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  • 高杉晋作(1)
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    4.1
    黒船をひきいて1853年、ペルリが浦賀に来航した。開国佐幕派と倒幕勤皇攘夷派に二分された国内は混乱をきわめた。そのさなか、革新を叫ぶ吉田松陰の刑死は、松下村塾の塾生たちを動揺させた。師の志をどうしたら活かせるのか? 動乱の世を生きる若き志士高杉晋作は、日本国再興のため苦悶する。
  • 高杉晋作奔る
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    4.0
    幕末の長州に生まれ、先取の気性と果断な行動で尊王攘夷の志士となった高杉晋作。乱世を鮮烈に駆け、明治維新の功労者となった、彼の短かく激しい生涯は、まさに動乱の世を奔るものだった。その晋作のユニークな素顔を、松下村塾時代の師、仲間、奇兵隊結成でバックアップした豪商、あるいは愛人だった芸妓などの視点から、生き生きと捉え鮮やかに描き出した、著者得意の領域の魅力的な連作歴史小説集。若き英雄の素顔を、関係者の眼で描いた傑作!
  • 高瀬川
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    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小説家と女性誌編集者が過ごす、京都の一夜を繊細な心理主義的方法で描き、現代の「性」を見つめる「高瀬川」。亡くした実母の面影を慕う少年と不倫を続ける女性の人生が並列して進行し、やがて1つに交錯する「氷塊」。記憶と現実の世界の間(あわい)をたゆたう「清水」など、斬新で、美しい技法を駆使した短編4作。
  • 高瀬庄左衛門御留書
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    4.1
    第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位! 第9階野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。 美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。 神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、 さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、 寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。 「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。ーー作家・江上剛(朝日新聞6月5日) この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。 次回作も必ず読みたい! ーー北上次郎(YouTube「北上ラジオ」) 誰でも歳を取れば、違う生き方もあってのではとの悔悟を抱くもの。 その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。ーー記者・佐藤憲一(読売新聞1月19日) 私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。 ーー縄田一男(産経新聞2/21) 美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。ーー大矢博子(「小説すばる」3月号) 生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2/7) 主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。ーー川本三郎(毎日新聞2/20) 人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん) 全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース3月6日】) 心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、 たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん) 様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。 時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん) 厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん)
  • 鷹ノ羽の城
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    4.0
    大友義鑑のいたずら心から、肥後の巨漢武将と南蛮女との間に、子が生まれた。容貌のため人鬼と称された彼は、父から嫌われ、周囲から怖れられつつ、堂々たる偉丈夫に成長する。彼が合戦の先頭に立つと、敵はその迫力に逃げ腰となった。怪異な容貌と優しい心をもつ武士の数奇な人生を描く、ユニークな異色歴史小説。
  • 高橋克彦自選短編集 1 ミステリー編
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    4.0
    だれの心にも、鬼がいる。大胆不敵なトリックが冴える短編ミステリーの逸品集。かつて「衛生博覧会」と呼ばれる見世物が人気を博していた。疾病模型や死体写真が陳列されるなか、私は精巧な美少年の鑞人形に目を奪われた。だがそれには、驚愕の秘密が隠されていた(「悪魔のトリル」)。現代日本屈指のエンターテインメント作家の傑作短編集。(講談社文庫)
  • 宝くじが当たったら
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    3.4
    32歳、わくわく食品経理課勤務、独身。ごく普通のサラリーマン・修一の趣味は宝くじをバラで10枚買うこと。ところが今年、一等、2億円が降ってきた。あくまで堅実でつつましい生活を続けようとした修一の目の前に、急に現れた親戚、慈善団体に同級生。さらにネットに実名が流出、会社の電話が鳴りやまない! 最高の幸福が招いた大混乱、いったい誰を信じれば? ジャンボなドリーム、宝くじエンタテインメント!
  • 滝沢馬琴(上)
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    5.0
    滝沢馬琴の苛酷な生を描く吉川英治文学賞受賞作。「南総里見八犬伝」「椿説弓張月」等で名声を得た馬琴は、保守的で狷介な性格のため人と衝突することも多く、苦しい家計と病弱な家族の煩労も、一身に負っていた。
  • 武田信玄(上)
    値引きあり
    -
    1~3巻462円 (税込)
    武田騎馬軍団の比類なき実力と、信玄の決断! 嫡子である自分を疎んじて、弟・信繁を寵愛する父・信虎を駿河に追放したのは、信玄21歳の時。妹婿の諏訪頼重を滅ぼし、信濃経略の目途をつけた信玄に、やがて、宿命のライバル・上杉謙信が、決戦を挑んでくる。武田三代の栄枯盛衰を、圧倒的迫力で描く、歴史長篇。<全3巻>
  • 武田信玄の人間学
    値引きあり
    5.0
    幼少のころより軍学書を好んで読み、長じては父・信虎を国外追放にして実権を握る。生涯にわたって常に自己を変革しつつ、戦国の乱世を強烈に生き抜いた、甲斐の名将・武田信玄。複雑で尽きないその人間的魅力の秘密を、具体的なエピソードに即しつつ、現代の視点で鮮かに解明する。人の心を惹きつけたその独特な人生観、発想法、人の育て方、統率力……。「童門流」歴史人間学の真髄。
  • 竹千代を盗め
    値引きあり
    -
    駿府の今川家の人質となっている松平元康(もとやす)の子・竹千代と奥方らを救い出す依頼が、甲賀の忍びの頭目・伴与七郎(ばんよしちろう)に舞いこんだ。綿密な算盤(そろばん)をはじき、銭四百貫文で商談は成立したのだが、乗り込んだ駿府で予期せぬ困難が続出する。窮地に追い込まれた与七郎は、甲賀に伝わる「大きな瓶(かめ)」の話に光明を見出した。(講談社文庫)
  • 黄昏という名の劇場
    値引きあり
    -
    逢魔が時に紡がれる 怪奇と恐怖の物語。覗いた者は戻れない! ――夕暮れの薄闇が下りてくる黄昏の頃には、災いや魔物がこの世に現れるという。我がもの顔で町を荒らし回る残忍な悪党とその手下が出会った不思議な男(「雄牛の角亭(つのてい)の客」)。有名な探偵が乗った列車で起こる奇怪な密室殺人(「憂い顔の探偵」)。異界の扉を開き、迷い込んだ者たちが遭遇する、8つの妖しの物語。
  • 黄昏の百合の骨
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    4.3
    強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母2人。因縁に満ちた屋敷で何があったのか。「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦りを感じながら理瀬は――。
  • ただいま浪人
    値引きあり
    3.8
    東大受験に失敗した浪人の信也は、無気力で空虚な日常から脱出しようと、家出してスナックに勤める。一方、姉の真里子は、中年の男優との恋に悩みつつも、平凡な結婚に踏み切る。人生という学校に合格していない浪人たちが、生きることと生活することの違いを自覚していく過程を描いた感動的長編。
  • 旅のいろ
    値引きあり
    2.5
    聖女か魔女か。卓抜した経営センスで破綻会社を再建し、名もなき映画監督や料理人に一夜の成功と限りない快楽をもたらす女、聖子。しかし彼女に関係した男たちには必ず、破滅か死が訪れる。毀(こわ)れゆく者たちを見送った弁護士風間もまた、彼女の樹海に足を踏み入れるが!? 性の深淵を描ききる男と女のミステリー。
  • 旅のない
    値引きあり
    3.5
    コロナ禍中の日々を映す4つのストーリー。 芥川賞作家・上田岳弘、初めての短篇集。川端康成文学賞受賞作「旅のない」収録! 【収録作品】 「悪口」 恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。 「つくつく法師」 朝の散歩は4歳の息子との日課だ。午後、僕は古いPCで、昔書いた小説を読み返す。 「ボーイズ」 10歳と6歳のボーイズは、亀甲柄と市松模様のマスクでやって来た。弟の息子たちを預かることになった夫婦の夏。 「旅のない」 「作家さんなんですよね?」。出張先での車中、会話が途切れると取引先の村上さんが聞いてきた……。
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
    値引きあり
    3.9
    江戸に拡がる暖かい煮炊きの煙。人はね、当たり前のことがおもしろくないんだよ。裏返しや逆さまが好きなのさ――のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ。夫との心のすれ違いに悩むのぶを、いつも扶(たす)けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅・忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。 ◎「読み進むほどにページを繰るのが早くならずにはいられない小説がある。この小説もそうだった」<塩田丸男「解説」より>
  • たまもの
    値引きあり
    4.0
    1巻885円 (税込)
    40歳になって、別れた恋人から山尾という名の赤ん坊を預かった「わたし」。以来10年余、せんべい工場の契約社員をしながら山尾を育ててきた。知人男性との逢瀬を重ねながらも、山尾に実の息子同然の愛情を注ぐ「わたし」。初老にさしかかり、母と女の狭間を生きる、シングルマザーの日常。
  • 第一級殺人弁護
    値引きあり
    3.7
    自白した被疑者がなぜ無罪に!? 救済されるべき被害者に対して法はいったい何ができるのだろうか。金融犯罪、中国系マフィア、そして快楽殺人。イリーガルに挑む刑事当番弁護士・京森英二が直面した事件は、日本の社会病理と深く係わっていた。法は人を救えないのか? 若い弁護士の武器は、金と勇気だけだった……。乱歩賞を受賞した現役弁護士ならではの精密な筆致で描く、リーガル・サスペンス傑作集。   (講談社文庫)
  • 大三國志(上)
    値引きあり
    -
    1~2巻448~458円 (税込)
    「三国志」の、あの英雄たちが今、ここに活き活きと甦る! 諸葛孔明は奇門に通じた頭脳を駆使して新型投射兵器を作り上げ、関羽、張飛、趙雲は、腕力知力をもって戦場で大乱闘! 孔明の弟均は「八紘」の部隊を率いて飛びまわる。特殊部隊「八紘」の実体は! 英雄たちの胸のすく姿を描いた志茂田版三国志! (講談社文庫)
  • 濁流(上) 組織悪に抗した男たち
    値引きあり
    3.0
    1~2巻356円 (税込)
    企業社会の濁流に渦巻く男たちの欲望と反抗の行方は? カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹、虚像に脅える財界人、組織悪に挑戦する若手幹部――それぞれが思惑を胸に秘め、精いっぱいの闘いを展開する。日本の濁流の実態を把らえ、そこに蠢く人々の素顔や限界状況を生き生きと描く長篇経済小説。
  • 奪還
    値引きあり
    3.5
    一人の女を捜して欲しい──すべてはその依頼から始まった。依頼主が頼ったのはフィリピンで暮らす海自の元特殊部隊員、河合斌。"海洋民族"の女、ラレインから海の戦いを学ぶ河合は、心の奥深くに秘めたある思いが現実となる日を待っていた。"人捜しビジネス"を請け負った河合だが、その先に壮大な陰謀が待ち受けていようとは知る由もなかった。
  • 脱出 GETAWAY
    値引きあり
    3.0
    恋人の復讐のため悪徳警官を射殺した志波銀次の命を自衛隊の特殊部隊、伝説の傭兵達がつけ狙う。チンピラごときに政府が策謀を巡らす? なぜだ!! 戦車・ヘリから降り注ぐ砲撃、銃弾、紅連の炎を駆け抜けて銀次の爆走は続く。次第に明らかになる巨悪の陰謀。魂を揺さぶる痛快無比の超絶アクション大傑作。
  • ダ・ヴィンチと僕の時間旅行
    値引きあり
    3.0
    高校生の柏木海斗は、母の故郷フィレンツェを旅行中に何者かに襲撃され、負傷して水に落ちた。ところが次に目覚めたとき、なぜか見知らぬ者たちから「メディチ家のジュリアーノ様」と呼ばれる身に。信じられないことだが海斗は五百年もの時を超え、自分とよく似た若者と入れ替わってしまったようなのだ。どうやったら現代に戻れるのか、悩む海斗の前に現れたのは、なんと若きレオナルド・ダ・ヴィンチで……!?
  • ダブル・トライ
    値引きあり
    3.0
    7人制ラグビー×円盤投! 二刀流で東京オリンピック出場を目指す天才アスリートの 苦悩と奮闘を迫真の筆致で描く、新機軸スポーツ・エンタテインメント! 2018年、陸上日本選手権。 ある選手の活躍が、観客を魅了する。 7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。 もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。 前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。 一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。 長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。
  • 誰かの家
    値引きあり
    4.0
    表題作を含む6つの短篇恐怖小説集。得体の知れない恐怖が背中に貼りつき、うごめき続ける。三津田怪異ホラーの戦慄が読者を待つ。
  • 誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼
    値引きあり
    4.0
    まさしく豊臣秀頼こそが戦国乱世におけるシャーロック・ホームズだったのである。 大坂夏の陣の終結から四十五年が経った万治三年六月、大坂城の焔硝倉に落雷し、大爆発が起こる。 城の修復中に地下へ続く豊臣時代の石段が見つかる。 暗闇の先には、豊臣秀頼と名乗る人物がいた。 恐ろしき姿となった秀頼は「千姫は大坂城で殺された」と驚くべき物語を話し始める。 書下ろし時代本格ミステリ。 どうしてこんな作品を書いてしまったのか自分にもわからない。田中啓文
  • だれの息子でもない
    値引きあり
    4.0
    二〇二八年市民皆武装立国法により各家庭には携帯型対空ミサイルが配備。その保守システム管理と故人となった市民のネット内人工人格を消去することが安曇平市役所電算課で働くぼくの仕事だ。家族を捨て出奔した父が孤独死して十数年。ぼくの目の前に現れたのは死んだはずの親父のアバター=ネットファントムだった。
  • 團十郎切腹事件
    値引きあり
    4.0
    謎を残す八代目團十郎の死を、名探偵・老優雅楽が卓抜な着想で推理する、直木賞受賞の表題作のほか、『車引殺人事件』『奈落殺人事件』など、花道と奈落の明暗の境に生きる役者の世界に材をとる7篇を収録。頭脳明晰にして洒脱、ユニークな名探偵・雅楽を得て、歌舞伎の虚構美と謎解きの論理性がみごと結晶した本格推理短篇集。
  • 断然欠席
    値引きあり
    -
    少年のようないたずら心を海軍育ちのスマートなスタイルで包み、鋭い作家の眼光で世相の変化を見据え、達意の文章で食と言葉の履歴を語る。「北斗星」に試乗してみる好奇心やパーティ挨拶のユーモアにも磨きがかかり、ハワイ生活報告に昭和天皇への想いまでバラエティに富む珠玉のエッセイ集。
  • ちいさな幸福 All Small Things
    値引きあり
    3.8
    恋人と過ごした、どんな時間が1番心に残ってる? デートといってもひとそれぞれ。中学生だった頃の帰り道、地味なパートナーとの淡々としたひととき、年上の女性を追っていったギリシャ旅行……ていねいに紡ぎ出された12の恋模様。読者100人のアンケートによる「最も好きなデート」の実態も収録した短篇集。
  • チェーン・ポイズン <新装版>
    値引きあり
    3.9
    「その自殺、一年待ちませんか?」 平凡が日々を送り、生きる意味を見いだせずに死を決意したOLは、「死のセールスマン」からある取り引きを持ちかけられた。 人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、彼らの死の謎を追う。「それなりの人生」はつまらないのか。人が生きる意味を問いかける、驚きと感動のミステリー。
  • 近いはずの人
    値引きあり
    3.4
    2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。 突然、交通事故で妻が死んだ。 わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。 しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。 <19時前に着けると思います。待っててね、エミリン> <エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます> “8”とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。 妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。 残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。 313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
  • 血汐笛
    値引きあり
    3.0
    尊皇攘夷の声、漸く高まる花のお江戸。麗しい双子の将軍家息女をめぐり、公卿と幕閣の間に、陰謀が企てられていた――暗躍する刺客団に立ち向うは、滅法強い謎の剣士・笛ふき天狗、そして孤独の影やどす美丈夫・きらら主水(もんど)。運命の糸に操られ、快刀乱麻を断つ大活躍……痛快無比、胸のすくような一大ロマン。
  • 血の弔旗
    値引きあり
    4.0
    1966年8月15日。根津謙治は、仲間たちと豪邸の前にトラックを止めた。戦後の混乱期に財を成した実業家から現金11億円を奪うためだ。その際、根津は不本意ながら一人の女性を射殺してしまう。それから14年。時効が近づいた頃、彼らの身の周りに新たな事件が続発する。首尾よく離散したはずの男たちの軌跡が再び交差する時、人間の業と事件の真相が明らかになる。昭和の時代と風俗を克明に描写した熱き犯罪小説。
  • 地のはてから(上)
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    4.1
    凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に覆われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜くことがすべてだった。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)
  • ちゃんちゃら
    値引きあり
    4.0
    江戸・千駄木町の庭師一家「植辰」で修行中の元浮浪児・ちゃら。酒好きだが腕も気風もいい親方の辰蔵に仕込まれて、山猫のようだったちゃらも、一人前の職人に育ちつつあった。しかし、ある日を境に、一心に作庭に励んでいた一家に、とんでもない厄介事が降りかかる。青空の下、緑の風に吹かれるような、爽快時代小説! (講談社文庫)
  • 中華帝国志(上) 治乱興亡篇
    値引きあり
    -
    歴代王朝が、次々と王朝の栄光を記し、作らせた正史は、3000年間で実に4000巻を越え、何人も読破不可能だ。だが、この壮大な中国史も考えようでは、あるパターンのくり返しだった。パターンを学ぶことにより、長大な帝国史を手軽に理解できるはず……との大胆な発想で書下ろされた、空前絶後の中国史早わかり。(全3冊)
  • 中国皇帝伝 歴史を動かした28人の光と影
    値引きあり
    3.3
    中国史上、一番の名君は誰か。歴代皇帝の総数は少なくとも二百を超えるが名君と呼ばれる皇帝はわずかだ。しかし名君とは何か、その答えは簡単ではない。王朝の創業者か、領土を拡げた征服者か、善政を布いた為政者か。あるいは上司にするなら誰がいいか、という身近な基準もありだ。様々な角度から探った素顔の皇帝伝。
  • 中国五千年(上)
    値引きあり
    3.0
    1~2巻498円 (税込)
    歴史の要点は、政権(王朝)の興亡にある。どのような人物が王朝をたて、どう政治をしたか。有徳と暴虐の交替、文化の差が政権を変える有様を、明快平易に語る史書。三皇五帝の神話時代から、祭政一致の神意国家、地方分権の封建制社会、秦の始皇帝による天下統一。再びの動乱、隋による再統一まで。<上下巻>
  • 中国詩人伝
    値引きあり
    3.5
    日本人にも親しまれている中国詩の巨星たち。最初の詩人・屈原から、中国革命の星・魯迅まで、明快に面白く描く詩人伝の決定版。熱気と自省、真情溢れる詩魂を語る――中国最初の詩人・屈原(くつげん)から、中国革命の星・魯迅(ろじん)まで、日本でも親しまれている中国詩の巨星たちの、詩と人生を語る名著。深い考察を、平明に面白く伝える著者の筆から、鮮やかに立ち現れる詩人たちの姿と心。激動の中国史に燦然と輝く詩魂が、現代の日本人の胸にひびく、詩人伝の決定版。李庚(りこう)が描く肖像画入り。
  • 中国の歴史 近・現代篇(一)
    値引きあり
    5.0
    列強の蚕食に苦しむ清国では、甲午の役(日清戦争)の敗戦で不満が爆発。保皇派の康有為は公車上書を著し、立憲君主制を提唱する。義和団事変で8ヵ国連合軍が紫禁城に乱入し、権勢を誇った西太后も光緒帝(こうしょてい)と西安に逃れた。王朝打倒を目指す孫文ら若き革命家たちは集結を始める。中国近代史の精華〈全二巻〉。
  • 中国発掘物語
    値引きあり
    -
    1~2巻462円 (税込)
    北京原人化石、殷墟発見など地中の夢を探る――北京原人、50万年前のヒト。第二次大戦時、その「遺骨」はどこへ消えたのか? ついに実在が証明された殷王朝、ではその前の夏王朝は? 20世紀に入り、中国では次々と新しい遺跡が発見され、発掘された。奴隷王朝の実態、青銅時代の流転、さまざまな墓陵の謎……。地中からの歴史の響きを詳細にさぐる。
  • 忠臣蔵異聞 家老 大野九郎兵衛の長い仇討ち
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    3.0
    悪家老として名高い、赤穂藩の経済官僚・大野九郎兵衛。しかし、彼こそが、先進的な製塩技術の開発と塩相場による儲けで、お取り潰しにあった浅野家再興を志す忠臣だった。赤穂浪士の討ち入り後は、真の仇を討つべく、米相場を下落させ、さらに布石は長州にも……。(講談社文庫)
  • 長安の夢
    値引きあり
    -
    長安の春秋、唐代の人間模様。夢結ぶ花の都、ローマと並ぶ最大の都の全容。華やぐ長安。さんざめく最大の都! ――長安には、春がふさわしい。漢の時代から、長安は、はなやいだみやこであった。そして唐代には、ローマと並ぶ最大の都だった……。日本にも馴染の深い白居易、李白、杜甫、王維らの詩眼を通して、いにしえの夢のみやこの全容を浮きぼりにする。「西域巡礼」「三蔵法師の道」を併録し、シルクロード、天竺への道をも紹介。
  • 張騫
    値引きあり
    5.0
    前漢帝国に君臨する武帝劉徹の御世。大月氏(だいげつし)と対匈奴(きょうど)同盟を結ぶため、初めて西域=シルクロードを開いた張騫、父の志を継ぎ大著『史記』の執筆に挑む若き日の司馬遷、群盗蜂起の陰に仕組まれた陰謀を暴く青州刺史雋不疑。太陽の如き皇帝の下(もと)で活躍した3人の物語を通じ、時代の光と影を描く中国歴史名品集。(講談社文庫)
  • 長勝院の萩(上)
    値引きあり
    5.0
    今川氏の質子として忍苦の青春を送る松平元信(家康)は、流芸人おちいの翳りある美貌に魅せられる。桶狭間の戦を機に家康は独立を果し、おちいはお万の方とよばれる側室に。だが、そこには正室築山殿との凄絶な女の戦が待っていた……。家康の愛妾お万の愛と性の修羅を濃密艶冶に描く長編力作。
  • 重耳(上)
    値引きあり
    4.3
    黄土高原の小国曲沃(きょくよく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称(しょう)であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼(よく)を滅ぼして、晋を統一したが……。広漠たる大地にくり広げられる激しい戦闘、消長する幾多の国々。躍動感溢れる長編歴史小説全3巻。
  • 挑戦 巨大外資(上)
    値引きあり
    3.0
    1~2巻449円 (税込)
    米大手製薬会社ワーナー・パーク社の日本法人に30代前半にして経理本部長としてスカウトされた香山岑之は、社全体を把握するコントローラーとして卓越した手腕を発揮して本社からも絶大な信頼を獲得する。しかし、その裏では彼の追い落としを図る陰謀が待ち受け、欲望渦巻く人事抗争に立ち向かうことに。(講談社文庫)
  • 超聴覚者 七川小春 真実への潜入
    値引きあり
    3.4
    九歳の時に受けた遺伝子治療によって聴覚が異常に発達した小春は、勤めていたブラック企業の過酷さに耐えきれず辞職した。再就職が困難を極める中、寿命遺伝子治療薬発売を予定する巨大企業の事業部長から、正社員になる条件として発売阻止を目論む子会社への潜入を持ちかけられる。『真実への盗聴』改題。
  • 蝶々さん(上)
    値引きあり
    4.3
    明治初頭、長崎港外の深堀に士族の娘として生まれた蝶は、父の形見の『学問のすゝめ』を読んで育つ。かくれキリシタンの少女ユリとも仲良しになり、文明開化の夢がふくらむものの、コレラの流行で母と祖母を失って運命は一変。小学校を卒業すると同時に丸山遊郭「水月楼」の女将の養女となって長崎へ向かう。(講談社文庫)
  • 蝶舞う館
    値引きあり
    3.0
    多数派キン族の支配下、経済成長に沸くベトナム。だが中部高原には少数民族モンタニャールの存在がある。ベトナム解放30周年記念番組のロケ中に、女性タレントが誘拐された。叛乱の萌芽か。元戦場カメラマンとともに、奥地へ向かう菱沼大介。そこで目にしたものとは? 弾圧と蜂起、壮烈なる魂の黙示録。(講談社文庫)
  • 散る花もあり
    値引きあり
    3.5
    水産会社のフィリピン進出の尖兵となった越智は、現地で政治トラブルに巻きこまれ、危うく日本に舞い戻る。醜悪な現実に背を向け、故郷で屏息する彼のもとへ、ある日、刑事が訪れた。フィリピンで越智を救った青年ヒラリオが、ゲリラとしての密命をおび、日本に潜入したという。青年を助けねばと、越智は立ち上がった! 冒険小説の白眉。フィリピンでの恩人を案じて再起した男の死闘。男の友情が燃える鮮烈な長編。
  • 中国の歴史(一)
    値引きあり
    4.4
    中国の歴史は奥深い。三皇五帝の時代から夏・殷へ、そして孔子や老子など諸子百家が輩出した群雄割拠の春秋戦国時代へ、数多の英雄が登場し、やがて消え去る。――覇権を争い、権謀術数の渦巻く滔々たる時の流れを、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>
  • 鎮西八郎為朝
    値引きあり
    3.5
    波濤を越えて京をめざす、源為朝の強弓武勇伝――源家の嫡流に生れた源為朝は、2メートルを越す長身に巌(いわお)の筋骨、八人張りの強弓を楽々と引く超人であった。若くして都を追われ、たちまち九州を征したが、保元の乱の京によび戻される。不本意な合戦に敗れて伊豆大島に流されるが、そこには……。南の海に自由を得た清々しい英雄、武者の理想を描く長篇小説。
  • チーム・オベリベリ (上)
    値引きあり
    4.0
    1~2巻631~662円 (税込)
    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • ついてくるもの
    値引きあり
    4.0
    実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。"取り憑かれる"ホラー短編集。
  • 築地ファントムホテル
    値引きあり
    -
    明治5年に焼失した日本初の西洋式ホテル「築地ホテル」。その焼け跡から宿泊客の刺殺体が発見された。謎を追うのは、クリミア戦争、アロー号事件など、歴史的報道写真を多数残した英国人写真家、フェリックス・ベアト。日本人助手とともに捜査を始めた彼は、二重三重に張られた罠の先に、驚愕の真相を見た!
  • 月と太陽
    値引きあり
    4.0
    太平洋上の島に招待されてホラー作家はその双子と会った。皆既日食を見た後、弟のほうが言う。「ぼくらが世界を変えてやるよ」(「絆」)。きみは誰かの獲物になる――奇妙な男にかつて予言された女性からの連絡が絶えた。顔のわからない篤志家は敵だったのか(「瞬きよりも速く」)。圧倒的な想像力で未来の夢を描く傑作!
  • 机の上の仙人 机上庵志異
    値引きあり
    3.0
    小精霊が語るファンタジー、空想豊かな奇譚怪談――小さな草庵と風変わりな小精霊が、ある日悠然と、童話作家の机の上に出現した。着流しに袖無し羽織、半白総髪まげの、方寸と名乗る仙人は、以来作家の眼前に出没し、不思議な物語を語ってきかせ、作家を興趣尽きない別天地に誘う。中国の奇書「聊斎志異」から発想し、日本の風土に合せて鮮やかに換骨奪胎し、趣向を凝らした、知的なショートファンタジー傑作物語集。
  • 佃島ふたり書房
    値引きあり
    3.5
    佃の渡しが消えた東京五輪の年、男は佃島の古書店「ふたり書房」を立ち去った。大逆事件の明治末から高度成長で大変貌をとげる昭和39年まで移ろいゆく東京の下町を背景に庶民の哀歓を描く感動長篇。生年月日がまったく同じ2人の少年が奉公先で知り合い、男の友情を育んでいく。第108回直木賞受賞作品。(講談社文庫)
  • 蔦葛木曽棧(上)
    値引きあり
    4.0
    1~2巻412円 (税込)
    時は室町の末。木曽の領主・義明に愛妾として迎えられた遊女の鳰鳥(におどり)には、秘めた大望があった。イスパニアの司僧であった父を惨殺した義明への復讐である。兄の御嶽冠者もまた御嶽山中深く一党を率いて仇の隙をうかがっていた。兄妹の怨念が数多の妖士怪人を呼び集め、風雲まさに急を告げるとき、妖異壮大な物語の幕は開く! 無類の構想力、ロマンの錬金術師の三大伝奇小説第1作。
  • 蔦重
    値引きあり
    4.3
    2025年、大河ドラマの主人公。 絵師、戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出した 蔦屋重三郎の光と影を描く。 細谷正充さん絶賛! ――吉森大祐、長篇だけでなく短篇の名手でもあったのか。   喜びと悲しみ、希望と絶望、令和の日本人と変わらぬ人間の姿がここにある。 喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴…… 鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。 江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた、連作短編集。
  • 都筑道夫のミステリイ指南
    値引きあり
    -
    第一線のエンタテインメント作家として抜群の実績をもつ著者が、エンタテインメント小説とはどういうものか?どうすればそれを書けるか?を引例しながら平明に説きあかす、好読みもの。怪奇、幻想、SF、パロディなど広範囲なミステリイについて、書くテクニックや読むコツを伝授した「あなたもミステリイ作家/ファンになれる」虎の巻。最も人気のある小説ジャンル=ミステリイを、正しく書き読むための秘法公開! ミステリイの書き方や発想には独得の工夫が必要だ!
  • 妻が椎茸だったころ
    値引きあり
    3.9
    亡き妻の残したレシピをもとに、椎茸と格闘する泰平は、料理教室に通うことにした。不在という存在をユーラモスに綴る表題作のほか、叔母の家に突如あらわれ、家族のように振る舞う男が語る「ハクビシンを飼う」など。日常の片隅に起こる「ちょっと怖くて、愛おしい」五つの偏愛短編集。<泉鏡花賞受賞作>
  • 罪の名前
    値引きあり
    3.7
    1巻485円 (税込)
    深夜、整形外科医・棚田のもとに松雪颯太という青年が運び込まれた。 階段で、誰かに後ろから突き落とされたという。 身寄りもなく、謙虚で穏やかな青年と打ち解けていった棚田は、松雪が病院内で心配なく過ごせるように勤しむ。 だがある日、看護師から信じがたい話を聞き――。 『箱の中』『嫌な奴』の著者がおくる、人間の心の深いところをえぐるような、傑作短編集。
  • 冷たい骨に化粧
    値引きあり
    3.7
    1巻1,316円 (税込)
    このラスト、中毒必須。 いまもっともアツいBL小説界から一般文芸界へ、新たな才能が花開く! ――残酷な世界を生き延びるため、彼女は唇に嘘を纏った。 夕暮れ時に訪ねてきたのは夫の不倫相手だった。(あやか) 「おじいちゃんを殺した」。母と娘の逃避行ともう一つの秘密。(真夜中のドライブ) 愛する妻に殺されたい。男が挑んだのは命を賭けた悪女の証明。(愛妻家) 作り話が得意なミユは、今日もクラスの人気者。(楽しい話をしてあげる) バス停で出会った不思議な女。その声はどこか懐かしかった。(赤い傘) ほか、全9編を収録。 隠し通すと決めた秘密、守るために握った刃、騙し抜いてほしかった甘い言葉。 その正体に気付くとき、9つの衝撃があなたを射貫く。 衝撃の結末を、心してご堪能ください。
  • 艶めき
    値引きあり
    3.0
    舅にできた女友達を通して昔の恋人に再会した和香子。女癖が悪く甲斐性のない別れた夫を思い切れない千絵子。ふと知り合った男と梅の古木を見にいく律子……。平穏な日常のなかで、女の心にはひそやかに蕾が育まれ、躰(からだ)の奥では小さな焔(ほのお)が燃え続ける。
  • 氷柱の声
    値引きあり
    4.3
    語れないと思っていたこと。 言葉にできなかったこと。 東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。 それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。 第165回芥川賞候補作。
  • 鶴亀横丁の風来坊
    値引きあり
    4.0
    浅草の外れにある、気のいい商売人が集まる貧乏長屋。今宵もいささか面倒な揉め事が――鳥羽亮、待望の人情物新シリーズ登場!
  • つるつるの壺
    値引きあり
    3.8
    妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。
  • ツングース特命隊
    値引きあり
    -
    歴史上名高いシベリアの地の果てツングースの原始密林に、世にも不思議な大爆発が発生。日本軍謀略戦の総帥・明石大佐から、この謎を解明せよとの密命を受けた武藤淳平ら6人の男女は、悪戦苦闘して「地獄」の現地へ。だが彼らの前に、怪僧ラスプーチンや妖術師グルジェフたちの凄絶な魔の手が、次々と……。俊英が放つ、史実を超えた波乱万丈の、長編魔境冒険スペクタクル。
  • ていん島の記
    値引きあり
    3.0
    聖山アマンディをいだき、遥か上空、雲の海に浮かぶ島"ていん"。民は山と川と空の三つの部族に分かれ、互いの領分を守って暮らしていたが、天が荒れて作物は育たず、獣の数も激減。長きにわたる凶作と飢えの末、部族間のいがみ合いは深刻化していた。仲間を飢餓から救うため、封じられし狼神の力を望んだ山人のムウマは、山と川の会合が行われた日、川人のライラとともに、空人の少女が川の聖地に墜落するのを目撃し――。決して交わるはずのなかった三人が出会うとき、島の運命は大きく変転する!偽りの平穏に、運命に、抗え。ベストセラー<僕僕先生>シリーズ著者が、新しい時代の幕開けに放つ、英雄冒険ファンタジーの極み!
  • 摘出
    値引きあり
    3.0
    腎移植後、順調に回復していた元新聞記者の容体が急変し死亡した。後輩記者・木村は、不審に思い調査を始める。その頃、劉邦大学の吉岡医師は、殺人の罪に問われるリスクを負いながら、脳死による肝臓移植を行なおうとしていた。二つの移植手術、その背後に隠された秘密に迫る二人! 衝撃の医療サスペンス。
  • テノヒラ幕府株式会社
    値引きあり
    3.7
    フリーターの拓真は、女性社長・寺井サチが切り盛りするアプリ開発企業で住み込みで働くことになった。同期は一流企業から転職してきたビジネスマン・小野里。拓真は一流の流儀を説く小野里と、ベンチャーマインド溢れる社員の間で板挟みになり困惑する。あまりに異なる価値観を持つ人々が集ってしまったテノヒラ幕府。彼ら、そして彼女らは、わかり合うことができるのか? 交差する人間模様の果てに待つ衝撃のラストとは。
  • 天下一統 始皇帝の永遠
    値引きあり
    3.0
    主従の野心が「王国」を築く!いま話題の始皇帝、激動の生涯――質子(ちし)として生まれながら天下統一を成し遂げた初代皇帝を取り巻く圧巻の人間ドラマ! 「戦国七雄」がひしめく中国戦国時代。趙正(ちょうせい・後の始皇帝)は質子として趙の都・邯鄲(かんたん)で生まれた。父・子楚(しそ)が大商人・呂不韋(りょふい)の工作により秦王となるが急死したため、趙正が十三歳で即位する。呂不韋から権力を奪った趙正は韓を攻略。天下一統までの苦難と闘いに満ちた始皇帝の生涯をダイナミックに描く歴史巨編!
  • 天下泰平
    値引きあり
    5.0
    ソ連から復員して会社に戻ってみると、会社は合併されていて元社長は格下げになっていた。熱血漢・立春大吉は、恩顧を受けた元社長の重役復帰を画策するが、会社側の猛反撃を受けて窮地に陥る……。会社内部の派閥抗争、ポスト争い、スパイ合戦などの中で、敢然と闘う独身男・立春大吉、そして彼をめぐる3人の女性を描いたサラリーマン小説の超大作。
  • 天下を取る
    値引きあり
    -
    二流大学卒ながら、エリート人間とはひと味違うバイタリティを社長にみこまれ、東洋物産に入社した大門大太。入社早々、「天下取り」を宣言し、参謀を買って出た同期の亀村兵治、爽快な生き方に惚れた安原沢子らの協力で、次々に難関に体当りを開始する。快男子の型破りな行動を痛快に描く、現代サラリーマン出世物語。
  • 天狗童子
    値引きあり
    4.0
    笛の名手である与平は、あるとき天狗様から、子供のカラス天狗に笛を教えてやってほしい、と依頼される。九郎丸という少年は、不思議なカラス蓑を脱ぐと、人間の姿に早変わり。このカラス蓑がなくなると、カラス天狗の姿に戻れない、と聞く。そして、与平と九郎丸との師弟生活が始まった。次第に九郎丸への愛情がふくらんだ与平は、カラス蓑を焼き捨ててしまおうとするが……。鎌倉・室町時代の背景を見事にとらえ、赤い鳥文学賞を受賞した、戦国歴史ファンタジー。 ◎コロボックルシリーズを生み出した佐藤さとるによる新作! ――ファンタジーのさきがけ、「鬼が島通信」連載時から単行本、ソフトカバー、そして文庫版になるまで改稿に改稿が重ねられた渾身作。鎌倉・室町時代背景の中、師弟関係の愛情、カラス天狗同士の友情、戦が続く混乱の世で生きた人々を見事に描き、村上豊氏の挿絵とともに赤い鳥文学賞を受賞。今までになかった歴史ファンタジー。
  • 天空の翼 地上の星
    値引きあり
    4.0
    天に選ばれたのは、放浪の王。元王族の飛牙は、今やすっかり落ちぶれて詐欺師まがいの放浪者になっていた。ところが故国の政変に巻き込まれ……。疾風怒濤の中華風ファンタジー開幕!【本書は講談社X文庫版です】
  • 転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
    値引きあり
    3.0
    43年前、二重密室から姿を消した女性が国会前のデモの現場に現れた。 当時とまったく同じ容姿で──。 捜索依頼を受けた私立探偵・飛鳥井は「ジン」と名乗っていた彼女の消失事件の調査を引き受ける。 過去の関係者を訪ねるうちに現代日本社会の病理につながる犯罪が浮かび上がる。 新しき社会派ミステリー!
  • 天女湯おれん
    値引きあり
    3.4
    粋で婀娜な、天女湯の女あるじ・おれん23歳。お江戸八丁堀の真ん中にあるこの湯屋には仕掛けがあった。男湯に隠し階段、女湯には隠し戸、どちらも隠し部屋につながっている。おれんは番台に座って男女の仲を取り持つという案配。辻斬り、窃盗、心中、お家騒動。次々と起こる騒動の中、おれんの恋は実るか!?
  • 天女湯おれん これがはじまり
    値引きあり
    -
    人気作『天女湯おれん』の前夜を生き生きと描く。文政十二年、江戸の町を焼き尽くす大火によって、おれんは、義父も湯屋も失ってしまう。幕府が作ったお救い小屋で生活を始めるおれん。しかし、気風の良さで天女と慕われる彼女のもとには、ここでも次々と厄介事が持ち込まれるのだった。湯屋と裏長屋の再建のため、懸命に走るおれんを描く、爽快な人情話(講談社文庫)
  • 天女湯おれん 春色恋ぐるい
    値引きあり
    4.0
    人気戯作者のストーカーとなってしまった後家の恋煩いを治したり、義理の父親から虐待を受けていた娘を救ったり。はたまた、湯屋の中に拵えた知られちゃまずい男女密通の隠し部屋に忍び込まれたり。天女湯の女将おれんは、今日も大忙し。そんな、おれんにも久しぶりの恋の予感が。艶と人情の七編を収録。
  • 天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険
    値引きあり
    4.1
    天平五年の遣唐使は苛酷な運命を辿った。朝貢国中最下位扱いされながらも、多くの人士や書物を満載し帰国の途についた四隻の船団。だが嵐に遭い、判官の平群広成率いる第三船は遙か南方の崑崙国へ漂着する。風土病と海賊の襲撃で、百人を越える乗員はほぼ全滅。軟禁されていた広成ら四人だけがふたたび長安へ向かう惨状ぶり。さらには新羅との関係悪化で、北方の渤海国経由での帰国に賭けることに。天平の「外交官」の見たものは?
  • 天保図録1
    値引きあり
    5.0
    上意! 江戸城老中部屋に呼ばれた将軍家慶の側用人水野美濃守は、老中筆頭水野越前守忠邦から、突然の罷免を告げられた。その瞬間こそ天保の改革の幕あけだったのだ。家慶の信を得た忠邦は野望に燃える鳥居耀蔵を町奉行に抜擢、苛烈ともいえる容赦ない諸改革を断行する。天保政治の実相を壮大に描く時代長編〈全5巻〉
  • 天狼星
    値引きあり
    4.6
    1~3巻463~537円 (税込)
    ファッションモデルが次々に殺され、バラバラ死体が発見された。死体には喰われたらしい痕跡があり、シリウスと名乗る犯人が山科警視に星座にちなんだ12人の女ともう1人、13人の殺人を予告してきた。生涯の宿敵シリウスと相まみえることになった名探偵・伊集院大介。待望の長編伝奇ミステリー。
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(1)
    値引きあり
    4.1
    織田信長が天下布武(てんかふぶ)を掲げた頃、陸奥(みちのく)の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実(まさざね)は、ついに宗家を見切った。戦の天才「北の鬼」九戸政実が、武者揃いの一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡る。著者が故郷を舞台に熱き思いを込めた歴史巨編「陸奥3部作」の最終章、待望の文庫化。(講談社文庫)
  • D支局長の事件簿
    値引きあり
    -
    殺人容疑者の身柄をあずかった新聞社の支局長が、警察も気づかぬ事件の真相を暴く「ガラスの罠」、新聞への奇妙な投書が投げた波紋の意外な結末「満ち足りた生活」など、地方支局を舞台に展開、推理する、異色の連作ミステリー9編。元記者の著者が、難事件を見事に解く記者たちの活躍を、リアルに描く傑作集。
  • ディヴァイン・コンクェスト ―小惑星帯のヒロイン―
    値引きあり
    3.5
    西暦2034年、地球から遥か離れた宇宙では、鉱山資源を狙う海賊が跋扈していた。ある時、資源採掘中の宇宙艇が海賊に襲われるが、怪鳥のごとき翼の戦闘機が現れ、撃退する。操縦する義手の少女・ルフィアは。思考能力を極限に高める違法な技術を使用しており、国連に追われていた……。
  • デッドボール
    値引きあり
    4.1
    仕事なし、彼女なし、借金あり。とにかくツイてない。律儀なことが唯一の取り柄。そんなノボルに持ちかけられたのは、絶対に失敗するはずのない完全誘拐計画。その報酬は一千万円。人生を立て直すためのたった一度の犯罪。そう誓って受けたこの仕事。だが彼は、身に覚えのない事件の殺人犯になっていた。(講談社文庫)
  • 伝説なき地 【新装版】
    値引きあり
    4.3
    伝説も生まれぬベネズエラの涸れた油田地帯には多数の難民が住みつき、マリアという聖女が人々の団結の象徴となる。その中の鍛冶と丹波という屈強な日本人が地主の攻勢に備えた。その土地から希土類(レア・アース)という超伝導素材が大量に発見され、巨億の利権に目が眩んだ男たちの殺戮劇が始まる。南米3部作第3弾! (講談社文庫)
  • 塔
    値引きあり

    -
    春の蝶に誘われた少年の「僕」は、冒険を求めて、曠野の中に聳え立つ塔に行く。塔の中にある部屋々々を遍歴した僕は、権勢を掌握し、不可思議を探り、豪奢に酔い、人間の智慧を極める。次いで愛を得、最後の部屋に到達したとき、僕の前に開けた運命は? 鮮やかな幻想世界を構築した表題作の「塔」、ほか初期の名作6編を収録。
  • Twelve Y.O.
    値引きあり
    3.7
    沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省(ペンタゴン)が、たった1人のテロリストに屈服した瞬間だった。テロリストの名は「12」。最強のコンピュータウィルス「アポトーシス2」と謎の兵器「ウルマ」を使い、米国防総省を脅迫しつづける「12」の正体は? 真の目的は? 圧倒的スケールの江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫)
  • 東京影同心
    値引きあり
    3.0
    金子弥一郎は慶応3年に異例の若さで定町回(じょうまちまわ)り同心となったものの、幕府は瓦解して町奉行も消滅。新政府に仕官した同僚の誘いにも気が進まず、元岡っ引の始めた料理茶屋に居候を決め込んだが、ひょんな縁で佐幕派の「中外新聞」で種取り記者として探索にあたることに。元「八丁堀」同心の矜持を描く傑作長編。(講談社文庫)
  • 東京地検特捜部
    値引きあり
    3.3
    香車勇人。大学助教授から特捜検事へ華麗なる転身を遂げた男。初仕事は、大学不正入試にまつわる事件だった。理事長派は巨額の負債を抱え、仕手集団との関係も疑われる。銀行、ノンバンク、政治家、フィクサー……裏金融の世界に暗躍する男達との対決が始まる。検察捜査の実態を余すところなく描く力作長編!
  • 東京DOLL
    値引きあり
    3.6
    マスター・オブ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームソフト制作者・相良は、新作のモデルに翼のタトゥを背負った少女・ヨリを選ぶ。映像モデルとして完璧な「人形」ぶりを発揮するヨリに、MGの孤独は癒されていく。だが、彼女には愛する男の不幸が見えるという異能があった。東京の今を描いた長編恋愛小説。
  • 東京者がたり
    値引きあり
    3.8
    「東京はいかに私小説作家を形作ったのか」。デビュー作『どうで死ぬ身の一踊り』から、芥川賞受賞作『苦役列車』など、さまざまな作品群の中に描かれてきた東京。東京江戸川区に生まれ、一五歳から東京を流浪したその生き様とともに、土地の思い出と出来事、そして現在への系譜を語る、創作の根源に迫る随筆集。巻末には、新宿生まれの新宿育ちの芸人・玉袋筋太郎氏との特別対談も収録。
  • 峠越え
    値引きあり
    3.9
    弱小の家に生まれ、幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。杓子定規の石川数正、武田の家臣だった穴山梅雪ら、部下たちもくせ者揃い。己の凡庸さを知る家康は、四面楚歌の状況から脱出できるのか? 本能寺の大胆仮説もふくむ大仕掛け、注目の著者の歴史小説!
  • 唐玄宗紀
    値引きあり
    4.0
    則天武后以来の女禍の時代を終わらせ、唐全盛期をもたらした玄宗には影の如き名臣があった。唐6代皇帝、玄宗。彼が「将軍」と呼んだ宦官にして名臣に高力士(こうりきし)があった。二人は女禍の時代に幕を引き、開元の治と呼ばれる繁栄を実現する。しかしやがて、楊貴妃の出現、安禄山の大乱によって国は止め処なく乱れゆく。唐帝国最盛期をもたらした皇帝の一生とその影となり支えた忠臣を見事に描く歴史大河小説。

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