北斗七星殺人伝説

宗田理

２年ぶりに帰国した海外青年協力隊の三谷凌は、行方の分からなくなった友人の有藤を探しに、彼の妹の衣津子とともに伊勢志摩に向かった。凌の父によると、有藤は戦国時代の海賊大名・九鬼氏の埋蔵金伝説に興味を示していたという。やがて有藤が人妻と不倫関係にあり、その女性は伊勢志摩でバラバラ死体で発見され、さらにその夫は東京で首を吊っていたことが判明。その上正体不明の人物から脅迫を受けた凌は、このこんぐらがった謎を解こうと、東京、京都、伊勢志摩へと奔走する、そして現れてきた北斗七星の謎とは……!? 冒険と伝説とロマンスが詰まったサスペンスに富んだミステリー！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川文庫
• 電子版発売日: 2017年02月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

約２０年ぶりの再読。おそらく私をミステリーの世界へ引き込んだ一冊。内容がどうかよりただただ懐かしく感じながら読んだ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ミステリーというより、冒険小説。夫婦が別々の場所で異常な死を遂げた殺人事件。行方知れずとなった親友の消息を彼の妹と追う事にした三谷凌。そして九鬼嘉隆の埋蔵金伝説。なんか埋蔵金という響きがワクワクさせる。埋蔵金の在り処を示すと思われる謎の暗号めいた文書の解明が一番大きなポイント。結構昔に読んだが何となく印象強く残っていて、気になっていたので、探し回りやっと再読。