗 不動産を上げることがアベノミクスの出口になる 女性の労働力を掘り起こすことで、もう一回労働力のボーナスを作れる 中国の大都市圏の物件は手金で買っているので、中国バブルは崩壊しにくい 10年続いた新興国バブルの後、もう一度先進国の時代がやってくる 日本国債はバーゼルIIIが実現でもしない限り暴落しない 観光産業は日本の有望な経営資源 カジノは関西経済復興の起爆剤になる 本当にヤバイ中国経済 2010年に潮目は変わった! 願望と未来予測がゴッチャになる韓国に経済危機到来!? 「付加価値」ではなく「希少価値」で勝負してしまうロシア人 ウラジオストックと新潟をパイプラインで結べ インドネシア経済が崩れたらアジアの一大事 接待して翌日注文をもらう金融業界の営業 長期金利が2%を超えてきたら資産運用を見直せ 医療保険はいらない金融商品の代表 【主な内容】 第1章 【日本経済編】 アベノミクスは首尾よくバブルを作れるか? 第2章 【アメリカ経済編】 オバマがこけてもアメリカ経済は世界最強になる 第3章 【中国経済編】 潮目が変わった中国経済、そのとき日本はどうするか? 第4章 【新興国経済編】 BRICsブームは完全に終わった 第5章 【マネー編】 自宅を持ってる人はインフレヘッジの必要なし
  • ヤバイ配信女たち~承認欲求が止まらない!(1)
    完結
    4.0
    「ねえ、もっと私を見てよ…!」異常な承認欲求は人を狂わせる!?コールセンター勤めの派遣社員・村山咲恵は、地味で暗い自分に自信がなく会話をすることすらままならない。そんな咲恵は上司の広田に片思いをしているが、彼が夢中なのは咲恵の同僚・林久美の“ライブ配信”…。(なんで主任に見てもらえるの?ライブ配信って?)嫉妬と興味をきっかけに『むらさき』の名でライブ配信を始めた咲恵は、リスナー達との交流に多幸感を覚え、ズブズブとその沼にはまっていく。やがて、配信を見てもらうためにとうとう●●の話題をし始め――!?ライブ配信を使い、あの手この手で底のない欲求を満たそうとするヤバイ女たちの物語…!!
  • ヤバいBL日本史
    4.0
    BL(ボーイズラブ)、すなわち男同士の恋愛や性愛が描かれた作品は、 近年のエンタメ業界で存在感を高めている。 こうしたBL作品を理解するうえで欠かせないのが、 「妄想力」を土台とする「腐の精神」だ。 そして、これは突然変異で生まれたものではなく、 日本の歴史に脈々と受け継がれてきた精神であると著者は言う。 本書は、『古事記』から『万葉集』『源氏物語』『雨月物語』といった古典文学や史料を題材に、 「腐」を軸とした鮮やかな解釈で、新しい歴史観を提供するもの。 院政期に男色ネットワークが築かれた本当の理由や、男色の闇にあった差別と虐待の精神史など、 これまで語られてこなかった日本史の本質を描き出す。
  • やばい老人になろう やんちゃでちょうどいい
    3.7
    嫌われ、憎まれることを恐れるな――。少し昔には、人生で目標とすべき老人がたくさんいた。井伏鱒二、安岡章太郎、宮崎康平、永六輔……豪胆で知己に溢れた先輩たちに学んだことを、秘蔵エピソードとともに綴る。内容例を挙げると、◎やばい老人の条件は三つ ◎老人は社会の指標となる「水先案内人」 ◎死ぬまでハードロッカーだった父 ◎二十八億円の借金も潰れるまでやる決意 ◎郷里のやばい老人たちが教えてくれた ◎どんな旅をし、どんな人に出会い、どんなショックを受けたか ◎ドラマティックな人生を歩んだ父と祖母 ◎素敵なじじぃとして尊敬する文人たち ◎メールでは伝わらない言葉の大切さ ◎「年寄りに聞くに限る」という教え ◎胸を張って孤独に死んでいく覚悟 ◎ひとりのじじぃから若者たちへの伝言 等々 著者が24歳から考え続けてきた「すごいお年寄り」になるための道標を自身の様々な人との出会いを通して著す。この国の未来は老人にかかっている。
  • ヤバすぎる心理学 心理学者が隠し続けてきた真実を一挙公開!!
    3.0
    心理学のエビデンスが突きつける、“知らないほうがいい"ファクト61連発!! 「変わった名前の人は、早死にする」「「モーツァルト」を聴いても、頭はよくならない」「組織の中でリーダーシップほどいらないものはない」「背が低い人は、出世する確率も低くなる」「サル顔の人は、犯罪者になりやすい」「キャンペーンはむしろ逆効果になる」「女性の謝罪は、100%「口だけ」である」・・・ 「パワープレイ」の第一人者がタブーとされている心理学知識を、そのエビデンスとともに紹介する問題作。

    試し読み

    フォロー
  • ヤバすぎる心理術
    3.0
    『ヤバい心理学』著者最新刊。 日常で使える心理テクニック集。 「心理学」は、 人間の心のありか――を丸裸にする強力なツールといえます。 自分でも気づかなかった本当の心、 相手も気づいていない深層心理をえぐり出します。 それだけでも「ヤバい」し、「ヤバすぎる」コンテンツです。 本書ではさらに、本能ベースの心理作用を掘り下げ、 今まで見落とされがちだった日常生活の何気ないシーンにおいても、 気軽に使える「武器」としての心理テクニックにこだわりました。 「ヤバすぎる」とタイトルで謳うゆえんです。 心理学で「これだけは絶対知っておきたい」という必須の知識はもちろん、 これを使えば、人生の「ここぞ」の場面で大逆転が図れるツールをも加えています。 「最強の心理テクニック集」として、 学生、主婦、ビジネスマン、経営者など各層の方々に、 十分ご納得いただける内容と自負する次第です。 ――著者より 【著者情報】 ビジネス心理研究家。 最新の心理学理論をベースに、法人対象のモチベーションセミナー、 コミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティングなどを手掛ける。
  • 野蛮人の図書室
    3.5
    日本人は、所詮野蛮人である! というスタンスに立って物事を考えると、脳みそから力が抜けて、ラクに知識が頭に入ってくる。当代随一の読書家であり、教養人である、佐藤優氏が、若いサラリーマン(野蛮人)がいま何を読めば必要にして十分なのかを懇切に教えてくれる。何者かに騙されないで生きるために必携のブックガイド。 ●読書によって教養を身につけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある。世の中には難しい内容を入門者向けにわかりやすく書いた本がある。こういう本をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。私は『野蛮人の図書室』で、読書好きの人だけでなく、今まであまり本を読んだことがないという人を思い浮かべながら、野蛮人を脱し、教養人になるための道案内をしたい。
  • 野蛮な大学論
    5.0
    学問とは、無駄が山ほどあるものであり、何度も失敗をくり返すのが常である。そして大学が、社会にとっても、学生にとっても、研究者にとっても価値ある存在であるためには、そこで行われている研究の何たるかを広く、深く、理解してもらう必要がある。本書では、京大の名物教授が大学や研究、教養の本質をズバリ指摘する。真に豊かな社会のための大学改革論。学生たちよ、大学で真面目に目的など持ってはいけません。
  • 野蛮な読書
    3.8
    【第28回講談社エッセイ賞受賞作】“本の海”めがけてざぶんと飛び込み、泳ぎだす。手にした一冊に始まり、次から次へと思いがけず繋がっていく本の世界。時間や場所を問わず、興味の趣くままに読み進めた全103冊、読書の真髄と快楽を余すことなく綴った一冊。食や暮らしの分野で人気の著者初の読書エッセイ。時を忘れて読む楽しさや幼い頃の記憶を呼び起こし、「読みたい」欲をかきたてる。
  • Yahoo!JAPANのビッグデータとAIが教える21世紀の投資戦略
    3.6
    人工知能を使って20年間で1億円を作る方法! 一日に約4000万人が利用するヤフーの日本語ポータルサイトは世界的にも希有な存在。ニュースへのアクセス数や、ショッピングの傾向、そして恋愛や映画の嗜好まで分かり、加えてレベルの高い独自のファイナンス情報も提供している。こうして集められた膨大なビッグデータを分析すると、未来が正確に見える。ヤフーのビッグデータを学習した人工知能を使った投資を徹底解説!!
  • ヤフーとその仲間たちのすごい研修 リーダーをつくれ! 前代未聞の31人の冒険
    4.2
    ヤフー、インテリジェンス、日本郵便、アサヒビール、電通北海道、美瑛町役場――。それぞれの組織の精鋭31人が、ある日、北海道・美瑛に集められた。 「この地域の抱える課題を解決するプロジェクトを提案せよ」。突如下ったミッションに、精鋭たちは混成チームで挑む。期限はわずか半年。背景も年齢も共通言語も異なるメンバーが、6つのグループに分かれて智恵を絞る。 研修の最中には、空中分解しかけるチームもあれば、高い結束力で課題に挑むチームもあった。個性豊かなメンバーたちは、どのように1つのゴールに向かっていったのか。 本書は、2014年5~10月に北海道・美瑛町で繰り広げられた、前代未聞のリーダー育成研修を追った一冊。誰もがリーダーになりたがらない時代に、どのようにして未来のリーダーを育てるのか。多くの企業で経営者や人事担当者は、こう頭を悩ませている。これまでのように外部に丸投げしても人は育たない。またダイバーシティ(多様性)の重要性が喧伝される中、単に女性や外国人の登用を増やしてもその果実は得られない。 では、いかに未来のリーダーは生まれるのか。導き出した答えが、この前代未聞の「すごい研修」だった。笑いあり、涙ありのドタバタ劇を通して、31人はガチンコで魂をぶつけ合い、成長を遂げる。 イシューの探し方からチームビルディングのコツまで…。これからマネジャーになる人や、まさに今、マネジャーとして現場で悩む人たちにも、たくさんの学びのヒントが宿っている。
  • Yahoo!ニュースが認めた細かすぎる公式コメントをさらに細かく深掘りしたロシア ウクライナ戦争解説
    5.0
    Yahoo!ニュース コメンテーターアワード2022大賞受賞!! 同ニュースサイトで著者の細かすぎる解説コメントが、話題を呼んでいます!! ウクライナ研究の第一人者である著者が、約1年間Yahoo!ニュースの公式コメンテーターとして投稿し続けてきたコメントをもとに、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻で起きていることを、専門家ならではの視点で解説。 ・戦地で本当に役立った日本製品 ・ロシア人が「エリツィンよりプーチンがいい」と思う理由 ・ウクライナにおける「徴兵逃れ」の実態 など、他のメディアでは知ることのできない情報多数。 本書を読んで、ロシアの「隣国」に住む私たちも、泥沼化の様相を見せてきたこの戦争を、正しい知識を持って見守る必要があるでしょう。
  • オイディプス症候群
    3.6
    中央アフリカで発見された謎の病、アブバジ病に罹患したパストゥール研究所の学者フランソワ。病床の彼から預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師・マドック博士に届けるため、アテネへと旅立った。しかし博士は、エーゲ海の孤島・ミノタウロス島に渡っていた。彼を追うナディアと駆。島の館・ダイダロス館には、二人を含む十人の男女が集まったが、嵐で島は孤立、ギリシア神話をなぞるように装飾された客たちの死体が次々に発見される。奇怪な連続殺人の真相は? シリーズ中白眉といわれる、記念碑的傑作本格ミステリ。/解説=飯城勇三
  • やぶにらみ科学論
    3.8
    クローン人間作ってなぜ悪い?地球温暖化なんてホントにあるのか?科学とオカルトって、どう違う?…オソロシイ勢いで進歩し専門化してゆく科学に、多くの人びとはついてゆけない。そのくせ、いかがわしい科学(まがい)は無根拠に信じてしまう。かように厄介な科学的現実から虚飾を剥ぎ取り、本質を見極めるにはどうしたらいいのか。そこで、生物学の風雲児(?)池田センセが最新の科学トピックに縦横に斬り込み、徹頭徹尾「論理」で腑分けする。
  • やぶにらみの時計
    3.0
    昨日までの『きみ』はもう居ない。 恋人、友人、知人に否定された男の奇妙な自分探しの迷宮。 「あんた、どなた?」 妻、友人、そして知人、これまで親しくしていた人が〝きみ〟の存在を否定し、 逆に見も知らぬ人が会社社長〈雨宮毅〉だと決めつける──この不条理で不気味な状況は一体何なんだ! 真の自分を求め大都市・東京を駆けずり回る、孤独な〝自分探し〟の果てには、更に深い絶望が待っていた……。 都筑道夫の推理初長篇となったトリッキーサスペンス。 幻の連載長篇『アダムと七人のイヴ』第一話も特別収録。 イラスト シマ・シンヤ 〈目次〉 やぶにらみの時計 アダムと七人のイヴ 第1話 酸っぱいりんご 解説 法月綸太郎
  • 藪の中
    無料あり
    3.6
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

    試し読み

    フォロー
  • やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記(新潮文庫)
    4.5
    『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』――。日本SF史に輝く傑作の数々を遺した小松左京の原点は、戦中戦後の動乱期を過ごした旧制中学・高校時代にあった。また京大人文研とのつながりから、大阪万博にブレーンとして関わった顛末とは。幻の自伝的青春小説と手記によって、そのエネルギッシュな日々が甦る。若き日の漫画家デビューなど、新事実も踏まえたオリジナル編集版。(解説・小松実盛、加藤秀俊)
  • 破れざる旗の下に
    3.8
    南北戦争下のルイジアナ。戦場での過酷な体験に苛まれ、伯父の農園で無為な日々を送る外科医のウェイド。殺人容疑を掛けられ、ウェイドの助けを借りて農園から脱走した奴隷女性のハンナ。さまざまな運命に翻弄される彼らが、最後にたどり着いた真実とは――。
  • 敗れざる者たち
    4.2
    勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、 スポーツノンフィクションの名作が、待望の新装版に! 燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、 栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、 良血馬達との決戦に臨むサラブレッ ド― “勝負の世界に何かを賭け、 喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。 著者の原点ともいうべきスポーツ・ノンフィクシ ョンの金字塔! 沢木耕太郎が、徒弟修業中の自分にひとつの可能な道筋が見えてきた、と語る、自身の出発点ともいえる記念碑的作品。 解説・北野新太
  • 破れた繭―耳の物語*
    4.0
    1巻385円 (税込)
    古今東西、あるゆる方法で自伝は書かれた。しかし、《音》によって生涯が語られたことは、まだない。――少年の耳に残る草の呼吸、虫の羽音。落下してくる焼夷弾の無気味な唸り。焼跡に流れるジャズのメロディ。恐怖とともに聞いた「できたらしい」という女のひと言……。昭和5年に大阪に生れてから大学を卒業するまでの青春を、《音》の記憶によって再現する。日本文学大賞受賞。
  • 病が語る日本史
    3.8
    平安時代の人々は病気に罹ると怨霊・物の怪の所為とそれにおびえ、加持祈祷を大々的に行った。また仏教の伝来、遣唐使の派遣は海外の伝染病をもたらした。そして疾病の蔓延は人々を苦しめ、政治を動かし、大きく変えもした。 寄生虫に冒され、結核やポリオも病んだ縄文・弥生の人々、贅沢病ともいえる糖尿病で苦しんだ藤原家一族、江戸時代猛威をふるったインフルエンザやコレラ。 その他、天然痘、麻疹、梅毒、眼病、脚気など、各病気と当時の人びとがいかに闘ってきたかを、歴史上の事件、有名な人物の逸話を交え、〈病〉という視点を軸に展開していきます。 日本武尊の死因・脚気の原因はいつ明らかにされたか? もし武田信玄がガンで急死しなかったら? 具体的な謎解きをまじえ、読者の興味を引き付けながら、それらの病が日本の歴史に及ぼした影響をさぐってゆきます。 医学史研究の第一人者が語る病気の文化史であり病気の社会史です。 原本 『病が語る日本史』講談社、2002年刊 ●主な内容 第一部 病の記録 骨や遺物が語る病/古代人の病/疫病と天皇/光明皇后と施療/糖尿病と藤原一族/怨霊と物の怪/マラリアの蔓延/寄生虫との長いつきあい 第二部 時代を映す病 ガンと天下統一/江戸時代に多い眼病/万病のもと風邪/不当に差別されたらい・ハンセン病/脚気論争/コレラの恐怖/天然痘と種痘/梅毒の経路は?/最初の職業病/長い歴史をもつ赤痢/かつては「命定め」の麻疹 第三部 変わる病気像 明治時代のガン患者/死病として恐れられた結核/ネズミ買い上げ--ペスト流行/事件簿エピソード/消えた病気/新しく現れた病気/平均寿命と死生観 関連文献  あとがき
  • 疫神
    値引きあり
    4.2
    ケニアで発生した殺人カビ。ほどなくして、防疫に従事するエミリーのもとに向井という日本人からオレンジカビの論文が届く。同じ頃、“わるいもの”が赤く見える幼稚園児の桂也は、赤いものの出所を突き止めようとしていた。一方、特定の人物への殺人衝動に悩む夫婦は、高校の恩師“向井”に一人息子を託して自死を選ぶ……。果たして向井とは何者か。赤いものの正体とは? 3つの物語が交わるとき、ある真実が浮び上がる!
  • やまいだれ (1)
    完結
    4.0
    辛いだけじゃない?ちょっと笑える病気もある!最近ストレスのたまってるあなた、笑いの処方箋お出しします。小坂俊史の最新刊!!
  • やまいだれの歌(新潮文庫)
    4.4
    中学を出て、その日暮らしを三年半。十代も終わりに近づいてきた北町貫多は、心機一転、再出発を期し、横浜桜木町に移り住み、これまでの日雇いとは異なる造園会社での仕事をはじめた。三週目に入って、事務のアルバイトとして貫多と同い年の女の子がやってきた。寝酒と読書と自慰の他に特に楽しみのなかった貫多に心を震わせる存在が現れたのだった。著者初の幻の傑作長編、ついに文庫化。(解説・山下敦弘)
  • 病と妖怪―予言獣アマビエの正体(インターナショナル新書)
    3.6
    災厄を予言する生き物たちを紹介! 病除けの妖怪「アマビエ」が、コロナでSNSを中心に人気大爆発! では、「アマビエ」とは何者なのか? 本書ではアマビエをはじめとした予言獣や幸福をよぶ瑞獣などの幻の生物たち(妖怪)を紹介し、流行病や災害と日本人がどのように向き合ってきたか、その際に妖怪とどのような関係を結んで来たのか、江戸から明治に描かれた錦絵や瓦版などから考えます。
  • 「病」の意味 身体と心の調和法
    3.0
    病気の原因や、治癒への転機を解明することによって、身体と自然=宇宙、そして心=意識を連動させた病気の克服法を伝授する。病気の本質を追究すると共に、自分自身を深く知るための「知」の重要性を説いた、第三作。
  • 病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘
    4.5
    地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞作。 古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。
  • 病いの哲学
    3.3
    末期の状態にある人は死ぬほかないーー。死の哲学はそう考える。これに抗し、死へ向かう病人の生を肯定し擁護すること。本書はプラトン、パスカル、デリダ、フーコーといった、肉体的な生存の次元を肯定し擁護する哲学の系譜を取り出し、死の哲学から病いの哲学への転換を企てる、比類なき書である。
  • 山岡くんのヒミツの恋バナ
    完結
    3.4
    一見マジメそうだけど、モテまくり&女のコを泣かせまくりの山岡くん。 ホントの恋を知らない彼に、 恋に奥手で超ピュアな保健医が、恋愛指導することになって…!? 本気の恋を知らない年下男子と、元カレが忘れられない年上のピュア女子。 ヒミツがいっぱいの恋の結末は…!?
  • 山岡鉄舟<決定版>
    3.7
    身長188センチの偉丈夫にして剣の達人。無私無欲で、あの西郷隆盛をして「命も、名も、金もいらぬ始末に困る人」と感嘆させ、江戸無血開城を実現させた男--。 多士済々の幕末にあって、ひときわ異色の魅力を放つ山岡鉄舟の生涯を、活き活きとした筆致で描く骨太の人物伝。その清新な生き方には誰もが強く心を揺さぶられる。 2002年に刊行された同名書籍に、真事実を加えた決定版となる本書は、混迷をきわめる現代を生きる私たちにこそ必読の本となる。
  • 山岡鉄舟先生正伝 ――おれの師匠
    5.0
    幕末の偉人の一人、山岡鉄舟。剣、禅、書を究め、日本のため、市井の人々のために、全身全霊をなげうった。本書はその鉄舟の内弟子として寝食をともにした小倉鉄樹が、鉄舟から直に聞いたこと、自分自身が同時代人として見聞きしたことを、弟子たちに書き取らせたもの。鉄舟の豪放磊落な人となりや幕末の空気が生き生きと描かれ、歴史的事件の舞台裏も次々と明かされる。中でも「江戸無血開城」のくだりは本人たちのみぞ知る会話が並び、まるで歴史小説のよう。江戸を戦火から守るための、命を懸けた西郷隆盛との交渉は息をのむ。幕末を生きた群像を活写した伝説の書を文庫化。
  • 山奥ビジネス―一流の田舎を創造する―(新潮新書)
    4.0
    人口減? 地方消滅? 悲観する必要はない。日本には「山奥」という豊かなフロンティアがある。「なにもない田舎」も、地域資源を再発見し、角度を変えて眺めれば、宝の山に変わるのだ。ハイバリュー・ローインパクト(高付加価値で環境負荷が低い)なビジネスを山奥で営む事例や、明快なコンセプトで若い世代やユニークな事業を呼び込んでいる自治体事例を紹介し、「一流の田舎」を創るストラテジーを提示する。
  • 山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?
    4.3
    何をどうすれば幸せになれるの? 悟りは誰でも得られるの? 「引き寄せの法則」って本当? 人は死んだらどうなるの? 『ザ・シークレット』をはじめ、累計700万部を超えるベストセラー翻訳家、山川紘矢・亜希子夫妻と若手代表『あの世に聞いた、この世の仕組み』の雲 黒斎がホンネで話した、人生でいちばん大切なこと。山川紘矢・亜希子夫妻は、精神世界の世界的ベストセラー、『聖なる予言』、『アルケミスト』、『ザ・シークレット』など、30年間に累計700万部を超える日本を代表する翻訳家です。一方、雲 黒斎先生は、『あの世に聞いた、この世の仕組み』がシリーズ15万部超、わかりやすい例えとユーモアあふれる語り口の人気ナンバーワンのベストセラー作家です。それぞれ熱烈なファンを持つ、個性的な3人が、スピリチュアルの本質に、ズバリと真っ向から切り込みます。
  • 山県有朋 明治日本の象徴
    4.0
    幕末の尊攘派志士、日本陸軍の建設者・大御所として、また総理大臣・元老として政界に君臨した山県の姿こそ、戦前における天皇制的な「政治的人間」の一典型である。「閥族・官僚・軍国主義の権化」として憎まれ、怖れられたこの軍人政治家の生涯の照し出す日本近代史の過程と構造は、現代政治の課題に今なお深くつながるものである。

    試し読み

    フォロー
  • 山形怪談
    値引きあり
    4.0
    怪異の満ちる異境へようこそ 地元在住の怪談作家が山形の怪を徹底取材! 出羽国の埋もれた土俗怪談が令和に蘇る! [上山市]山形県の最恐心霊スポット滝不動 [鶴岡市]入山禁止日に踏み入る物を襲う怪異 [西置賜郡小国町]神の熊を撃ってしまった猟師の悲惨な末路 [最上郡真室川町]霊山・甑山で起こる夜にも不思議な現象 [東置賜郡高畠町]夜道に出現する異様な姿の女とは? 山形はなんて怪しい処、愉しい処なのだろう──在住の作家・黒木あるじが蒐集してきた山形の怪異をまとめ上げた一冊! ・山に生きるマタギに伝わる禁忌、破ったものの末路「ツマジロ」 ・最恐心霊スポット・滝不動で多発する首の怪談。そのルーツを探る「滝不動考」 ・その滝不動の先にある山元隧道で起こる怪異「隧道の老人」 ・各地で見られる憑き物話あれこれ「きつねつき」「もぐらつき」「じぞうつき」 ・死者が自ら死を知らせにくることがあり…「つげと」 など52話を収録。神の棲まう山、死者の還る故郷、怪異の満ちる異境──山形の地に蠢く、興味深くも怖ろしい土俗怪談の傑作誕生!
  • 山形新幹線「つばさ」殺人事件
    4.0
    山形新幹線「つばさ」で東北ヘ向かった若い女性が次々と蒸発した。囮として、単身「つばさ」に乗り込んだ北条早苗刑事に近づく謎の男・平沼。しかし、平沼は仙山線の踏切で列車と衝突して死亡。運転していた車からは若い女性の右足が見つかった。県警が平沼犯人説に傾くなか、十津川警部は独自の推理を展開する! (講談社文庫)
  • 山が見ていた
    4.0
    こんなに短くて、こんなに面白い!怖い!深い!  多才の人気作家・新田次郎が自ら選んだ、初期の傑作短編ミステリー15篇 夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した。その恐ろしい結末は(山靴)。 少年をひき逃げしたあげく、自首もできずにうろたえる青年が自殺を思い立ち山に入る。 そこで遭難した中学生に出会い、運命の歯車が回り始める(山が見ていた)。 冒頭からラストまで、切れ味鋭く人間の業をえぐり出す傑作ミステリー集。 ※この電子書籍は1976年10月に光文社より刊行された単行本をもとに2021年12月に新装版化した文春文庫版を底本としています。
  • 「山上徹也」とは何者だったのか
    4.0
    安倍元首相暗殺から1年、統一教会と政界、そして山上徹也容疑者の実像を追い続けた著者だから書ける事件の深層とは! 山上はなぜ接見に応じないのか/「なかったことにしたい」勢力/山上に送った四通の手紙/宗教2世との微妙な距離感/統一教会・政治家・メディアの恥ずべき関係性/狙いは本当にテロだったのか/私の責任について/山上からの「回答」/被害者と加害者 (主な内容) 序 章  風化する「統一教会問題」と「なかったことにしたい」勢力 第一章  山上徹也と安倍晋三、鈴木エイトをつなぐ「奇妙な縁」 第二章  銃撃事件後、逮捕された山上が供述した「恨み」 第三章  鑑定留置中の山上徹也に送った手紙 第四章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(前編)  第五章  山上徹也に複雑な思いを抱く「宗教2世」たち 第六章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(後編) 第七章  山上徹也が抱えていた「マグマのような憤り」の正体 第八章  山上徹也は事件前からSOSを発していた 第九章  山上徹也が見た「絶望」の正体 第十章 「統一教会の被害を食い止めた」ために罪が重くなる可能性
  • 山霧 毛利元就の妻 上
    4.7
    上下巻累計100万部超えのベストセラー長編歴史小説! 小領主から名将へ駆け上がる元就を支えた妻――。 16世紀初めの戦国時代。土豪たちがひしめく中国山地の小領主だった毛利元就のもとに、<鬼>といわれる吉川国経の娘が輿入れした。権謀術数うずまく乱世にあって、ふたりは支え合いながら否応なく戦国の夫婦として生きていく。やがて元就は頭角をあらわしはじめるが……。NHK大河ドラマの原作となった長編歴史小説の傑作。
  • 山口組概論 ――最強組織はなぜ成立したのか
    3.9
    やくざ人口八万人のうち、約半数が山口組系である。熾烈を極める警察の取締まりのなか組織は揺らぐことがない。そもそも、やくざはなぜ存在するのか?山口組とは何なのか?神戸の小さな組が最強軍団に成長した背景とは?山口組九〇年の歴史をたどることで日本社会の深層をえぐりだす。いま格差社会の波と暴対法下の重包囲網をまえに、山口組は少数精鋭化への道を歩み始めたともいわれている。巨大組織の歴史と現在、今後を展望する。
  • 血と抗争 山口組三代目
  • 山口組四代目 荒らぶる獅子
    4.3
    山口組四代目竹中正久、一和会の兇弾に斃(たお)れる!「一言でいうたら、男だった、ということで死にたいわ……」極道社会の頂点を極めた襲名からわずか202日。刺客に銃殺された竹中正久の壮絶な生きざまを、関係者の証言と綿密な取材で描く。溝口敦の山口組ドキュメント第2弾。
  • 山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント 2008~2015
    4.0
    創設1世紀、日本最大の組織犯罪集団の中でいま何が起きているのか? 六代目司体制の強権支配と粛清の内部抗争、暴排条例の包囲網の中での蠢き、芸能界との接点、闇カジノなどの地下シノギ、台頭する新たな反社勢力との牽制、協力……命を賭けて反社勢力を追い続けた著者だからこそ書ける闇社会最新ルポ!
  • 山口貴由作品集 銃声の子守唄
    3.5
    名作「覚悟のススメ」を含む、珠玉の読みきり5作品を収録した作品集。圧倒的描写力、斬新な手法、そして強靭かつあたたかなメッセージ。まんがの未来がここにある。
  • 山口多聞 空母「飛龍」に殉じた果断の提督
    4.7
    太平洋戦争の転機となったミッドウェー海戦で三空母被弾炎上後、ただ一隻残った空母「飛龍」を率い敢然と米艦隊に反撃した闘将。名将として海軍の輿望を集めながら従容として乗艦とともに沈んだ提督の知られざる素顔を資料、証言、家族に遺した手紙等から生き生きと描く。
  • ヤマケイ山学選書 アウトドア・ロープテクニック
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は、山と溪谷社が2011年9月に発行した『ヤマケイ山学選書 アウトドア・ロープテクニック』初版第1刷を底本とし、スキャンして電子化したものです。 結びをマスターするいちばんの近道は、とにかく実際に結んでみること。 頭で覚えるよりも手で覚えるようになるまで、何度も繰り返して練習してみましょう。 本書ではロープだけではなく、手の動きも入った、大きなイラストでわかりやすくロープワークを解説。 登山での最新事情も考慮して記述されています。 <目次・内容> 1章 ロープを扱うための基礎知識  ロープワークから広がるアウトドアの世界  アウトドアで用いられるロープは?  目的に合ったロープを選ぼう  ロープの索端止め  ロープを切るのに適したナイフは?  結びの持つ5つの機能について知ろう  理想の結びの3大条件とは?  ロープを使用するときに注意すべきこと  ロープの束ね方  ロープのメンテナンスと保管法 2章 これで万能、覚えておきたい16の結び  16種の結びをマスターしよう  ロープワークの基礎となる3つの結び  ロープワーク1 ボーライン(もやい結び)  ロープワーク2 変形ボーライン  ロープワーク3 ツー・ハーフ・ヒッチ(ふた結び)  ロープワーク4 トートライン・ヒッチ(自在結び)  ロープワーク5 クローブ・ヒッチ(巻き結び)  ロープワーク6 リーフ・ノット(本結び)  ロープワーク7 ボウ・ノット(花結び)  ロープワーク8 シート・ベンド(一重継ぎ)  ロープワーク9 フィッシャーマンズ・ノット(テグス結び)  ロープワーク10 ダブル・フィッシャーマンズ・ノット(二重テグス結び)  ロープワーク11 フィギュア・エイト・ノット(8の字結び)  ロープワーク12 ダブル・フィギュア・エイト・ノット(二重8の字結び)  ロープワーク13 ウォーター・ノット(ふじ結び)  ロープワーク14 バタフライ・ノット(中間者結び)  ロープワーク15 クレムハイスト・ノット(フレンチ結び)  ロープワーク16 トラッカーズ・ヒッチ
  • ヤマケイ山学選書 遭難のしかた教えます
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は、山と溪谷社が2013年3月に発行した『ヤマケイ山学選書 遭難のしかた教えます』初版第2刷を底本とし、スキャンして電子化したものです。 遭難の理由や種類、年代別に見る実例など、遭難のすべてが語りつくされた一冊。 著者は、長野県山岳遭難防止対策協会で長年にわたり活動してきた丸山晴弘氏。 その豊富な知識と経験をもとに、辛口で遭難防止を呼びかけます。 岩登りや山岳スキーでも実績のある著者だけに、説得力も充分。 <目次・内容> 1章 遭難とはどういうことか 2章 人はなぜ遭難するのか 3章 助けたい遭難、助けたくない遭難 4章 遭難が周囲におよぼす迷惑 5章 年代別に見る遭難実例 6章 遭難データから分かること 7章 やっぱり山じゃ遭難したくない 8章 遭難者を救い出す 9章 遭難しないために 10章 ピンチから逃れる法
  • ヤマケイ山学選書 ひとり歩きの登山技術
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりで気楽に山を歩く。これは山の自然を深く味わうことにもつながります。 山とはなにか。自分とは何か。模索するのにひとり歩きほど適しているものはありません。 本書ではひとりで登るためのプランニングから、ウェア、装備、食事などなどについて詳しく解説。 そしてひとり歩きの最大の危険、道迷い、ケガ、天候の急変などへの対処法についても解説しています。
  • ヤマケイ山学選書 山が楽しくなる地形と地学
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は、山と溪谷社が2012年4月に発行した『ヤマケイ山学選書 山が楽しくなる地形と地学』初版第4刷を底本とし、スキャンして電子化したものです。 地形や地学というと専門家だけのものと思われがちですが、実際に山に登って少し目を凝らしてみると、いろいろな現象に出合います。 山を歩きながら自分の足元の地形や地質に目を凝らし、その表情や成り立ちを知ることで、山はいっそう身近なものになります。 高山植物に注意を払うのも楽しいですが、山を作っている岩石や地形を知って、山をより身近なものにしてください。 山に登る人が山をもっと詳しく知ることこそ、山を傷つけなかったり、山の自然の中へそっと身を置く知恵になります。
  • ヤマケイ山学選書 山登りを始めたくなったら読む本
    3.0
    手軽に読めて、すぐ役に立つ「ヤマケイ山学選書」の新刊。自分の山を見つけるための68のヒント。 30年以上にわたって登山者育成に携わってきた「無名山塾」校長・岩崎元郎が勧める楽しく安全な山の遊び方の手引書。趣旨は「老いも若きも山に登って元気になろう」「山のいろんな楽しみ方を知って山を遊びつくそう」「山は安全が基本」。 著者ならではの豊富な経験、観察から、入門者、初心者にとってはやさしく楽しく、経験者にとっては自分の山登りを考え直すヒントとなる「岩崎流」登山論を展開。読みやすく、楽しい筆致で、山登りに興味を持った入門者から、初心者に日帰りハイクから海外の山や雪山まで、登山の全体像を解説してくれる。
  • ヤマケイ新書アルピニズムと死
    4.1
    日本を代表するアルパインクライマー、山野井泰史が考える「山での死」とアルパインクライミング。 かつて「天国に一番近いクライマー」と呼ばれた男はなぜ、今も登り続けていられるのか。 「より高く、より困難」なクライミングを志向するアルパインクライマーは、突き詰めていけば限りなく「死の領域」に近づいてゆく。 そんななかで、かつて「天国にいちばん近いクライマー」と呼ばれていた山野井泰史は、山での幾多の危機を乗り越えて生きながらえてきた。 過去30年の登山経験のなかで、山で命を落とした仲間たちの事例と自らの生還体験を1冊にまとめ、山での生と死を分けたものはいったい何だったのか、を語る。 『垂直の記憶』に続く、山野井泰史、待望の書き下ろし第二弾!
  • ヤマケイ新書 「いい猫だね」
    3.6
    岩合光昭さんが旅先で出会った忘れられない猫50匹について語るフォト&エッセイ。 アフリカ、ガラパゴス、オーストラリアなど、世界中をフィールドに活躍する動物写真の第一人者、岩合光昭さんの人生にはネコが大きな存在を占めています。 ともに暮らした最初のネコから、旅先で出会ったネコまで、 岩合光昭さんがいままでに出会った忘れられないネコたちについて語ります。 背景にある物語を知ることで、一枚の写真の世界がより深くなる。岩合ファン必読の1冊。 岩合さんのソフトボイス「いい猫(こ)だね~」を脳内で再生しながらお楽しみください!。 内容: 記憶のネコ ふるさとのネコ 一瞬の出会い ご主人思いのネコ 相棒とネコ ジャンプ! 王様たち 街のネコ 海辺のネコ 古都のネコ 母と子 あとがき ※岩合さんが半世紀近い年月をかけて出会ってきた猫たちの姿。 そのなかでも特に忘れられない猫たちの思い出が厳選されています。
  • ヤマケイ新書 狩猟始めました -新しい自然派ハンターの世界へ-
    4.0
    狩猟のある暮らし。新しい自然派ハンターの世界へ 生き物が食べ物へと変わる瞬間、「人間も自然のなかで生きている」ということを知りました。 従来とは違う若手狩猟者が増え始めています。 動物を狩ることが目的ではなく、狩猟を通じて「自然」「田舎の社会」「自分たちの暮らし」を理解し、豊かなライフスタイルを志向する人たち。 50歳未満の狩猟免許取得者は約3万人。ジビエを味わうなど接点のある人も含めると30万人あまりの方が猟と関わる暮らしをしています。 本書は、そうした人々の動向を、「またぎ文化本」や「狩猟レジャー本」、「自給自足の本」とはアプローチを変え、狩猟のあるエコ・ライフスタイルとしてまとめています。 狩猟免許を取得したり、鳥獣保護員、狩猟監視員としてのボランティアを始めたりする登山者も増えており、登山の現場での狩猟事故の発生を未然に防ぎたい意図もあります。 内容: ・第1章 狩猟体験記-初めての獲物 ・第2章 森歩きで動物を探す  ・フィールドサイン  ・気象条件に応じて動物を見つける  ・音を聞く、匂いを感じる-五感の動物さがし ・第3章 畑は動物レストラン-さまざまな農林被害 ・第4章 私はなぜ狩猟者になったのか-狩猟とナチュラルライフ ・第5章 ワイルドミート-解体と調理 ・第6章 骨と皮からの動物観察-さまざまな加工品 ・第7章 都会ぐらしでハンターになる-狩猟・鉄砲の法令関係
  • ヤマケイ新書 唱歌「ふるさと」の生態学~ウサギはなぜいなくなったのか?
    3.5
    今こそ見直したい「うさぎ追いし…」の世界。 里山の変容を、唱歌「ふるさと」の歌詞から読み解く。 日本人なら誰もが知っている「ウサギ追いしかの山」で歌われつづけてきたウサギはなぜいなくなってしまったのか? 唱歌「ふるさと」を通して、日本の昔日の故郷(里山)の姿とその変容を生態学の視点から読み解き、現代との比較を通じて、失われた日本の自然と文化を再考します。 1章 「故郷」を読み解く 2章 ウサギ追いし―里山の変化 1ウサギの思い出  2茅場―ウサギのすむ場所  3かつての里山  4変貌した里山  5里山のもうひとつの変化―都市化に呑み込まれる里山 3章 小ブナ釣りし―水の変化 1小ブナ釣りし―故郷の川  2川の変化  3もうひとつの脅威―農薬  4さらなる脅威―外来生物  5水は清き 4章 山は青き―森林の変化 1林業と社会  2林学と林業―四手井氏による  3森林伐採と森林の変化 5章 いかにいます父母―社会の変化 1人々への思い  2社会の変化  3志を果たして 6章 東日本大震災と故郷 1東北の里山を訪ねて  2東北の動物たちに起きたこと  3原発事故から考える日本の里山の将来 7章 「故郷」という歌 8章 「故郷」から考える現代日本社会 1「故郷」と社会  2「故郷」に見る日本人の自然観 著名な生態学者が語る、里山の過去と現在。そしてこれから…
  • ヤマケイ新書 体験的登山技術論
    4.5
    縦走登山、雪山、沢登り、ヒマラヤ登山、山岳スキー等、あらゆるジャンルに精通した著者が自らの体験をもとに執筆・編集した教科書規格外の登山教本。 一般登山に加え、沢登り、雪山登山、山岳スキー、ヒマラヤ登山まで、マルチに幅広い登山活動を続けてきた山のオールラウンダー澤田実氏が、長い登山歴の中で編み出した「一般の登山技術書には載っていない登山術」をご紹介。 テクニックにかぎらず、登山用具の応用テクニック、生活技術のウラ技、遭難回避のためのワンポイントアドバイス等、登山技術書に載っていない情報が盛りだくさんです。 教科書に書き切れていない登山技術の数々を、登山のあらゆるジャンルに精通した著者が具体的な経験談を交えながら紹介する登山技術読本。 例:衣・食・燃で考える装備の軽量化、カスタマイズしてこそ使える装備、ホワイトアウト下での地図読み法、美しい焚火のコツ、凍傷予防のポイント、生と死を分ける山での状況判断、高所に強い人と弱い人のナゾ、失敗しないパッキング術、等々。 登山を始め数年経ち、ある程度、自分の山登りの方向性について考えるようになった中級者に贈る、これまでになかった実践的登山技術の決定版です。
  • ヤマケイ新書 体験的山道具考
    4.0
    山登りがもっと楽しくなる、登山者のための一般教養本。 食糧から登攀具まで、楽しく読めてすぐ役に立つ83編。 「プロが教える使いこなしのコツ」 知っているようで実は知られていない登山用具の知識と使いこなしのコツを、著者の実体験をもとに楽しい読み物としてご提供。 食糧から登攀具まで83編で幅広い山道具を取り上げている。 著者はカモシカスポーツ店長として30年以上の経歴を持ち、クライマー、山岳救助隊、登山教室講師として幅広い活動を続けてきた。 そのかたわら、日本勤労者山岳会会報『登山時報』に「オススメ登山用具」の連載を145回(2月現在)続け、独特の語り口から名物記事としてファンが多い。今回はこの連載をリライト、再構成し、手軽に読めて、すぐ役に立つ新書とした。
  • ヤマケイ新書 日本の火山に登る 火山学者が教えるおもしろさ
    3.7
    気鋭の火山学者・及川輝樹氏がわかりやすく解説します。 御嶽山噴火以来、活動的火山特別措置法が改正され、 安全対策などが都道府県に義務づけられました。 噴火災害など火山といえばネガティブなイメージをもちがちですが、 実は火山はこの国土にはかりしれない恵みをもたらす存在であるのです。 火山を取り巻く現状を踏まえ、火山というフィールドをどう楽しむか。 気鋭の火山学者・及川輝樹氏がわかりやすく解説します。 【第1章 日本の山のほとんどは火山】 あなたの登る山も火山/火山はどうして噴火する?泡の力/噴火の種類/活火山とは?/あの山もこの山も火山と関係 ほか 【第2章 火山に登る楽しみ】 噴火の痕跡を楽しむ/火口を楽しむ/展望、温泉、生きている火山/火山登山と地形ほか 【第3章 火山に安全に登るには】 火山の登山は危ない?/それでも備える。事前準備が大切/火山に登る際の事前調査/火山の警報/ 特別な装備はいらない でもヘルメットはあったら良い/万が一噴火に遭遇してしまったら/退避壕(シェルター)は万能?/怖い火山ガスほか コラム 2011年大震災以降、噴火は増えていない 【第4章 火山学者の視点で火山を歩く】 《蔵王火山》最長の山脈の上にある火山/長く大きな蔵王火山/なぞのロバの耳/いわゆる馬の背“カルデラ”/火口湖御釜 東北有数の噴火記録の残る火口  《八ヶ岳》高く長大な山稜をなる火山/古い南八ヶ岳と新しい北八ヶ岳/かつて日本の最高峰/平安時代の大崩壊/活火山でもある八ヶ岳 北横岳/小さな火口 地獄谷 《霧ヶ峰・美ヶ原》本当の高原を作る火山/追分地溝/鉄平石  《北アルプスの火山》火山のあるアルプス/火山活動とともに隆起する北アルプス/多段階に成長する火山/白馬大池火山/立山(弥陀ヶ原)火山/上の廊下から雲ノ平周辺の火山/乗鞍火山 《焼岳》上高地を生んだ焼岳/梓川の変遷/今だって氷河期/上高地にしか生き残れなかった化粧柳/北アルプスで一番活発な火山 焼岳/明治・昭和初期の噴火/謎だった大正池の噴火ほか/ミニガイド 焼岳に登ってみよう 《御嶽山》長く複雑な歴史/実は活発 御嶽山/ここ数百年も噴気活動は続く/1979年噴火と2014年噴火 《霧島山》加久藤カルデラ/活火山としての霧島山/韓国岳のミヤマキリシマの謎
  • ヤマケイ新書 日本の山はすごい! 「山の日」に山を考える
    3.0
    なぜ国民の祝日「山の日」ができたのか。それは日本の山がすごいから。世界に誇れる日本の山の実力を知っていますか? 国民の祝日「山の日」の意義は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」。 重要なのは「山に親しむ機会を得る」ということ。山は、知れば知るほど面白い。 山に親しみ、山を理解すればするほど、山の恩恵に対する感謝の念はさらに深まる。 すべての人々が日本の山を知り、理解する手助けとなる解説書として、日本の山がなぜすごいのかをご紹介するのが本書です。 日本の山はすごい!世界に類のない自然の宝庫であり、長い歴史のなかで培われてきた山の文化がそこにある。 日本人と山とのかかわりについて理解を深め、日本の山の魅力を再発見するための情報を広くコンパクトにまとめた解説の書です。 1、「山の日」ができるまで 2、世界にも希有な日本の山岳景観(地質・植生) 3、山に神仏を見、尊んできた日本人(歴史) 4、芸術の源泉としての山を知る(文化) 5、山登りが心と体にいい理由(登山の効用) 6、山を守り将来に伝えるには(環境保護)
  • ヤマケイ新書 マタギに学ぶ登山技術
    3.0
    山のエキスパート集団「マタギ」が教えてくれる歩き方から衣食住まで網羅したサバイバル登山技術集! 山で生き残るためのマタギの叡智をわかりやすく紹介。 最新情報を追加して新書化。 【目次】 山のプロが教えてくれる古くて新しい知恵 まえがき 1章 マタギは私たち登山者の大先輩 2章 下界の摂生した生活がマタギの始まり 3章 着実にしかも自然を壊さずに歩く術 4章 軽快に山を歩くためのウエアと道具 5章 マタギ料理はダイエット料理 6章 山中で快適に暮らす術 7章 秘伝、自然の工夫・利用術 8章 マタギ流SOSからの回避 あとがき ■著者紹介 工藤 隆雄(クドウ タカオ) 1953年、青森市生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、新聞・雑誌を舞台に執筆活動を展開。毎日児童小説優秀作品賞、盲導犬サーブ記念文学賞大賞等を受賞。 著書に、『富士を見る山歩き』『続・富士を見る山歩き』『富士を見ながら登る山36』(小学館)、『山歩きのオキテ』『富士山のオキテ』(新潮社)、『マタギ奇談』『定本 山のミステリー 異界としての山』『新編 山小屋主人の炉端話』(山と溪谷社)等がある。 日本大学芸術学部文芸学科講師(ノンフィクション論等)。
  • ヤマケイ新書 武蔵野発 川っぷち生きもの観察記
    値引きあり
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 まちなかの川で楽しむ、驚きの自然発見! 散歩がてらに楽しめる非日常のワイルドライフ! 生きものの関係をたどっていけば、身近な川がワンダーランドに! ■内容 第1章川っぷち観察の入口  オオタカがコサギを蹴とばした!/川辺に咲く白い花/ガサガサの達人と待ち伏せの達人 ホシゴイを追ってトンネルの中へ/カモの個性を考える/ほか。 第2章 水辺・水中への視点  春の訪れは海からの魚とともに/いつまでも見ていられるニゴイ野産卵行動 川沿いの木が教えてくれること/川っぷちオーケストラ鑑賞/スイカのようなガメラに遭遇!? オオバンはクセが強い!/野良グッピーと野良キンギョ/オイカワの産卵場に固執したアオサギ/ 死んでいたウナギを食べてみた/ほか。 第3章 三面護岸河川「ガタ」 小さなドブ川に希望を見た/旅鳥、タシギと出会う/コイ五百匹!? 脅威のガタ開き! 足跡から夜の世界を想う/鳥たちのゲ○を調べる/ほか。 第4章 動物たちの回廊としての川 イノシシの足跡をたどる/イバラドームとは?/ケモノたちにとっての回廊/鶏小屋が襲われた! キツネを追って太古の海の岬に立つ/ほか。 第5章 川ミミズとの出会い 川底から虹色に輝くミミズが現われた/砂金のように輝くグリーンダイアモンド/川を泳ぎ、壁を上ってコケを食む/ほか。 最終章 武蔵野の川っぷちで考えた 関係をたどる楽しみ/ほか。 ■著者について 若林 輝(わかばやし・てる) 1972年、東京都生まれ。埼玉県在住。 父に連れられ多摩川・是政橋周辺でクチボソとダボハゼ釣りをしたことが水辺好きの始まり。 以来、武蔵野台地の空き地や水辺が遊び場に。東京水産大学(現海洋大学)で 修士課程まで「サケ科魚類の産卵行動および仔稚魚時の種間干渉」を学ぶ。 一番の趣味はサケ・マスの産卵行動観察。 釣りなどの自然活動をテーマに雑誌や書籍の企画・編集・執筆・出版を行う 編集プロダクション兼出版社「RIVER-WALK(リバーウォーク)」代表。 社名を冠した川歩きと渓流釣りの雑誌『RIVER-WALK』を発行。
  • ヤマケイ新書 山小屋クライシス 国立公園の未来に向けて
    3.7
    多くの登山者が利用する日本の山小屋が存続の危機に瀕しています。 これは、戦後に制定された日本の国立公園制度が抱え続けてきた課題が、新型コロナウイルス禍を経て、 現実的な問題として表出し、制度が限界に近づいているひとつの証です。 山小屋に切迫している数々の問題を紹介しながら、日本の国立公園、 ひいては自然環境・観光行政の在り方について考え、提案する一冊です。 ■内容 まえがき コロナ禍が浮き彫りにする山小屋の問題 第1章 山小屋が抱える諸問題 1 ヘリコプター問題 ヘリの機体減少に伴って急浮上してきた山小屋への物資輸送問題。 それまで山小屋が抱えてきた山小屋運営の構造問題点。 2 登山道整備問題 登山道崩壊の原因と修復方法・その後のメンテナンスの現状から見えてくる登山道管理の問題点。 3 山小屋改修問題 山岳地という特殊な環境が考慮されず、小屋改修に対する制約、エクステリアに関する条例、国有林管理など、 さまざまな種類の管理体制が入り乱れた状況から起こる問題点。 4 トイレ問題 富士山の「トイレットペーパーの川」現象で社会問題になった山のトイレ問題。バイオ化導入の状況とその効果、 設置後の環境に対する影響評価、管理者や補助金制度などの問題点。 第2章 国立公園の未来を考える 前章で明らかにした国立公園内の山小屋に関わる諸問題が、なぜ、表面化しているのか。 法律や歴史、国家予算などを踏まえて紐解くとともに、日本との比較として米国、英国の国立公園行政を紹介。 1 日本の国立公園 2 アメリカの国立公園 3 イギリスの国立公園 第3章 対談「これからの国立公園」 日本の国立公園と山小屋が進むべき方向性と可能性を探るべく、 北海道大学大学院農学研究院准教授・愛甲哲也氏と雲ノ平山荘主人・伊藤二朗氏が対談。 あとがき ■著者紹介 吉田 智彦(よしだ・ともひこ) 1969年、東京都出身。 20代半ばに勤めていた会社をやめて、ニュージーランド、カナダ、アラスカなど諸国をまわる。 カヤックやトレッキングを通じて自然と人間のあり方を考えるようになり、エッセイ、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。 サンティアゴ、カイラス山、インドなど世界の巡礼路を歩き、全熊野古道、四国八十八カ所霊場を踏破。 現在は、日本独自の文化に注目し、埼玉県の農村歌舞伎や琵琶湖の沖島を取材している。
  • ヤマケイ新書 山のABC Q&A 登山の基本
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 登山計画の立て方から危機管理術まで、登山の基本が一冊に。 山登りビギナー必携の登山入門書が登場! 山に登りたいけど、なにから始めればいいのかわからない。 そんな山歩きビギナーに向けた、登山の基本が詰め込まれた一冊です。 登山計画の立て方から装備の選び方、山での歩き方、緊急時の対応まで、Q&A形式でわかりやすくまとめています。 1、山に行く前に 登山とは/山仲間/計画づくり/装備/山の食べ物/トレーニング 2、山を歩く 山へのアクセス/歩き方/地図/気象/山小屋/テント 3、山登りのヒント編 山のマナー/山をもっと楽しむ/山の危機管理 巻末付録 登山用語辞典
  • ヤマケイ新書 山の神さま・仏さま
    4.0
    山登りがもっと楽しくなる「山と神仏」の雑学集。 人気登山ガイド、太田昭彦さんによる「山と神仏」にまつわる書き下ろしエッセイ。 山に関連する神様の話や、登山道で見かける宗教遺跡の謎、山麓に伝わる伝説などについて、わかりやすい語り口で解説しています。 また、山岳修験者はなぜ命懸けで修業するのか、仏教に学ぶ安全登山の知恵、願いが届くお参りの仕方といった、読んで面白く、ためになる情報も満載です。
  • ヤマケイ新書 山の観天望気 ~雲が教えてくれる山の天気~
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山で見かける雲の特徴を知る楽しみや、急変する山の天気から身を守るリスクマネジメントを紹介します。 株式会社ヤマテンの代表・猪熊隆之さんが日本中で行なってきた人気の講習会「山の観天望気」をまとめたテクニック集。 山の天気は変わりやすい。登山中でもスマートフォンで天気の最新情報は入手できるが、いつも電波があるとはかぎらないし、麓の予報が当てはまるともかぎらない。 そんなとき、気象変化を教えてくれる身近な存在が「雲」。 山で見かける雲の特徴を知る楽しみや、急変する山の天気から身を守るリスクマネジメントを紹介します。 【本書の内容】 ■第1章 観天望気の基本 観天望気とは/雲の種類/雲ができる仕組み/平地と山で天気が違う理由/晴れている日の雲/風と風がぶつかると雲ができる?/風上側の空を見よう/晴れ巻雲・雨巻雲など ■第2章 悪天を知らせる雲とさまざまな現象 強風を知らせてくれる雲(笠雲と吊るし雲)、強風を知らせてくれる雲(レンズ雲と旗雲)/積乱雲の一生/梅雨前線と雲など ■第3章 気象のリスクから身を守る 落雷と強雨から身を守るために その1/落雷と強雨から身を守るために その2
  • ヤマケイ新書 山を買う
    3.7
    ウィズコロナの時代にブームの、「山林購入」のすべて いま「山を買う」ことがひとつのブームになっています。 アウトドア好きのお笑い芸人や人気Youtuberが山を買って存分にソロキャンプを楽しんでいたり、アイドルタレントが山を買うまでの話をテレビ番組が企画したり。 また、大企業はCO2削減・環境保護のために山林を購入を考えています。 「山ってそんなに簡単に買えるの?」 「山を買ってよかったことは?」 「山を買うときの注意点は?」などなど、 実際に山を買った人たちの話を紹介しながら、山を買うブームの考察や山林購入を取り巻く諸問題も解説。 山を買うことのさまざまな情報をまとめた気になる一冊です。
  • ヤマケイ登山学校 アルパインクライミング
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 クラック、エイド、アイス、ビッグウォール、冬季クライミング……。 登り方から安全対策まで、最新アルパインクライミング技術の決定版。 大きな判型で、読みやすくわかりやすい。 アルパインクライミングとは、元来、ヨーロッパアルプスなどの氷河や雪のある山岳地域での岩稜、雪稜、岩壁、氷壁といった要素が含まれたバリエーションルートの登攀を指す。 本来の意味からいえば、日本では積雪期の山岳地帯での登攀がそれにあてはまるが、実際には山岳地帯で行なわれているクライミング全般を「アルパインクライミング」と呼ぶことが多い。 不確実な自然環境の下で行なわれる、クライミング本来の冒険性にあふれた登攀行為を着実に身に着けるための教科書が本書である。
  • ヤマケイ登山学校 ロープワーク
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロープワークをはじめよう! 大きな判型で、読みやすくわかりやすいヤマケイ登山学校シリーズ。 ときに命を預けることになるロープワーク。 日本山岳ガイド協会がいま現在提唱している、 ロープワークの本当のスタンダードをカラーイラストを多用した 見やすいにまとめたロープワークの最新教科書です! [1]ロープの種類と結び方 [2]キャンプで役立つ結び方(テント、ツエルト、タープ、そのほか) [3]登山で役立つ結び方 [4]登山で役立つ結び方/上級編 [5]クライミングロープワークの基本 [6]ロープのメンテナンスなど 「ロープワークを学びたい」、「一般登山道を安全に歩きたい」など ロープワークを学び登山のスキルアップめざしたい方にお勧めです。
  • 山溪ハンディ図鑑5 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ツツジ、ヤブコウジ、エゴノキ、ヒイラギ、キンモクセイ、キョウチクトウ、クチナシ、スイカズラなど。 『樹に咲く花』と言う書名から、観賞用の写真集を思い浮かべるかもしれませんが、そうではありません。 山溪ハンディ図鑑『樹に咲く花』は樹木のライフステージを徹底紹介した、画期的で役に立つ樹木写真図鑑です。 この『樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物』ではツツジ科、ハイノキ科、モクセイ科、アカネ科、クマツヅラ科、スイカズラ科、イネ科、マツ科、スギ科、ヒノキ科などを中心に約460種類を収録しています。
  • 山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花 増補改訂新版
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旧来の合弁花類、離弁花類といった分類は廃止され、「基部被子植物・モクレン類」「単子葉類」「真正双子葉類」で構成されています。 植物全体を写した生態写真と特徴のある花や果実、葉などのアップ写真を組み合わせて掲載。植物の名称・学名・特徴・花期・分布を記している。同時刊行の『増補改訂新版 野に咲く花』に収録された植物も検索できるアルファベット順の学名索引、五十音順総合索引を巻末に収録しています。 植物愛好家はもちろん、植物の調査・研究にかかわるすべての人にお勧めします。
  • ヤマケイ文庫 アイヌと神々の謡 カムイユカラと子守歌
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者が聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を日本語とアイヌ語の併記でわかりやすく紹介。 好評発売中のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』の続編であり、完結編! 池澤夏樹氏、推薦! 「昔、カムイは自然と人間界の間を自在に行き来した。だからアイヌは幸せに暮らせた。」 中川裕氏(「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修・千葉大学文学部教授) 「カムイユカラというのは、かつてのアイヌの人たちにとって歌のように歌われる楽しい物語であり、同時にこの世界の仕組みを教えてくれる大切な教科書だったのである。」(本文序文より) アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した 知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、13のカムイユカラと子守歌を収録。 著者が祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して丁寧に紹介する。 日本語訳からはカムイの目を通したアイヌの世界観が広がり、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むことでより味わい深い。 随所に著者による訳注が入り、『アイヌと神々の物語』と同様に13の謡すべてにわかりやすい解説が添えられる。 序文として『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による「アイヌに歌い継がれてきた楽しい物語」を収録。 〔もくじ〕 カッコウ鳥とポンオキクルミ ホタルの婿選び ムジナとクマ わたしの夫は 大空に描いたコタン カケスとカラス 怪鳥フリと白ギツネ マムシが人助け エゾマツの上の怪鳥 火の女神と水の女神のけんか 許嫁のちんちんが ポンヤウンぺへの子守歌 子どもと家出
  • ヤマケイ文庫 アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~
    4.3
    アイヌ語研究の第一人者である著者が、 祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語を読みやすく情感豊かな文章で収録。 主人公が受ける苦難や試練、幸福なエンディングなど、ドラマチックな物語を選りすぐった名著、初の文庫化。 千葉大学文学部教授 「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修 中川裕 「ウウェペケレには、カムイ(自然、環境)との関わり方や生活の知恵がちりばめられ、人としてのあり方、心構えといったようなものについての教訓も含まれている。 主人公の受ける苦難や試練、それを解決して幸福なエンディングにいたるドラマチックな展開に心躍らせ、長い冬の夜を心豊かに過ごせるような楽しみが詰まっている。」 (本文寄稿より) 心理学者 河合隼雄 「「ウウェペケレ」は「昔話」そして「お互いの心が洗われる」ことを意味する。アイヌ研究者、民俗学者などはもちろん、人間の生死について深く考えようとする人々に広く推薦したい。」 (推薦の言葉より) アイヌ語研究の第一人者である故・萱野茂氏(第32回菊池寛賞受賞)が残した 知られざる名著『カムイユカラと昔話』(1988年刊・小学館)から、昔話(ウウェペケレ)を初めて抄録・文庫化。 著者は、幼い頃から毎日、祖母のてかってさんにウウェペケレを聞いて育った。 本書は、祖母や村のフチ(おばあさん)から聞き集めたアイヌと神々の38の物語が、読みやすく情感豊かな文章で綴られる。 著者による冒頭解説「アイヌと神々の世界」では、著者の子どもの頃の記憶から当時のアイヌの生活をうかがい知ることができ、 ウウェペケレやカムイユカラといったアイヌの口承文芸についてもわかりやすく解説されている。 さらに、38の話すべてにわかりやすい解説が添えられ、アイヌの文化や習俗を知る意味でも面白く貴重な一冊。 文庫化にあたり、『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める研究者・中川裕氏による寄稿を収録。 〔もくじ〕 アイヌと神々の世界 萱野茂 〈神々と人間の昔話〉身代わりの美女/怪鳥とくすり水/クマと狂ったサル/カラスと赤ん坊/子どもと遊んだ神/ 村おさは化け物/犬は聞こえた/鬼の岩屋/氷の井戸/ヘビの血/二羽のカラス/私は十三人兄弟の末っ子/羽毛の海/黒ギツネのイナウ/ 三本足の大グマ/私の名はイクレスイェ/狩小屋でクモ神が夢を/スズメの恩返し/人食いじいさんと私/クマ神の横恋慕/消えたちんちん/ 着物の片袖/カツラの木の女神/魔法の小袖/エゾマツの女神/からっぽやみの女/恋路のじゃま/淫乱の群れ/リスと平原の化け物/ 七人目の婿/四つ爪のクマ/キキンニの女/女のたしなみ/妻が私に筋子をかけた 〈川下の者と川上の者の昔話〉パナンペとペナンぺ/ パナンペと小鳥 〈和人の昔話〉打ち出の小づち 〈言伝え〉国造りの神とフクロウ ■著者紹介 萱野 茂(かやの しげる) 1926年、北海道沙流郡平取町二風谷に生まれる。小学校卒業と同時に造林・測量・炭焼き・木彫りなどの出稼ぎをして家計を助ける。 アイヌ語研究の第一人者でアイヌ語を母語とし、祖母の語る昔話・カムイユカラを子守唄替りに聞いて成長。 昭和35年からアイヌ語の伝承保存のため町内在住の古老を中心にアイヌの昔話・カムイユカラ・子守唄等の録音収集を始め、金田一京助のユカラ研究の助手も務めた。 昭和50年、『ウウェペケレ集大成』で菊池寛賞受賞。また昭和28年からアイヌ民具の収集・保存・復元・研究に取り組み、昭和47年「二風谷アイヌ文化資料館」を開設。2006年に死去。
  • ヤマケイ文庫 朝日連峰の狩人
    4.0
    名狩人であり朝日連峰(山形県)のブナ林を守る環境保全活動にも尽力したことなどでも知られる志田忠儀さん。 氏の狩猟・採集や山暮らしにまつわる言葉がちりばめられた名著『朝日連峰の狩人』が文庫化!  山菜・キノコ採集やイワナ・ヤマメ釣り、ツキノワグマ狩り、キツネやテンやウサギなどの罠猟。 山中で出会ってきた動物の行動についての興味深い考察、遭難にまつわることなど、長年の経験に裏打ちされた含蓄に富む言葉を随所で読むことができます。 出版当時75歳の志田さんの話は30年の時を経た今でも色褪せず、狩猟者をはじめ動物や自然に興味がある人にも響く言葉が満載です。 ■内容 解説 まえがき ◆第一章 山暮らし 狩人とマタギ/自然とともに暮らして/達人による釣りのコツ ◆第二章 クマ狩り 昔からの巻き狩り/クマの弱点とクマ撃ち/大型動物が増え続ける/クマの習性と好物/クマの胆とクマ料理/狩人たちの仁義 ◆第三章 ワナと動物 ワナを仕掛ける/天ぷら好きのキツネ/テンやタヌキたち/アナグマとウサギの肉/小動物たちの習性 ◆第四章 山の番人 遭難は常識外の行動から/予測できない雪崩/危機に瀕する原生林 文庫版あとがき ■著者について 志田 忠儀(しだ・ただのり) 【語り】 1917年、山形県西川町大井沢生まれ。 戦前から山に入り、戦後も春はクマ撃ちやゼンマイ採り、夏は登山や釣り、秋はキノコ採り、冬は猟と、一年を通じて山とともに生きた伝説の山人として知られている。 1959年、磐梯朝日国立公園朝日地区管理人になり、1982年同管理人を退く。 この間、天狗小屋、狐穴小屋、竜門小屋の管理を西川町より任される。 月山朝日遭難救助隊長、大井沢観光協会長、自然保護に関する功労で勲六等単光旭日章を受ける。 朝日連峰のブナなどの原生林を守る会会長。民宿「朝日山の家」経営。 2016年5月23日没。 著書に『山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵』(角川文庫)、『ラスト・マタギ 志田忠儀・96歳の生活と意見』(KADOKAWA)などがある。 西澤 信雄(にしざわ・のぶお) 【構成】 1948年、滋賀県大津市生まれ。愛媛大学を卒業後、1975年から朝日鉱泉ナチュラリストの家に入る。 朝日鉱泉ナチュラリストの家代表、日本ナチュラリスト協会会員、環境庁自然公園指導員、秋田営林局保全管理協会員。 著書に『朝日連峰・鳥獣戯談』『ブナの森通信』(無明舎出版)、『みちのく朝日連峰山だより』(山と溪谷社)などがある。
  • ヤマケイ文庫 単独行者 新・加藤文太郎伝上
    4.2
    構想35年。ヒマラヤ登山の経験を持つ作家・谷甲州が、史実を基に伝説の登山家・加藤文太郎を描ききった長編山岳小説の上巻。 雪山登山がまだ一般的でなかった昭和初期の時代に、案内人も雇わず、ただ独り雪の北アルプスを駆け抜けて風雪の北鎌尾根に消えてしまった加藤文太郎の生涯がリアルに浮かび上がる。 加藤の遺稿集『単独行』を徹底的に分析し、独自の解釈によって生み出された文太郎像は、新田次郎の『孤高の人』とはちがったキャラクター設定となっていて興味深い。
  • ヤマケイ文庫 アルプスと海をつなぐ栂海新道 夢の縦走路を拓き、守り続ける人々
    4.3
    「未開の山稜に、自分たちの手で岩盤を削り、木を伐り、藪を刈って登山道を開設しよう。山小屋も建てよう。そして海水パンツをザックの片隅に忍ばせて、高嶺のお花畑から日本海まで縦走してドボンと海に飛び込むのだ」 標高2418m、北アルプスは後立山連峰の北端・朝日岳から、海抜0m、新潟県糸魚川市の親不知海岸を結ぶ登山道「栂海新道」。 今から50年あまり前、雲上のアルプスと日本海の大海原をつなぐ全長約27kmもの夢の縦走路を手弁当で切り拓いたのは、一介のサラリーマンとその仲間たちだった――。 栂海新道開拓のようすをつづった、さわがに山岳会・小野健さんの名著『栂海新道を拓く 夢の縦走路にかけた青春』をヤマケイ文庫で復刻。 文庫化にあたって、2014年に81歳で他界した小野さんの遺志を引き継ぎ、道の維持・管理を続ける人たちへの取材を通じ、現在の栂海新道のようすを伝える書き下ろしの新章を加えながら、小野さんが遺した開拓当時の貴重な写真をたっぷりの口絵とともに紹介。 開拓の偉業を後世に伝えるさわやかな感動をもらえる一冊。 ■内容 口絵 写真で見る栂海新道1 第一部 山族野郎の青春  第一章 栂海新道とはどのような道か  第二章 誕生、さわがに山岳会  第三章 登山道、犬ヶ岳へ達す  第四章 盗伐容疑の成り果て  第五章 山と家族  第六章 朝日岳へ、親不知へ 口絵 写真で見る栂海新道2 第二部 それからの栂海新道 第三部 栂海新道を守り続ける人々 ■著者について 小野 健(おの・けん) 1932年、福島県いわき市生まれ。 1956年、早稲田大学第一理工学部鉱山学科卒業。工学博士。 1961年にさわがに山岳会を結成し会長となる。 1962年から1971年まで、10年をかけて栂海新道を開拓。 1972年、第12回山溪山岳賞、2003年、第1回「山と溪谷」山岳環境賞、2004年、第9回NHK地域放送文化賞受賞。 2006年より糸魚川市文化協会会長に就任。 著書に『山族野郎の青春』(1971年、山と溪谷社)、『栂海新道その自然』(1988年、さわがに山岳会)、『糸魚川の自然を歩く』(編著・2007年、谷村建設)、『栂海新道ものがたり その自然と人々』(2010年、考古堂書店)、処女作を復刻した『栂海新道を拓く』などがある。 2014年3月に逝去、享年81。 吉田 智彦(よしだ・ともひこ) 1969年、東京都生まれ。 20代半ばに勤めていた会社を辞め、ニュージーランド、カナダ、アラスカなど諸国をまわる。 カヤックやトレッキングを通じて自然と人間のあり方を考えるようになり、エッセイ、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。 スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ、チベットのカイラス山など世 界の巡礼路を歩いた。 日本では、熊野古道、四国八十八カ所霊場を踏破。現在は、福井県の山村に住み、生態系を重視しながら災害に強い森づくりに取り組む。 福井かひる山風土舎代表。著書に『熊野古道巡礼』(東方出版)、月刊絵本「たくさんのふしぎ」2009年8月号『おぼん』(福音館書店)、『信念 東浦奈良男一万日連続登山への挑戦』『山小屋クライシス』(ともに山と溪谷社)。
  • ヤマケイ文庫 家の中のすごい生きもの図鑑
    値引きあり
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 奴らは敵か味方か? 家の中で見かけた得体の知れない生きもの。 「こいつはなんだ!?」「どうしよう?」「触っても大丈夫?」などと思ったことはないでしょうか。 本書は、知っているようで知らない家に棲む生きものの生活を紹介した図鑑です。 「NHK夏休み子ども科学電話相談」でお馴染みの久留飛克明先生が、家にいる生きものの立場にたって、彼らのキモチを語ります。 なぜそこにいるのか、どこから入ってくるのか、家の中で何をしているのかなど、家に棲む生きものの正体が明らかになります。 対処法を記したQ&Aのページも充実。 文庫化にあたり、環境ごとの扉ページや、書き下ろしのコラム、文庫版のあとがきを追加! ■内容 はじめに 家の中のおもな生きもの相関図 家の中の生きものって危険なの? 屋内編 台所 洗面所や風呂場 押し入れやクローゼット 畳やカーペット/いろいろな部屋 屋根裏や床下/建材の中 ヒトなどに集まる 屋外編 外壁や軒下、戸袋 ベランダ 庭 土の中 居住者編 生息場所早見チャート 家の中の生きものを深く知るためのサイト、書籍
  • ヤマケイ文庫 岩魚の休日 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿
    4.0
    〝釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿〟 ご存じ、桂歌丸師匠がユーモアたっぷりに綴った釣りエッセイの名作『イワナの休日~ちょっとうるさい釣り行脚』(1986年・リヨン社=二見書房)をヤマケイ文庫にて復刊! まるで歌丸師匠の落語を楽しむようにスラスラ、クスクスと読める文章が満載です。 ■内容 第一章 渓流釣行記 ~奥利根に、めざすイワナをもとめて~ 渓流釣りの魅力/私の釣り場さがし/秘蔵の川/穴場さがし/奥利根の大イワナ/私の釣り仲間/湖のイワナと沢のイワナ/ 逃がした魚は大きい/熊さんとご対面/ヘビの知らせ/ガマに吠えられて崖を落っこちた話/釣り師変じて砂金堀り/タクシー来ねえかな/ 渓流師心得/釣り師の言い分/ビギナーズ・ラック 第二章 道具・餌談義 ~道具と餌は釣り師のいのち~ 道具じまん/なじみの店/キジ騒動/歌丸餌談義/続・歌丸餌談義/仕掛け談義/釣り師のカガミ/仇討ち/大阪の釣り/ 練り餌で釣ったギリシャの魚/あらまあ、大きなオットセイ/噺百遍 第三章 海・川・湖遍歴 ~おかしな、おかしな釣り行脚 少年時代/メダカ釣り/短気者/相模湖の釣り/ワカサギ釣りに開眼/氷に乗って漂流した話/タナゴ釣りのこと/バクチ/ゲテモノ釣り/ けものたち/ちょっと一言/にわか釣り師 あとがきにかえて 解説=若林 輝(『RIVER-WALK』編集長)
  • ヤマケイ文庫 ウルトラライトハイキング
    4.6
    ウルトラライトハイキングの思想と実践を、ポップなイラストともに解説したULH入門書、待望の文庫化! ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。 むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです。 ハイカーはもちろん、自然に興味をもつ多くの方に、こんなハイキングスタイルがあることを知ってもらえたらと思います。 そしてこの本が、そんな人々に少しでも役立てば、これに勝る喜びはありません。 ※本邦初のウルトラライトハイキング解説本『ウルトラライトハイキング(2011年2月12日刊行)』を文庫化。 アメリカの3000kmを超える長大なトレイルを数ヶ月かけて歩き通す、スルーハイカー。 彼らは独自の理念で既成の商品にはない軽くシンプルな道具を自作し、 歩き通すためのノウハウを確立してきました。 本書ではアメリカ生まれのウルトラライトハイキングを解説するとともに、日本での実践方法を紹介しています。 ※著者より「ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです。ハイカーはもちろん、自然に興味をもつ多くの方に、こんなハイキングスタイルがあることを知ってもらえたらと思います。そしてこの本が、そんな人々に少しでも役立てば、これに勝る喜びはありません」
  • ヤマケイ文庫 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE,AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES
    値引きあり
    5.0
    解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・W ニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。 アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。 便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。 そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。 文庫版には、著者のお二人と交流がある甲野善紀先生による解説を追加しています。 ■内容 【1章 森と川と海のこと】 荒れた森を再生する/日本の杉は苦しがっている/木の力、森の力/森と川、そして海のつながり…ほか 【2章 食べること、住まうこと】 田舎の力/都会の罠/虫は貴重なタンパク源だった/何でも食べられるのは「貴族」/木を生かす適材適所…ほか 【3章 子どもたちと教育のこと】 「ほったらかし」が一番/二人の子ども時代/母親の世界から飛び出せ/ゲームより実体験/体験を通すと生きた知識が身に付く…ほか 【4章 虫のこと、動物のこと】 生き物の分類は分ける人によって変わる/ゾウムシは中央構造線を知っている?/オスは時々いればいい/熊との付き合い方…ほか 【5章 五感と意識のこと】 ハエも用心するクサヤのにおい/顔色をうかがうための進化/意識はコントロールできない/「意識の時代」と「身体の時代」…ほか 【6章 聞くこと、話すこと】 英語を強制されたトラウマ/気持ちと結びつく日本語/訓読みは難しい/主語の有無は文化の違い/自我の目覚めが遅い日本人…ほか 【7章 これからの日本のこと】 子供も、大人も外で遊べ/若者に責任を持たせよ/日本人に覚悟はあるか/言い訳の多い日本人/日本人よ、自分を取り戻せ…ほか ■著者について 養老孟司(ようろう たけし) 1937年神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学名誉教授。 1962年に東京大学医学部を卒業。1981年、東京大学医学部教授に就任。 1995年に東京大学を退官。脳科学や人間の身体に関するテーマをはじめ、幅広い執筆活動を行う。 昆虫研究でも知られ、2022年まで福島県須賀川市の科学館「ムシテックワールド」の館長を務めた。 著書に『養老先生と虫』(山と溪谷社)、『バカの壁』『「自分」の壁』(新潮社)など多数。 C・W ニコル(クライヴ ウィリアム ニコル) 1940年英国ウェールズ生まれ。作家、環境保護活動家、探検家。 カナダ水産調査局主任技官、エチオピア・シミエン山岳国立公園長などを歴任後、1980年長野県に居を定める。 1986年、荒れ果てた里山を購入し『アファンの森』と名付け、森の再生活動を始める。 2002年「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長となる。著書に『勇魚』(文藝春秋)など多数。 2020年、79歳で逝去。
  • ヤマケイ文庫 完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?
    4.5
    沖縄県・西表島のカマイ(リュウキュウイノシシ)から本州のクマ、シカ、イノシシ、ノウサギ、ハクビシン、カモ、ヤマドリ、北海道・礼文島のトドまで各地の狩猟の現場を長年記録してきた“田中康弘渾身の日本のジビエ紀行”完全版!! 日本各地の狩猟やジビエにまつわるレポートを豊富な写真をまじえて伝えます。 --- 日本列島へ人類が入ってきたルートは、主に3つあると考えられている。 サハリン経由で北海道、半島経由で九州北部、そして島伝いで九州南部である。 偶然であるが、今回の旅はこれらに重なる部分が多い。 日本人がどこから来て何を食べて日本人になっていったのか。 もちろん、そんな高尚な学問的探求心ではなく、知らない土地を歩き、話を聞き、そして食べて理解したいのである。 “論より証拠”ならぬ“論より食”なのかもしれない。 (「はじめに」より) --- ■内容 【はじめに】肉を食べに南へ北へ 1 南の島のカマイ 西表島(沖縄県八重山郡) 2 秘境の村のイノシシ猟 椎葉村(宮崎県東臼杵郡) 3 山中のシカ肉のレストラン 宇目(大分県佐伯市) 4 貉と呼ばれるタヌキ・アナグマ 長湯温泉(大分県竹田市) 5 畑荒らしのハクビシン 穴内(高知県安芸市) コラム:肉を喰ってきた日本人 6 北陸のカモ撃ち 白山、小松(石川県) 7 シカとイノシシの箱罠猟 大津(滋賀県)/岡崎(愛知県) 8 シカの内ロースにやられる 川上(長野県南佐久郡) 9 肉も喰うけどモツも喰う 丹沢(神奈川県) 10 ツキノワグマの狩りと食 阿仁(秋田県北秋田市)/白山(石川県)/奈良俣(群馬県みなかみ町) 11 ウサギは何処へ行った? 阿仁(秋田県北秋田市) 12 厳寒の礼文島のトド猟 礼文島(北海道礼文郡) 【おわりに】肉食の旅を終えて 【文庫版あとがき】
  • ヤマケイ文庫 完本 マタギ 矛盾なき労働と食文化
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 秋田県北秋田市阿仁地区のマタギたちの猟や生活風景を15年以上にわたり撮影・記録した『マタギ 矛盾なき労働と食文化』と、 クマやノウサギなどの獣肉や山菜・キノコ、渓流魚など実際にマタギたちが利用する四季折々の阿仁の伝統食を紹介している『マタギとは山の恵みをいただく者なり』を合本して一冊に。 猟の様子から食生活まで豊富な写真をまじえてマタギの世界を伝えます。 【目次】 ・マタギ 矛盾なき労働と食文化 マタギとの邂逅 熊のけぼかい、熊の味 雪山のウサギ狩り 冬の川で漁をするマタギ マタギと渓流とイワナ釣り マタギの山のキノコ 山奥に天然マイタケを追う 西根師匠の遺したもの マタギとともに熊狩りへ マタギとは何者か マタギが伝えてきたもの ・マタギとは山の恵みをいただく者なり マタギ食堂へようこそ 雲に隠れた熊がもたらす恵み マタギのメシから生まれた郷土料理 忍びで獲ったウサギを食す マタギと犬とキノコ採り 食卓を彩る旬の山菜 マタギの家の豊かな食卓 マタギが行商で生み出した食 川とマタギと魚 マタギの里にやってくるハタハタ 消えたカヤキと囲炉裏 マタギの過去、現在、そして未来
  • ヤマケイ文庫 喜作新道 ある北アルプスの哀史
    3.0
    北アルプスの定番縦走路である表銀座を拓いた小林喜作。 喜作は凄腕の猟師でありながら、殺生小屋を開き、更にはそこに登山者を送り込むためのルートを拓く優秀な事業家でもあった。 合理主義者でビジネスライクな姿勢に周囲からは「金にガメつい」と称された。 しかし、喜作は猟にでかけた山で雪崩によって遭難死してしまう。 優秀な山の人でありながら、雪崩に巻き込まれたことで事故でなく他殺なのではないかと噂された。 「あゝ野麦峠」で知られる山本茂実が綿密な取材を通して、北アルプスの歴史、小林喜作の死について迫る貴重な一冊。 ■内容 欲の道・喜作新道(第一話) 牧の喜作(第二話) 工女と学生(第三話) 上高地の常さと牧の喜作(第四話) 槍ヶ岳に降りた天女(第五話) 北鎌尾根の英雄たち(第六話) 棒小屋沢の謎(第七話) 恐怖の野陣馬小屋(第八話) 無念の墓(第九話) 北の衆の縄張りにて(第十話) 追跡・もう一人の人(第十一話) 牧の悲歌(第十二話) 猟犬ペス東鎌に消ゆ(第十三話) あとがき ■著者について 山本 茂実(やまもと・しげみ) 大正6年~平成10年(1917~1998)。 長野県松本市に農家の長男として生まれる。 農業に従事する傍ら、松本青年学校に通う。 その後、現役兵として近衛歩兵第3連隊に入営、軍隊生活・闘病生活など合わせ8年間を送り、傷痍軍人として終戦を迎える。 戦後上京して早稲田大学文学部哲学科に学ぶ。 昭和23年『生き抜く悩み 哲学随想録』を出版。昭和43年、『あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史』を発表、250万部のベストセラーとなった。 著書に『喜作新道』『高山祭』『塩の道・米の道』、人生論三部作として『生き抜く悩み』『愛と死の悩み』『嵐の中の人生論』などがある。

最近チェックした作品からのおすすめ