【感想・ネタバレ】娼年のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2021年01月31日

石田衣良の「娼年」シリーズは、とにかく買いづらい本。
だが、素晴らしい比喩表現とリアルな感情が渦巻く本である。

普通とは何かを考えさせられた。
「それは素敵な事だよ」、「綺麗なことだよ」、分かりたい、理解したい… そんなリョウの正直で優しい気持ちが溢れている。

私が1番好きな登場人物は、咲良であ...続きを読むる。
彼女は耳が聞こえないながらも、必死に気持ちを伝えようとしている。リョウがそれに答えようとする。そんな関係が、凄く美しいものに見えた。

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Posted by ブクログ 2021年01月15日

退屈していた大学生が娼夫になり、女性の欲望に魅せられる。主人公の視点で描かれていく物語で、同じように考えさせられるし純粋に面白いなと思えた。

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Posted by ブクログ 2020年11月24日

良かった。すごく。
文章が好き。ずっと読んでいたいと思ったくらい。
共感した物語ではなく、ただ読み手として与えられる全て気持ち良かった。

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Posted by ブクログ 2020年04月26日

石田衣良の文章好きなんだよな。

リアルな性描写も美しい文章で綴られてるお陰でか、どこか切なくて儚い。賛否両論ありそうだけど、僕は優しい物語だと思うな。それが例え犯罪でも。

定規で真っ直ぐ線を引くように水を飲む。

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Posted by ブクログ 2020年02月20日

最高。
綺麗な18禁って感じで、憧れさえ抱く世界観。
早く逝年読みたいし、爽年も読みたい。
1行ずつ丁寧に読み進めたくなるし、
世界に引き込まれていってしまう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月07日

人間の欲望の真理が見えた気がした。

欲はすてきなもので、それはどんな形でもよい。セックスはその人を理解する手っ取り早い手段なのかもしれない。
誰にも内向きに隠している姿はあって、どこかでそれを見せたくてたまらない。自分の隠している部分を決して全員に知らせる必要はないし、知ってもらう相手が親しい仲で...続きを読むある必要もない。それを開放する手段の一つとしてセックスはある。

歳をとるってすてきなことだ。私も色んな欲を持った人間でありたい

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Posted by ブクログ 2019年07月15日

この常軌を逸したところが、たまらない人には刺さる作品です。
映画化もされこういう表現が合っているかは分かりませんが、世の中に広く周知されてると思います。

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Posted by ブクログ 2019年05月04日

和田裕美さん紹介本の中から、ちょっと特異な本を選出。
よこしまな気持ちで読む。。

なんて内容でしょうか!

主人公の森中 領(もりなか りょう→リョウ)くん、
クールで冷淡な感情は、やや感情移入するも、

男ならだれでもちょっとは、あこがれる様々な体験に
うらやましいやら、尊敬するやら。。。

...続きを読むョウの心の旅は、興味深く、いっきに読み進めてしまう。
それにしても、読む場所には注意!

最後の結末は、予想に反して(?)だったけど、
あれが、石田衣良さんのやさしさなんだろうな。

ちょっと、ホッとした自分がいた。
素敵な本に出合えて良かった!

とても楽しいかったです。

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

松坂桃李主演映画の原作。

人生に冷めた青年リョウが娼夫の仕事を通し、性の多様性、欲望の根源に魅せられていく。

様々なお客様と出会う度に、自身を見つめなおしていく。


予想とは反して、読んでて暖かい気持ちになる。

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Posted by ブクログ 2021年01月28日

大学生の時に読んだ。
主人公好きだなーと読み進められるタイプのストーリー。
高齢女性のエピソードが印象的だった。

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Posted by ブクログ 2020年06月03日

再読本。
人それぞれの欲望の形。
表面上は抑えている内側の欲望を露に描き、それに寄り添う主人公の優しさ。
性的描写が多いながらも、登場人物達の心の動きを捉えた描写。そして、どこか美しさを感じさせる文体は見事と思う。

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Posted by ブクログ 2020年03月21日

見ず知らずの年上の女性と短いデートをする、その短い時間でどのくらい相手の女性を喜ばせることができるか。
彼は娼夫になり自由になったという。外見、年齢、性別、仕事で判断せず、その人の話をきちんと聞くまで判断は保留する。
耳を澄ますと、その人の秘密の欲望は、その人の傷ついてるところや弱いとこかにある。
...続きを読むそう考えると、彼の娼夫という仕事は、すごく優しいのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年02月26日

いろんな人がいるんだなって分かる本。そんないろんな人を等身大に見ることのできる登場人物たちは素敵だった。続編も読みたい。

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Posted by ブクログ 2019年09月30日

先に映画を見てしまいました。あまりの衝撃に、原作はどうなってるのか、あのシーンはどのような表現をされているのかなど、気になって読まずにはいられませんでした。

実際、本の方がマイルドに感じましたが。

リョウくんがしている仕事の内容は問題あるかもしれないけれど、対人関係の仕事をしている人はとても参考...続きを読むになるのではと思いました。相手が何を望んでいるのか、本人にも気づけていない欲求を探り出し、それを満たしてあげることこそ究極の接客。
リョウくんから学ぶことはたくさんあると思いました。

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Posted by ブクログ 2019年09月07日

タイトルと内容に圧倒されがちです(と私は感じました)が、丁寧に真摯に読み進めると、単純に性を売る少年とクラブオーナー女性という枠から外れたほの温かさの伝わる物語でした。

【あらすじ】
主人公は未成年の大学生、リョウ。
とあるきっかけから女性客をもてなすボーイズクラブのオーナー、御堂静香に出会い、娼...続きを読む夫として働くことになる。
同級生からも反対され、一触即発の場面もありつつ、彼が下す決断とは……。
***************

姫野カオルコさんの解説にもあるように、「やさしいものがたり」であり、「(物語の)すじはどうでもいい」という人向けの物語です(物語本編もさることながら、解説が的確で素晴らしいです)。
ストーリー自体は全くもって単純、シンプルです。
しかしそれとは対照的に、著者の文筆センスは(解説でも“イカした”と形容されていますが)とても美しく、スタイリッシュでキラキラしています。
それはもう、読書メモにたくさん表現を書き溜めてしまうほど。ドキリとさせられる一文から、その瞬間を切り取る鋭い一文まで、美しい表現が満載です。

「性的なジャンルを深く切り込んだ小説なのでエッチなことばかり書いているんじゃないの?」と思われている方もいらっしゃると思いますが(それは私だけかもしれないですね)、性・セックスというものを媒介にして、様々な人間の側面に触れる物語とでも言いましょうか、我々はリョウの心を通じて様々な年代の様々な人生を持つ女性の側面(男性もですが)を具に眺めることになります。
それは時に生々しく、痛々しいものもありますが、私はこの本を通じてみたその世界にはセックスしかなかった、とは感じませんでした。

人生に退屈した少年のひと夏の物語。もう夏は過ぎてしまおうとしていますが、この夏の読書にこの一冊を選ぶことができて良かったと感じています。

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Posted by ブクログ 2019年08月14日

人から借りた本。 はじめ、異性になんて破廉恥なものを貸してくれたんだ!と思ったが、文章は簡潔で読みやすく、(やってることは一部汚いともいえるが)心が篭っていて、不思議と汚いと思わない。 読む前は村上龍『オーディション』みたいなドロドロの汚ったない話かと思ったが、普通にほっこりしてしまった。咲良が可愛...続きを読むい。松坂桃李が主演してる映画の方も見て見たいかもしれない。

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Posted by ブクログ 2019年08月10日

映画を観てから読んだため、頭の中の映像が全て映画の映像で出てしまう。正直に言えば、映画を観たときは臨場感が薄い気がした。だから原作はどんな風に書かれているのか気になって買ってきた。で、読むと、映画の方が臨場感があった気がする。でも決して原作が良くない訳じゃない。むしろキレイに読ませるいい作品だった。...続きを読む結局は両方にそれぞれ良さがあったのかな。
リョウくんの気持ちは何となくわかる。どの登場人物よりもリョウくんに気持ちが沿っていた。出てくる女性たちもとても魅力的で、あぁうまいなぁって思った。

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Posted by ブクログ 2018年12月20日

なかなか衝撃的な内容なのに、描写がリアルかつきれい。ラストがそれでよかったのか疑問が残ったので★一つ減。

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Posted by ブクログ 2020年11月24日

『娼年』というタイトルがまず想像力を働かせる秀逸なタイトルだと思う。
性体験はそれなりにあるものの、セックスに興味も執着も持てない冷めた大学生のリョウが、ある思いがけないきっかけで男娼の世界へと転がり込む。
本編の中では『娼年』という言葉は使われず、『娼夫』と表現されている。だけどタイトルは『娼年』...続きを読む
あらすじを見ればもっとドロっとした夜の世界が描かれてるのかと思うが、この物語は夜のお話なのにものすごく青くて瑞々しい。
若く、まだ『少年』と呼んで差し支えないリョウが、男娼として働きはじめ、様々な性癖を持った女性(大抵は年上。すごく年上も多い)と出会い、性とその人間の奥深くにあるもの、に目覚める。

性描写が結構多いので、一見官能小説!?と思えなくもないが(笑)、描写がものすごくドライで透明感があるから、全然いやらしい感じがなかった。
偏った性癖を持った女性が次々出てくるけれど、それもいやらしさを狙ってのものじゃなくて、そういった全てには理由や背景がある、という人間の本質に迫ろうとしている。性癖だって性格と似たようなもので、生きてきた環境や経験が影響してきたりする、という意味で。

結局リョウのしている仕事は違法なのだけど(実際世の中にはそういった違法の仕事がいくらでもあるんだろう)、この物語を読んでいると、法的には認められない職業に救われている人間も居るという事実も見えてきて(それも実際そういう人も居るだろう)、悪いんだけど悪いと言い切れないような感情が生まれた。
それなら金で売ったり買ったり(売買春)しない関係で築けばいい、とも一瞬思うけれど、そこに金が絡むからこそ成立するんだろうと思った。

ラストは…正直ちょっと微妙な感もある(笑)
他に落としどころあったんじゃないかなぁ、なんて。。。
円満っちゃー円満なんだけど、ここまで円満じゃなくてもいいような。

石田衣良さんって言えばIWGPシリーズのイメージが強かったけれど、夜とか裏社会的なテーマが多いのかな。確か『天使』って小説もそうだったような。
裏社会なんだけど不思議と汚くない。文章の雰囲気のせいなのか…。

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Posted by ブクログ 2020年10月04日

大学生の男の子が娼婦になる物語。
映画を見てから原作が気になって読んだ。
どれほどエグい性描写があるかと気になったが、小説はとても美しい表現になっていて、映画より芸術性が高い作品になっている。
ただ、どうして主人公がそれほど人気なのか、リアリティーに欠ける部分は多大にあり。
小説の中にもある、「ふた...続きを読むりですれば素敵なことを、あなたはいつもひとりでしている」という考え方が根底にあって面白い視点の物語。

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