石原比伊呂の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
    鎌倉幕府滅亡後の南北朝時代。南朝を率いるのは後醍醐という個性の強い天皇。天皇親政を再び取り戻すという理想に邁進する。京都は奪われたが、北朝内部で対立があれば、その一方を南朝側に引き込んでは、カムバックを目指す。何度敗けても、そのたびに起き上がる様は日本人好みだ。

    しかし、高い理想と人気だけでは現実...続きを読む
  • 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
    【「理想を追うのではなく現実を受け入れ、そのなかで自分の価値を最大限に生かす」という姿勢こそ、北朝天皇家の生命力であったと思われる】(文中より引用)

    南朝に比べて人気の点ではいささか劣るとも言われる北朝。ではその北朝はいかにして南北朝の動乱を乗り越え、室町期にも命脈を保ち続けることができたのか。北...続きを読む
  • 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
    室町時代という極めて分かりにくい時代を、平易な文章で活写した名著。朝幕関係を通じて、なぜ室町幕府が京都に置かれたか、応仁の乱を契機としてなぜ衰退したか、など興味深いテーマについて、容易に理解することができた。何度も読み返したい。
  • 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
    南北朝の合一で後亀山天皇は上皇となり、京で暮らすことになった。足利義満は後亀山院に自分が注いだ酒を飲ませることで、自分が格上と印象付けた。この種の醜い宴会文化は現代日本にも残っている。

    後亀山院は両統迭立が反故にされたことに反発した。
    「持明院統と室町幕府は、三種の神器と皇位を掠め取った。その罪は...続きを読む
  • 北朝の天皇 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像
    タイトルからは南北朝時代における北朝天皇家を取り上げた本かと思ったが、それだけでなく、むしろ南北朝合一後の儀礼的昵懇関係をベースとした北朝(系)天皇家と足利将軍家との関係に重点を置き、中世を生き抜いた北朝天皇家の生命力を描写している。
    室町時代の北朝系天皇は、高校日本史などでの存在感はなきに等しいの...続きを読む

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