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Posted by ブクログ 2017年12月11日
興味を持つきっかけは、福田の採点本。その後もあちこちで賞賛のコメントを見かけ、これは是非読んどかないと、ってことで。『仮往生~』のことがあったから、読むまではちょっと不安だったけど、こちらは良かったです。家父長たる威厳を示したいけど、だんだんそういう風潮でもなくなってきている父親の葛藤とか、一歩下が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
「キャラ(=類型)」がない小説、つまり徹底的に「他者」しかいない小説。この小説での「他者」とは、言葉が通じない、何をやっても通じ合えない、付き合ってると「あんなことが起こったり、こんなことが起こったりするう!」めんどくさい人のことであり、そいつとの間では予定調和な会話やセックスなどない、例えば、妻で...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
執筆された1965年周辺において、エポックメイキングになった作品。
大沢真幸氏の本に紹介されていたので読んでみました。
戦後、日本人家庭にやってきたアメリカ人と一夜をともにしてしまう妻。そこから、家族の崩壊が徐々に進んで行き、結局は全てが崩壊の道筋を辿ってしまっていっているような印象でした。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月22日
面白いことは間違いないのだが、その面白さが一体どこからくるものなのか、今ひとつ上手く言葉にできない類の小説だった。
ただ一つ言えるのは、主人公である三輪俊介の内省がめちゃくちゃリアルに感じたいうこと。
そのリアルさというのは、だれもが思っていても敢えて言葉にしないような、でも意識するかしないかのギリ...続きを読む
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