あらすじ
恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。
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Posted by ブクログ
リョウは、ニュートラルなところが良い。
偏見なく、どんな姿もそのまま受け入れる。
その、リョウの視線が、この作品全体を優しくしている。
リョウは、女性の性の多様さと不思議さに魅了され、憂鬱だった世界から一歩踏み出す。
それは、御堂静香に対する憧れであり、亡くなった母への思慕でもある。
でも、そうやってすべてを受け入れて愛することは、何も愛していないことと同義でもあると思うのだ。
誰かひとりを、特別に愛することはない。
でも、何にも興味を持てずに、ただ憂鬱に過ごしていた少年時代から、彼は一歩を踏み出した。
それは、とても大きなことだ。
Posted by ブクログ
性的描写が多すぎて最後の方は疲れる。
娼夫になって、どんな性的嗜好があるのかがメインだ。
最初は早いながれに読み進めたくなるが、半分読み進めるとだるく、一杯な気分になる。
環境描写が少し多い気もした。
Posted by ブクログ
退屈で鬱々とした毎日にひょんな事から
女性に対して身体を売るコールボーイの仕事を始める二十歳の大学生リョウ。
女性が抱える様々な性癖
本当にリョウくんは柔らかくて優しい
私もちょっと一回お願いしてみたい(笑)
ただアズマくんの癖は読むのがキツかった!
ひぃぃいぃ〜となりながらページをめくる私を娘がドン引いた目で見ていた(笑)
Posted by ブクログ
タイトル通りの内容、だけれど最後はとても爽やかな読み心地でした。一人の青年の成長劇とでも言えばいいのでしょうか。世間からの非難を受ける娼夫の仕事を、普通の青年が様々な欲求を持つ女たちと関わる中で生きる場所と決める姿が眩しかったです。人の欲求は本当に多種多様ですね。外で読むには気を使う内容ではあった上に、一部苦手な要素もあったけれど、読めて良かったと思っています。それはさておき、彼のあの性癖は想像するだけで、痛い。後からもじわじわ思い出してしまって。苦手。
Posted by ブクログ
官能的な描写と脆い心情が描かれていて面白かった。ただ、俯瞰的にどこか「大学サボってバーテンしてる二十歳の子が身体売ってる」という事実に耐えられなかった…
Posted by ブクログ
世の中には色んな癖の人がいるんだな…と。
アズマのは痛々しかったし、他の人のもちょっと私にはわかんないなっていうのがあったけどこれが夜の世界なのか〜って感じ。
最終的に御堂静香が捕まっちゃったのはびっくりしたけど、これからの領の人生を考えさせられるようなエンドでした。
Posted by ブクログ
インスタで紹介されていたので読んでみた。
単なる官能小説ではなく、娼夫という仕事に嫌悪感を感じなかった。
それは、リョウが相手の良いところを見つけ、相手を理解した上で自ら交わっていくからだろうか。
身体の隅々まで愛撫して時間をかけて行うセックスは、少しでも相手への気持ちがなければできないし、それを感じられるから相手もリョウに心を開き最高の快感を得られるのだろうか。
仕事だけではなく、人生との向き合い方も考えさせられる作品だった。