私の親族が、ある生命保険契約を結ぼうとしているのに、私が疑問を抱いたのがきっかけで本書を購入しました。
著者のお勧め保険は「お金がもらいにくい保険」であり、ほとんどの生命保険は入る必要がないという主張が明快です。
私自身、生命保険は、大学を出て、就職した時に職場に出入りしていた生保外交員の方の勧
...続きを読むめで、あまり深く考えずにすぐに契約していました。
独身だったのに高額な死亡保険をつけ、おまけに複数の特約をつけていたことを今でも覚えています。
今後の人生、何があるか分からないという不安があるからこそ、全てのリスクに対応できるよう、生命保険契約を結びがちになってしまいます。
ですが、著者が述べているように、私たちは、「健康保険」、「介護保険」、「年金保険」という、3つの強力な保険に既に入っているのです。
そのことを、私も含めて、みんなが忘れがちだからこそ、生命保険が売れるのでしょう。
金融資産が既にそれなりにあり、今後、大きな出費等が見込まれないなら、民間の生命保険は一切不要である。
そのことを再認識させられる良書です。