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Posted by ブクログ
ホラーミステリも高評価な著者ですが本作はホラー短編集。ミステリではないので怪異に一定の解釈がつけられることもなく、結末もはっきりしないことが多いです。かと言って怖いシーンや残虐な描写なども抑えめです。
そこに抜群の読みやすさと雰囲気づくりの上手さが加わり、グイグイ引き込まれ、一気に読んでしまいます。
結果、なんか雰囲気に飲み込まれた記憶はあるけど、結局どうなったかは曖昧になり、少し経つとまた本を手に取ってしまう…。結末どころか面白かったかどうかすら曖昧になり、でもまた本を開いてしまうことをやめられず、開けば一気に読んでしまう…本に呼ばれる…、
Posted by ブクログ
再読。湯治の話以外はど」も怖くて楽しかった。
著者は家に関するホラーが得意分野の一つであるが、表題作は異色の設定で怖がらせる感じ。主要な登場人物以外は病者が無機質で、問題の家の無音の不気味さを暗示する。他の家関係の賑やかな怖さと異なるのが一風変わって魅力的。
ドールハウスの話はホラーというよりは不気味という感じ、呪いの話は奇妙な味わいの怖めな幻想小説という感じ。どれも読んで損はないと思う。
最初の短編はこれもあまり派手な立ち回りのない静かな怖さで、男の下心がエンジンになって話が回り始めるのが興味深い。怖い存在の見た目や立ち居振る舞いが全然怖くないのが怖い。あとあとさんは著者の得意な古い家と老人の不気味さを合わせたイレギュラーな味わい、リンゴジュースやオレンジジュースでなくグァバジュースみたいな。
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