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Posted by ブクログ 2020年09月21日
作者が自分の体験や他人から聞いた怪談話を小説に直して読者に提供しているという構成の小説。最初の話はそうでもないな?とも思ったが、順を追うごとに、三津田信三ワールドが炸裂した。すぐ後ろに恐ろしいものが立っている。得体の知れない何かが家の中にいる。この作者が書くそういう類いの話はとにかく怖い。怖くて読む...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月11日
再読。湯治の話以外はど」も怖くて楽しかった。
著者は家に関するホラーが得意分野の一つであるが、表題作は異色の設定で怖がらせる感じ。主要な登場人物以外は病者が無機質で、問題の家の無音の不気味さを暗示する。他の家関係の賑やかな怖さと異なるのが一風変わって魅力的。
ドールハウスの話はホラーというよりは不気...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月07日
雑誌に連載した短編ホラー6編を収録。個人的には鄙びた湯治場で筆者が遭遇する不思議な体験を描いた「湯治場の客」が、ほんのりと色っぽさもあってお気に入り。ほかの作品も少しずつ読後感が異なり、満足感のある一冊に仕上がっている。
また、日下三蔵の解説も、ホラー小説のガイド的な読み方もできる充実したものにな...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月28日
三津田信三の連作ホラー短編集。
いずれも作者が体験した、もしくは友人知人から聞いた話という体裁をとって綴られており、虚虚実実錯綜する臨場感と酩酊感を潜ませている。
個人的には「ドールハウスの怪」が出色の怖さ。
奈良の小学校に転校してきた金貸しの息子が、蔵の二階でドールハウスを発見するが、中に配置...続きを読む
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