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「フェルナンダ・ピリー」の「法の人類史 文明を形づくった世界の秩序4000年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「フェルナンダ・ピリー」の「法の人類史 文明を形づくった世界の秩序4000年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ハンムラビ法典から現代の国際法まで人類と法の4000年の歴史を綴った一冊。
個人的に面白かったのは中世アイルランドの法の約半分が地位に関して言及しており、あまりにも細かく言及しているのでその中にはプロの屁こき師という身分についても述べられていたこと。ここまで詳しく身分について述べているのは実際には整然としていない多様な社会的関係に法によって秩序をもたらそうとした試みであることが興味深かった。
法はそれぞれ独自のものがあるが、それを成分化することは独立のしるしだと著者はいう。古代文明国の周辺国も次第に法の効力を認めて法が広く広まって行ったことを考えると面白い。
少し、私はこの本を読むには知識不足
Posted by ブクログ
法を生み出したメソポタミア、インド、中国の法の起源と大目的を記述。
・メソポタミア:紀元前4千年紀にはウル第3王朝に「ウルナンム法典」既に現代に続く「決疑法形式」を採用。さらにハムラビ法典に。基本的な法令のほかは特殊ケースを定めており一般的ケースは定めていない(慣例・常識による御成敗式目に同じ。)、また、考古資料からは法令としてどの程度採用されていたかは不明。一方エジプトは法がない社会。王が寛容を示し、神の言葉として立法し、人民の正義の実現を大目的。
・インド;ヴェーダはあったが、義務や祭儀、2世紀のクシャナ朝で「マヌ・シャーストラ(法典)」が成立。バラモンが立法し、主にバラモンとクシャトリア