ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
人材派遣会社を営む紀ノ川由希子は42歳、独身。恋人には妻子がいる。愛しているのに、会えば会うほど飢えていく――そんな心の隙間を埋めるため、逢瀬の後はいつも派遣ホストを呼んでいた。ある日、恋人が不慮の死を遂げた。若い女をストーキングした挙げ句、歩道橋から転落したという。彼がストーカー? 不審に思う由希子は、真相を探り始める。男と女の欲望を精緻に描く、傑作長編ミステリー。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
展開が面白い
タイトルと内容がどの様に結びつくのかが、最後まで判断できませんでしたが、読み進む程に引き込まれました。
Posted by ブクログ
最後の方で、あっなるほど、ココにつながるのか!って思えた。人間の欲が垣間見えた。読んで楽しい本だった。自分の欲を満たすが為にルールをずる賢く利用する。心配してくれる人がいても、心配される自分は、本当はそんな自分ではない。ほっといて欲しいという気持ちもわかる。が、それはしてはいけないよね。
由紀子は会社経営者。妻子持ちの恋人もいる。はためには満たされているようだが、内面は愛情に飢えている。自社の派遣社員のトラブルと、恋人の謎の死。続きが気になりさくさく読めるミステリー。なかなか面白かった。はためには満たされているようで内面はうえているという感じがなんとなくわかる気がした。
題名から想像するに、大人の恋愛小説なのかなぁ?と思ったのだが、 良い意味で期待を裏切られた。 ありそうでなさそうな現実的な話のほんのりミステリー。 こういう話は初めての感じで、とても楽しめた。 出張ホストの彼が悪者でチャンチャンっとこじんまり纏まる物語かと 思ったらとんでもない。 あらゆる人...続きを読む物の表裏の感情が見えてくると、 物語はそんな単純なものでなくなり・・・。 ぐっと引き込まれて一気読みしてしまった。 この作家さんの本はまた読んでみたいと思った(*^-^*) 満足♪
主人公は人材派遣会社を経営する紀ノ川由希子42歳、独身。恋人はいるがいわゆる不倫関係。 もう一人の主役は派遣ホストのテル。 そして由希子の会社に登録している、シングルマザーのありさ。 ミステリだから詳しくは書かないけれど、それぞれの欲望、タイトルにもなっている「欲しい」もののために事件が起こり、そし...続きを読むてその欲望が浮き彫りになっていく。 この小説に限っては、誰か登場人物の心情に自分を重ね合わせる感覚はなかったけれど、人間の闇の側面の描き方が秀逸だと思った。 イメージ的には、のし上がった女社長で不倫をしてて派遣ホストを呼んだりもする主人公の由希子がいちばん黒そうに思えるけれど、実際はそうではなくて、慎ましやかに暮らしているように見える人間がいちばん恐ろしかったりする。 自分の欲望を自覚した上で行動するのと、無自覚のまま行動するのでは、同じ悪でも無自覚の方が罪深い。理性がまったく利かないから。 自分の欲望しか見えなくなって、それを客観視する力を失うと、盲目のまま周りを傷つけることさえ厭わずに突っ走ってしまうこともある。 自分がいちばん「欲しい」ものって何だろう、と考えている。 もしかしたら無自覚のまま生きてるのかも知れない、とも。
永井さんのお話には、いかにもな悪者じゃなくて、あぁいるよね~ って感じの無意識の悪意?みたいなものを持った人が割と出て きます(って私も永井さんの本まだ3冊目ですが・・・)。 この本にもそういう人物が。。。 人材派遣会社社長の由希子。由希子の恋人(妻子持ち)久原。 派遣ホストのテル。由希子の会社に...続きを読む登録している派遣社員ありさ。 ありさの元夫優也。 久原がありさをストーキングして、ありさに歩道橋から突き落とされ死亡する。 久原の死の原因(ストーキングの原因?)を探る由希子を中心 にストーリーは進みます。 まぁ色々あるのですが(ネタばれになるので色々で済ませますが) 各登場人物の欲しいものが明らかになるラストは中々のものでした。 人の裏と表、欲望を書くのが上手いなぁと思います。 ものすごい悪意を持っている訳ではないけれども、自分勝手。 そういう人がやっかいなんだなと思った1冊。
強くたくましく生きているようでも 実は寂しく満たされない女性が巻き込まれる事件。 切なさは残るが面白かった。
通勤用にゆっくりと読もうと思っていましたが事件が起こってからはおもしろくて一気に読んでしまいました。永井するみさん、さくら草とこれと二冊目ですが、ああ、こういう人っているよね~っていうのが上手いなと思います。でも中高年男性だけは、こんな人いないでしょって、いたら怖いし。 加害者の欲しいものよりも被害...続きを読む者の欲しがっているもののほうが、ないものねだりで自分勝手で気持ち悪いと思ってしまった。次はダブルを読みたいな。
ちょっと不完全燃焼… それぞれの立場の独白の章の繰り返しはおもしろかったけど、あまり感情移入ができなかったです。 でも女性はみんな抱きしめてほしい、の部分は少しわかるような気がしました。
人材派遣会社「ミネルバ」を経営する紀ノ川由希子は、妻子がいるとはいえ、一緒にいると安心できる久原啓治、そして彼が返った後に来て自分を癒してくれる派遣ホストのテルとの生活をそれなりに楽しんでいた。そんな中、由希子は自らの会社に登録する槇ありさについて、気がかりなことを聞く。派遣先に元夫が現れて、金を...続きを読む無心しに来たというのだ。 物語終盤でどんでん返しというか、ある登場人物の印象がガラリと変わる展開。あぁ、こういう人はやっぱり存在してしまうのだなぁと、少々お節介ではと思いながらも割と好印象の主人公が少し可哀想になってしまった。知らぬは主人公ばかり。しかし裏でテルが絡んでいるのをつきとめられない警察は無能な気がする。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
欲しい
新刊情報をお知らせします。
永井するみ
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
俯(うつむ)いていたつもりはない
義弟
希望
唇のあとに続くすべてのこと
グラデーション
グラニテ
ソナタの夜
天使などいない
「永井するみ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲欲しい ページトップヘ