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【第8回中央公論文芸賞受賞作】両親から激しい虐待を受けて育った少年、北斗。誰にも愛されず、愛することも知らない彼は、高校生の時、父親の死をきっかけに里親の綾子に引き取られ、人生で初めて安らぎを得る。しかし、ほどなく綾子が癌に侵され、医療詐欺にあい失意のうちに亡くなってしまう。心の支えを失った北斗は、暴走を始め――。孤独の果てに殺人を犯した若者の魂の叫びを描く傑作長編。
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Posted by ブクログ
上司の勧めで読んでみた。今年に入って既に百冊近い本を読んだが、その中でも五本、否、三本の指に入る傑作中の傑作であった。 この世全ての不幸を煮詰めて凝縮した果てで、取り返しのつかない罪を犯し無辜の人々から怨まれ死を願われる。主人公・北斗は自身生きる意味を見失い、態と己の不利になるように振る舞うが...続きを読む、それでも北斗を生かす為に死力を尽くす人達が居た。 これ以上無い不幸のどん底で、それでも生を勝ち取る意味とは。生半可な覚悟では迚も読めない。本作の読者は北斗と共に主題に真剣に立ち向かう意志を要する。
一生続く地獄の中に時折見せる人の温かみが心に沁みました。自分が思ってるよりも、周りには自分の力になりたい、そう考えてくれてる人がいる。北斗のこの先の人生に幸せだと思えることだけが起こるといいのに。 読むのにすごくエネルギーが必要で今すごく疲れてます。でも読んでよかった
本の厚さが嘘のようにすらすらと2回読みました。 感情移入が激しく、泣きじゃくりながら読みました。 読んでいるときは本当に辛いですが、なぜかもう一度読み、北斗くんに寄り添いたくなります。
人の心が激しく揺れ動く様子をここまで細かに表現できるものなのか、と感嘆した。 虐待や病魔、詐欺などの暗い出来事の間に、人の温かさを感じる瞬間があった。特にラストで北斗の心の声が出た場面で泣いた。
すごい。さすが石田衣良さん。 今まで出会ったどんな本よりも濃い。 生きる意味 死ぬ意味 生かされる意味 リアルな殺しの瞬間と リアルな主人公の気持ちの動きと 全ての情景から世界の素晴らしさが感じられる。 話が進むごとに鳥肌が立つ。 誰の立場に立ち、その時何を思うべきか 考えさせられる。 北斗と一緒...続きを読むになって涙を我慢したけれど 裁判最終日、泣いてしまった。
あまり明るい話ではありませんでしたが、主人公の育った環境や背景、それ故の思い、考え、行動が文章から痛い程に伝わってきて、最後は本書を読みながら涙してしまいました。 結構長編で、終始深く重い話が続く作品ではありましたが、読んで良かったと本当に思います。
WOWOWドラマきちんと見ておけばよかった。裁判のシーンはすごい名シーンだろうなぁ。 北斗くんの物の考え方、捉え方、たまに屈折してるところはあるけど、しっかりしている。もっと良い出会いがあればこんなことにはならなかったのに、、、 わたしが救ってあげたいとも思えるくらい人間味がある魅力ある人です。そ...続きを読むんな人物像を描ける石田衣良さまさすがっす!
凄惨な児童虐待を受けて育ち、里親に出会えて初めて人として、普通という幸福を感じられた北斗が、がんになった里親の為、医療詐欺にあい復讐の鬼となり転落し、裁判を受ける中で回心していく話。 虐待の事実、被虐待児の心情、裁判、どれも内容が充実し、引き込まれて心が動き、沢山泣きました。これだけ余すとこなく充実...続きを読む感を味わえるのは小説だからこそだと思いました。心に残る1冊です。
ノンフィクション書くような人じゃないけど、これは本気でノンフィクション化と思うほど。凄くリアル。 作者、石田衣良らしい要素も沢山ありました。たとえば裁判の広さの表現、裁判官の発言のたとえ、などなど。 この本を通して、やはり虐待というところが焦点でしょうか。虐待が与える影響は本当に残虐極まりないなと。...続きを読む 感情を殺さないと生きていけない。 それはある意味私と同じなのかなと。 別に私は虐待とかそういうの何も無いんだけど、看護学生なので、勉強の山だらけ。感情にいちいち振り回されてたら何も手がつけられないことが大にあるんです。だから感情殺して、気にしないふりして平然と生きているんです。なんか、ちょっと共感しました。
この本は、主人公「北斗」の生い立ち部分、殺人に至る過程、スリリングな裁判劇と、サブタイトルにある「回心」が見事に書かれています。 主人公の北斗は、幼少期に両親から虐待を受けながら育ち、人の愛情を知らない少年に成長します。そんな中で児童相談所から里親を紹介され、一緒に暮らすようになり、ひと時の幸せを手...続きを読むに入れます。 しかし、北斗を引き取ってくれた里親は末期癌とわかり、北斗は知らず知らず医療詐欺にお金を使ってしまいます。 ついに里親は死亡したところで、北斗は自身を殺人者へと駆り立てていきます。しかし不運なことに、医療詐欺の首謀者を直接殺害することができず、無抵抗な人を2人も殺しています。 北斗は、警察に捕まり、取り調べを受け、独居房での生活を強いられ、裁判を迎えます。 裁判はとてもリアルに書かれており、裁判官、検察、弁護人の激しいやり取りも読みごたえのある作品です。
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北斗 ある殺人者の回心
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石田衣良
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