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恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。
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Posted by ブクログ
主人公の一夏の出来事が描かれているのに、何年も時間が過ぎているように感じた。 それだけ主人公が女性1人1人をみて愛情をかんじていたのかも知れないと思う 一夏ということで、終わり方は急だったけれど、だからこそよかった
今でこそ漫画やドラマなどで女風という言葉が知られ始めた中、2004年にこの話を書いているのはすごいなと思った
多くの人は寂しさや孤独、色んなものを抱えて生きていて癒しを求める。 求めるもが"性"であってもおかしくもなんともない。 人間として純粋な欲望の1つだから。 女の心を覗ける一冊。
久々の星5。まさかこんなに好みだとは! 石田衣良はお人柄が大好きでテレビ出演やエッセイは追っていたんだけど小説はあまり読んでこなくて、その理由が本作を始めとした性愛描写の強そうな作品を読まず嫌いしていたからなのですが、読んでよかった。いま読んでよかった。若い頃読まなくてよかったと思いました。若さゆ...続きを読むえの潔癖でこの作品の美しさを受け取れなかったらと思うと勿体ない。 人と人がつながる話だった。誰にも言えない性癖や欲望は孤独そのもの。リョウくんはそんな孤独を受けとめて寄り添い共有することができる。他人に孤独を見せるのは簡単じゃなく見せてもらうのも簡単じゃない、亡くした母への想いを一人孤独に抱え続けてきたリョウくんはそういうのを肌でわかってるから娼夫の仕事にピタっとハマってあっというまに上り詰めちゃうんだけど、リョウくんはずっと等身大の(ちょっと浮世離れした知的な青年すぎるけど)モラトリアムな大学生で、だからか過激な性癖やプレイが描かれても読んでて全然置いていかれませんでした。売春だ、と断罪してくるメグミちゃんがわたしたちの倫理観を代弁してくれたり、それによってリョウくんのこの身売りが結果的に儚い一夏の冒険になったのも素敵な余韻を残していて。わたしがリョウくんを買ったんじゃないかと思わせる、まだどの小説にも寄り添ってもらっていなかったある種の孤独感がすっと癒えていくような瞬間があった。石田衣良の懐の深さがなせるわざなのかもしれないけど、なんかな、ずっと救済でした。 東京の具体的な地理とか身の回りの具体物の描写のひきだしが多くてさすが衣良さん〜となったし、さまざまな比喩、とくにセックス場面における言葉選びが洗練されていてどの場面も読んでて終始気持ちよかった。とか、こういい作品読むと感想が抽象的になるよね。性は生でしたねぇ。逝年も読む。
石田衣良さんのラジオで度々この作品のタイトルを耳にしていたので読みました。 リョウの感覚が自分と似ている部分があり読み易かったです。 他の作品も読んでみようと思います。
あんまり言えないけど大好きで大好物です笑 石田衣良の作品をこの時初めて読んだが水商売に偏見がない、むしろ誇ってもいいぐらいと思うズレた自分だからこそ主人公がわかってしまうのです。
溶けて気が遠くなりそうだ
陶酔してみたい自分がいる。 綺麗なものも、とんでもないものも ありありと描かれている。 とんでもないものも見たいが、 やはり綺麗なものを見られるときは なおさら良い。 上手く描写するものだなあと思う。 描かれている綺麗なものと 自分が一体になって 溶けて気が遠くなりそうだ。 ...続きを読む自分とは違うとも感じる。 そんなにこんな世界に 居られるものじゃない。 こういう世界があるんだなあと ありそうな世界として 外には感じるが、 心が一体化する、このひと時。
#アツい #切ない #エモい
不思議な作品に出会った感じがします。 身体を売る話なので、生々しいセックス描写がふんだんに登場するのですが、官能小説とは違っていました。 性産業と性産業に多分に影響を受けている若年層(若かりし頃の自分も)は「やるかやられるか」「得をするか損をするか」「いかに安く済ますか、いかに高く取るか」といったゼ...続きを読むロサムゲームの世界にいたのかも知れないと感じた。 ただ、この作品では、性は消費ではなく、癒しや理解といった解釈がされており、とにかく主人公が優しい。この優しさに触れることが金銭や性を超えた救済のよう。 不思議だし魅力的な作品でした。
元々気になっていたため手に取った。タイトル通り、男性が女性に体を売る話なので生々しい話なのだと少し覚悟して読んだが、全くそうではなかった。都会と人物描写が非常に美しい。リョウと様々な女性とのやり取り一つ一つが印象に強く残る。メグミサイドの気持ちも分かるが、リョウの天職と居場所はここであるべきだと思っ...続きを読むた。性的描写があるからといって抵抗している人には是非とも読んでもらいたい一冊。
途中から映画の方が気になってしまって映画に移ったが、とても良い作品だというのはわかった。 昨今生まれている多くの作品は性をトラウマや人間の欠陥、暴力的な部分として表現していることが多いが、この作品は真逆で、女性向けの風俗店という馴染みない舞台においてもその性の描かれ方は共感できて、素晴らしいものだっ...続きを読むた。
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石田衣良
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