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Posted by ブクログ
現在近畿で行われている高校総体。
見に行ったわけではないし、テレビで見たわけでもないんです。
でも人生で1番熱い日、『暑い日』じゃなくて『熱い日』、『熱すぎる1日』を過ごした高校生がたくさんいたんだろうなって思いました。
そして高校総体までいかなくて少し前の総体予選が『人生で1番熱い日』だった高校生はもっともっと多かったのかも。
.....とまあそんな時期ということもあり、大好きな小野寺さんの作品『ホケツ』を読ませていただきました。
郵便屋さんでおなじみのみつば市にあるみつば高校サッカー部、ホケツの大地くんを描いたお話。
優しさに溢れた素敵すぎる作品でした!
小野寺さん、最高^o^
ありがとうございましたm(_ _)m
Posted by ブクログ
同作者の小説「いえ」で劇中作として少し出てきた作品。
レギュラーではない、補欠のサッカー部員が主人公という点が気になって購入しました。
物語は2か月半と短いものの、色々な出来事がぎゅっと濃縮されています。部員の一人一人にフォーカスしすぎず、あくまで主人公の視点で描かれた物語。
そこから主人公の人となりが浮かび上がってきます。
本人の自己評価の低さから頼りなげに見えた彼が、実は他の人ではできないことをやっていたということが見えてきます。
ラスト、最後の試合のシーンではそれまでの日々が全て「よかった」と肯定できるような鮮やかな締めでした。
単なる青春ものではない、人と人のつながりを描いた作品だと思います。
Posted by ブクログ
へただけどサッカーが好きというポジティブさと、
母親を亡くし叔母のもとで暮らす高校生男子なりの気づかい(その気づかいは、叔母だけではなく、友人たちに対しても分け隔てなく向けられる)と、葛藤とが、切なくもあり、甘酸っぱくもあり。
家族でも、一人ひとりが別々の人格をもった人間。
分かってるようで分からない。
当たり前だけど、日常では忘れがち、甘えがち。
大地とおばさんのやりとりが、なんか泣ける。とにかく泣けた。
終わり方には賛否ありそうだけど、大地の物語としては、私は良い終わり方だったなーと思った。
きっと、のんびりとあたたかい未来がある。
小野寺史宜さんの作品は、何か大きな事が起きるわけではないのだけど、すぐそこにありそうな日常なのだけど、いや、だからこそ、沁みる。
Posted by ブクログ
自分がサッカー部員を経験しているのもあって
共感することも多く、ラストはうるっときちゃいました。
ホケツならではの悩み
レギュラーならではの悩み
ずっとレギュラーの人なんていないこと。
ポジションは与えられるものではなく
見つけるもの。見つかるもの。
「サッカー」「部活」というより
「人生あるある」として共感できました!
感動を味わえる青春小説として楽しめるのはもちろん
とっても前向きになれる作品です。
小野寺史宣さんは「ひと」を最初に読みましたが
登場人物に優しい人が多く
本作品も人の温かさを感じられる作品でした。
部活をやっていた頃。
学生の頃。
小野寺さんの小説に出会えてたら
心もより成長できただろうなと思いました。
Posted by ブクログ
サッカー部に所属する高校生大地が主人公のお話。
タイトルの通り、大地は部の補欠部員であり、コンプレックスを持っています。
そうした境遇におかれているキャラクターを料理するのは、作者さんの得意とするところで、やはり安定して面白かったです。
小野寺さんの作品は、物語の本筋でないところも、心に残ったりして、好きなんですよね。
「いつでもー、ファオ!」のところとか笑
いつでものところが良いんだよねってゆう一言もなんか心に残るし。
ありのままの姿を肯定してくれる優しい作品です。
以下、気に入った文章と所感。
p92(叔母さんに父に会いたいかと聞かれた大地)「会うの、いやではないよ。会いたいわけじゃないけど、いやでもない」会いたいのか、会いたくないのか。本当の自分の気持ちなんてわからない。叔母さんがいいと思うようにしたい。叔母さんに嫌な思いをさせないようにしたい。強いて言うなら、僕の本当の気持ちはそれだ。そのことで、お前には自分でもんがないのか?と訊かれるなら、こう答えてもいい。それが自分なんですよ、と。
→それが自分なんですよ。うん、良い(笑)
世間って割と型にはめたがる人が多いので、大地みたいな人をわかろうとしない人、わからない人もいると思いますが、僕は大地みたいな人好きです。
p300でも私がマネージャーをやってなかったら、たぶん、今も話してなかったよね。道で会っても、お互い、何となく目を逸らしたりするの。たまたまだとしてもさ、そのたまたまが大事なんだよ。だって、すごいと思わない?そのたまたまのせいで、大地が私のお母さんのために救急車を呼んでくれて、今ここでこうしてるんだよ。きっとさ、いろんなたまたまが重なって、たくさんのことがあちこちでつながっていくんだよ。そう考えると、たまたまだって、実はそんなにたまたまじゃないの。
→なんかわかる。そういうたまたまってあるよなーって信じて生きていきたいなって思う。
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