作品一覧

  • 北欧史 上
    3.0
    1~2巻1,430円 (税込)
    『新版世界各国史21 北欧史』を上・下巻のハンディ版としてリニューアル。現代までの研究動向を踏まえ、特にカナ表記を一新するなど、全体を通して修正を加えての刊行。 北欧の国々は周辺の大国とのパワーバランスの前にどのように立ち回り、いかにして「幸福度」の高い社会をつくり上げたのか。 環境問題、世界平和、男女平等など、さまざまな課題においていまや世界をリードする北欧各国の歴史の積み重ねをみつめる。 上巻では、先史時代から19世紀半ばまでを扱う。
  • 創元世界史ライブラリー ヴァイキングの歴史 実力と友情の社会
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    8~11世紀にかけて西欧諸国に恐怖に陥れたヴァイキング。しかし彼らは単なる略奪者ではなかった。時に傭兵として、商人として、あるいは政治的支配者として東西ヨーロッパの歴史に深く関与し、他方で農業を生業として独自の法的社会を築いており、その実態は一様には語れない。本書では主としてアイスランドのサガを用いてその社会を再構成し、歴史的存在としてのヴァイキングの全体像に迫る。ヴァイキング史の碩学による通史。
  • ヴァイキングの暮らしと文化
    -
    1巻2,970円 (税込)
    「角のついた兜をかぶった北欧の海賊」という、誤りを含んだ偏ったイメージで語られてきたヴァイキング。実際には兜に角はなく、平時には商人であり農民だった。そもそも「ヴィーキング(ヴァイキング)」という言葉の語源は、海賊ではなく、商業地を点々としながら活動する商人そのものを意味している。北欧のみならず、イギリス・フランス・イタリア・ギリシア・ロシア史に大きな影響を与えてきた彼らは、どんな人々だったのか。 彼らの芸術は、象徴的な抽象主義と純粋な現実主義との中間にあり、機能性と美とを同時にかねそなえた、いわば実用的理想の域にまで達していた。ヴァイキングの精神・物質生活はひとつの文化であるだけでなく、西欧のキリスト教文明に匹敵するひとつの文明である。 本書は、ルーン学、サガや詩などの史料を駆使し、ヴァイキングの陸上や船上での日常生活や年中行事の、物質的側面のみならず精神生活をも幅広く扱い、「家族」を中心とした社会を組織したその豊かで高い文化全般を詳説する。

ユーザーレビュー

  • 創元世界史ライブラリー ヴァイキングの歴史 実力と友情の社会

    Posted by ブクログ

    1983年に刊行された「北の農民ヴァイキング」の改訂版。ノルウェーとアイスランドを主な対象として、北欧初期社会の実像を描き出す内容。通史的な叙述はほぼ無いので基礎知識は要求されるが、「農民」視点でのヴァイキング像が興味深かった。

    0
    2021年10月27日
  • 北欧史 下

    Posted by ブクログ

    第二次大戦後、なぜか北欧では社会民主主義がずつと政権を担って高福祉国家となっていく。これも強国の周辺の独自路線だからか。厳しい自然の中、協力することが大事で他者に寛容だからか。EUやロシアとの間で、積極的に国際的な平和システムの構築に貢献していくことが自国の安定につながる、という考え方は素晴らしいし、その伝統はSDGsやグレタさんに連なっている。自然と平等を大事にする価値観はもっと見習いたい。

    0
    2024年08月15日
  • 北欧史 上

    Posted by ブクログ

    流し読みだったが北欧の成り立ちがだいたいわかった。デンマークが強かった。スウェーデンが大きくなりデンマークと争う。ノルウェーとアイスランドはデンマーク領だった。フィンランドはスウェーデンと協力して遅れて国の体制が整ってきた。欧州の周辺国として、強国に左右されながら北欧の価値観を大事にポジションをとっていくようになる。

    0
    2024年08月15日

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