作品一覧

  • 法の哲学I

    Posted by ブクログ

    所有権、占有権、契約の自由、不法、訴訟をする権利などへの考察を通じて意思の主体たる人格の輪郭へ迫る一冊。

    憂鬱になったら、哲学の出番だ からのリファレンス。上期トップ5は固い。

    特に、自分の生命に対する処分権が認められるかという部分には論語に通ずるものも感じられ、なぜ日本が大陸法を採用するに至ったのかに触れられたと感じた。

    法という共存のためへのツールへの考察を通じ、道徳や倫理の実践がなぜ真に魂の糧になり得るのか端緒が得られました。

    0
    2014年05月31日
  • 法の哲学II

    Posted by ブクログ

    第三部「倫理」を収める。愛を結合原理とする家族から、欲求の体系としての市民社会へ移行し、最後に市民社会が揚棄されることによって倫理の現実態としての国家が現出する。この部において、従来の原子論的個人の結合として国家を思考する従来の国家思想からの決別が果たされた。伝統的な国家=政治社会論を批判し、国家を社会とは別の政治的制度として思考するための礎を築いたという点でこの著作は近代政治思想の金字塔である。

    0
    2012年04月08日
  • 法の哲学I

    Posted by ブクログ

    本著作は「国家を一つのそれ自身のうちで理性的なものとして概念において把握し、かつあらわそうとするこころみ」である。邦訳Ⅰにおいてヘーゲルは、抽象的な権利ないし法の説明から道徳の説明へと進み、やがてその両概念が倫理において総合される過程を記述する。基本的な軸は、『精神現象学』同様、弁証法にしたがい自由な意志の理念をその展開において捉えることであり、いかにヘーゲルがあるべき国家の姿について記述するのではないと述べたとはいえ、この著作が現存する国家の単なる正当化に堕することがないのは確実だと思われる。

    0
    2012年03月27日
  • 法の哲学II

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    主観的正しさより客観的な理法を重んじたヘーゲル最後の主著。

    [ 目次 ]
    第3部 倫理(家族;市民社会;国家)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年07月31日
  • 法の哲学I

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]

    [ 目次 ]
    第1部 抽象的な権利ないし法(自分のものとしての所有;契約;不法)
    第2部 道徳(企図と責任;意図と福祉;善と良心)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年07月31日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!