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初体験。それは若者だけのものではなく、中年期は“初体験ラッシュの第2ステージ”なのだ。自分の心身の衰えのみならず、親の死、祖母の介護など老いにまつわるものから、初めて行く国、初めて乗る列車、EXILEのコンサートなど未知の世界が広がるものまで。そして、あの東日本大震災と、その後の日々……。次々起きる初体験に戸惑いながら対応し、順応していく日日の日記風共感エッセイ。
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Posted by ブクログ
方丈記にも書かれているように、この世はよどみに浮かぶ泡沫(うたかた)の如し。中年域に達した著者のエッセイは、中年になって初めて経験する事物だけではなく、図らずも東日本大震災の前後の日常が綴られることになった。私も老親の看取り・葬儀を初めて経験したが、中年とは社会的責任を伴う初体験が突然に出来するもの...続きを読むなのだと感じた。
さらさらっと読めておもしろかった。酒井さんのエッセイとかよりこの日記が好きかもしれない。エッセイももちろんおもしろいんだけれど、エッセイにはオチがいる、それなりの新しい考察みたいなものがあるべき、笑いも必要、って感じがあって。一方、日記は肩の力が抜けているというか、ごく普通の話がおもしろい。こういう...続きを読む日記、ずっと書いてほしいなあ。 同年代ということもあって、共感することしきり。若いときにはもちろんいろいろ初めての経験が多いけれど、年をとる、老いることもつまりは初めての体験であって、というスタンスで、年をとることを酒井さんはうまく受け入れて、しかも楽しんでいるように思える。そういえば、この前読んだ角田光代さんのエッセイもそんな感じだったな。あやかりたいものだが……。 独身ひとり暮らしの酒井さんが、ひとりで気ままに旅行したり、卓球とか新しい趣味をはじめたり、友人知人がとても多かったりするのをうらやましいなーと思った。(そればっかりだわたし)。こういう人はおひとりさまでもいわゆる豊かな老後を送れるんだろうなー。
ドヤ顔で「うたかた日記」て読むんでしょ?と思ってたら「ほうまつ日記」てルビ付いてた 辞書で確認してみたらどちらの読みも載っていて、はかないものの例えに使うてのも同じだけど「ほうまつ」の方が「取るに足らない物」感があるみたいだな 淡々とした日記調でいつものエッセイのような皮肉も控えめなので最初はちょ...続きを読むっと物足りない・・・と思ったけど、だんだんその淡々さが心地よく テーマとしては「中年になってからの初体験」かな 初っ端から「友人のお葬式で弔辞を読む」というなかなかハードなもので・・・ 確かにいくつになってもその年齢は初体験なわけで、そろそろ中年初心者マークが取れる世代の私としてもこれからいろいろ初めてのことがあるだろうなぁ(一番近いのは胃カメラかもしれない)
四十路半ばで体験する初めての物事を綴ったエッセイ。スマホを持つようになったり、老化のきざしのようなこともあり。そして東日本大震災があり。わりと淡々とした日々のなかの初めての出来事を淡々とした筆で描く酒井さんの安定感。 こうしてあらためて考えると、いくつになっても初めてのことはあるもので、そのことをそ...続きを読むう感じられなくなるのが年をとるということなのかな。初めてのことに敏感になってみると、意外と日々を過ごす心持ちも変わりそう。 そういえば、あとがき(文庫版)で酒井さんが「年をとる」「年を重ねる」という表現についてわりと力説していた。「重ねる」という耳ざわりのよい言葉より、しっかり年をとることと向き合う、また「取る」というふんだくる元気さが感じられもする「年をとる」でいいじゃないかと。そう、ついつい丁寧ぶって「重ねる」って言ってしまうけれどムードで使っているようなもの。それなら「年をとる」でもいいじゃないか。
201607/安定の酒井順子。日常の色々な初体験を日記形式で綴ったもの。奇抜さはないけど、誰にでも書けそうと思わせつつでも実際は書けないエッセイを長いこと続けられてるってすごい。取りようによってはちょっと上目線に感じる描写や、ちょっとした下世話感が、親しみやすく思える向きにはおすすめ。
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